MCXグループのMeijer、Apple PayとCurrentCの併用を発表
まだまだ収束しなさそう。
ここ数日ホットなApple Pay対CurrentCの戦争に、新たなニュースが加わりました。なんとApple Payに反旗を翻した、MCX(Merchant Customer Exchange、CurrentCをサポートするコンソーシアム)の一員であるアメリカ南西部を拠点としたチェーン店Meijerが、引き続きApple Payにも対応することを発表したとのことです。
この戦争はMCXに属する大手チェーン店が、Apple Payの使用をサポートしないと発表したことから幕を開けました。MCXには今の所、世界最大の小売チェーン「ウォルマート」、米小売第2位の「ターゲット」、7,700店舗を抱える米薬局最大チェーン「CVSファーマシー」それに「ライト・エイド」(約4,570店舗)が参入を発表しているそうです(「CVSファーマシー」と「ライト・エイド」はApple Payからの乗り換えを先日発表しました)。MCXは独自のモバイルデバイス支払いシステムCurrentCを開発し、Apple Payに対抗しようとしていますが、それがなんとも言えない酷い仕上がり。サインアップの時点で、銀行口座情報の登録を要求されるやら(クレジットカード会社に払う手数料を節約したいのでしょうか)、支払いはQRコードを使うやら、なんとも面倒なシステムを利用しているんです。使い方がとても簡単なNFC対応のApple Payに比べ、このCurrentCはちょっと酷すぎます。
問題はまだまだあります。まずMCXグループの店では、既存のApple Pay対応のシステムがあるにもかかわらず、わざわざこちらのCurrentCに乗り換えるということ。そして、まだ実際の使用が始まってないにもかかわらず、すでにハックされてしまったことなど、とにかく問題が尽きません。
というような状況下で、今回のニュースが飛び込んできた始末です。実はニューヨーク・タイムズ紙が報じたところによると、すでにCurrentCと契約している業者は、Apple Payの導入が契約違反にあたるといわれています。にもかかわらず、213店舗を抱えるMeijerは、今後Apple PayとCurrentCを併用していくようです。MLiveによると、MeijerのスポークスマンGuglielmiさんは、
同チェーンが今まで使ってきたシステムを取り除いたり、使えなくしたりするようなことはしないつもりだと語っているそうです。
消費者からすると、どこのチェーンでもApple PayとCurrentCを併用してもらったほうが、払いやすいのになーっとか思ってしまいますが、それは禁句なのでしょうかね。
source: MLive
Mario Aguilar - Gizmodo US[原文]
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