私たちが、QOL事業で最初に主軸として扱う健康に関わるテーマですが、具体的には、
「睡眠と疲労の見える化」です。
人は誰でも睡眠が必要ですし、人は誰でも疲れます。
質の良い睡眠が取れているかどうかは、人の健康に大きな影響を与えていることには
議論の余地がありませんし、疲労が蓄積すると健康維持の妨げになることは、
多くの方が日頃から意識されていると思います。
しかし、どちらも主観的にしか捉えていないことが多く、客観的な見える化を実現しにくいテーマでした。
もし、これを見える化できたら、そこには年齢・性別・言語・文化を問わず、
非常に大きな可能性があるのではないか、というのが、私たちが考えていることです。
もちろん今でも、睡眠状態を測定するさまざまな手段は既に存在しています。
睡眠の見える化については、大きな潜在需要があるはずなのに、
これまで決定的な商品が登場していなかったのは、
お客様に何らかの努力を要求する構造になっていて、
継続が難しかったからではないかと私たちは考えました。
このQOL事業に踏み出そうと私が決断したのは、
この問題を根本的に解決する「Five “Non” Sensing」の実現のメドが立ったからです。
Five “Non” Sensingというのは、これまで計測に必要だった5つのことを不要にして、
睡眠状態・疲労状態を自動計測するというコンセプトです。
Non-Wearableというキーワードだけは、前回の経営方針説明会でもお話ししましたが、
何かを身につける必要がないということです。
多くの方に共感していただけると思いますが、眠るときは、
できるだけ身につけるものは自分にとって快適なものだけで、身軽に眠りたいものです。
何かの機械を腕に巻いたり、特別な寝具に取り替えたりということを求めると、つい忘れたりして、
継続していただきにくくなりますから、
この「身につける必要がない」ということは非常に重要なことだと思っています。
次に、Non-Contact、すなわち「身体に触れる必要がない」ということです。
生体情報を読み取るには、身体に直接センサーを取り付けるのが都合が良いのですが、
眠るときに異物を付けて寝ることを好む方はいないはずです。
ですから、非接触で計測ができる、ということも、とても重要なポイントになります。
さらにNon-Operating、すなわち「操作の必要がない」ということは、
継続していただくうえで重要なポイントです。
寝入りや寝起きは、いつも頭脳明晰な状態ではないのですから、
ベッドまたは布団で寝るだけなのか、寝たり起きたりしたときに操作が必要なのか、
ということで、継続ができるかどうかが大きく変わります。
そして、Non-Waiting、すなわち「測定を待つ必要がない」ということがあります。
生体情報の計測には、センシングから分析まで一定の時間がどうしても必要です。
これは、「Wiiバイタリティセンサー」に取り組んだときもどうしてもうまく解決できなかったポイントでした。
でも、もし、睡眠の間に自動計測ができ、操作も不要にできるなら、
お客様をお待たせする必要がない計測が可能になります。
そして最後のポイントですが、Non-Installation Efforts、すなわち「設置の手間が不要である」ということです。
始めていただくうえで、これも大きなポイントになります。
このFive “Non” Sensingのコンセプトで、睡眠状態を自動計測することで、
睡眠と疲労を見える化するというのが、任天堂のQOL事業第1弾のコンセプトになります。
■2014年10月30日(木)経営方針説明会 / 第2四半期決算説明会
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Author:バルカズ
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