約80点が一同に展示。33歳で夭折した静物画家・金山康喜の展覧会が1/24より開催

約80点が一同に展示。33歳で夭折した静物画家・金山康喜の展覧会が1/24より開催

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2015年1月24日~2015年3月22日の期間で「金山康喜のパリ―1950年代の日本人画家たち」という画家金山康喜さんの展覧会が神奈川県立近代美術館<葉山館>で開催されます。
金山康喜(1926-1959)さんは33歳の若さで急逝しており作品の点数もわずか。各地の日本の美術館に彼の作品が所蔵されています。その金山さんの作品が一同に集まり展示されます。上の作品は三重県立美術館に所蔵されている「静物」という作品です。はじめて見たときしばらく絵の前に佇んでいたこととても覚えています。一見、何気ない静物油彩に見えるのですが色彩やバランス感覚や構図など見れば見るほど引込まれる作品です。あまり展示される機会がないので、是非この機会にご覧下さい。

金山康喜(1926-1959)は、1951年に経済学を学ぶために留学したフランスで、以前から惹かれていた絵画制作にのめりこんでいきました。具象、半具象、抽象といったさまざまな画風が熱気を帯びて誕生しつつあった1950年代のフランス画壇で、新鮮な具象画が注目を浴びながら1959年に33歳の若さで急逝した金山の作品約80点を、野見山暁治や田淵安一といった友人らの作品約80点と合わせて展覧し、1950年代パリの熱い絵画思潮を回顧します。

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出品されるかどうかはまだわかりませんが参考に作品画像をご覧下さい。

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アイロンのある静物(1952) 独立行政法人国立美術館

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「聖ユーレリウスの器」(1949)

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壜のある風景(1950頃)

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金山康喜「静物V[水差しのある静物]」(1956)富山電気ビルディング株式会社蔵

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天秤のある静物(1958)

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