176 名前: 名無し職人 [sage] 投稿日: 2007/08/15(水) 16:18:44
大学時代に凄い人がいた。
仮にOさんとしておくが、Oさん自身は
小柄で線の細い普通の女性なのだ。
だが彼女の陰のあだ名は「最終兵器」
その由来には、幾つかのエピソードがある。

Oさんは高校時代にコンビニでバイトをしていた。
そのコンビニは「幽霊が出る」と噂され
多数の目撃情報もあり、夜間はまったく来客がなかった。
だがOさんがバイトに入った途端、幽霊が一切現れなくなった。
その功績(?)からか、Oさんは他のバイトよりも多めに給料をもらっていた

Oさんの友人が肝試しから帰ってから度々自室で
男の幽霊を見るようになりOさんに泣き付いた。
Oさんが友人の部屋に一泊すると、幽霊が現れなくなった。

不動産会社を経営する叔父に頼まれて
マンションの一室で一晩過ごしたOさん。
翌日、叔父から謝礼として大金を渡されて
自分がいた部屋が自殺者が出た部屋だと知らされた。

旅行先で立ち寄ったお寺の住職がOさんを見るなり
「あんたには龍神さんが加護としてついとる!」
と言われて、拝まれたという。

オカルト絡みのトラブルの最終兵器Oさん。
だが彼女はその力を特に利用することもなく
現在は旅行会社のOLとして普通に働いている