東日本大震災で被災した子供は、ぜんそくにかかる率が通常の約2倍に上ること
がわかりました。
画像:【福島県の子供たち】
http://www.ibtimes.co.uk/japan-marks-third-anniversary-tsunami-fukushima-disaster-1439861
4日、厚生労働省の研究班による調査で判明し、読売新聞が報じたもの。
震災時に3、4才だった子供計約6万人を対象に2012年9月~同年11月に行った調査で、被災していな
い子供のぜんそく率は平均3.3%なのに対し、被災地の子供は6.3%と約2倍になったとのこと。
またアトピー性皮膚炎にかかる子供も平均3.4%なのに対し、4.8%となりました。
調査に関わった東北大学・災害科学国際研究所の栗山進一教授(疫学)は
「被災した子供にぜんそくやアトピーの割合が高いのは、避難所や仮設住宅へと住環境が変化する中で、アレルギーの原因となるカビやダニに触れる機会が増えた可能性がある」
と語っています。
画像:【福島の仮設住宅】
http://fukushimaontheglobe.com/the-earthquake-and-the-nuclear-accident/situation-of-the-evacuees
国立・医薬品食品衛生研究所によると、仮設住宅の住環境はカビが発生しやすく、一般的な住居の50~10
0倍となるカビ濃度が検出された場所もあると指摘されています。
住環境が悪いとさまざまな病気にかかりやすくなりますね。
特に子供のうちは影響も受けやすいと思われます。