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DMM、秋葉原にハードウェアスタートアップの聖地となるシェアスペースを開設 : ギズモード・ジャパン

DMM、秋葉原にハードウェアスタートアップの聖地となるシェアスペースを開設

2014.10.31 23:00
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利用料金は月1万5,000円から!

11月11日(火)、DMM.comが新たなモノ作りスペース「DMM.make AKIBA」をオープンします。場所は秋葉原の富士ソフト秋葉原ビル。ヨドバシカメラマルチメディアAkibaそば、線路向こうですがUDXのお隣になる、駅からも見えるあのでっかいビルの10~12階を使った、広大なシェアスペースです。

3Dプリントサービスにチカラを入れてきたDMM.comの新たなチャレンジとなりますが、その規模は想像をはるかに超えるものでした。


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DMM.make AKIBA Studio」と名付けられた10階は、ハードウェア開発・検証に必要な造形設備や電子機器設備を揃えたスペース。


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ひろーい工作室にはレーザーカッター5軸CNCといったモノ作り系機材や、梱包振動試験機、熱衝撃試験機、恒温槽、耐水試験装置といった実験装置が揃います。


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まだ工事中でしたが、総務省の許可を取る前の無線機器を実験できる電波暗室もどーんと。このドアの厚みに気圧されます。


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トンコツのナベじゃありません。耐水試験装置です。こういった機器を使って、防水アイテムの試作・実験ができるんですね。


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1GHzまで対応したオシロスコープ、実体顕微鏡、シグナルジェネレータ、USBアナライザなどを用いて回路研究・設計が行えるスペースも。


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クリーンルームには、人間の手では実装できそうにないミリレベルのチップ部品もハイスピードで半田付けしてくれるチップマウンタ、自動半田印刷機が備わっています。


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すべてが、専門の工場や大手メーカーが導入するような設備で、機材総額は5億円。これだけハイクオリティの施設が月々1万5,000円から使い放題なんです。太っ腹すぎます。


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それだけではありません。焼付器つき塗装ブースや、


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シルク印刷ブースにUVプリンター、業務用ミシンに真空注型機なども勢揃い。これらはガジェットの外装製作に使うだけではなく、スマホケースやフィギュア、衣類といったアイテムだって作れるでしょうね。

11階は「DMM.make AKIBA Hub」。3Dプリンターが設置されるほか、ハードウェアスタートアップのコンサルティングスペースで、造形、部品選定、企業資金調達などの相談にのってくれます。


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そして12階は「DMM.make AKIBA Base」。イベント&オフィススペースです。1/1スケールのシャンパン専門スタンディングバー「awabar 六本木」もありますよ。

フリーアドレスエリアだけを使うプランの月額は2万円。24時間利用できることを考えると、これまたリーズナブルです。モノ作りに携わる方だけではなく、広く利用者を集めるとのこと。メディアのエディター、ライターや、ブロガーにとってもメリット大のプランですね。

またStudio&Baseのフリーアドレスエリアを使う方向けのプランは月3万円、すべての施設が使える個室は12万円~となっています。


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左からCerevo代表取締役の岩佐琢磨氏、DMM.make AKIBA総支配人吉田賢造氏、ABBLab代表取締役の小笠原治氏。


そこでハードウェアスタートアップ支援事業を行っているABBALabと、どこにも売っていない製品を100カ国に売るグローバルニッチなプロダクツを開発しているCerevoDMM.comがタッグを組み、「DMM.make AKIBA」が実現しました。

メイカー時代が到来した現在ですが、日本国内に製品作りを最初から最後まで行えるような施設はいままでなかったとのこと。

モノを作りたい人をモノを作れる人を繋げて、資金とノウハウと場所と設備を提供する場として機能し、基板量産、金型生産、金型修正、PSEの本試験と製品の量産以外はこの施設内で行えるとのこと。面白い人たちが集まりそうですし、これは今後の動向が楽しみです。


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あとスタッフも急募だって!


source: DMM.make AKIBA,ABBALab,Cerevo,DMM.com

(武者良太)

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