P「急に休みになったけど」
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ミカサ「正妻力を高める」
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 12:02:14.79
P「今日は営業もレッスンもあったはずなんだがどういうことだ?」
連れ出して キャ もっと強引で良いの~♪
P「メール……? 先日また年を取った小鳥さんからか」スッ
件名:いますぐヤフートップをみてください」 本文:なし
P「どういうことだろう」カタカタ ッターン
P「アイドルと交際した人物に運営会社が損害賠償請求……?」カチッ
P「これがどうしたって?」
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 12:09:34.89
アイドルグループのメンバーが、ファンと隠れて交際したとして、グループの運営側が、メンバー、親権者、交際相手に損害賠償を請求していることが11日、分かった。
グループは、765プロに所属するアイドルで 今日、中心メンバーだった如月千早が突然、グループを脱退した。
本日に都内で行われた記者会見で、高木社長が「重大な契約違反があった。如月千早はプロデューサーと交際していた」などと脱退理由を説明し、相手の実名まで暴露した。
その上で、運営側が876万2456円の損害賠償を求める内容証明書をプロデューサーに送付したとのことだった。
P「えー、765プロか。 聞いたことのある芸能ぷろ……千早?」
P「え? え?」カチカチ
P「高木社長は会見で交際相手を実名で発表……」
P「だれだ! 俺のアイドルに……え? プロデューサー?」
P「俺!? どういうことなの??」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 12:14:17.74
P「プルルルル プルルルル……」
P「はぁ、誰も携帯に出ないし事務所にもつながらない……」
P「ひとまずテレビを見てみるか」ピッ
P「スクープ、765プロのプロデューサーとアイドルの交際が発覚……」
P「発覚もなにも付き合って……」
P「外が騒がしいな……?」
ピンポーン
レポーター「それでは、当事者に話を聞いてみようと思います」ピンポーン
P「だれだ、こんな時間にお客さん?」ガチャ
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 12:19:13.77
パシャパシャパシャパシャ
P「うおっ、まぶしっ!」
レポーター「プロデューサーさん! 如月千早さんと交際されてるって本当ですか?」
P「あ、あの。 どういうことか分からないのですが」
レポーター「しらを切るつもりですか! 説明して下さい!」
P「分かりませんから!」バタン!
P「……なんなんだ一体?」
……ここで昨日の如月千早さんの会見の様子を
P「ん? 会見?」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 12:26:20.93
記者『それでは、如月さんはプロデューサーさんと交際されているわけですね』
千早『はい、そうです。 婚約しています』
ザワザワ ザワザワ
記者『いつ頃から交際をされていたのでしょうか?』
千早『初めてプロデューサーと会った日からです』
記者『大胆ですねー、どちらから交際を切り出されましたか?』
千早『プロデューサーからです』
P「え? 俺そんなこと言ったか?」
千早『営業が終わった後、これを渡されて婚約しました』スッ
記者『素敵なティアラですね?』
千早『最初に渡されたときはびっくりしました。 でも、よく分からないまま受け取ってしまって……』
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 12:32:48.68
千早『でも、誠実に尽くしてくれたプロデューサーのことが段々好きになってしまって……』
ザワザワザワザワ
記者『それで婚約をお受けしたんですね』
千早『一緒にアメリカへ行こうって言われて……それで決めたんです』
記者『大胆ですね』
千早『はい、でもきっと幸せにしてくれると……』
P「なんなんだこれ…… なんなんだ……?」
P「ハハッ、これドッキリだよね?」
リポーター「ちょっとプロデューサーさん!どういうことですか!!」ドンドン! ドンドン!
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 12:41:56.37
P「すみません、ドッキリですよね?」ガチャ
リポーター「ドッキリも何もないでしょう! 今別の記者会見もやってますよ!」
P「え? TVですか?」
……千早さんの会見を受け、萩原雪歩さんが本日会見を行いました。
雪歩『裏切られた気分ですぅ……』
記者『では、萩原さんもプロデューサーさんと交際されていたんですね?』
雪歩『はぃぃ……こんなちんちくりんな私を……裏切られるなんて……体が目的だったのかなって…』
記者『肉体関係もあったのですね』
雪歩『はい……昨日も手を繋ぎました!』
記者『』
雪歩『あと、毎日、私の唾液の入ったお茶をのみましたぁ!』
記者『えっ』
雪歩『この前なんて……頭をなでてもらっ プツッ
P「なんだこれ……雪歩そんなことしてたのか……」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 12:49:35.73
リポーター「ちょっとプロデューサーさん! どういうことですか?説明を!」
P「どうもこうもわかんねえのは俺だよおおおお!」
ゴリゴリッ ドカンッ
パラパラッ……
P「なんだ壁が……!」
伊織「アンタなにしてるの! 伊織ちゃんが助けに来てやったんだからさっさと出るわよ!」
P「えっえっ」
伊織「隣の部屋から下に行って、外に出られるから」グイグイ
P「ひとまず行くか……」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 12:54:03.27
伊織「早く車に乗りなさい!」
P「どうやって隣から来たんだ? 隣人住んでただろ?」
伊織「にひひっ! 先月から立ち退いて貰ってたの! 早く逃げましょう!」
P「……どこに逃げるんだ?」
伊織「私の別荘よ! 誰も入って来れないわ!」
P「それって出るときは」
伊織「もちろん出られるわけ無いじゃない!」
P「すまん伊織助かった! あばよっ!」ダダダダダダダダ
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 13:00:53.74
P「どういうことだ……」
小鳥「プロデューサーさん!」キキッ
P「ウワッ! 小鳥さん?」
小鳥「早くこの車に乗って!」ガチャッ
P「助かります!」バタンッ!
小鳥「安全な場所まで逃げましょう」
P「助かります」
小鳥「じゃあ行きますよ」カチャ
P(なぜ鍵を閉める)
小鳥「これを飲んで落ち着いて下さい」スッ
P(……ペットボトルの底に穴が)
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 13:08:24.20
小鳥「あそこなら安全ね……」
P「段々街から遠ざかっているような……」
小鳥「あっ」キキッ
パカッ
小鳥「……狸が出てくるなんて、びっくりしちゃいましたね」
P「ダッシュボードの中から首輪が……」
小鳥「あ、それワンちゃんに付けようかなって」
P「犬を飼われるんですか?」
小鳥「そろそろ力が入らないかな……早速つけましょうかあっ」
P「さよなら!」カチャ ダッ
P(飲まなくて正解だった……内側ドアロックをされていたらアウトだった)
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 13:15:04.99
P「とはいえ、相手は車だ! 藪に逃げ込むぞ!」ガサガサ
・・・・・・
P「なんでこうなっちゃったかなぁ、俺のコミュニケーションが間違っていたのかな」
P「あいつらの気持ちも分かってやれなかったのか……」
P「しかもちょっとした崖から落ちて動けない……」
P「もういいや、眠ろう」
………
……
…
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 13:20:50.87
P「うーん……」
……ちゃん、兄ちゃん!
P「はっ」
亜美「よかったー! 目が覚めた!」
真美「兄ちゃん!」
P「ここ……は」
亜美「双海医院だよ!」
真美「んっふっふ~!皆で探したんだよ!」
P「そうか……助かったよ」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 13:29:58.64
双海父「酷い捻挫だが問題はないだろう。 しばらく休んでいってくれ」
P「ありがとうございます、そうさせて貰います」
亜美・真美「兄ちゃんおやすみ!」
P「zzzz……」
亜美・真美「寝ちゃった?」
P「……」
亜美「これからどうする?」
真美「ねーねー、モルヒネで漬けちゃわない?」
亜美「んーでもー」
真美「他の人たちに取られちゃうより」
亜美「そうだねー」
真美「早速取りに行くっしょ-!」
……
P「……」パチッ
P(なんてこった……逃げなくては)ドサッ ズルズル
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 13:33:49.70
P「コインランドリーから泊まりの人の服を借りて……松葉杖も拝借した」
P「腹減ったなぁ」
P「暗くなるまで隠れているか」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 13:42:10.31
P「はぁ、そんなに逃げられないものだな」
P「さほど遠くには来ていないな」
P「……皆どうしたんだ」
P「もうだれが敵なのか味方なのかも分からないな」
P「いや、そんなことはないはずだ……ん?あれは貴音?」
P(様子をうかがおう)
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 13:51:16.69
貴音「あなた様……今どこにいらっしゃいますのでしょう」
貴音「今宵も月が綺麗ですのに」
P「ああ、月が綺麗だな」
貴音「あなたさま……」
P「よう」
貴音「ご無事でしたのね」
P「まあな」グゥゥゥ
貴音「ふふ、ご一緒にらぁめんでもいかがですか?」
P「悪いが今財布がな」
貴音「わたくしが招待いたします」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 13:55:57.18
P「うまい!1日ぶりの食事は本当にうまい!」ズルルルッ ゴクゴク
貴音「こちらの屋台は穴場なのです」
P「生き返るな」
貴音「良かった……」
P「ごちそうになって悪いが、ちょっと行くところがあるんだ」
貴音「はい、では」
P「また、食べようn」ゴンッ ドサッ
貴音「あなたさま、お許し下さい」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 14:01:13.84
P「……」
P「頭がズキズキする……」
やよい「プロデューサーさん、おはようございます」ペコッ
P「やよい? 俺は一体……」
やよい「ずーっと眠っていました!」
P「そうか……夢だったのかな?」
あずさ「最近お疲れだったようで」
P「それはすまないことをしたな」
響「自分心配したぞ!」
P「はは……」
美希「心配したの!」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 14:06:13.02
真「プロデューサー!」
P「心配かけたな」
千早「本当に心配しました……」
雪歩「プロデューサー……」
小鳥「プロデューサーさん!」
伊織「心配したんだからね!」
P「う」ドキッ
P(あれは夢だよなぁ)
貴音「あなたさま、私たちが別々だからいけなかったのです」
P「?」
貴音「一人で独占しようと考えたから……」
P「ん?」
やよい「これから、皆一緒に暮らします。 よろしくお願いします!」ペコッ
律子「これからはしっかり管理してあげますからね……」
P「ああ、もう逃げられないな……」 おわり
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 14:33:14.55
乙
このスレの続きですぐに
次回作いってもいいんだよ!!
このスレの続きですぐに
次回作いってもいいんだよ!!
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/12(金) 14:34:53.45
乙乙
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