ココア「今日は甘兎庵でお泊りだよ~」
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千早「ちひゃーと付き合うなんて正気ですか?」
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/23(土) 21:10:54.64 ID:qgwWkrtC0
シャロ「ごめんなさい、明日は朝からバイトだから私はそろそろ帰って寝ないと」
ココア「そっかー、じゃあねシャロちゃん」
リゼ「おやすみ、シャロ」
千夜「おやすみなさい、シャロちゃん」
シャロ「おやすみなさい」ガチャ
22:00
ココア「それでね~」
千夜「あらあら」
(通行人「火事だーー!」)
ココア「え?」
リゼ「何っ!? 火事だって!?
千夜「火事? 何処かしら」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/23(土) 21:12:41.80 ID:qgwWkrtC0
通行人があわてて甘兎庵店内に入ってくる
通行人A「甘兎庵さん、大変だっ! お宅の物置小屋が燃えてる!」
リゼ「何だって!? 行くぞっ」ガタッ
千夜「嘘……」
3人が見たのは炎を上げるシャロの家と、携帯電話で通報している通行人の姿だった
通行人B「(ピッ)もしもし、火事です、住所は、こころぴょんぴょん通り2丁目の甘兎庵の隣です」
通行人B「木造の物置が燃えてます、炎と煙がすごいです、早く消防車をお願いします」
通行人B「はい、燃えてるのは家ではないです、なんというか……ぼろい掘立小屋?」
ココア「シャロちゃんは!? シャロちゃんはどこ!?」
リゼ「シャロー!! どこだー!!」
通行人A「どうしたんだ!? 誰か中にいるのか!?」
ココア「友達が住んでるんです! 早寝するって言ってたから、きっとまだ中に……」
通行人A「なんだって……」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/23(土) 21:14:41.60 ID:qgwWkrtC0
リゼ「水だ! 早く水を持ってくるんだ!」
(シャロ「熱ぃ……熱いのぉぉぉぉ……」)
リゼ「シャロ……シャロの声が聞こえた気がする……」
千夜「はい、バケツ……あ」ヨロヨロ、バシャ
リゼ「こんなときに何してるんだ!」
(シャロ「もうだめ……死んじゃうぅぅ……」)
リゼ「!!?」
ココア「はい、リゼちゃん、バケツっ」
リゼ「よし、私がシャロを助けに行く」バシャ
通行人A「待ちたまえ、それは自殺行為だ! 消防車を待つんだ!」
リゼ「待てるわけないだろ! シャロは大事な後輩なんだ!」タタタッ
ココア「リゼちゃん…」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/23(土) 21:16:52.55 ID:qgwWkrtC0
シャロ宅内部
リゼ「シャロー! どこだー! 返事しろー!」
リゼ(くそっ どこだ!? どこにいるんだ!?)
リゼ「シャロー! シャ…げほげほげほっ」
リゼ(思ったより煙がひどいな……だめだ熱い……)ゴォォォォォ
リゼ(ベッドにも……台所……にも……シャロ……どこに………もう息が……)バタッ
シャロ宅前
ウウウゥゥゥゥゥ
サイレンを鳴らして消防車が到着した、消防隊員が降りて放水の準備を始める
消防隊員「火点正面消火栓に部署、60mmホース1線延長、放水急げ!」
消防隊長「関係者の方はいませんか! 火事について情報をお持ちの方はいませんか!」
ココア「大変なんです! 中に友達が!」
消防隊長「何!」
千夜「シャロちゃんがバイトで寝てて、リゼちゃんが助けに、どうしようどうしよう」オロオロ
消防隊長「分かった、ここで待ってるんだ! お友達は我々が助ける!」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/23(土) 21:19:39.06 ID:qgwWkrtC0
シャロ宅内
リゼ(……シャロ……助けられなくてごめん……もう私も……)
消防隊員A「消防隊だ! 誰かいるか!」
リゼ(ここ……に……)
消防隊員A「要救助者発見! おい! 大丈夫か!?」
リゼ(シャロ……が……まだ……中…………)
消防隊員A「今すぐ外に出すから、大丈夫だから!」
消防隊員B「倒壊危険あり! 退避! 緊急退避ー!」
消防隊員A「倒壊だと……この子を抱えて出るぞ、そっち持て!」
消防隊員B「了解!」
リゼ(だめ……シャロ……を…………)
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/23(土) 21:21:02.29 ID:1yd+3Hhf0
これはシャロを被害者に見せかけた巧妙なリゼ殺害計画
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/23(土) 21:22:05.70 ID:qgwWkrtC0
シャロ宅前
消防隊員が1人の少女を抱えて火点建物から脱出すると、野次馬から歓声があがった。
だが、その少女は髪の毛も焼け焦げ、全身ススと火傷だらけで、容姿すら判然としない状態だった。
ココア「なんで……なんで1人だけなの!?」
千夜「1人……どっち!?」
消防隊長「確認してくれ、彼女は君たちのお友達かい?」
ココア「たぶん、このスタイルはリゼちゃんだと思います、モデルガン持ってないですか?」
消防隊長「ああ、確かに懐にモデルガンが入っている。この子が助けに入った子だね」
千夜「じゃあ、シャロちゃんは!?」
消防隊長「我々が捜索を続ける、大丈夫だ、きっと探し出す」
救急隊員「ストレッチャー用意できました、病院搬送しますので誰か付添いをお願いします」
ココア「私が行きます、千夜ちゃんはそこでシャロちゃんが出てくるのを待っててね」
千夜「分かったわ……リゼちゃん、どうか無事で」
ピーポーピーポーピーポー
リゼを収容した救急車は、ココアを乗せ、一路病院を目指した。
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/23(土) 21:25:01.37 ID:SFBJmaRy0
入ったばっかのリゼがこの惨状じゃあ
シャロちゃんもう助からんだろ・・・
シャロちゃんもう助からんだろ・・・
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/23(土) 21:26:03.41 ID:qgwWkrtC0
消防隊員B「だめだ、火勢が強すぎて再突入できないっ」
消防隊員A「建物が倒壊するぞ! 下がれ! 下がれ!」ガラガラガラガラドォォォーーーーン
千夜「嫌あああぁぁぁぁぁぁぁぁ」
消防隊長「落ち着くんだ! まだだめだと決まったわけではない!」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/23(土) 21:28:08.17 ID:qgwWkrtC0
救急車内
救急隊員「(ピッ)もしもし、救命センターですか、救急隊です。傷病者搬送開始しました」
救急隊員「10代後半女性、全身60%熱傷、気道熱傷により呼吸困難、意識混濁……」
ココア「リゼちゃん、がんばって! もうすぐ病院だから!」
リゼ(……痛い…………熱い……苦しい……ここは……どこだ…………私は……どうなった……)
リゼ(シャロ…………あの声は……どこから…………)
(シャロ「おちんぽ熱ぃ……熱いのぉぉぉぉ……」)
(シャロ「そんなに突いたらもうだめ……死んじゃうぅぅ……」)
リゼ(!!?)
おわり
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咲「奇妙な同窓会」