米軍がドローン運用のための「飛行空母」を計画か
空に浮かぶ巨大な飛行体から飛行機が続々と飛び立っていく…SF映画などではお馴染のそんなシーンが、将来的に現実のものになるかもしれません。米国の国防高等研究計画局(DARPA)はこのたび、飛行空母の実用化検討に必要な情報提供の受付を開始しました。
※↑画像はイメージです
飛行空母といっても、いわゆる海上空母のような有人戦闘機の運用を想定したものではなく、小型の無人機(ドローン)の発着を目的としたもので、C-130のような大型輸送機を改修転用することを考えているそうです。
現行の軍事オペレーションは大型かつ有人の航空機に依存する部分が大きく、こうした運用には多大なコストが必要になるほか、搭乗員を危険にさらすことになります。一方で、最近になって活躍の場が広がってきている軍事ドローンでは、前述したようなコストやリスクが低減できるものの、スピードや航続距離といった点で課題が残されています。
そのため、両者を互助的に運用することで、リスクを抑えたまま作戦範囲を拡大することが可能になることを期待している、というわけです。すでに安全性や技術的実現性に関するRFI(情報提供依頼書)が公開しており、民間から広く意見を聴取することで、実現可能性などの評価を進めてゆくとしています。
▼DARPAが公式サイトに掲載しているイメージ図。
ちなみに、こうした飛行空母は前例が無いわけではなく、1930年代には、米軍が巨大飛行船「Macon」「Akron」による航空機の発着運用を実現しています。
Youtubeにその様子を収めた動画がアップロードされていましたが、スリリングな光景に反して、離発着に伴う衝突事故などは一度も起こらなかったそうです。
▼Maconの航空機運用を撮影した記録映像。
[DARPA via Extremetech]
ソーシャルシェア
著者
企業の研究所でR&D業務に携わっておりましたが、2013年4月をもって退職し、当サイトの専属となりました。Techinityはソース明示のポイントを押さえた解説を、Cul-Onはちょっとした小ネタ紹介的な内容にしていければと思っております。
アイガイオンかな?と思って開いたらアイガイオンだ!
飛行空母ときたら今度は潜水空母だな!
バンシーかと思ったら違った
飛行空母、ロマンだね!
ガウを木馬にぶつけるんですか
これエスコンのグレイプニル?
ベースとなった技術と機体は一緒で似てるが画像は6のアイガイオン