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8bitサウンドを奏でるコントローラ型の楽器Lo-Fi SES出資募集中。交換式カートリッジで音色を変更 - Engadget Japanese
 
テキサス州オースティンのスタートアップ Assorted Wires が、昔懐かしい 8bit ゲーム機のサウンドで音楽を奏でられる電子楽器 Lo-Fi SES を発表しました。現在クラウドファンディングサービス Kickstarter にて、製品化のための出資を募集しています。
 

Lo-Fi SES

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14 枚


 
Lo-Fi SES の SES とは、Sound Entertainment System の略。言うまでもなく任天堂ファミリーコンピュータの海外名 NES(Nintendo Entertainment System)をもじった名前です。ファミコンで遊んだ世代なら、あのピコピコサウンドを聴くと、懐かしさとともにかつて熱中したさまざまなゲームの記憶やその BGM が蘇るという人も多いのではないでしょうか。
 
 
Lo-Fi SES の外観は電子回路基板そのものといった趣ですが、形やボタンの配置を見れば、それがコントローラーを模したものであることがわかります。

もちろんボタンにはそれぞれ役割があります。START ボタンは電源ボタンで、押すと Lo-Fi SES が起動。右側の R /O /Y /B(A /B /X /Y)ボタンには、それぞれサンプル音が割り当てられています。

十字ボタンにあたる部分は、上が録音したトラックの消去、下がテンポ設定、左が再生中の演奏を録音、右がリズムトラックの再生に割り当てられています。

そのほか、SELECT ボタンで録音済みトラックを選択し、再生しながら録音すれば音を重ねて多重録音も可能です。なお左右上部の LR ボタンの部分にはエフェクト選択用のノブが付いています。
 
本体中央の上寄りには追加基板用のスロットがあり、オプション基板(カートリッジ)を差し込んでサウンドや機能の追加が可能です。

あらかじめ用意されるのは、ドラムスとメロディ音を入れ替える「Final Sound Adventure」、ややノイジーなギター・エフェクターのような効果を与える「Smashar Bros.」そして PC などに接続するための USB 端子を備える「USB:A link to the hack」の3種類。どれもゲーム名をもじったような名前がついています。

またハードウェアとソフトウェアはオープンソースとして公開するので、カートリッジの自作も可能としています。
 

電源は単4型電池を6本使用。本体裏側に左右3本ずつ別れた電池ソケットは、薄い本体を持ちやすくするためのグリップを兼ねています。

Kickstarter での出資メニューは、Lo-Fi SES 本体のみ入手可能な65ドルの枠から、本体と3種類のオプション基板のうちどれかひとつをセットにした80ドルの枠、本体およびカートリッジをすべてセットとした110ドルの枠など、組み合わせによって多くのバリエーションを用意しています。

キャンペーン開始からまだ2日足らずですが、すでに目標とする合計出資額5000ドルには到達済み。残りの期間で出資額がどこまでのびるか楽しみなところです。Assorted Wiresでは新たなサウンドプリセットなどを収録したカートリッジやソフトウェアツールなどを、ストレッチゴールとして投入することも検討中としています。

なお、Assorted Wires はキャンペーン終了後、可能なかぎり速やかな製品化を行うとしています。今後、不測の事態によるプロジェクト失敗などということがないかぎりは、早期出資枠の対象者に対しては年内、それ以外の枠でも2015年4月ごろには出荷する計画です。
8bitサウンドを奏でるコントローラ型の楽器Lo-Fi SES出資募集中。交換式カートリッジで音色を変更

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