女「今日もお疲れ様!」男「…」
女「今日も一日頑張ってたね!」
男「…」
女「体育の時間でシュート決めたのかっこよかったよ!」
女「でもその後疲れたからって授業中寝るのはダメだよ」
男「…」
女「数学の先生に寝てるのばれなかったからよかったけど」
女「あの先生、気に食わないことがあるとやつあたりに多く宿題出すんだから」
女「私には関係ないことだけど気をつけてよね!」
男「…」
女「今日は急に英語の小テストがあったね」
男「…」
女「いきなりこうやって不意打ちでやってくるんだから性格悪いよねー」
女「テストなんて普通のテストだけで十分なのに」
女「ほかのクラスの英語の先生はそういうのやらないらしいよ、私たち、運悪いねー」
男「…」
女「あっ、でも後ろから見て男が頭を抱えて考えてるのはかわいかっ…」
女「う、ううん!なんでもない!なんでもないよ!」
男「…」
女「今日は一緒の掃除当番だったね!」
男「…」
女「だけど男、サボっちゃったのはよくないな~?」
男「…」
女「でも私がちゃんとフォローしておいたから心配ないよ」
女「だから今度いっしょにどこか……ね?」
男「…」
女「今日はテストだったね!」
男「…」
女「私はしっかり勉強してきたから大丈夫だけど、男は最後のほう寝てたよね?」
女「最近忙しそうだから寝ちゃうのは仕方ないけど、勉強もしなきゃ」
男「…」
女「よ、よかったら…」
女「私がつきっきりで教えてあげても…?」
男「…」
女「もー!聞いてる男ー?」
女「男ったらもー!ちゃんと机の中整理しないと駄目だからね!」
男「…」
女「いい加減なのはよくないよ?整理整頓はしっかりしなきゃ」
女「いつも後ろから見てらんないよー世話したくなっちゃう」
男「…」
女「成績もよかったみたいだし、そういうとこなおしていったほうが私はいいと思うな!」
男「…」
女「学校での男の昼ごはんって菓子パンばっかりだけど大丈夫?」
男「…」
女「弁当くらい私が作ってあげてもいいけど…ううん」
女「男はパンのほうがいいって言ってたもんね。私、男の言ったことは全部覚えてるよ」
女「…いややっぱりさすがに全部は覚えてないかなぁ…?」
女「だけど男が好きってことは絶対に忘れないよ!」
男「…」
女「男、ここのところすぐ帰っちゃうよね」
男「…」
女「いつもは放課後、クラスメイトと教室で笑いながら喋ってるのに」
女「顔色が悪い時があるし、この間だって忘れ物して先生に怒られたりしてるし」
女「どうしちゃったのかな?私になんでも相談してよ」
男「…」
女「言えないよね…他の友達にも聞かれてたけど答えてなかったから…」
女「でも私はわかってるよ。男は悪いことはしてない。誰かのために何かしてる」
女「何があっても私は、男の味方だからね」
男「…」
女「でも…男が何やってるか私、気になっちゃうなー?」
男「いらっしゃいませー」
友「いやっしゃいやせー」
友「男、最近どうよ?」
男「別に普通」
友「ふーん…しかしまぁー男と同時にバイト始めて、まだ少ししか経ってないが男はやるねぇ」
友「俺よりもの覚えがよくて、俺と時給の差がつくとは…なかなかのものですな。褒めてつかわすぞ」
男「お前この間のテストワースト1位だったろうが。偉そうに言うな」
友「バレタぁー?てへぺろぉー」
男「うわうっぜ、バイト先じゃなかたら殴ってるわ…ありがとうございましたー」
友「ありやとございやしったー」
女「……なーんだそういうことだったの」
女「学校終わった後にバイトなんてすごいね男!」
男「…」
女「どうりで最近疲れた顔してるわけだよ、頑張り屋さんだね」
男「…」
女「でもなんでバイトなんてし始めたのかなぁ?」
女「それに友君以外の友達にはバイトしていることを言ってないみたいだし…」
女「…もしかして……もうすぐクリスマスだし……男、彼女いるの?」
男「…」
女「…調べなきゃ」
友「そういや男って寝るとき無音だよな」
男「は?」
友「この前バイトの休憩室で男が寝てたとき、寝息がたってないっていうか」
男「あーそれよく言われるわ。授業中寝た後とか周りの奴に」
友「呼吸してるのか不安になるわーもしかしてお前寝てるときしんでるんじゃね?…いやっしゃいやせいせー」
男「いらっしゃいませー」
女「…」
友「お、あの女子高生よくここにくるよな、いつも見るわ」
男「あ?あー」
友「うちと同じ学校の制服だなあれ」
男「よく見ればそうだな」
友「…お前モテるくせに女に興味ないのなーイケメンの余裕ってやつかぁ?」
友「それともぉ?女と話せない告白できないチキン野郎ですかぁ?」
男「うるせぇな彼女くらいいるわ」
友「え?彼女いんの?」
男「…バイト始める少し前にできた」
友「ほぉ~」
店長「うし、次の客さばいたらお前ら休憩入っていいぞ」
男「了解っす」
友「はい」
店長「次でお待ちのお客様こちらのレジへどうぞー☆」
女「…」
男「…はぁー」
友「ため息うぜぇぞイケメンリア充爆発しろ」
男「どうも寝れなくて…」
友「ほう」
男「寝てるとき耳元がざわざわして誰かに観られてる気がするんだよな」
友「それって自意識過剰じゃね?うわカジョってるわー」
友「寝てないアピールでマジカジョってるわー」
男「…」
友「すまんすまんそう睨むなって。まぁ気のせいなんじゃねぇの?」
男「…だな。お前見てるとそう思えてきたわ」
友「だろ。さすが俺、今度彼女紹介しろよ」
男「無理」
友「即答かよ」
男「ありがとうございましたー」
友「ありやっとございやしたー」
友「男ってなんでバイト始めたの?しかも学校終わった後やたら早く帰るし」
男「どうだっていいだろ…お前はどうなんだ」
友「遊ぶ金欲しさにやった。反省はしていない後悔はしている」
男「犯罪者か」
男「ちっ……あーその、なんだ」
男「…彼女できたからだな」
友「ほぉーそれでぇ?」ニヤニヤ
男「……これでわかるだろ」
友「寒くなってきたのにあつあつですなぁ」ニヤニヤ
男「うっせぇ、初めて好きになったんだよ。女は面食いばっかしかいねぇと思ってたのに…ハッ」
友「これがイケメンか…」
男「今言ったことは直ちに忘れろ」
友「はいはい」ニヤニヤ
女「…」
女「ねぇ男」
男「…」
女「彼女いるって、本当?」
男「ねぇどうなの?答えてよ」
男「…」
女「ねぇ!!!!教えてよ!!!!」
男「…」
女「ふーんあっそう、黙っているのなら私にだって考えがあるんだから」ゴソゴソ
男「…」
女「じゃーん。綺麗でしょ?この包丁」
女「結構高かったんだよねーこういうの妥協したくなかったから」
女「一応予備のために2つ買っちゃった」
女「…ここまで言えば私が求めてることわかるよね?男、話して」
男「…」
女「話さなかったらどうなるか…賢い男ならわかるよね?」
男「…」
女「ふーんそれでも言わないんだ……じゃあ」
女「いなくなっちゃえ」ザクッ
女「ふふ……ふふふ……」ザクッ
女「男が…男がっ!」ザックザック
女「男がっ!全部っ!悪いんだからっ!」
女「ハァ…ハァ…」
女「男が!全部悪いんだから!!!」
女「私を…恨まないでねぇ」ニタァ
数日後
友「おい…なんだこれ…」
男「なんだよ教室が騒がしいな」
友「おい!男!お前大丈夫か!?」
男「は?なに?」
友「お前の机の上見てみろよ…」
男に似た人形「…」
男「…なんだよこれ…めった刺しになってる」
友「包丁も1本胸に突き刺さってるな…くそ、気分悪い」
アナウンス「……あー男くん男くん至急校長室に来なさい」
友「男呼ばれたぞ…」
男「ああ…いってくる」
校長「この学校でこんなことは初めてだ。男君、君は人に恨まれるようなことはしたかね?」
男「…いいえ」
校長「…そうかね」
校長「念のため今日は家に帰りなさい男くん。いたずらだとは思うが万が一のためだ。手の空いている教師が君を車に乗せて帰らせる」
校長「そして今日1日は外出せず自宅にいること。…明日の登校については会議で決め後ほど連絡する。いいね?」
男「はい…」
校長「よろしい。今担任の教師が君の鞄を持ってくるはずだ。この場を動かないように」ガチャパタン
コメント一覧
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- 2014年11月10日 23:23
- ずっと人形に話しかけてたってことか……怖え……
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- 2014年11月10日 23:42
- ていうかなんで無視してんだ?
-
- 2014年11月10日 23:49
- ※1と2が噛み合っていないのが俺的に一番こわい
-
- 2014年11月10日 23:57
- ※1※2
なにこれ怖い
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