美和「先生、遊ぼー」
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千早「ちひゃーと付き合うなんて正気ですか?」
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 20:18:15.56
半田「断る」
美和「よかやん先生、暇でしょ?」
半田「あのな、俺にも仕事……」
美和「おじゃましまー」
半田「おい美和!」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 20:27:33.21
半田「そういやタマはどうした。暇ならタマと遊べばいいだろ」
美和「タマは漫画が修羅場でイカンち言うとった」
半田「最近見ないと思ったら……なんか容易に想像がつくな」
美和「じゃっけん、先生に構ってもらおち思って」
半田「なんで俺なんだよ。他の学校の友達は」
美和「よかやんー先生ー、今日は先生の気分だったんもんー」
半田「ほぼ毎日来といて今日も明日もあるかよ」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 20:33:16.66
美和「そういや先生、なるは?」
半田「さあ。今日はひなと遊んでるんじゃないか?」
美和「へー、来ない日もあるんだ」
半田「そりゃああるだろ。あいつの友達は俺だけじゃないからな」
美和「あ、先生、なるのこと友達ば思っとったと?」
半田「! い、今のはナシ! その、流れと言うか」
美和「よかやんよかやん! なるも喜ぶよ~」
半田「くっ……その顔やめろ!」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 20:41:03.03
美和「じゃあヒロ兄は? 毎日昼ご飯持って来てきちくるんよね?」
半田「いや流石に就職試験直前の今は甘えられないからな、自炊してる」
美和「先生が自炊!?」
半田「おう」
美和「は~! 意外過ぎて言葉出なか~!」
半田「美和、お前本当に失礼だな」
美和「ごめんごめん。じゃあ今日のお昼は先生の手作り料理やね」
半田「何メシ食ってく流れ作ってんだよ。まあお前に何言っても曲がらない事は知ってるから作るけど」
美和「やった!」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 20:48:41.67
……
美和「……先生、これは?」
半田「半田コーンスペシャルだが?」
美和「缶詰あけただけやん!」
半田「でもうまいぞ?」ムシャムシャ
美和「うまかってもダメったい! こげなもん料理ば言わんって普通!」
半田「な、なんでそんな怒ってんだよ? なるは超喜んで食ってたぞ」
美和「先生が料理するっち言うから私バリ期待しちょったんやからね!?」
美和「……したら缶詰ば出てきよった。そら落ち込むやろ」
半田「なんというか、すまんかった……」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 20:52:55.69
美和「なんてーか、サンタさんのプレゼント期待しちょった靴下にバナナ入ってた気分たい」ゴロン
半田「悪かった、悪かったって。そんなに期待されてると思わなかったからさ」
美和「……」
美和「先生、最近そんなんばかし食べちょるん?」ゴロン
半田「え……ああ、そうだけど」
美和「ふーん……」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 20:56:28.89
美和「……仕方なかねー」ムク
半田「何がだ」
美和「偏った食生活の先生に私がちょっとマシなご飯作ってあげる」
半田「え、お前料理できんの?」
美和「先生よりはね」
半田「ケーキ失敗したのに?」
美和「ケーキは守備範囲外たい」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 21:01:59.86
美和「うわ、先生、なんもなかやん!」ガチャ
半田「料理しないから食材買ったりしないんだよなぁ」
美和「先生、真面目に病気になるよ?」
半田「……やっぱし?」
美和「ぱし」
美和「しょうがない。その辺で野菜とか分けてもらってくるけん、ちょっと待っちょってね」
半田「お、おう」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 21:09:27.87
……
美和「戻ったよー」ガラガラ
半田「遅かったな。空腹でコーン食っちまうとこだったぞ」
美和「んなことしたらぶん殴ってたね」
半田「……」
半田「しかし沢山もらってきたな」
美和「重かったよー。先生の食生活の現状ば話したら、みんながもってけもってけって」
美和「先生、人気者やね」
半田「そ、そうか?」
美和「うん」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 21:18:01.83
美和「主菜は鯵の塩焼きで、副菜は茄子とその他野菜の炒め物ね」
半田「時間かかりそうだな。晩飯になっちまうぞ」
美和「よかやん。マトモな料理が食べられるんやし。あ、先生はお米研いで」
半田「…………はい」
美和「よーし、いっちょやったるかね!」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 21:18:36.68
美和は付き合ったらすごい楽しませてくれそう
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 21:26:02.87
…………
美和「ほい、先生」コト
半田「おおー! あったかいメシだ!」
美和「ふふ、やっぱりよかもんでしょ? あったかい料理って」
半田「ああ、なんかこう……気持ちもあったかくなるな……」
半田「はっ! 今なら最高の字が書けそうな気がする! 筆を……」
美和「食べてからにしな」グイッ
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 21:28:56.00
高校生になったらドギツイヤンキーみたいになるのも可愛い
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 21:32:34.17
>>20
あれはショックだった
心に雷が落ちましたよ
あれはショックだった
心に雷が落ちましたよ
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 21:35:46.40
>>22
でもあっちを元に今の美和を作ったんじゃなかったっけ
タマは高校生の方がカッコよく見える
でもあっちを元に今の美和を作ったんじゃなかったっけ
タマは高校生の方がカッコよく見える
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 21:32:19.72
半田「いただきまーす」
美和「召し上がれ」
半田「ん……おっ」
美和「どう?」
半田「普通にうまいな」
美和「普通て、食材分けてくれた人に失礼よ」
半田「あ、いや……でもうまいはうまいよ」
美和「わかったわかった。先生が気ぃきかんのは分かっちょったし、お世辞抜きでうまいち思っとく」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 21:39:57.14
半田「にしても、美和が本当に料理できるなんて意外だったなぁ」
美和「先生も大概失礼やね」
美和「まぁ、今日作ったのは父ちゃんの酒のツマミのレパートリーの一部やね。切って焼くだけやし、先生も覚えたら?」
半田「ううん……」
美和「あ、先生包丁使えんかったね」
半田「いや、薪割りも覚えたんだ。包丁だって使える筈」
美和「先生、私は先生のその刃物は皆兄弟みたいな考え方が失敗を生んでると思うよ」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 21:46:45.25
半田「いや、流石にそんな風には思ってないけどさ」
美和「本当かなぁ」
半田「……そういや美和、食べないのか?」
美和「え、あ、忘れてた」
美和「いただきます」
半田「召し上がれ。作ったの俺じゃないけど」
美和「ふふ」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 21:57:35.27
美和「よくよく考えると、先生と二人でこんな長いこと話した事なかもんね」
半田「言われてみると……そうだな」
半田(タマは結構漫画絡みの悩み聞いたりしてたけど)
美和「なんか、たまにはこういうのもいいね」
半田「……そうだな。みんなで賑やかにしてるのもいいけど、たまにはこういう日があってもいいかもな」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 22:06:54.42
半田「意外と言えば、美和が来た時は『今日もバタバタ振り回されるんだろうな……』って思ったけど、意外とそうでもなかったな」
美和「先生が二人私をどげん思ってるかわかった気がする……」
半田「自分の行いを省みてみろお転婆」
美和「先生がからかうと最高に面白いのが悪いったい」
半田「……やっぱお前と親父さんは天敵だわ」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 22:17:02.84
美和「そんなつれん事言わんでよー。ただの愛情の裏返しじゃっけん」
半田「なんて迷惑な愛情なんだ」
美和「それともストレートな愛情表現の方が嬉しい?」
半田「どっちにしても迷惑そうだからパス」
美和「先生、壁作んないで、壁」
半田「茄子おいしいなー」
美和「先生!」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 22:23:22.80
……
半田「ごちそうさま」
美和「お粗末様」
半田「メシ、ありがとうな。インスピレーションも湧いたし、助かったよ」
美和「そう言われると作った甲斐あったよ」
半田「……19時ちょいか。家に連絡してないだろ? 送ってくから帰れ」
美和「えー」
半田「えーじゃない。中学生はお家に帰る時間だ」
美和「この前一緒に飲み会したじゃん!」
半田「それはそれだ。ほら、行くぞ」ガラガラ
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 22:31:59.65
美和「洗い物せんでよかった?」
半田「それぐらいは自分でやるよ。それよりお前は普段ウチで遊ぶ時、片付けをして帰るよう心掛けろ」
美和「あれは、次の日再開しやすいようにしてる言わばセーブポイントでー」
半田「ひとん家に勝手にセーブすんな!」
美和「よかやん。先生、私のこと妹ち思っとるんでしょ?」
半田「う……たしかにそう言ったこともあったが」
半田「でも! 普通は妹が兄貴の部屋散らかして出てったら怒られるぞ! 多分!」
美和「ぐ……先生の癖になかなか鋭いね」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 22:40:40.73
美和「はぁ……先生がそこまで言うなら少し善処しよかね」
半田「少しじゃなく、超善処しろ」
美和「無理やね。何故なら兄貴は基本的妹を甘やかす生き物だから!」
半田(くっ、兄弟がいないからイマイチ反論できない……)
美和「ふふ」
半田「……」
美和「たのしかね」
美和「先生と本当に家族になれたみたいで、私、ばりたのしかよ」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 22:43:21.08
美和「あ、先生、このへんでよかよ」
半田「お、そうか」
美和「うん」
半田「じゃ、おやすみ」
美和「うん」
美和「……先生」
半田「ん?」
美和「先生は、やっぱりいつか東京に帰ると?」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 22:55:39.03
半田「……」
半田「さあな、わからん」
半田「島でなきゃいい字が書けないと思っていたんだけど、この間東京に戻った時もいい書ができてさ。その時正直、島に戻らなくてもいいのかもと思ったよ」
半田「利便性は圧倒的に東京の方が上だし、書の仕事をするにも都合がいいし。でも……うまく言えないけど、戻ってこようと思ったんだ」
美和「不便だけど、戻ってこようと?」
半田「ああ」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 23:05:18.27
美和「……ふふ、先生」
半田「なんだよ」
美和「戻ってこよう、だなんて、先生も立派な島民やね」
半田「う、ぐっ」
美和「ふふ、照れない照れない」
半田「…………」
美和「私もタマも、ヒロ兄も、島の中に目指すものがなくて外に進路を探したりしてるんだけどさ、先生は望んで島に戻ってきたんだよね」
半田「そう、だな」
美和「…………やっぱ先生はすごい人なんかもね」
半田「…………変わらないさ、俺も美和も」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 23:34:57.83
半田「でもまあ、一度外に出てみるのもいいかもな。近過ぎて見えないものもあるかも知れないし、お前らはまだ若いんだから、いろんな世界を見るのも大事だろう」
美和「先生が先生みたいな事いっちょる!」
半田「お前らの言う先生ってなんなんだよ」
美和「習字のうまい人」
半田「……帰ろ」
美和「先生」
半田「なんだ」
美和「ずっと島にいたらよかよ」
半田「……おう」
おしまい
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/04(木) 23:37:39.57
おつ
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桜木「・・・ッシャーセー・・・アリャーシターッス・・・」