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LEOPOLDの小型キーボードFC660C国内発表。静電容量無接点キーとUSベース独自配列のHHK対抗モデル - Engadget Japanese


英語配列の超コンパクトキーボードは、コード入力を長時間作業するプログラマーや、机の面積が狭いけれどキーボードにこだわりを持つユーザーの間で人気のジャンルですが、またひとつ注目の新製品が登場します。それが韓国LEOPOLD社製のFC660C。

コンパクトなテンキーレス英語配列ながら右シフトやBackSpaceなどはフルサイズ、矢印キーあり独自配列と、RealForce や HHK Proで使われる東プレ製の静電容量式無接点スイッチ採用が特徴です。

LEOPLOD FC660C

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12 枚



PCとの接続はUSBで、ケーブル脱着式。本体側はミニUSB B端子です。カラーは黒ボディ+グレーキートップと、白ボディ+白/グレーキートップの2種。発売日は11月中旬、店頭予想価格は2万5500円前後。日本での取り扱いはPC周辺機器メーカーのアーキサイトです。








特徴は、なんといっても他に類を見ないキー配列でしょう。基本的には、テンキーレス構造の英語配列で、F1~F12キーといった特殊キーをFnキーと数字キーの同時押しとして省略した、いわゆるHHK(Happy Hacking Keyboard)タイプに近い仕様です。

ただし本機は、同種の配列では幅を狭くされることが多い右ShiftキーやBackSpaceキーなどの幅をフルサイズ製品と同じ幅に留め、さらにHHKの英語版では省略されている矢印キーを配置し、右上側の空いた場所にInsertとDeleteキーを置いたという構造。

そのため本体サイズは328.0×111.0×25.0~40.0mm(幅×奥行き×厚さ、スタンド含まず)、重量は700g(ケーブル含まず)。価格的に対抗モデルとなるであろう、HHKシリーズのHHKB Professional2は294×110×40mm(幅×奥行き×厚さ)、530gのため、FC660Cは幅が3cmほど大きく、170gほど重くなる勘定です。



また、Fnキーと矢印キーの同時押しでPageUp/DownとHome/Endが入力できるのも隠れたポイント。ノートPCではこうした配列が多いですが、HHKタイプの製品ではあまり類を見ません。さらにPageUp/DownとHome/EndはHHKシリーズと同じキー組み合わせでも入力可能(つまり組み合わせが2つ用意されています)と、HHKとの互換性にも配慮されています。



そしてキースイッチには東プレ製の静電容量無接点方式を採用。RealForce(リアルフォース)やHHK Proシリーズと同じで、無接点であることから耐久性に優れる方式です。キー荷重(押下圧)は全キー共通で、45g(プラスマイナス15g)という設定。加えて、キートップの印字は摩耗耐久性に強い昇華印刷を採用します。



高級モデルらしく、ハードウェアレベルでのキーの入れ替えもサポート。ディップスイッチによるハードウェア的な左CtrlキーとCapsLockキーや左AltとWindowsキーの入れ替えや、FnキーとQキーの同時入力による、Escキーとバッククオート記号キーの入れ替えなどが可能です。


実はこの「英語配列+矢印キー搭載+右側キーがフルサイズと同じ」というコンパクトキーボードは非常に珍しいため、英語配列キーボード派の間では、同社のFC660M(こちらはCherryスイッチを搭載した兄弟モデルです)が韓国で発表された当時から注目されていたという経緯があります。

そうした人にとっては、まさに今回の日本発売は「待望の」と言ってもいいものでしょう。コンパクトな高級キーボードの中にあっては、間違いなく注目の製品となりそうです。
LEOPOLDの小型キーボードFC660C国内発表。静電容量無接点キーとUSベース独自配列のHHK対抗モデル

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