紗南「Pさんが怪しげなDVDを隠し持っていた・・・」
※モバPはPキャップ被ってる設定でオナシャス!
紗南「ねぇー、本当に持っていっていいのー?」
モバP「おお、いいぞー どうせ俺が持っていてもやらないしなー」カキカキ
紗南「ありがとうねー!」
オフの日、あたしがPさんの家にいるのは訳があった
少し前、Pさんが「家には珍しいゲームがあるけど、やらないから紗南にやるよ」と言ってくれたからだ
持ってきてもらうよりも自分で選んで持っていきたかったから、こうして家に上がることができた
事務所で自慢したら、きっとエラい目に遭うだろうからあまり言えないけどね…
今、Pさんは書類か何か書いてるみたいだ、邪魔しちゃいけないと思ってもレアゲーがあれば声が出ちゃうよ
それにしてもたくさんある…
実家にあったのを適当に持ってきていると言っていたけど、Pさんも相当なゲーマーだな
紗南「うわっ!こっちのはロードラッシュ!?うーん、3DO版かー…3DOは部屋にあったかな?実家だったかな…?
こっちにはkiller7か、PS2版はあるけどこのGC版はなかったなー、これも貰おっと
餓狼伝は…1作目とFoTも持ってるな~、これマジで良ゲーだよね、うん
うぉっ、東脳なんて初めてみたよ…これはMac版か、さすがにMacは持ってないや
破壊王もあるな、これストレス発散ゲーなのに主人公の動きがもっさりしてて逆にストレス溜まるんだよねー
あっ、ダークテイルズだ!これ作家の話が面白いんだよー
企画段階ではもっとヤバいストーリーを入れるつもりだったらしいね…
ひぇー、ドミノ君に雨月奇譚(PC98)にマジカルチェイス、ナイトトラップもあるよ…Pさん何者?」ガサガサ
テンション上がったあたしは更にゲーム探しに没頭
それがいけなかった…
紗南「…ん?なんだこれ」
ゲームは本棚の一番下のスペースに箱詰めになっている
その奥底にDVDらしきディスクが一枚入っていた
ケースにもDVD自体にも何も書かれていない
気になって手に取ると後ろから声がかかった
モバP「おい、紗南」
紗南「ひゃっ!?」
いつの間にかPさんがすぐ後ろにいた
思わず手の中の物をゲーム回収用に持ってきていたバッグの中に、
他のゲームたちと一緒に入れてしまった
今思うと反射的な行動とは言え、何であんなことしちゃったんだろ…
紗南「も、もうー!びっくりするじゃない!」
モバP「悪い、ただちょっと持っていって欲しくないものがあったからさ…」
紗南「え…な、なに?」
もしや、今いれたDVDの事だろうか…
別にそれならそれで戻せばいいだけなのに、
何故だかあたしは万引きを見つかったような気分になって――勿論、したことなんてないけど――ドキドキしていた
モバP「いやさ、そこのどきどきポヤッチオだけは手元に置いておきたいんだよ」
紗南「ふぇ…あ、あーこれ?
ふ、ふーん…ポヤッチオかぁ、Pさんもこういうのするんだねぇ~」
モバP「るせっ、受験勉強のときのわずかな時間にこれをプレイして俺は癒されたんだ、思い出の品だ」
紗南「あははっ…」
結局、Pさんに聞く事もしないまま、そのDVDを持って帰ってきた
紗南「うーん…これなんだろうな~、中身見てみたいけど……でも、何か怖いな」
それがPさんの頭のなかを覗く異質な存在のように思えて、あたしは一人でみる勇気を持てないでいた
バッグの中にPさんに持って行くなと言われていたポヤッチオをうっかり入れてきてしまったけど、
そんなことどうでもよかった
紗南「……みんなと見ようかな」
女子寮には各自の部屋に一台ずつテレビがついているが、それとは別に一階の大広間に大きいのがある
DVDの再生機能もついているから、そこでツアーLIVEの映像をみんなで見返したり、映画鑑賞会をやったりしている
紗南「でも、あたしがPさんとこに行ったって知られたら、
リトルシスターに近づく人間を発見したビッグダディみたいに怒りそうな人らがいるし…」
というわけで今女子寮にいる中で、そんな可能性がない人らを集めてきたのだった
紗南「………」
茜「ボンバー!」
あやめ「ニンニン!」
李衣菜「ウッヒョー!」
裕子「サイキック!」
加奈「メモメモ!」
紗南「なんだかあたしって嫌な奴かもしれない…」
紗南「とりあえず5人いればいいかな…これ以上は何だか疲れるし」
茜「ところでっ!」
あやめ「怪しいDVDをっ!」
李衣菜「Pさんの部屋で見つけてっ!」
裕子「一緒に見ようって!」
加奈「どういうことかな!」
紗南「すげ、ジャストダンスやらせたいぐらい息ぴったり……
じゃなくて、まあ言葉の通りでさ
ゲーム借りに行ったら見つけちゃってね…」
李衣菜「ふーん、男の人の部屋にあったってことは…」
加奈「あったってことは?」
茜「つまり……」
紗南「い、いやぁ~………あ、あたしもそういうの考えてて…
で、でね…一人で見る勇気が持てなくて……」
茜「ズバリ!スポーツの名勝負集!!」
あやめ「木枯らし紋次郎!!」
李衣菜「いやいや、ラウドネスのライブ映像だって!!」
裕子「ではっ!ここはこのエスパーユッコが中身を透視して………うーーーーん…!」
加奈「え、えーと…えーと…!男の人の部屋にあったんだから…えーっと…!」
紗南「あたしって、やっぱ嫌な奴かも」
紗南「と、とにかく再生するから!一緒に見てね!」
4人「オーッ!!」
裕子「うーん、うーん…!」
紗南「…ここに入れて、と」
ウィーン…
紗南「うわー…なんか今更ドキドキしてきた」
茜「ドキドキしたら走るといいんですよ!気持ちがまぎれます!」
紗南「あ、それウメハラも勝負前にやるって聞いたことが…………へ?」
あやめ「あいえっ?」
李衣菜「あぁ…?」
裕子「うーん…うーん……なかなか透視が進まな……ん?」
加奈「えへ…?」
とにかくすごい衝撃だった……
そこに映し出されていたのは……
イケメン『おや、どうしたんだい?
もしかして俺と一緒に寝たいのかな…?
じゃあ、こっちにおいで…』(かなりのイケボ)
6人「………」
6人「なんだこのあんちゃん!?(驚愕)」
イケメン『そうそう、素直になればいいんだよ…もっと近くにおいで…』
李衣菜「わ…わわわ…!!」
紗南「李衣菜さん!手、全然目隠せてないから!}
あやめ「ど、どことなく紋次郎に似て…」
紗南「まだ引っ張ってるよ!そのネタいいから!」
裕子「あ、あわわわ…しゃ、しゃいきっく…!!」
紗南「ユッコさん無理しないで!」
茜「なかなかいい体つきだけど、ラグビーには向いてませんねぇ…」
紗南「見るとこそこっ!?」
加奈「ああ、これは女性向けイメージビデオかゲイビですね…間違いない…」
紗南「どうしたの急に!?…て、ていうかやっぱりこれって…」
イケメン『ぎゅっとしてあげるね…
どうかな?暖かいかな?
俺は……暖かいよ』
李衣菜「やべぇよ…やべぇよ…!」
茜「ど、どうしよう!」
あやめ「ま、まさかP殿が…しゅ…しゅ、衆道…!」
裕子「いやぁぁぁーーーっ!!サイキック耳ふさぎー!!」
紗南「あ…あぁ……あたしがこんなの持ってこなければ…」
加奈「なんなんだこれは…たまげたなぁ」
みんな信じたくなかった…
そりゃそうだ
ここにいるみんながPさんには相当な想いを寄せて――あ、あたしもかって?あたしのことはどうでもいいじゃんか!――いるのに、
その相手がまさかこんな男の子の添い寝イメージビデオを隠し持っていたなんて……
茜「で、でも…恋愛感情は人の自由なわけで…!」
李衣菜「そ、そうそう!男の人が好きな男の人だなんてロックではよくあること!」
裕子「だ、だけど…明日からPさんと会うの辛くならないかな…?」
あやめ「う…うぅ……」
紗南「ごめん…ごめんなさいみんな……あ、あたしのせいだぁ……!」グスッ…
李衣菜「さ、紗南のせいじゃないって!こんなの予想外すぎるよ!」
紗南「で、でも…でもぉ……!」
加奈「過熱した欲望はついに危険な領域へと突入する…」
ピンポーン
加奈「ファッ!?」
あやめ「…お、お客さんみたいですね…」
李衣菜「配達かな……」
茜「わ、私が…!はーい!
………Pさん!?」
5人「!!?」
ガチャッ
茜「ど、どうぞ……」
モバP「いやー、悪いな突然…紗南いるかな?」
茜「あ…は、はい……いまみんなで大広間のほうに…」
モバP「そっか、じゃあ上がらせてもらうよ…
いや~、ちょっとゲームが一本見当たらなく
コメント一覧
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- 2014年11月03日 23:43
- 改行多すぎて読みづらいし普通につまらん
-
- 2014年11月03日 23:48
- ああ、PキャップってPヘッドのことだったのね。初めて聞いたわ
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