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科学が作り上げた10のミュータント生物 (閲覧注意) : カラパイア

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 食に関心があるなら、遺伝子組み換え生物(GMO)について聞いたことがあるだろう。GMOは野生生物にとって不自然で忌まわしいことだと言う者もいれば、科学の進歩のためには不可欠なものだという意見もある。科学が自然に手を加えることは、有益なこともあれば失敗もある。しかし、GMOを利用することによって、明らかに異形なニュータントが生まれることもあるのだ。
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1. 通常より排泄物中のリンが65%少ないブタ

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 排泄物中のリンが通常より65%少なくなるよう遺伝子操作された生物は、限定的だが認可されている。この手のブタは環境に優しいとみられている。


2. 羽毛のないチキン

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 イスラエルの科学者が、始めから羽毛のない新しいタイプのチキンをつくり出した。毛をむしる時間が節約でき、さらに飼育コストも減らせて、環境に優しいというわけだ。科学者によると、通常のブロイラーとネイキッド・ネック(首とおしりに羽毛がない品種)から作られているので安全だという。

イスラエルの科学者が異種交配させて作り上げた毛のないニワトリ



3. 多色ニンジン

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 こうしたカラフルなニンジンはサラダに彩りを加えるだけでなく、ちゃんとカルシウムも含んでいるという。


4. 透明カエル

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 身体がガラス張りになっているこうしたカエルは、皮膚を通して内臓が見えるように改造されたミュータント。世界中の科学者にとって、生物の臓器がどういった働きをしているか、どのように病気が広がるのか、ガンの進行具合を見る大きな助けになる。

【動画】内臓が透けて見える「透明なカエル」を大量に生み出すことに成功(広島大)


 自然界にも透明カエルは存在するが、希少生物なので実験には使用できない。

内臓が透けて見える透明なカエル、グラスフロッグを間近で観察(動画あり)



5. 背中に耳のあるマウス

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 のマウスは、人間に軟骨組織を移植したらどうなるか、実際に見せるために作られた。吸収性ポリエステル組織に牛の軟骨細胞を染み込ませて、無毛マウスの皮膚下に移植した。拒絶反応を防ぐために、たいていは免疫不全マウスが使われる。


6. 蛍光色に輝く魚

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 1999年、シンガポール国立大学のジヤン・ゴンらは、緑色蛍光タンパク質(GFP)という遺伝子の研究をしていた。この遺伝子はもともと自然界で明るいグリーンの発光をするクラゲから抽出したもの。これを熱帯魚のゼブラフィッシュの胚に注入し、そのゲノムと合体させた。その結果、ゼブラフィッシュは自然の白熱光や紫外線光のもとで明るい蛍光色に輝くようになった。


7. プルオット(プラム+アプリコット)

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 プラムやアプリコットは単体でもおいしい果物だが、これらをかけあわせたものがプルオット。非常に風味があっておいしいという。


8. 黄金のタツノオトシゴ

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 ベトナムの科学が作り出した、この国の遺伝子組み換え生物第一号。砂金とクラゲのタンパク質を合わせて、タツノオトシゴの卵子に注入した。


9. 超マッチョなウシ

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 ベルギアン・ブルーは、筋肉の肥大化を抑えるミオスタチン遺伝子が欠損しているウシの種類。その結果、筋肉量が倍になってしまう。この牛の肉は赤身で脂肪分が少ないため、健康にいいとされ、そのステーキには高値がつけられる。

筋肉隆々スーパーマッチョなベルギーの巨大牛、「Belgian Blue」の見事なプロポーション



10. レマト(レモン+トマト)

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 健康にいいという理由で、果物と野菜をかけあわせることもある。レモンの香りのするトマトが作れるか、実験してみた結果だ。


おまけ.アリゲーターマンのジェイク

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 人間の遠い祖先だと言う人もいれば、秘密の遺伝子操作プロジェクトの逸脱、あるいは失敗例だという説もある。ジェイクの起源がなんであれ、興味深い例であることは間違いない。

via:viralnova・原文翻訳:konohazuku

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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 20:38
  • ID:n5kSx8Zt0 #

全部アリゲーターマンに持っていかれた

2

2. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 20:44
  • ID:l5gItAgX0 #

直接的な遺伝子操作じゃなくても
有史以前から人間は意図的に交配させて来たわけだからなあ
牛や馬や豚も鶏のような家畜、犬や猫や金魚のような愛玩動物は
人間の手によって産まれた種だし

3

3. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 20:47
  • ID:esmBDMk50 #

レマトって「とれま」の仲間みたい

4

4. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 20:47
  • ID:rGlqwIu.0 #

最後のなんだよw
河童のミイラとか、そんなレベルのやつじゃないのか?w

5

5. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 20:51
  • ID:KsIsxV9o0 #

タツノオトシゴと砂金はねえだろうと思っていたらアリゲーターマンで爆笑

6

6. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 20:54
  • ID:83JyzjPV0 #

人間の所業がどこまで許されるのか…
問題は浮き彫りになる一方で、境界はぼやけていく気がする

7

7. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 20:56
  • ID:19DAGS.N0 #

きゅうきょくキマイラかな??

8

8. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 21:00
  • ID:YIUoicTm0 #

もし動物達が「お前たちでも実験させろ」って言ってきたらどうするんだろ

9

9. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 21:02
  • ID:E7MELMLN0 #

病気のもん食べたら病気になるわなー

10

10. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 21:04
  • ID:tbkX5J660 #

ちょ、ジェイク怖すぎ

11

11. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 21:05
  • ID:KytpRWjP0 #

牛の背中の筋肉が牛鬼の顔を形成する(オーガ感)

12

12. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 21:06
  • ID:i7xhxnRZ0 #

最期を見るまでは真面目に読んでた。

13

13. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 21:08
  • ID:rvSkfJeY0 #

あの牛が暴れたら手がつけられんのでは…

14

14. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 21:09
  • ID:bzgwT9sP0 #

レマトはネタだろ

15

15. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 21:12
  • ID:pDCDfG3s0 #

なんだよアリゲーターマンてw
最後にネタを仕入れてくるとはやるな

16

16. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 21:17
  • ID:iIoG9JSQ0 #

本当に、どこまでが倫理的に許されるのかがわからない問題だね。
こんなことしていいのか?って思う一方で、この実験のおかげで
難病の治療法が見つかるかもしれないって言われたら、なるほどそうかと思っちゃう。

17

17. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 21:18
  • ID:f9N7askU0 #

「ミュータント」という言葉に、生物学的に指すところの
「変異種」という意味しか持たせていないならともかく、
ちょっとこの記事には悪意的な歪曲を感じるな

単なる雑種とか、たまたま現れた変異種を
増やして維持しているだけのものまで混じってるし
これらが許されないなら挿し木や接ぎ木すら許されなくなるわ

18

18. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 21:20
  • ID:HmpIWoe10 #

超マッチョな牛は、牛追い祭りとか、闘牛とか、盛り上がりそうで……

19

19. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 21:32
  • ID:QULNaS0n0 #

「5. 背中に耳のあるマウス」は小保方と共闘してたバカンティ教授が作り出したマウスだね。

「バカンティマウス」として有名。

20

20.

  • 2014年11月01日 21:39
  • ID:TfY6hL8t0 #
21

21. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 21:45
  • ID:XYxagI3p0 #

いずれ人間のミュータントも作られるだろうね
倫理というのは、悪魔的な技術の魅力に人類が漸進的に迎合してくための緩慢とした慣習なのだから

22

22. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 21:53
  • ID:hTFV3tAz0 #

日本だと、生物農薬で飛べないてんとう虫とかあるよね!NHKでやってた

23

23. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 21:54
  • ID:5Fl8i5gH0 #

ちょっと前に透明なマウスもニュースになったっけ
開かなくても内臓の働きを確認できる一方で姿が残酷だって批判もあったけど
じゃあそもそも実験マウス自体残酷じゃないのかって話だし
記事中の無毛鶏もそうだけど倫理的な問題よりもビジュアルショックの方が
強い批判を浴びそうな感じはちょっと興味深いと思ってしまうんだよな

24

24. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 21:55
  • ID:Zz1zIEe10 #

アーモンドの話とかも有名だけど品種改良はオッケーで遺伝子改良は拒絶しがちなのが不思議だ

25

25. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 21:58
  • ID:3Gao3weX0 #

気ぬいて見てたら最後でビクッ!ってなったわwww

26

26. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 21:58
  • ID:53Ulqs1Z0 #

5の背中に耳のあるマウスは再生医療で出てきた
しかもオーブントースターを見て思いついた内臓系組織の
研究までやっているし、かなり進んでるぞ

27

27. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 21:59
  • ID:CcdVGTOG0 #

人間の手に負えないことになりそうで、怖いね。

28

28. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 22:05
  • ID:GkVAAes50 #

遺伝子云々はともかくとして何千年も前から農家がやってきた掛け合わせもふくめちゃえば
日本の米なんかもだいぶ元とはかけ離れた存在だな
熱帯植物の末裔がいまじゃ豪雪地帯でたわわに実ってる

29

29. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 22:06
  • ID:us4kOaHI0 #

別に不快感とかないけどな。
耳つきマウスよりも実験動物は近親交配しまくって出来てる方が嫌だわ。

30

30. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 22:10
  • ID:hgfDCSwF0 #

遺伝子操作は倫理観云々の話になるけど
俺は許されると思う
許されないことならそんな技術生まれないはずだから。
発展し、その技術を応用することが罪なんてことはない

31

31. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 22:11
  • ID:7f6.i2Ba0 #

砂金とクラゲのタンパク質を合わせてってどういうこと?
砂金はあの金属の砂金のことだよね?

32

32.

  • 2014年11月01日 22:15
  • ID:OExTnE.k0 #
33

33. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 22:16
  • ID:ilAW.E3m0 #

羽毛のない鶏、交配の時に困らないのかな。
鳥は交配の時に背中に乗るけど、これではのりにくそうだし、それでも落ちそうになるとメスの首の後ろの羽をくちばしでつかむんだけど(だからモテるメスの鳥は首の後ろがハゲる)それもできないし。
オスが苦労しそうだなー。

34

34. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 22:30
  • ID:.vb3W84A0 #

ジェイクーーー

35

35. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 22:39
  • ID:KvkDBSuV0 #

ジェイクさんはおそらく日本製やろなぁ・・・

36

36. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 22:54
  • ID:5Fl8i5gH0 #

※24
別に品種改良がオッケーというわけではないよ。
カラパイアでも昔取り上げられてたけど、例えば交配によって生まれた犬種の中で鼻が短い犬種は鼻の病気にかかりやすいとか、足の短い犬種は骨を痛めやすいとか固体として弱い場合があって、心無いブリーダーが見た目面白いだけの弱い固体を作って問題になったりとかあるんだよね。
じゃあなんで品種改良より遺伝子操作が良くないと言われるかというと、遺伝子操作はいまだノウハウが確立してない技術で未知のリスクが多いから。
現時点で遺伝子操作の方が「より」リスクが高いというだけで、品種改良が倫理的問題で全面的に肯定されるわけではないよ。

37

37. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 22:55
  • ID:JVDbNjIY0 #

5は正確には耳マウスと言います。ES細胞が有名。

38

38. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 22:56
  • ID:zYyNnSYD0 #

トリコの世界だなー

39

39. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 23:02
  • ID:7rxNDyuJ0 #

環境に優しいブタをが作れるんだったら
環境に優しい人間も作れるかな

40

40.

  • 2014年11月01日 23:21
  • ID:QxhVHEf30 #
41

41. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 23:22
  • ID:llA4kbSV0 #

8. タツノオトシゴの説明が意味不明だ.
クラゲのタンパク質を作るような遺伝子はまだわかるが砂金をどうやって遺伝子に組み込むのや?

42

42. 匿名処理班

  • 2014年11月01日 23:27
  • ID:LcPbo92l0 #

筋肉隆々の牛さんは、筋肉が発達しすぎて子牛を産む際に自然分娩が困難なため、ほぼ100%帝王切開になるとか。。。
人間の都合としては、脂肪分の少ないヘルシーなお肉が大量にとれることはメリットなのかもしれないけど、人間の手を借りないと子を産むこともできないなんて、生き物としては不自然なんだろうね。。。

43

43.

  • 2014年11月01日 23:27
  • ID:NsGSWL8u0 #
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