Android 版Google 日本語入力がバージョン2にメジャーアップデートしました。マテリアルデザイン採用の新キーボードテーマやフリック入力の強化など、多くの機能を追加しています。
新バージョンではマテリアルデザインを採用したライトとダークの2種類のキーボードテーマを追加。またアイコン上の文字にはNoto フォントと新Roboto フォントを採用しています。
Google、オープンソースの日中韓フォントNoto Sans CJK を無料配信。Adobe と共同開発
Google が新Roboto フォント発表、Material Design に合わせて再デザイン
フリック入力も強化され、ケータイ配列ではアルファベット入力時に数字が、ひらがな入力時に各種カッコ/波ダッシュ/三点リーダが入力でき、QWERTY 配列では最上段の上フリックで数字が、アルファベット入力時には下フリックで大文字が入力できます。
また記号入力画面に数字キーボードが追加されました。それに伴いケータイ配列から数字キーボードが削除され、ひらがなとアルファベットキーボードのみになっています。
さらにAndroid 5.0 Lollipop 限定の機能として、ハードウェアキーボード使用時に専用の候補ウィンドウが表示されるほか、Google日本語入力以外の入力方法に切り替えるためのキーも追加しています。
そのほかの新機能・修正点は:
- 新しい顔文字の追加
- 音声入力へのショートカットボタン追加
- エンターキー長押しで絵文字入力画面へショートカット
- 設定画面の中国語(簡体、繁体)と韓国語表示対応
- タブレット向けのサイズ調整
- 32bit MIPS / ARM 64bit アーキテクチャのサポート
- Android 4.1 以降に対応する日本語ハードウェアキーボードのレイアウト情報を同梱(Google 日本語入力以外の入力方法でも利用可能)
- SDカードなどの外部ストレージからユーザー辞書をインポートできない問題を修正
Google 日本語入力はGoogle Play で配信中。バージョン2以降の利用にはAndroid 4.0 Ice Cream Sandwitch 以降が必要です。