妄想を具現化するマッチ 燐寸少女 「イケない妄想に火を灯しましょう」
鈴木小波氏のコミックス「燐寸少女」【AA】が、アキバでは30日に発売になった(正式発売日は11月4日)。
「燐寸少女」【AA】には、第1話〜第6話の「妄想と願望」、「至高の本質」、「心の裏」、「東京タワー」、「妄想の休日」、「本当の願い」の6話を収録し、
コミックス情報は『――火が点いている間に思った妄想が具現化する「妄想燐寸」は要りませんか?ただし、妄想用であって願望用ではありません』とかで、オビ謳い文句は『イケない妄想に火を灯しましょう。妄想が具現化する妄想燐寸。謎の少女リンに誘われ奏でる、ちょっぴり苦い童話集』だった。
アキバのお店では、とら秋葉原店AのPOPが『謎の少女が売るマッチで擦り出す、人々の心に秘めた欲と願いの人間ドラマ ここに点火』、ZIN秋葉原店のPOPは『妄想と現実 どちらが甘いかしょっぱいか。燐寸売りの少女が誘う異界への入り口…』だった。
私、マッチ売りのリンと申します。こちらのマッチは、火が点いている間に思った事、つまり「妄想」が具現化できる「妄想マッチ」です。妄想は少々過大表現ですが、レトロ調でオシャレですよ。ただし本製品は「妄想用」であり「願望用」ではございません。責任も覚悟も必要ございません。それでもよろしいならいかがでしょうか。マッチはいりませんか 裏表紙
徒然なる一日さんの感想は『作風は結構重いです。かなりノスタルジックと言うかレトロな雰囲気で臨場感が半端ないです。「笑ゥせぇるすまん」を彷彿させるような自爆っぷりと破滅っぷりに唖然呆然(;^ω^)心の裏側とか、深層心理にグサッと刺さるような演出がマジでスケール大きいです』、『自尊心、プライド、偶像、願望…様々な心の葛藤が渦巻く…そんな心理描写と臨場感溢れる作風がとっても心惹かれる…そんな単行本でした』などを書かれている。
なお、鈴木小波氏は『同人版「燐寸少女」もご興味ありましたらどうぞ!』とツイートされていて、2013年冬に出された同人版「燐寸少女」には『2007年〜2009年 講談社 週刊モーニング増刊 MANDALA vol.1〜3 に掲載された「燐寸少女」「斑路通り」「ココロジキ」三作品を再録』してるみたい。
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「燐寸少女」コミックス情報
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【感想リンク】
心の裏側とか、深層心理にグサッと刺さるような演出がマジでスケール大きいです
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