また一段と、隙のないラインナップへと充実が図られることになりそうです。
27日(現地時間)、海外メディアPhone Arenaが伝えるところによると、業界第2位を堅持する台湾MediaTekが、2015年後半にも、新たな2つの64-bit SoCを登場させる計画であることが明らかになりました。
今回公開された、MediaTekの新ロードマップ
Phone Arena曰く、その2つのSoCは、以前に公開されたロードマップの中には存在しておらず、一方のモデルナンバーは「MT6753」になり、「2015年後半」のどこかのタイミングで市場に投入される見込みとのことです。
この「MT6753」は、2014年第4四半期中に大量生産が開始される見込みのハイエンド級SoC「MT6752」の後継モデルとなります。両者共に64-bitアーキテクチャを採用したCPUである「Cortex -53」コアを8つ、そしてGPUに「Mali-T760」を搭載している点で共通しています。そのほか、双方共に1,600万画素までのカメラモジュールをサポート。
しかしながら、その似通った構成の両モデルも、前者が8コアすべて「1.7GHz」で駆動するのに対し、後者は4つが「1.5Ghz」、残り4つが「1.3GHz」で駆動するという、疑似的な「big.LITTLE構造」を採用している点で異なります。
そのほか、両者を明確に区別する点として、「MT6753」では、新たに「CDMA 2000 1x EVDO Rev A」の通信規格への対応を果たしていることが挙げられます。ちなみに両モデル共通で、GSM / WCDMA / TD-SCDMA / TD-LTE / FDD-LTE(Release 9 Category 4)の通信規格にも対応。
以前に公開された、MediaTekの製品ロードマップ
また、この「MT6753」には、“下位モデル” が存在していることを、Phone Arenaは伝えています。名称は「MT6753M」となり、サポートするディスプレイとカメラの解像度は、それぞれ「qHD(960×540)」と「800万画素」までにとどまるとのことですが、その他の詳しいスペックに関しては判然とせず。
ともあれ、MediaTekの誇る、ローエンド級からミッドレンジ級にかけての幅広い需要に対応する豊富なラインナップが、来年にかけてまた一段と隙のない構えを見せることになりそうです。
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。
MediaTek製品はあんまり日本に入ってこないからなんともいえないところだけど、来年はローからハイエンドまでほとんど64bitが当たり前になってるかな?
国内は多分そう
激安中華タブの類はもうちょいかかるかな
A53なんて低性能なCPUを8個集めてもなあ。
最近のAMDみたいなCPUだね(失礼)
何言ってるんだ?
コアが小さいから取り敢えず8個積んで素人を騙そう
という姑息な魂胆が見え見え。64bit!8コア! ってね
A15の2コアのほうが絶対体感上でしょ
AMDのブルは多コアが有効なサーバ用途もカバーする必要があったから
仕方なかった部分も。サーバ用は利益率高いからね