バス運行会社の元社長らが「詐欺」の疑いで逮捕されました。
画像:【小豆島バス】
http://ja.wikipedia.org/wiki/小豆島バス
5日、香川県警は「小豆島(しょうどしま)バス」(土庄町)の元社長・清水勝之(75才)、役員の大森
博文(67才)、元社員の山口清容(60才)容疑者ら3人を「詐欺」の疑いで逮捕しました。
国や県からは赤字のバス路線を支援するため、売り上げや乗客数が一定の基準を満たす場合、
補助金が出されるようになっていますが、
警察の調べによると、3人は売り上げや乗客数を水増しし、2008年に約4000万円の補助金を
騙し取った疑いが持たれています。
またこれ以外にも過去3年間に約9000万円を騙し取った疑いもあるとみて、捜査が続いています。
同社は2012年8月、受給要件を満たしていなかったとして、約1億6800万円の補助金返還を県
と国土交通省四国運輸局から命じられていましたが、これに応じず、昨年10月には損害賠償裁判
も起こされています。
「小豆島バス」は1928年に創業。
島内唯一の公共交通機関でしたが、経営が悪化し、現在は2009年に地元出資で設立された「小
豆島オリーブバス」に運行業務が移譲されています。
3人とも容疑は認めているようです。