美希「ハニーをお姉ちゃんに寝取られたの……」
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クリスタ「え?もう出ちゃったの?」シコシコ
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 16:34:34.87
ガチャッ
美希「おはようなのー!」
美希「あれ? 誰もいないのかな、ハニー?」
美希「むー、一人じゃつまらないの。……あれ? 会議室、電気付いてる」
美希「社長さんかな……声が」
美希「んー聞こえずらい……」
P「……菜緒」
美希「え? ハ、ハニー……? な、菜緒ってお姉ちゃん……ち、違うの! きっと違う菜緒さん……」
菜緒「プロデューサー……」
P「……あぁ」
菜緒「……美希のことは、もう……」
美希「……え?」
菜緒「だから……もっと……」
P「あぁ……」
美希「う、嘘なの……そ、そんなの嘘なの!!」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 16:40:26.06
菜緒「それじゃあ、失礼します」
P「すみません、わざわざ来てもらって」
菜緒「いえ、それじゃあ」
P「……ふぅ」
美希「……」
P「ってうわっ! び、びっくりさせるなよ、いつからいたんだ、美希」
美希「……今の」
P「え? あ、あぁ。美希のお姉さんだ」
美希「……」
P「いやぁでもいいお姉さんを持ったよな、美希も」
美希「っ……」
P「美希もちゃんと見習って……」
パシーン
P「痛っ!」
美希「ハニーのバカっ!!」 ダッ
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 16:44:28.48
小鳥「わっ! とっと……あ、おはようございます」
P「あ、音無さん……いてて」
小鳥「……今の感じだと、美希ちゃんにやられちゃったんですか?」
P「まあそんな感じで……あはは、なんでしょうね」
小鳥「なんでしょうねって、見当はついてるんですよね? だって美希ちゃん泣いてましたし」
P「え? うーん……やっぱりお姉さんと比べたのが悪かったのか……」
小鳥「え?」
P「実は……」
小鳥「はぁ、そういうことですか」
P「まあ確かに美希としてはしっかりもののお姉さん、っていうとコンプレックスになる可能性はありますけど」
小鳥「うーん、でも美希ちゃんがそこまで……」
P「何か思い当たる節が?」
小鳥「あ、いえ。でもたまーに話してくれるんですよ。お姉さんの話。だから嫌いだったりするはずはないと思うんですけど……」
P「うーん……」
小鳥「やっぱりこういうのは本人に聞いてみるのが一番かも」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 16:47:49.06
P「……あの感じだと、俺また殴られかねないかなぁなんて」
小鳥「はぁ……わかりました、そういうことなら私が行きますよ」
P「すみません、今度何かおごりますから」
小鳥「ホントですか! そういうことなら! ……って、なんか私がもので動くみたいじゃないですか!」
P「いや実際そうじゃ……」
小鳥「あー私忙しいんだったー」
P「すみませんでした!!」
小鳥「全くもう……なんだかんだ丸めこまれちゃって」
小鳥「美希ちゃんがあんなになってるのに、そんな何かおごるとか。……まあつられる私も私だけど」
小鳥「プロデューサーさんはそんなに重く考えてないんだろうけどなぁ。さてと……」
小鳥「あ、いたいた。美希ちゃーん」
美希「……」
小鳥「美希ちゃん?」
美希「……小鳥?」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 16:50:05.44
小鳥「一体どうしたの?」
美希「……」
小鳥「お姉さんと、何か関係があるの?」
美希「……ミキ」
小鳥「うん?」
美希「ハニーを、お姉ちゃんに寝取られたの……」
小鳥「え?」
美希「……」
小鳥「え? ちょ、ちょっと待って? 寝取られた……ってそんな昼ドラじゃあるまいし!」
美希「……ぐすっ」
小鳥「……何か、あるのね。ゆっくりでいいから、話してみない?」
美希「小鳥……うん」
小鳥「さっき事務所での話は聞いたけど、その前に何かあったの?」
美希「……昨日、かな。そういえばお姉ちゃんと話してたの」
――
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 16:59:49.17
トントン
菜緒「美希、入るよ」
美希「うん」
菜緒「お風呂、入らないなら私先に入るけど」
美希「いいよー」
菜緒「そう、じゃあ先にもらうわね」
美希「~~♪」
菜緒「美希、上がったから」
美希「うん!」
菜緒「……入らないの?」
美希「あとで入るから~」
菜緒「後でって、明日もお仕事でしょ?」
美希「んー」
菜緒「……そんなに携帯にかじりついて、何? また彼氏でもできたの?」
美希「彼氏……とは違うかな」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 17:52:05.58
菜緒「まあアンタのことだし、付き合ってみたって言っても誰も家に連れてきたことなかったしね」
美希「だってどの男の子もつまんないんだもん。どうしてもって子がいたときはもしかしてって思ったけど」
菜緒「あれでしょ? 相手が興奮のあまり風邪ひいてデートに来れなくて」
美希「うん。でもミキどっちでもよかったから」
菜緒「それ以外にもその日中に別れた、とかもう私にまで話が届くってアンタどんだけよ……」
美希「ミキのせいじゃないって思うけど」
菜緒「……じゃなくて、彼氏とは違うって何よ。美希らしくもない言い回しで」
美希「あっ……うん。これはハニーなの」
菜緒「ハ……これはまたどうして?」
美希「ハニーはハニーなの。ミキのことキラキラさせてくれるって言ってくれて」
美希「だから今、ミキ今すっごく楽しいの。アイドル続けてるのもハニーのおかげなの!」
菜緒「……まさか、プロデューサーさん?」
美希「えっ、お姉ちゃんわかるの!?」
菜緒「いや……なんとなく。っていうか、それどうなのよ……」
美希「何が?」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 18:10:13.72
菜緒「ハニーって、美希アンタまさか仕事中にもそんな風に呼んでたり……」
美希「するよ? だってハニーはハニーだもん」
菜緒「い、いやあのね、美希。そのハニーって思うことは別に構わないだろうけど仕事中まではちょっとさ……」
美希「どうして?」
菜緒「だって普通考えたらわかるじゃない。もしファンの人が聞いたらどうするの?」
美希「?」
菜緒「あらぬ噂が立つかもしれないでしょ?」
美希「えー……じゃあどうすればいいの?」
菜緒「どうって、普通にプロデューサーさん、って呼ぶのが一番でしょう」
美希「でも、ハニーは……」
菜緒「はぁ……美希がプロデューサーさんのことを好きなのはわかったわ。でもそれならなおさらハニー、って呼ぶのは辞めた方が」
美希「もー! いいの! 今までもハニーはハニーだったからきっと大丈夫なの!」
菜緒「み、美希……」
美希「お姉ちゃんにはわかんないの!」
菜緒「わかった、わかったから……でもお風呂には早くはいりなさいね?」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 18:14:54.24
バタン
菜緒「なるほど……最近噂すら聞かないと思ったらそういうこと……」
菜緒「何かあってからじゃ遅いし……一応話だけでも聞いてこようかしら」
――
小鳥「……なるほどね」
美希「それでね、今日の朝事務所に行ったら……」
小鳥「……な、なんと」
美希「お姉ちゃん、きっとミキがいう事聞かないからって、ハニーのこと取ったの……」
小鳥「い、いやでもそんな、勘違いじゃ……」
美希「ううん、ミキちゃんと聞いたの。美希のことはもう、って」
美希「ミキと付き合ってたらハニーもダメになっちゃうとか、きっとそんなこと言ってお姉ちゃんが寝取ったの!」
小鳥「ちょ、ちょっと落ち着いて美希ちゃん……」
美希「うっ、ぐすっ……ひどいの……」
小鳥「よしよし……」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 18:18:30.38
小鳥「……落ち着いた?」
美希「うん……ごめんね、小鳥」
小鳥「それはいいのよ、それで」
美希「……」
小鳥「何にしろ本人に聞かなきゃわからないことだけど……」
小鳥「美希ちゃんもお姉さんの言う通りハニーって呼んじゃいけないことはわかってるのよね?」
美希「……わかるけど、やっぱりハニーって呼んじゃうの」
美希「ずっとずっとハニーって呼んで、ハニーもちゃんと美希って呼んでくれるから」
小鳥「そっか……」
美希「でも、お姉ちゃんに言われて、ほんのちょっとだけ、まずいかもって思ったから」
美希「次からできるだけ、プロデューサーって呼ぼうと思ったのに……お姉ちゃんのバカ……」
小鳥「なるほど……でも、お姉さんがそんなこと……」
美希「してたの……きっと今頃二人で……うっ、ぐすっ……」
小鳥「わ、わっ! そんなことないって! ね?」
美希「……」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 18:22:23.08
小鳥(でもやっぱりお姉さんのいう事を聞こうとしてたってことは一応信頼はしてるようね)
小鳥(でも……もし、万が一二人があらぬ関係だったら……)
~~
菜緒「すみません、急に」
P「いや、こちらこそ。わざわざ申し訳ないです。それで、用件っていうのは」
菜緒「……美希の件なんですけど」
P「まあそうですよね」
菜緒「あの、プロデューサーさんのことをハニーと呼ぶそうで」
P「あぁ……でも、俺は別に」
菜緒「そこで、一つお願いが……」
P「えぇ、なんでしょう」
菜緒「私じゃ、ダメでしょうか」
P「……え?」
菜緒「美希程、胸はないですけど……これも美希のため」
P「ちょ、ちょっとお姉さん?」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 18:26:29.39
菜緒「私がプロデューサーさんの彼女になれば、美希がいくらハニーと言おうと噂は立ちませんよ」
P「い、いやしかし……」
菜緒「ダメ、ですか?」
P「……ゴクリ」
P(確かに美希ほどではないが……すべてにおいてバランスのいい……)
P(それに加えてこの礼儀正しさ、まさに……パーフェクト)
P「……俺なんかでいいんですか?」
菜緒「えぇ、むしろ私なんかで……」
P「俺はもう、全然。確かに、これで美希のこと……しっかりプロデュースできそうです」
菜緒「嬉しい……それを聞いて安心しました。これも、美希のためですから」
P「えぇ……」
菜緒「プロデューサーさん……」
P「……お姉さん」
菜緒「プロデューサーさん、美希のことは、もう忘れて……菜緒って呼んでください……」
P「……菜緒、さん」
~~~
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 18:29:37.64
小鳥(……あり得るわっ!)
小鳥(姉妹の超えた禁断の愛……これは、もしかするともしかしてしまう……)
美希「小鳥? ねぇ小鳥ってば」
小鳥「へっ? あ、ご、ごめんなさい美希ちゃん!」
美希「……ミキちゃんと本当のこと知りたい」
小鳥「あ……」
美希「もし、ちゃんとハニーが……そう思ってるなら美希も……」
小鳥「……うん、とりあえずちゃんとお話しようか」
小鳥「というわけで、帰ってきました」
P「お、おかえり美希」
美希「……」
P「あ、あらら……」
美希「……ちょっと電話してくるの」
小鳥「あ、う、うん」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 18:33:11.51
美希「……お姉ちゃん」
菜緒「美希、どうしたの?」
美希「さっき、事務所に来たよね?」
菜緒「あ、えぇ。なんでわかったの……?」
美希「出ていくとき、見たの」
菜緒「あぁ……それで?」
美希「……事務所に、来てほしいの」
菜緒「何? 私が勝手にプロデューサーさんとお話したこと、怒ってるの?」
美希「いいから来て……」
菜緒「……わかったわよ。まだやることあるから、終わったらね」
美希「今すぐ来て」
菜緒「そ、そんな無茶言わないでよ……」
美希「待ってるから」
ブツッ
菜緒「え? ちょ、美希? ……なんなのよもう」
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 18:38:09.79
菜緒「そういうわけで……」
P「え? お姉さん?」
小鳥「一応そろったわね……」
P「ちょ、ちょっと美希……怒ってたのは俺のせいじゃないのか?」
美希「……」
菜緒「もしかして、私がプロデューサーさんとお話してたから……」
P「え? い、いや流石にそこまで……」
バンッ
P「!」ビクッ
美希「……お姉ちゃん」
菜緒「な、何よ……」
美希「どうして、ハニーを……」
菜緒「え? い、いやだって美希が心配だから……」
美希「だからって……」
菜緒「そ、その勝手にきたことは謝るけど……」
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 18:43:17.99
P「ちょっと美希、話が見えないんだが……」
美希「ハニーは黙ってて!」
P「……はい」
菜緒「ねぇ、美希? ちゃんと話して? 何がいけなかったの?」
美希「……お姉ちゃんが」
菜緒「うん……」
美希「お姉ちゃんが、ハニーのこと寝取るから……」
菜緒「……ん?」
P「……え?」
美希「……」
P「ちょ、ちょっとお前美希! 何言ってるんだよ急に! す、すみませんお姉さん!」
菜緒「い、いやこちらこそ……というか、美希? 一体どういうつもりで……」
美希「だって、だってぇ……」
菜緒「……プロデューサーさん、ここは私が話してみます。ちょっとすみません」
P「あ、はい……ちょっと音無さん! これどうなってるんですか!」
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 18:51:04.33
小鳥「わかりますよ……禁断の愛、ですよね」
P「は、はい?」
小鳥「でも、美希ちゃんが許してくれるかどうか……」
P「だから何を……」
美希「……」
菜緒「一体どうしたの。そんな物騒な単語……」
美希「だって、お姉ちゃん会議室でハニーといたでしょ?」
菜緒「え? まあ、そうね」
美希「そのとき、聞こえたの……美希のことはもう、って」
菜緒「美希の……あぁ!」
美希「……」
菜緒「なんだ、あの時聞かれてたの……って普通そんな勘違い……」
美希「……何が?」
菜緒「あのね、美希。私は……」
――
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 19:02:40.16
菜緒「すみません、急に」
P「いや、こちらこそ。わざわざ申し訳ないです。それで、用件っていうのは」
菜緒「美希の件なんですけど……」
P「まあそうですよね」
菜緒「あの、プロデューサーさんのことをハニーと呼ぶそうで」
P「あぁ……でも、俺は別に」
菜緒「そこで、一つお願いが……」
P「えぇ、なんでしょう」
菜緒「できるだけ甘やかさないでもらいたいんです」
P「といいますと?」
菜緒「その美希のことを全く信じてないわけじゃないんです。でもあの子やっぱりそういうところあるので」
菜緒「仕事ってなると真剣になるのも知ってます。そういうところを含めてちゃんと仕事っていうのをやらせてあげたくて」
P「なるほど……お姉さんのいう事はわかります」
菜緒「それじゃあ……」
P「でも、美希も美希なりに頑張ってるんですよ」
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 19:11:42.85
菜緒「それは……」
P「えぇ、周知だとは思います。でも、それは多分思っている以上で」
P「彼女、美希が頑張れるのは俺のおかげだと言ってくれる。正直これほど嬉しいことはないですよ」
菜緒「……」
P「自分としては、もちろんプロデューサーとアイドルっていう線引きは必要だと思ってます」
P「でもそれとは逆に、ある程度近くまで行って接すことも重要だと思うんです。それは物理的な距離じゃなくて精神的な」
菜緒「なるほど……」
P「その一環として、ある程度頑張れたご褒美。っていうと何様といった感じですが」
P「……今の今まで、俺たちはそれで頑張ってこれたので」
菜緒「……プロデューサーさん」
P「はい」
菜緒「すみません、その、関係のない人間がとやかく言ってしまって」
P「いえそんな。確かに少し前までの自分だったら未熟で、取り返しのつかないことをしていたかも」
菜緒「そんなこと、ここまで情熱を注いでくれてる方がプロデューサーと知って安心しました」
P「そういっていただけるとこちらとしても。……でも、自分も思いました、まだまだだって」
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 19:24:26.80
菜緒「え?」
P「普通、そこまで考えないです。姉妹のために」
菜緒「あ、いや……」
P「いえいえ、もちろん褒めてるんですけど。仲のいい姉妹なんだなと改めて」
菜緒「あ、まあ……なんだかんだ言って手間のかかる子は可愛いと言いますかね……」
P「あはは、わかります。僕も同じ気持ちなので」
菜緒「……それじゃあ、美希のことは、もう全部プロデューサーさんにお任せしますね」
P「え?」
菜緒「……私は信じてます。だからもっと、あの子を輝かせてあげてください」
P「あぁ、ははっ……そこまで言われると無理とは言えないですよね。……えぇ、任せてください!」
菜緒「……ふふっ、期待してますから。私も、あの子、美希のファンの一人ですから」
――
美希「……それ、ホント?」
菜緒「当たり前じゃない。そこまで怪しい会話はなかったと思ったのに、アンタって子は……」
美希「お姉ちゃんはハニーに何もしてないの……?」
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 19:38:38.88
菜緒「……アンタ相手に男がらみで勝負しようなんて考えないわよ。まあそれ以前の問題だけど」
美希「そっか……」
菜緒「……ごめんね、お姉ちゃんちょっと心配し過ぎたみたい」
美希「え?」
菜緒「美希もずっと手のかかる子じゃない、今じゃ人気アイドルだ。そんな呼び方一つで勝手に事務所に来たりなんかして」
美希「う、ううん! ミキも、ごめんなさい……お姉ちゃんにひどいこと言って……」
美希「せっかく心配してもらったのに……」
菜緒「いいのよ、それくらい手間がかからなきゃアンタらしくないもの」
美希「うぅ、ぐすっ……お姉ちゃん……」
菜緒「美希……抱き着くのはいいけど、苦し……」
美希「……え?」
菜緒「……なんでもない。さてと、まだ謝らなきゃいけないでしょう?」
美希「あ……うん」
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 19:46:41.28
ガチャッ
P「お」
美希「……」
菜緒「お待たせしました」
P「……美希、あのさ」
美希「ごめんなさい!」
P「え?」
美希「ミキ、勘違いして……本当にごめんなさい!」
P「あ、いや、それはいいんだが。お姉さんとはちゃんと、話できたのか?」
美希「うん……お姉ちゃんもハニーも、ミキのこと考えてくれて……」
菜緒「あ、あはは……」
P「あぁ、どうも……」
小鳥「……あら? これはもしかして本当にいい雰囲気?」
P「なっ!? ちょ、ちょっと音無さん何を……」
美希「えっ? ハニー、お姉ちゃん?」
127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 19:52:28.77
P「勘弁してくれ……お姉さんの方からもなんとか……」
菜緒「……ふふっ、いつまでも調子に乗ってると、本当に取っちゃうわよ?」
P「……はい?」
美希「だ、ダメなの! お姉ちゃんでもハニーは絶対渡さないの!」
P「お、おいおい……」
菜緒「うふふっ、その意気ならまだまだ安心ね」
P「あの……お姉さん?」
美希「ハニーこっちなの!」
P「ちょ、ちょっとミキ!」
菜緒「あらあら……これじゃ、逆効果だったかも。……あれ?」
小鳥「……うふふっ、やっぱりいいわねぇ……え?」
菜緒「……どうも」
小鳥「……あ、どうも」
小鳥(これは、同じ匂い!!)
小鳥「美希ちゃんのお姉さんですよね!」
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 19:56:14.76
菜緒「え? あ、そ、そうですけど……」
小鳥「私、事務員の音無って言います! よかったらこの後飲みに行きましょう! 独身女子で!」
菜緒「あ、え、えっと……」
小鳥「さぁさぁ!!」
菜緒「ちょ、ちょっと待……」
美希「ハニー!」
P「や、やめろって美希!」
菜緒「ふふっ……頑張ってね、美希」
菜緒「……独身って言いましたか音無さん」
小鳥「え? は、はい」
菜緒「行きましょう!」
小鳥「……はい!!」
完
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 19:58:37.43
乙!
奈緒さんのお姉さんんっぷりが最高だった
奈緒さんのお姉さんんっぷりが最高だった
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