1: あなたのうしろに名無しさんが・・・ ID:d2BW1Ko8
以前のスレが検索しても出てこなかったのでたてますた。
既出の話も歓迎します。

おばけが出てこないけど怖い、こんな描写や絵が怖かった、
普通の話だったけど、こういうところが怖いなどの話もOKです。
ただし話のあらすじを分かる範囲で一通り書いてください。
一部分だけを書いて説明されると知らない人には分かりません。

それではドゾー

ガチのヤクザを退治した話
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4762124.html
影

5: あなたのうしろに名無しさんが・・・ ID:d2BW1Ko8
まず、私から。

父親から聞いた話で父親もうろ覚えなのですが、

侍が「自分は死んでいるけど生きている」
「生きているけど死んでいる」ということを言いながら
向こうの方から自分が歩いてくるのを見る・・・という話です。

全体的に暗い色調で、最後までなぜそうなったのかは分からず、ずっとそういう場面が流れていたそうです。



92: 本当にあった怖い名無し ID:Sw6qPolD

「夜のおとむらい」
コピペ(まんが日本昔話資料室より)
昔、山形の鶴岡に大場宇平という侍がいた。
ある日仕事を終えての深夜の帰り道、弔いの行列とすれ違った。

不審に思った宇平がだれの弔いか尋ねると、
「お馬回り二百石、大場宇平様の弔いです。」と言う。
自分の弔いと聞いて驚いた宇平が慌てて家に駆け戻ると、
家人は一人もおらず、家の前には送り火を焚いた跡が残っていた。

途方に暮れた宇平が城の堀端までさまよい歩いてくると、
宇平の友人横山太左衛門が声をかけてきた。
宇平は太左衛門にそれまでのことを話し、
二人で宇平の家までやってくると、
何事も無かったかのように家族が出迎え、
ずうっと宇平の帰りを待っていたと言うではないか。

呆然とする宇平だったが、
とりあえずその場はちょっとした勘違いということで納め、太左衛門は帰宅した。
宇平の話を全て疑うこともできず、妙に心の角に引っかかっていた太左衛門の元に、数日後の朝二人の侍がやってきた。
なんと宇平は昨夜遅くに屋敷に押し入った賊に切り殺されたのだと言う。

弔いの行列に加わって墓場に行く途中、太左衛門は大場宇平の話した不思議な体験のことを考えていた。
と、その時「もし、これはどなたのお弔いかな?」と言う宇平の声がする。はっとして太左衛門が振り返ったが、
そこにはもう誰の姿も見えなかった。
宇平が見たと言っていたのは、この行列のことだったのか…と、
太左衛門は初めて気付いたのだった。



12: あなたのうしろに名無しさんが・・・ ID:2LNYST/r
ある男が家を建てようと一生懸命働いて、さあ建てるぞ!というときに
柱一本分が足りない。
そうだ!お墓に行けば木なんか幾らでもあるぞ・・ということになって
柱をかっぱらってきて、家が建ったけど
逆さ柱で結局家は潰れてしまったとか言う話が有ったと思ったけど
まったくのうる覚えなのでちょっと違うかも。



14: あなたのうしろに名無しさんが・・・ ID:O+k8p70B
子供の頃も今でも後味悪くて怖いと思うのが
「雉よ鳴かずば撃たれまいに」
http://nipponmukasibanasi.seesaa.net/article/300940800.html




27: 22 ID:tSET4tiN
コンナ話がおいらが住んでたところでは毎週放送されてたんだよぅ
あとなんかね、題名も忘れてしまった話があるんだが、確か
「ここは網をかければ鳥が沢山とれるが、人の魂の通り道でもあるので網を
掛けてはいかんよ」と父親に注意され続けていたが、父親が死んでここぞと
言わんばかりに網をかけたら鳥が獲れる獲れる。・・・・・・・・・・・が、しかし 

夜中に激しい物音がする

「もう鳥取れたんだか?」普段は朝方に取れるというのにどういうことだろう
と不思議がって外に様子を見に行くと、人魂の群れが網を通り過ぎていく
何かがひっかかったのか網が激しく揺れ、男は網を取り外して中をみてみ
ると

  「カタ」 「カタカタ」 「カタタタ」

網からでてきたのは歯を打ち震わせながら蠢いてる頭蓋骨の群れ
男は悲鳴をあげながら家に引き篭もったが、その家の中でも
父親の亡霊がでてきたり、薄明るいひょろ長い手がでてきたりと
男は身支度を整え山をおりたそうな・・・・

って話、誰か題名知らない?小帽のころ毎週みてたんで結構いろん
な話をかすかに覚えているんだがね
ところで、あの山姥とか怖い話の時に
必ず掛かるBGMが忘れられん・・・何かに追い詰められたり
追いかけられたりした時に掛かる曲
・・・・ふひぃ

まだ書き込みたいんだが本物ってどこだろう



28: あなたのうしろに名無しさんが・・・ ID:u/Lp4Io2
>>27
ココデイイ!!(・∀・)モットキカセレー



21: あなたのうしろに名無しさんが・・・ ID:Vm0vVikb
ここでいいんじゃない?とりあえずトラウマになった話を一つ



22: あなたのうしろに名無しさんが・・・ ID:Vm0vVikb
「ずるりんガッタン」
というお話で内容は・・

 おじいさんとおばあさんが仲良く暮らしていておばあさんが先に死んでしまった。おじいさんは
どうしようもなく淋しくておばあさんの死体を床下に棺おけに納める事にした。ある時おじいさんは
床下からおばあさんの声で「じいさんおるかぁ」と声がしてくる。じいさんは嬉しくて返事をする
「おるよぉ」
床下からの呼びかけは毎日毎日何度も何度もしてくる、ちとじいさん面倒くさくなる

ある時おじいさんは用事で出かけなくてはならなくなる、家が心配なので近くの若いもん(名前忘れた)
に留守を頼む、その時おじいさんには「床下から呼びかける声がすると思うが面倒くさがらず応えて
やってくれ」と言われる。若者は不思議そうな顔もするも留守を引き受ける。

しばらくしておじいさんが行ったとおり「じいさんおるかぁ?」と呼びかける声がする。言われた通りに
応えてやる、そしてまた「じいさんおるかぁ」と言われ、また応える。その状態がずぅっと続いて
ついに若いもんが床下からの「じいさんおるかぁ?」の呼びかけに対して「じいさんは用事で今いないよ
!!」と言ってしまう。その瞬間



23: あなたのうしろに名無しさんが・・・ ID:Vm0vVikb
バリバリバリバキキィイイッッ!!!


朽ち果てかけた婆さんの死体が床を突き破り「お前は誰や、じいさんどこや」と怒鳴りはじめ、這い蹲り
ながら自分に近づいてくる。しかも膝から下は棺桶がひっついており、こちらに近づくたびにズルリン
ガッタン、ズルリンガッタンと音がする、

「お前は誰や、爺さんどこや!!」

男は腰が抜けた上体で薄暗くなった外に飛び出し木によじ登ったが
まだ追ってくる、木にのてっぺんに追い詰められた若者はお経を唱えて仏に助けを求めた、すると死体が
悲鳴をあげてズドーンと下に落ち、若いもんはそのまま木の上で気を失った。

まあそれで爺さんが帰ってきて事情をするとちゃんと供養して土に埋め墓をたてたそうな



今もおぼえておるよぅ、トラウマだよう
ageてすまんよぅ



31: あなたのうしろに名無しさんが・・・ ID:Z6nhY/mq
色々思い出したので、また書き込みます。
 話の中であまり怖くはなかったけど納得いかなかったお話で・・・また題名忘れました;;。

話の内容はというと
 ある有名な山に人を化かす狐がおり、その狐は全身が真っ赤で体のどこかに風車のような印があると
その山に腕自慢の若者が狐を懲らしめようと山に入っていった。しばらく山中を狐をさがして歩き回ったが
みつからず、空も暗くなり今日は野宿と決めた矢先、明かりが見える。女が焚き火をして休んでいるのだ

若者「ハハァ、狐めとうとうでおったな」

女は赤ん坊を抱いて焚き火にあたっている、若者は近づき焚き火にあたらせてほしいと女に頼み承諾を得た
しばらく世間話をした後、男は隙を伺い女の赤ん坊を奪い取った。そして


若者「貴様は狐じゃろう!!、そしてこの赤ん坊は木の葉か何かじゃろう、それか狐の子か?、見ておれ!!」

と若者はその赤ん坊を焚き火の中に投げ込んだ

「ぎゃああああああああああああああああ」

赤ん坊が悲鳴と供にみるみる黒こげの塊へと変わる、狐や葉ではなく人の形のまま・・・

若者は呆然としてしまい、みるみる顔は後悔のため青ざめてしまい、ふと女の方へ顔をやると、女は男
以上に呆然とし若者と目があった瞬間



32: あなたのうしろに名無しさんが・・・ ID:Z6nhY/mq
女「おのれがああああああああああああああ!!」

と懐から包丁をとりだし顔を醜く歪ませ飛び掛ってきた、男は必死に謝りながら女を振り払い逃げた。
しかし、女はしつこく追いかけてきて男はどこかに隠れる場所がないか探すと古寺がみつかりそこに
逃げ込んだ。無論女も追いかけてきて、男は仏像の裏に身を潜めた。

女「どこに行ったぁ、でてこい!!この人殺しめぇ!!!!」

若者が震えているとそこに和尚がでてきて、ここには自分以外はおらんし来てないと説明し女を帰した
和尚はその後若者にもうでてきても良いと言った、どうやら気づいていたらしい
若者はその後和尚に事の次第を話し和尚は頭を丸め仏門に入るよう若者に勧め、それに若者も従った

和尚「わしは不器用だから頭の毛を剃るのにはちと痛みを伴うぞ」

若者は頭を丸め終え、和尚としばらく過ごしたそうな。
そして、和尚に故郷が近いのなら久しぶりに帰ってみてはどうだ?と言われ、若者もひさびさに帰路についた
・・・・・・・・・・・が、

村人「よう、おはやいお帰りでねぇか、狐はみつからんだか」
若者「は?随分と久々に帰ってきたのだが」
村人「何言うとる、お前が狐退治に行って来ると隣村にいって一晩しかたっておらんぞ」
若者「へ・・・・・・・・・・!?」
村人「それよりその頭はなんじゃ?」

若者の頭は何かに噛み付かれたような歯型やひっかき傷が沢山あり、毛は何か毟られたようになってたという
そして、今もその山には人を化かす狐がいるそうな

演出こってるなと思ったよ

http://nipponmukasibanasi.seesaa.net/article/383729932.html




73: 本当にあった怖い名無し ID:/xBj9Mks
>>31
遅レスですが、似たような話を読んだことがあるので…

若者が、狐がでるという山道で草むらに隠れていると、向こうから大名行列がやってきました。
「狐め、一匹じゃかなわないと見て仲間をつれてきおったな」
若者は、大名行列の前に飛び出すと、あっと言う間にお供の者を二人殴り倒しました。
他のお供がびっくりして取り押さえますが、まだ「狐め、観念しろ!」などと暴れています。
すると、お殿様が何事かと顔を出しました。
「わしは~の国の~じゃ。狐と間違えるなどとは無礼先番。叩き斬ってくれる」
若者はお殿様の顔を見て、ようやく本物だとわかるとガタガタ震えだしました。
「お殿様、悪気はなかったんです。どうか、命だけは」
そこへ、地元の偉いお坊さまが通りかかりました。



33: あなたのうしろに名無しさんが・・・ ID:gN3ZcUwy
面白い話だね
無粋な質問かもしれないが、和尚はキツネだったんだろうけど、
その女もキツネだったのかな?




37: あなたのうしろに名無しさんが・・・ ID:eB7FXm4J
>>33
夫婦の狐だったりして



38: あなたのうしろに名無しさんが・・・ ID:Juj8S9Hn
>>33
よく似た話は読んだことある。
落ちに使われるのは和尚じゃないバージョンだったと思うけど。
その話では、子供も母親も、和尚にあたる人物も、みな狐だった。



35: あなたのうしろに名無しさんが・・・ ID:Z6nhY/mq
詳しくはわからないっす、自分の考えでは山に入った時点で狐に化かされつづけてたってオチだと思う
女も赤ん坊の事も山下りた後も触れられなかったはずだし
まあ、題名覚えてないけど内容だけは結構覚えているのが多いの、結構適当だけどレスサンクスです



40: 本当にあった怖い名無し ID:9bKFr6is
結構有名な話を思い出したんで既出すぎならごめんなさい題名は確か 「米食わぬ女房」 だったはず。内容はと言うと

 ある一軒家に男が住んでおり、男はそろそろ嫁が欲しいと思っていた。しかし、嫁の分まで自分の米の蓄えが減るのは
とても嫌だった。「そうだ!!」 と男はある事を思いついて少し先の街道に立て札を立てた。

 <米食わぬ女房 を 求む   この先の一軒家にて (男の名前)>

男はこの条件でなお美人なら良いと思い、自分の家で条件通りの女を待った、無論街道行く人は
この立て札を見て笑いながら通り過ぎて行った。誰もコノ条件にあう者などおるまいと・・・しかし、
ある晩の事、男の家の前に人影が・・・・・

 女 「すいません、(男の名前)はいらっしゃいますか?」
男はついに来たかと思い戸を開けた、

 男 「おおお」
男は感嘆の声をあげた、自分のもとへ条件にある女が嫁に来てくれた事の驚きもさもながら

 男 「・・・・・・・美しい」
 その女の綺麗なこと、こんなに嬉しい事はないと女を家に招きいれた。そして、次の日から二人の共同生活がはじまったの
である。翌朝から男は畑に出かけ、女房は留守を守ることとなり、そして日が沈めば帰り飯をくらうと言った感じである・・・・・・
ところが

 男 「おかしい、米の減りが早すぎる」
男は米びつを見ながら悩んだ、溢れんばかりにあった米が半分以下になってるのだ、ネズミが食い荒らした後などない。

 男 「嫁はわしが飯くっとる間は何も口にしとらん、そうか、わしが畑に行ってる間に隠れてくっとるのだな」

男は女の盗み食いの現場を押さえるために畑に行くふりをして家の外の窓の軒下に隠れた、すると
米の炊く匂いが下あと何かせっせと嫁が動いてる。男はこっそり窓から様子を伺うと、嫁は握り飯を作って
並べているではないか、そしてその並べた握り飯に背を向けた次の瞬間・・・・・・



41: 本当にあった怖い名無し ID:9bKFr6is
 男 「ッあ、ああ・・・・・・・・・・!!」

 男は何とか叫びそうになるのを堪えた、男が見た光景とは、その握り飯に背を向けた嫁の後頭部から獣の
ような牙を持った大きな口が髪をかき分け姿をあらわし、更に長い髪の毛は触手の様に器用に並べた握り飯
をとり、その二つめの口に放り込んでいたのだ。

 ドスンッ!!

男は腰が抜け派手に尻餅をついてしまった、顔あげるとすぐ側に嫁が立っていた、

 嫁 「みましたね」

 男 「ぎゃああああああああ~、化け物だあああああ」
男は抜けた腰を無理矢理おこし、必死に街道に向けて逃げた、そして、しばらくして振り返ると嫁の姿はない
家に帰るともぬけの殻、嫁の姿はない。そして、
米びつの中ももぬけの殻、米の姿はない。

 男 「あああ、普通の嫁さん求めればよかったんだ~」

それから少したって、とある立て札が街道にたった、
              
 <米を多く食らふ  人間の嫁 を 求む この先の一軒家にて (男の名前) >


 この後、前の化け物の嫁さんとは似ても似つかない太っとい嫁さんをもらって子宝を儲け幸せに暮らしている
シーンがでてくる。まあ正直ワロタよ、有名な二口女のお話



42: 本当にあった怖い名無し ID:UgmnipSc
二口女は絵しか見たことなかったけど
こういう話だったのね
美人は安心できないな



48: 本当にあった怖い名無し ID:kDYBh2wc
 ある所に坊主とお付の小坊主がおったそうな、その二人は川の近くで一休みしておりました。
二人が並んでぼーと小川を眺めていると、突然空気が異様な重さを放ちだしました。二人は
その原因に気づいていました。

 「何か得体の知れないものが自分達のすぐ後ろに立っている」
 二人は唾を飲み込み後ろに振り向くと、立っていたのは大きな布キレに身を包んだ者で、その
布切れの隙間からは赤い甲冑のような物が見えたのでお侍様と二人は思いました。そして、
そのお侍は坊主に問いかけました。

  お侍「_---~---~~?」(←質問の内容忘れました;;)
 坊主「はて、戦で死んだ侍の亡霊か?、どれ経の一つでも唱えてみえよう」
    「南無阿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
しかし、続けて
 お侍「_-----~~~--_?」と別の質問をしてきた
 坊主「南無・・・・・・・・・・・っ!!!」
 シュバッン!!!!

 小坊主は大きく目を見開いたまま固まってしまったのだ、それもそのはず経で消えたのは侍
ではなく坊主の頭であったのであるから、そして、侍は切り落とした坊主の頭を抱えて川上の方に
消えていった 呆然と立ち尽くす小坊主は我に帰り。よろよろと川下の村へ向い村人に事情を話した

村人は最初はこの小坊主の話す事を信じなかった、それはこの辺りでは戦はおろか落ち武者が流れ
て来たことすらないのだ、しかし信じざるをえない証拠があるのだ、小坊主が抱えて帰ってきたもの
それは首を亡くした坊主の遺体である。

村人は困った、そんな化け物が村に降りてこられては困るとそして村人は高名な僧がいる寺などに
助けを求めたのである。そして、僧が幾人も川の中流に向かっていったのである。そして、

 村人「ああ、まただめだったか」
 様子を見に来た村人が首のない遺体をみてため息をついた、もう幾人もの僧が犠牲になっているのだ
その内僧達も来なくなり、村人が困り果てていると、



49: 本当にあった怖い名無し ID:kDYBh2wc
久しぶりに僧が訪ねてきたのだ。が、しかし、いままで来た高僧とは身なりがかなり雑であり、見た目も少々体が大きいだけで村人と大差ない
ただ大きな布袋をもっている。
しかし、もはやこの男に頼むしか道はない、この僧を村人は中流に案内した・・・・・・

僧は下を俯いたまま侍をしばらく待った、いつ来るのかと待ち焦がれてたところ侍は既に自分の前に
立っていたのだ。
 侍は質問をはじめた
 侍「_--------~~~?」
 僧「口からブクブクと泡をふく」
 侍「・・・・・・・・・・!!」

 侍「____-----~~~~~?」
 僧「赤い殻に身を包んでいる」
 侍「・・・!!!!!!!!!」

 侍「~~~---~~!--~~___?」
 僧「切れ味が良いのは太刀ではなく己が持つハサミ}
 侍「!!!!!!!!!!!」

侍がグラグラと巨体をくねらせはじめる・・・・・・・・・・・・・その瞬間!!!!
僧「せいやぁああああああああああああああああ!!!」

僧は自分の皮袋から大きな太刀を取り出すと侍を切りつけたのである。
 侍「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ」

 侍は悲鳴をあげ物凄い速さで川上の方へと駆け上がってゆく。僧もトドメをさそうと侍を追う
途中あまりの速さに侍を見失うが血の跡を追い頂上へつく、すると頂上の湖付近で巨大な
蟹が血を流し死んでいるのだ、そして男は湖の色が少し変なので覗きこむとそこには大量の
首が湖の底に山積みにされているのだった。

 覚えているのはこのくらい、オチはなんだったのか侍が何の目的で首を狩っていたのか
僧が何者だったのかは覚えていないです。中途半端ですまん。



55: 長くてごめんなさい ID:AV2c1Ksn
うろ覚えなんですが、怖いと言うより悲しい話。

ある山に猟師がいた。
彼には家族はなく一匹の忠実な犬だけが家族だった。
最近なぜか獲物が全然取れず、その日は獲物を探しいつもより遠くまできてしまった。
そこで彼は、子連れでしかも大物の獣を見つける(熊か猪か鹿か失念)。

猟師仲間の掟では、子育て中の獣は親子とも獲る事を禁じていた。
(仔はもう少し待って成長してからのほうがいい獲物になる。親を失ったら
仔は生きられず、長い目で見れば結局その山の獲物を減らしてしまうから。)
獲物がない日が続いた猟師は、ためらわず鉄砲をかまえた。仔をかばいつつ逃げる獣。
犬に追わせて追い詰め、ついに親を仕留めた!
恨めしそうな目で見つめる仔をよそに満足して獲物を抱え帰路につく猟師。

ところがその途中で代官所の役人達につかまってしまう。獣を追いすぎて隣国に入ってしまっていたのだ。
だが猟師達には山中で国越えをしても罰せられない免符が与えられているので安心だ。
ところが、彼はその日にかぎって家に免符を忘れていたのだ!
国境破りに隣国の獣を盗んだ罪で捕われる猟師。連行される猟師は犬に言った。
「大急ぎで家に帰って免符を取って隣国の代官所に持ってきてくれ。日没までに、あれがないとわしは処刑されてしまう。」
山を越え谷を抜け全力疾走で家に戻る犬。免符をくわえて、猟師の待つ代官所に向かう。
代官所で役人に囲まれて犬を待つ猟師。しかし犬が来ないまま日は沈んだ。

「もう少しだけ待ってください!犬はもうすぐ戻ります」懇願する猟師。
「お前が仕留めた子連れの獣も、『もう少しだけ、子供が成長するまで待ってくれ』
と言っていたんだぞ」と、誰かの声がした。役人は処刑の命令を下した。
代官所を見下ろすがけの上から、主人の死を知った犬は悲しみの遠吠えをして、そのまま岩になった。

これが犬吠崎の由来だと最後に言ってたような気がするんですが、
山とか猟師とか千葉っぽくないのでどこか別なところの話なような?
だれかご存じないですか?



56: 本当にあった怖い名無し ID:wyIDv4vk
>>55
千葉にだって山もあれば猟師もいたと思うんだけど…w

ほぼ同内容の話が秋田にもあるみたいです。
そちらでは獣は猪で、親子共に撃ち殺しています。
最後は、免状が間に合わず処刑されてしまったた主人の亡骸を
引きずって帰ろうとするものの
途中の峠の森で力尽き、遠吠えを残して石になってしまう。
それから、その森は「犬吠え森」と呼ばれるようになった、
という話です。



71: 本当にあった怖い名無し ID:ErmUJrzc
>>55
今年の初め頃にニコロデオンの日本昔ばなしで
放送されてましたよ。名作ですね。悲しいけど。
うちに白い犬が2匹いるんだけど、それ見てた時
なにげに旦那の方見たら犬抱きしめて泣いてました。



57: 本当にあった怖い名無し ID:TUtYFks/
それは「左多六(さたろく)とシロ」ですね。

むかし、草木(くさぎ)に左多六という「マタギ(猟師)」がおりました。
左多六は日本中、どこの土地でも漁ができる巻物(免状)を持っていました。
これは、左多六の先祖定六が、今から700年も昔に源頼朝公の富士の巻狩りで
大した手柄をたてたというので、南部の殿様からもらった、
「お前の子孫は、永久に天下御免である」と書いたマタギの免状でした。
 
左多六は、シロというとても賢く主人思いの秋田犬を猟犬として飼っていました。
2月のことでした。ものすごく荒れた大雪もおさまり、冬の日にはめずらしくお日様が照っていました。
左多六はシロを引っ張って猟に出て、東へ東へと歩いていき、四角嶽のふもとまで行きました。
ふと前を見ると、大きなカモシカが岩の上に立っていました。

左多六は、よく狙いをつけて引き金を引きました。
カモシカは、少しの間棒立ちになったけども、雪の上に点々と血を落として逃げていきました。
左多六とシロは、血の跡をどこまでも追いかけて行ってみると、
いつの間にか、鹿角と三戸(青森県)に境、来満峠まで来ていました。
血の跡は、峠の洞穴に消えていて、左多六は、その穴に向けて1発撃ちました。

その時、三戸のほうから来た5人の猟師が左多六に、「お前が撃ったカモシカは、おらどが先に撃ったんだ。
返せ。」と迫りました。そして、「お前はどこから来た者だ。そこのお境小屋がみえないのか。
お前もマタギなら、勝手にほかの領内で猟されないこと知ってるべ。」と詰め寄りました。
左多六はびっくりして、鉄砲を振り回し逃げようとしました。
シロも主人を助けようと5人に向かって、うんと吠えました。
しかし、5人もいてはかないません。とうとう捕まえられて、無理矢理三戸に引っ張られていきました。
シロはこっそり主人の後をついていきました。




58: 本当にあった怖い名無し ID:TUtYFks/
牢屋に入れられた左多六は、あの天下御免の巻物を忘れてきたことが悔しくて悔しくて、
「あぁ、あの巻物さえあれば助かるのに・・・。」と溜め息をついたり、涙を流しました。
明日にでもなれば、ほかの領内に入った罪で、打ち首になるかもしれないと思うと、
悔しくてなりませんでした。

シロは、牢屋のそばに忍び込み、やつれた主人を見て、
「ワン」と一声吠え、風のように走り出し草木に向かいました。
真夜中、三戸から草木まで、走りに走って、鉄砲の玉のように速く走りました。
主人思いのシロは、山も谷も飛ぶように走り、やっとのことで草木に着いて、火がついたように吠えました。

左多六の妻は、左多六が3日も帰ってこないため、
心配して神様を拝んでいたとき、雪だらけになったシロがやってきました。
 「シロどうした?」「シロ何があった?」
みんなでシロをなだめて、何か聞く気になりますが、シロはただ吠えるばかりで、
食べるものも食べないで、すごすごと戻っていきました。
シロは、また遠い山道を越え、左多六のところへ行きました。

でも、待っていた巻物は持ってきませんでした。
左多六はがっかりしましたが、力をふりしぼって
「シロ、ほら、あの巻物知ってるべ。竹筒に入ってる巻物だ。
仏さんの引き出しの巻物を持ってきてくれ。そうすれば俺の命も助かる。シロ頼む。」
牢屋の中で、涙をためてしゃべる左多六の話を黙って聞いていたシロ、やっと主人の気持ちが伝わったのか、
「ワン」と大きく一声吠えて、また草木に向かって、雪を蹴散らして走りました。

草木に着いたシロ、前よりもうんと吠えました。
ありったけの力を絞って、仏壇に向かって吠えました。
その声は、火を吐くようで胸も裂けるのではと思うほどでした。
左多六の妻は、ハッと思って引き出しを開けると、猟に出るときいつも持っていた巻物が置いてありました。

妻の顔色がサッと変わりました。「これだっ。この免状だっ。」
妻は震える手で巻物の竹筒、シロの首にしっかり結び付けました。
「シロ、頼んだぞ!届けてくれよ。」背中をなでながら見送りました。
シロは疲れも忘れ、牢屋にいる主人左多六のために、雪の来満街道を、
また、三戸に向かって夜通し走りつづけました。




59: 本当にあった怖い名無し ID:TUtYFks/
シロが無我夢中で来満峠を越したとき、三戸の空は白々と明けてきました。
その頃左多六は、シロが帰ってくるのを一生懸命待っていたけれども、
とうとう巻物は間に合わず、明けの鐘が鳴るとき、この世から命が消えてしまいました。
シロが命懸けで牢屋に着いたときは、主人はもうこの世の人ではなくなっていました。
お仕置き場(処刑場)に投げられている左多六を見て、
シロはうんと悲しみ、しばらく死んだ主人のそばについていました。

それから何日かして、シロは、三戸城の見える大きな森のてっぺんに駆け上り、
そこから三戸城に向かって恨みの遠吠えを何日も、幾夜も続けました。この森は、今でも「犬吠森」と言われています。

それから間もなく三戸には、地震や火事など、良くないことばかり続き、町の人は左多六の崇りだと噂しました。
食べるものもなく、寒いのと疲れで、やっとのこと草木に着いたシロは、哀れなやつれかたでありました。
左多六の罪のために、お上のお咎めを受けた家の人と所払い(村に住めない)になって、村から出るはめになりました。

左多六の妻とシロは、南部領の草木から、秋田領の十二所の葛原に移り、みんなに親切にされて暮らしました。
また、災難にあった村の人を何回も助けたシロは、いつからか、「老犬さま、老犬さま」と呼ばれるようになりました。
あるとき、村人が馬に乗って村外れのあたりを通ると、馬がびっくりして何としても歩けなくなりました。
不思議と思い、その辺を探してみると、シロは死んでおりました。
村の人は、哀れに思い、南部領の見える丘にシロを埋めてくれました。
そこは今、「老犬神社」というお堂があって、村の人みんなに拝まれています。




61: 55 ID:XQRZsGV7
56-59
きっとその秋田の話です!
子供の頃、TVの日本昔話でみて、あまりに救われない結果が
すごーく嫌でずっと心に引っ掛かってました。
(その割には、だいぶうろ覚えで部分違ってましたが...)
たぶん後で、千葉に犬吠崎という地名を知り脳内補完してたのですが
イマイチ千葉っぽくないとおもってました。
おかげで、長年の謎が解けました。
しかも >>59 で、最後に犬が祀られたとあるのでちょっといい話になってるし。
56さん、57-60さん、アリガトウ!!



64: 本当にあった怖い名無し ID:wyIDv4vk
昔の日本では、山はその土地の大事な共有財産で
地元の人間ですら勝手に抜け駆けして猟などすることは
許されなかったとか。

境界外の人間が勝手に入ってきて猟をするということは
侵略行為にも等しく、戦争仕掛けるような
ものなので
捕まれば殺されても仕方なかったんではないかと…

…昔々、学生時代に聞いたことなのでうろ覚えですが…



68: 本当にあった怖い名無し ID:VRaGWnaC
題名は忘れたがスズメ(?)とか言う化け物の話が怖かった。
母親が泣く子供になく子はスズメに連れてかれるぞみたいな嘘の話したら、
子供の背後からでかい手が出てきて危うく子供を持ってかれそうになった話。



70: 本当にあった怖い名無し ID:zobC4cJn
>>68は洒落がわかる人
スズメ→小鳥→子取り



69: 本当にあった怖い名無し ID:hN/qGhg+
それなんか覚えがある



78: 本当にあった怖い名無し ID:MiXnPM6H
しかし、狸の話はどれくらいあるんだろう?狐はよく聞くんだが



85: 本当にあった怖い名無し ID:yh6hMyyn
>>78
四国は狸王国らしい。
狐も四国では狸に敵わないとか



87: 本当にあった怖い名無し ID:dwun0jN2
>>78
狸の話だけで本でてるよ
怖いのものってる

千葉の話で
ある時、夕暮れに森に入ると宴会やってて、誘われる、
ものすごく豪奢な館で、豪華な料理と
華やかな女官が居るらしい
手招きを其処の主人にされ、みんなふらふらと寄っていった。
次の日・・底なし沼に何十の死体が埋まっていたって話し



90: 本当にあった怖い名無し ID:lLReO0Kc
>>87
怖い話か…
自分はイメージ的に
狐→化かされた話
狸→良い話
が多いと思ってました。
殺される系統はイタチとか。



80: 本当にあった怖い名無し ID:/xBj9Mks
では知ってる狸の話を一つ…
明治あたりの割と新しい話です。

ある村に化け狸が住み着いておりました。
狸は、地蔵やら大入道に化けたりして、村人を騙しては楽しんでおりました。
ある時、村にも汽車が通ることになり、工事が始まりました。
狸はあまり里に出てこなくなり、村人達は狸のことはすっかり忘れてしまいました。

そして、開通式の日。
村人達は線路脇に集まって「汽車とはどんな物なのか」と待っておりました。
しばらくすると、向こうから汽車がやってきました。
村人たちは驚きました。
「なんじゃあのでかいのは」
「あんな鉄の固まり動くわけねぇ。」
「化かされてるんでねえか?」
「そうか、あの化け狸のやつだな。騙されるもんか」
村人たちは、化け狸の正体を暴こうと、次々に汽車の前へ立ちはだかりました。
しかし汽車は止まりません。

そこへ、狸が走ってきました。
「あっ、あれはあの化け狸!」
「それじゃあの汽車は本物か?」
村人達は逃げようとしますが間に合いません。
すると狸は、自ら汽車の前へ飛び出すと、牽かれて汽車をとめました。
村人達は、たいそう狸に感謝し、狸を手厚く葬り塚を作りました。

以上
あまり怖くないし良い話ぽいですが…



84: 本当にあった怖い名無し ID:NkUPm6PF
角川の日本の民話に、怖い話だけ集めたのがあって
それにのってた怖い話
嫁姑の話だけどさ・・怖い

あるところに仲の悪い嫁姑が居た
若い夫は見て見ぬ振りをしていた。
あるとき夫が都へ、一月ほど仕事にでることになった。
新妻を置いていくのは木がひけたが仕事では仕方がない
もちろん夫が出かけた後も二人の仲は悪かった。

一月経ち、夜半に夫が帰ってくると、嫁が居らず、
ばあ様の言うには、男を作って出て行ったという
夫はいつもの喧嘩だろうと思い、格段問い詰めず、
妻の実家には明日行くことにして、床に就いた。
そのとたん、裏口が、がたがたと、ものすごい音を立て始め
バターンという戸が外れる音がし、続いて断末魔の悲鳴が聞こえ
起き上がった夫の横を何かが風邪のように通り抜け
玄関の戸にぶち当たり、戸を倒して止まった。

玄関へ見に行くと、そこには嫁が、変わり果てた姿で
倒れていた
味噌にまみれ、手と足が逆に付き、股間に頭があった
驚いた夫が悲鳴の聞こえたばあ様の元へと行くと、
首を噛み切られて、血の海で、絶命しているばあ様が居た

ばあ様は、嫁を殺して、手と足を切り、
方に足を、足に手をそして股間に頭をつけ
味噌樽に逆さまに埋めていたのだった。



93: 本当にあった怖い名無し ID:OHtscP72
つい日本昔話のビデオ出してきてみちゃったよ・・
猫檀家がやってる・・・
一本に20話くらい入ってる
懐かしいなあ・・・・



95: 本当にあった怖い名無し ID:OHtscP72
んじゃあ遠慮なく

まず、民話ってのは、中国から流れてきた話が定着したものや
事実、事実をたとえ話に変えたもの、(殿様のことだけど
そう書くと首が飛ぶので、鬼としたとか、本気で鬼だと思ってたけど
実は漂着外人だとか)などがあります。
他の地方の話が伝わってよそに定着したものもあります。
同じようなことが怒り、あちこちに似た話があるものもあります。
これが基本

さて
赤まんまとキジも鳴かずばの違い
キジ・・・関係の話はたいていが本当に盗みをした、または
自分の口からの言葉による災いが元です
そして大抵は子供は生き残り口が利けなくなります。
あかまんまは、盗みをしておらず、別の赤いものを子供がそういっていて、
誤解を受け、潔白を証明するために子供の腹が裂かれ死亡します。

ここが違うのね。子供死んでるから、キジも鳴かずばとはいえないんです。



96: 本当にあった怖い名無し ID:OHtscP72
それから、創作童話に見えても、実は創作ではなく、
民話というものも結構あります。
松谷さんは、民話収集もしていらしたので、そこから原点を
とって居るものもありますから、日本昔話中に、
似た話しがあっても、松谷さんの創作から取ったわけでは
なかったりします。

なんか違和感のある話は、元が中国だったりします。
牡丹灯篭なんかそう、日本の灯篭は、お盆に床に据えるあれとか、
流すあれだけど、中国の昔のものは、道を歩くためのもので、
でっかい牡丹の花で飾ってあった、女の子の装飾品っぽいものだったりする
時々ある、お金を焚いて供えるってくだりも、多分中国のことだと思います

というわけで、違和感があったりするものでも創作じゃなかったりします。
沖縄のものなんかすごく感覚が違って面白い。



105: 本当にあった怖い名無し ID:KedgKIO8
牛鬼だかの話で、2人組の樵が山奥に木を切りに行って、
年寄りか若い方かは忘れたけど、殺された話って無かった?
誰か知ってたら、詳細共々教えて下さい。



106: 1/2 ID:rsscNzJ2
>105
2人の樵が山奥に木を切るために入った。
洞窟のような所で夜を明かしていると、入り口の方に
どこか変な感じの男がいてこちらを覗いている…

男「ここで何をしてるんだね?」
樵「木を切りに来た」(こんな感じのやりとり)
男「それはなんだね?」

男は樵の持っていた鋸を指して聞いた。

樵(老)「これは鬼刃といって、鬼を殺すための刃だ。
     一枚だけ逆刃になっているだろう?
     もっと近くで見てみるか」
男「いや、すまなかった。失礼する」

男は何故か慌てた様子でいなくなってしまった。
しかし次の夜もその男は樵達のもとに現れ、同じような会話がくり返された。



107: 2/2 ID:rsscNzJ2
また次の夜も男は現れた。
しかし、その日は年老いた樵の姿はなく
洞窟にいたのは若い樵一人だった。

男「おや、今日は一人かね」
樵(若)「ああ、鋸の鬼刃が欠けてしまったので
     修理しに行ってしまったんだ」

…その途端、若い樵は男に喰われてしまった。
その男はその山に棲む牛鬼であった。


こんな感じで覚えているんですけど、細かいところが違っていたら
すみません。
私の中では「怖い民話NO.1」です。
書いてるだけでドキドキしてきたー。



121: 本当にあった怖い名無し ID:ORRUQRoP
怖い話じゃないけど、「娘の寿命延ばし」という話。記憶が曖昧だけど。
18になったばかりの娘が病気かなにかで死の淵をさまよう。
娘は自分の寿命を延ばして貰うために旅に出る。

すると3人の老人が娘の前に現れた。そのうち一人はそろばんをはじいていた。
他の二人も何かの仕事をしていた。娘はだまってその3人に酒をつぐ。
3人はつがれた酒をがぶがぶのむ。そこで娘がはじめて「お願いでございます」としゃべる。
老人達は「お、こんなところに娘が」と言ってやっと娘の存在に気づく。
娘が寿命を延ばして欲しいと頼むと老人は「ごちそうになったからには願いをきいてやろう」ということになる。
寿命の台帳には18歳とかいてあるのだけど、1を8に書き換えて88歳まで生きられるようになった。
どっとはらい



123: 本当にあった怖い名無し ID:kOmEHUVs
>>121
おお、そんな話があるのかー
中国に同じ話があるよ

むすめじゃなくておとこで、寿命が尽きてると
道師に言われて、何とか寿命を延ばす方法を聞いて
ろんこんだかの神聖な山に、酒とつまみを大量に用意して待つ。
神様(寿命をつかさどってた2人の神)が、
碁をうちに来る来て、夢中になってる横で
勝負が終わるまで黙って酒と肴を給仕し続ける
三日くらいたって勝負が終わり、後は同じ
一人の神様は怒って威嚇するけど、確か北の
神様がご馳走になったといって寿命を延ばしたんだと思う。
年は19歳だったのを、ひっくり返して91だったと思う。



144: 本当にあった怖い名無し ID:/dXZruqb
>>123
それは捜神記の北斗と南斗の話ですね。
若者の寿命を言い当てるのは三国志にも出てくる管輅。
このひとは自分の寿命まで当ててしまいます。



133: 本当にあった怖い名無し ID:ORRUQRoP
>>121です。一つ訂正。18歳を88にしたのは漢字で十八とある上に八の字を足したのでした。
昔話でアラビア数字がでるわけないじゃん。



147: 121 ID:ORRUQRoP
>>121です。
今日はレスがすごく伸びていて嬉しい。日曜だから?

個人的には日本昔ばなしの下品な話ベスト3に入れて良いという話。
タイトルは「柿の精」というものです。以下記憶のあらすじ。

おばあさんが、柿が食べたいというけど、その時期には柿がない。
するとどこからともなく大男がやって来て、部屋を貸して欲しいと言う。
部屋からでてきた大男は皿に盛られた柿をおばあさんに差し出す。
おばあさんは喜んで柿を食べる。
しばらくするとお婆さんはまた柿が食べたくなる。するとやはり大男がやってきて部屋を借りる。
部屋からでて柿を差し出す。それを何度か繰り返していた。
ある日おばあさんは、その大男はどうやって柿を手に入れているか知りたくなり、
大男が部屋に入っているときに部屋を覗いてしまう。

なんと!大男が皿をお尻の下に回して「うっ!」とうなると、はたして皿の上には柿が盛られていた。
おばあさんはそんな汚い物を食わせていたのか!と怒って大男を追い出す。
大男は柿の精だった。
とっぴんぱらりのぷう。

かなり脳内補完しているかも。



118: 本当にあった怖い名無し ID:dMDV72Xj
食べ物を残した子供がいて
夜中 大きなお米の妖怪が
「おかか おるか~」「ここにおるぞー」だか、
一晩中部屋の中を食べ物を粗末にした子供を捜し回る。
怖い想いをした子供はそれから食べ物を粗末にしなくなった。



125: 本当にあった怖い名無し ID:kOmEHUVs
悲しいといえば、狸の腹鼓だったかな、悲しくてしょうがなかった
ある山に狸がいて、腹鼓でポンボコーとかやってた
寺の和尚が最初は鬱陶しく思ってたんだけど
太鼓を叩いて音を返すと、返事を返す、
そのうち面白くなって、毎晩音のやり取りが楽しく続いた。

その村には庄屋がいて、狸が腹鼓なんか打って人を惑わすのが
ゆるせんといって退治しようと思う。が、うまくいかない
ある日、狸が腹鼓を打ち返すということを知り
屈強の男と大きな太鼓を沢山用意し
夜を待って狸の腹鼓に太鼓で返事を返す
狸は喜んで腹鼓で音を返し、太鼓の叩きあいは
どんどん激しくなっていった。

けれど、太鼓はいくつも取り替えられるし、叩く人も何人もいる
狸は生身の自分腹を叩き続け、どんどん弱っていくが、
音が返ってくるのでやめられず・・・
いやな音を最後に腹鼓が帰ってこなくなった。

次の朝見に行くと、山の狸の住処の前で、腹が破け
血まみれで死んでいる2匹の狸がいた。

ぴょーんと飛び上がって「ポンポコー」
と、すごく元気でかわいい声で
嬉しそうにしてる狸がかわいくて、だから
最期の悲惨な結末がすごく悲しかった・・
もう見返せない



127: 本当にあった怖い名無し ID:wYfhBOtr
>>125さん

日本昔話以外でのバージョンかもしれないけど、私が知っているヤツだと、
退治しようとする庄屋さんは登場せず。毎晩毎晩狸たちが腹鼓を打つので
近隣に騒音公害。それをやめさせようと、腹鼓太鼓腹の和尚と腹鼓自慢のボス狸が
どっちがいい音を出せるか競うことに。狸のほうは腹を膨らませればいい音が
出ると考え、餅のようにぷくーと腹を大きくする。思った通りいい音が出て、
和尚さんを圧倒しつつある。勝機は我に有り、と、調子に乗った狸は
さらに膨らませるが、限界まで達した腹を殴ったところ破裂、自爆。
破けた腹を見ておいおい泣いてる狸を、気の毒に思った和尚さんが
薬を塗って治してやる。和尚さんの人徳に感じ入った狸たちは、大騒ぎを
やめることに。以後、満月の晩にのみ、和尚も狸も一緒になって
山寺で狸囃子の宴が開かれるのだった…

福福しい顔で太っ腹の和尚さんと、わき腹辺りに絆創膏を貼った狸が
一緒に嬉しそうに腹鼓を打ってる絵で終わりました。こういうめでたし
バージョンもあるので、トラウマ解消に役立てていただければ幸いです。



139: 本当にあった怖い名無し ID:VL0+TzOr
小さい頃よく見てたけど一つしか覚えてない…
『クモの糸』を土台にした様な感じの話で
クモの変わり(?)に腐った人参、
主人公は自己中ばーさんだった。
おばーさんは最後、意地汚さが仇になって地獄に落ちるんだけど
「自分だったらうまく言いくるめるて天国に行く」
などと幼いながらも腹黒い事を考えてたのを覚えてるw



146: 本当にあった怖い名無し ID:wsGbcjpI
そういえば、さっきビデオ見てたら
「猫山の話」が入ってた
猫の飼い主が奉公先で飼ってた猫、鈴が、
突然居なくなり、飼い主は猫が集まるという山の事を聞き
探しに行く
途中山の中で日が暮れ、明かりの灯る大きな屋敷を見つけ
とめてもらう(入るときに「お前もくわれに来たのか?といわれる)
夜中眼が覚めると隣で、声がして
覗くと化け猫が集まって、自分を食うはなしをしてる

怯えていると一匹の化け物が部屋に入ってきて、鈴だという
「ここは人が来てはいけない場所、この手紙を持って逃げなさい、
猫が来たらこれを見せれば通してくれるはず。ただし、山を降りるまでは、
この手紙を開いてはいけません」
急いで逃げ出すが、屋敷の出口で猫に、囲まれてしまう
あわてて手紙を見せると猫は逃げていき、無事山を降りることができた
奉公先に帰り手紙をあけると、そこには犬の絵が書いてあり、
その犬は口に小判を咥えて居る
見る間に小判は本物となり10枚の小判に代わった。
娘はそのお金で年季を終わらせ故郷に帰ることができた

こういう話だった



150: 本当にあった怖い名無し ID:nMn2xNe+
>>146
ええ話や



151: 406 ID:HLcF4pq9
*()内の文章は情景説明のためのもので実際にナレーションされたものではありません

『餅ばばあ』(ナレーション:常田富士男さん)

むかぁ~し、昔・・・・。ある村の外れに、鬱蒼とした森があって・・・一軒の大きな、空き家があった。
今は朽ち果てて、化け物屋敷のようじゃった。
こんな不気味な空き家に、怖いもの知らずの子供達が、毎晩、集まってきては小魚焼いて食ったり、お喋りしたりして遊んでおった。

ある・・・・夏の夜のこと。。。茂助という男の子が、ふと天井を見上げて・・言った。
茂助 「今ぁ~、なんか、音がしなかったか?」
子供達「へぇー、気が付かんかったのー」「空耳じゃろ。」
茂助 「そうか、空耳じゃったか。どれ、おらの小魚焼けたかの?」

バキィッ!!ドスン!!

茂助 「!?・・・おい!今のは空耳じゃないぞ。2階には何かおる!」(途端に怯えだす子供達)
子供達「ぃやぁ~誰か行って見て来ぅ」「うわぁ~」「お前行ってこ」「嫌だぁ~、おめぇ、行ってこ」
茂助 「恐ろしゅうて、とても1人ではよう行かん!みんなで行ってみよぉ!」

そこでみんなで恐る恐る、2階へのぼっていった。。。すると・・・(そこには、大きなもちが落ちている)
茂助 「こりゃぁ~、美味そうな餅じゃ~!」
子供達(上を見上げて)「屋根に穴が開いとる!」「この餅天から降ってきたのじゃろうかー?」
子供達はその餅を持って下へおりると、小さく切って、囲炉裏であぶって、食べた。これが物凄ーく美味しかった。
茂助 「(モグモグ・・・ゴクン!)・・また明日の晩も、来てみよっ!」



152: 406 ID:HLcF4pq9
(続き)そして、次の晩も、子供達はこの空き家へやってきた。夜中時分になった頃・・・

バキッドッスウゥゥン!!!「そらぁ来たぞ!!」

皆が揃って2階へかけのぼってみると、ゆうべの餅よりももっと大きな餅が、落ちておった。
子供達はまたその餅をあぶって、食べた。
子供達「うめぇうめぇうめぇ」「ゆんべの餅より、うめぇ。」「儲けたのぉーぅふふ」
茂助 「こんなに良いことはー、滅多にねえぞ。また、明日の晩も来よう!」

こうして子供達はまたまた、次の晩も・・・空き家に、集まった。。そしたらまた、同じ時刻に・・・

ドッガアアァーーーーーン!!!ガタンガチャンガタンガチャンガタン!!(物が床に落ちまくる音)子供達「うわぁぁーー!?」

前の晩よりももっとでっかい音を立てて、何かが天井に落っこちた。
茂助 「こりゃあーよっぽどでっかい餅だぁー!!」ドタドタドタドタッ!!(子供達が階段を駆けのぼる足音)

ところが今度は、大変慌てていたので灯りを持ってくるのを忘れていた。(茂助が先頭に立っている)
子供達は手探りでその餅を持とうとしたが、どうも様子が・・・おかしい。



153: 406 ID:HLcF4pq9
茂助 「まて!これは餅ではないぞ!」(後ずさりする子供達)
子供達「これも、天から降ってきたんじゃろうか?変な塊じゃのー。」(足でつつく)「ふにゃふにゃ・・・」「餅が着物着とるのかー?」
茂助 「ぅーーーーん・・・これはもしかして・・・生き物かもしれんぞ。」
子供達「生き物じゃと!?」「へえー!?」「おら気味悪ぅなってきたぁー」
茂助 「こーぅ・・・動いてるようにみえるんじゃー」
子供達「そう言えば動いてるように見える?」(ごそっ、と物体が動く)「うわぁ!ホンマじゃ。動いたぞー!」
(その物体はごそっ、ごそっと不気味に動く。するとその時何処からともなく老婆の声が聞こえてくる)

老婆 「こりゃぁ・・・子供らぁー。」

男の子「うひゃぁぁぁ!ホンマに生きとるー!」
(布にくるまれたような物体はまるで卵からヒヨコが手や足を出そうとするかの如くなおも動き続け、老婆の声はなおも聞こえてくる)
老婆 「餅を食ってしまったのぁーお前らかぁ??あ・れ・は・な、わしの大事な餅じゃ。盗っ人めがあぁぁぁ!!!!!!!」
子供達「うわぁぁ!!「きゃあぁぁ!!」

・・なんと、訳の分からん塊から急に白髪が出はじめた。薄気味の悪い物じゃと見ていると・・・・・

老婆 「こー・・・りゃぁ!」(布から手と足と顔が出てきて老婆になる)
子供達「うわぁ!」「わぁ!」「化けもんじゃ!」「化けもんじゃ!」「うわぁ!」「いやぁ!!」「化けもんじゃ!」「いやぁぁ!」
(子供達は絶叫しながら一斉に階段を転げ落ちる。老婆は後を追って階段を早足で下りてくる。悲鳴を上げる子供達)



154: 406 ID:HLcF4pq9
老婆 「待て待て待て待てよぅ・・・おー?餅代よこせぇー??」
男の子「え゛ー!?餅代!?」
老婆 「ゆんべ(昨夜)もーその前の晩も、食ったじゃろ。餅代よこせ。」
茂助 「お、おらたちゃタダで食えるもんじゃと思うて食うたんじゃ!銭なんか1銭も持っとらん!じゃから、よう払わん。。」
老婆 「おらの餅を勝手に食っておいて、銭を払わんというのか??」
女の子「うわぁ勘弁してくれおばば。銭が要るとは知らんかったんじゃー。・・・食ったのは悪かったぁ。」
老婆 「ホンマに悪いことをしたと思うとるのかー?そうでねぇとお前らぁー、食ってしまうぞぉぉ!!」
子供達「うわぁぁぁ!!」「助けてー!」「食われるのは嫌だー!」「嫌だ嫌だー!」「助けてー!」(叫びながら逃げ出す)

(田んぼの中の道を逃げ続ける子供達。すると前方の道のど真ん中にあの布に包まれた塊がどかっ!と現れる。うわぁっ!と子供達は
急ブレーキ。次の瞬間塊が1回、2回と大きく膨らみ・・・あの老婆が現れた!)
老婆 「逃がさん逃がさんわしからは、逃げられんぞぉぉぉー」
(子供達は絶叫しながら急いでもと来た道を引き返す。途中一番小さい子を置いて行きそうになり、その子が泣いて慌てて手を引いて
なおも走って逃げる。振り切った・・・と思った瞬間、目の前にまたも老婆が!!)

老婆 「わしからは逃げられんと言うとるじゃろぅ。さあどうじゃ、餅を食うたこと謝るか銭を出すか、どうだぁぁー!」
子供達「・・ごめーん、おばばー。」「餅、タダで食うて、悪かった。」「謝るから許してくれ。」「許してくれろ。」
(子供達は口々に謝ると「わぁーー!」と叫んで逃げていく。ところが・・・)



155: 406 ID:HLcF4pq9
茂助 「おらぁーー謝らんぞ、おばば!!」
老婆 「ほぅお前は謝らんのかぁ!?」
茂助 「おらぁ謝らん!!・・・あんな餅食うて銭払えとは、何だ!!この・・・欲張りっ、婆ぁ!」
(そう言って石を拾い老婆に投げつける茂助。石は老婆に命中し、老婆は「痛ぇっ!」と倒れる。茂助はその間に逃げ出し振り返ると、
茂助 「やぁーい!欲張り婆ぁー!!欲張り婆ぁーーーーー!!!!」
老婆 「よしよしあのガキ食ってやる、食ってやる!!」

茂助は婆さんに悪態を浴びせながら逃げに逃げた。そんな茂助を婆さんは追ってくる。

茂助 「うわっ何じゃ、川じゃ!」
なんと茂助の前には大きな川が流れていた。(茂助は周りをきょろきょろと見回し、川辺に高い木が1本生えているのを見つける。)
茂助 「わ!・・よしっ、この木に登ろう!この木の上なら、婆さんも登っては来れまい。」(木に向かって走り出す茂助。)
ところが茂助が最初の枝から下を見ると、なんと婆さんも後をついて登ってくる。茂助が2の枝にとりつくと、婆さんも1の枝にとりつく。
老婆 「やれやれ嬉しや、1の枝!(登って)あーれぇ、やれやれ嬉しや、2の枝ぁ!」
茂助 「あの婆ぁ、どこまで追って来る気じゃー」
老婆 「ぁぁぁ、ぅぅぅぅ・・ふー!やれやれ3の枝じゃ。(また登って)やれやれ嬉しや4の枝ぁ!」
婆さんはそう言いながら、とうとう茂助をてっぺんまで、追い詰めてしもうた。



156: 406 ID:HLcF4pq9
茂助 「はぁぁ!うわぁぁ食べられちまうぅぅ!!!」
老婆 「どれ小僧、いよいよお前を、食ってやるっ!!!!!(あーーーん、と口を大きく開ける)」
茂助 「ひええぇぇぇ!!!!」(と絶叫しながら飛び降りる)
木のてっぺんから飛び降りながら、茂助は叫んだ。
茂助 「おばばー!堪忍して、くれろぉー!!!おらが悪かったあああぁぁぁぁぁーーーーー!!!!」

(バシャーン!と水の音がする)

老婆 「ゥウヒェヒェヒェヒェヒェヒェ!!!!ようやく謝りおったか、意地っ張りの、子供めがぁー!」(茂助は溺れながら叫ぶ)
茂助 「堪忍してー、くれろぉー!」(沈んでしまう茂助。川辺に近寄る子供達)
子供達「茂助が落っこったままあがって来ねぇぞー」「溺れ死んだのかぁー?」「茂助ー!」「茂助ー!」・・・・・・・・・・

茂助 「ぷはぁ!!」

子供達「餅じゃ!!茂助も生きとる!!」
なんと、大きな白い餅が・・茂助を上に乗せて、川の底から浮かび上がって・・きたのじゃった。
そうして・・・・あの婆さんも、木の上から姿を消しておった。(画面が川辺から空き家の正面にだんだんと変わる)
それ以来、子供達は2度と、あの空き家に近寄ろうとはしなかったが・・・
どこかの、空き家で今も・・・あの婆さんが餅を食って・・・・いるんだろうか・・・?
(フェードアウトし終了)



157: 406 ID:HLcF4pq9
私がこの話で一番怖いところは「やれやれ嬉しや○○の枝」っていう所です・・。
絵はほのぼの系なんですが声だけ聞くと鳥肌もんです、はい(市原悦子さん上手過ぎ・・)
つ、疲れた・・・ってか長すぎですね。。|||||_| ̄|○|||||||
6連レスって・・殆ど荒らしと変わらない気が ΣΣ(゚д゚lll)シマッタァァァァ
お気に触られた皆さん、申し訳ありませんでした。。



164: 本当にあった怖い名無し ID:f8lJiRQG
とあるお金持ちのおじいさんが死に、財産を入れた瓶と一緒に埋葬された。
しかし、その財産を狙った隣人が、夜中におじいさんの墓をあばく。
しっかりと瓶を抱いたおじいさんの手から瓶を取り上げようとすると、
なんと死んだおじいさんの手が隣人の腕を捕まえた。
どんなに必死に振り払おうとしても、おじいさんの手は決して隣人の腕から離れない。
隣人の叫び声を聞き駆けつけたお寺の坊主がお経を唱えると、やっと手は隣人を離した。

話自体はほとんど覚えていないんだけど(上のあらすじも超あいまい)、
頭に△の布をつけた青い顔したじいさんの手が隣人の手をぱしっと掴む
絵だけがはっきり記憶に焼き付いている…。
死んだじいさんがなまじ安らかな顔してたのが余計に怖かった。

長文スマソ。



170: P406 ID:LIhV2kAR
『切られ地蔵』
むかーし昔。愛知県の百々女鬼という所は、ちょっとした峠でなぁ。水車がゴットンゴットンと回っている茶屋の前にはお地蔵さまが
あって、その茶屋へ出るまでの道に、竹やぶですっかり覆われて、昼でも暗くて、薄気味悪ーい道があった。

この道は、誰が通ってもピタピタピタピタ、後をつけて来るような足音が聞こえてきて、旅人は恐ろしゅうなって息を切らしながら
もつれるような足取りで峠の茶屋へと辿り着いていたのじゃった。
そんな、ある日のこと。旅人達の恐ろしがる様子を見かねた、村の若い者が集まって・・竹やぶの道で、人々を怖がらせている
化け物の正体を、突き止めようと相談をしたのじゃった。

そうしてその夜、選ばれた村の若者は・・山刀を腰にさして、1人で竹やぶの道を歩いていった。
若者が・・・暫く歩いて、耳を澄ましてみると、ピタッ、ピタッ、ピタッと後をつけてくる足音が聞こえてくる。
若者がとっさに振り返り、後ろを照らしてみたが何の姿も見えなかった。しかも早く振り向き過ぎて持ってきた提灯が燃えてしまう。

再び真っ暗な道を歩き出すと・・また後ろから、ピタピタピタピタ、足音がついてきた。そうして、その足音はどんどんどんどん、
若者に近づいてくる様子じゃった・・。そのうち、首筋に何やら生臭い息がかかるような感じがした。流石の若者も恐ろしくなって、
正体を確かめるゆとりもなく・・振り向きざま山刀で切りつけ、訳の分からぬまま・・逃げるように村まで帰ったそうな。



171: P406 ID:LIhV2kAR
(続き)
ところが翌朝、茶屋の前は大騒ぎになっておった。何と茶屋の前の地蔵さんが、胸の真ん中で2つに切られておったのじゃった。

驚く若者達に茶店のお婆さんが「昔、自分が小さかった頃母親が病気になり、医者を呼ぶために暗い竹やぶの道を泣きながら走って
いたら、急に周りが明るくなって、後ろを見るとお地蔵様が一緒に走ってついて来て下さっていた。その話を村人達にしたのだが、
小さな子供の言うことなので誰もその話を信じなかった。じゃから、それ以来黙っていることにしたんじゃ」と語った。

そうしてその後も、竹やぶの道を通ると“ピタピタピタピタ”と後ろから足音がついて来たというが、もう・・・誰1人として、
怖がる者はいなかったそうな。
今でも、どどめきの切られ地蔵様は、切られたまんまで・・・ぽつんと峠の上に、立っていらっしゃるということじゃ。



178: 本当にあった怖い名無し ID:5BAVXKQe
『宝のげた』って話が子供心に怖かった。
内容的には対してミステリーでも無いんだけど、履いて転ぶと小判がざくざく
出て来るげたを持っていた少年から強奪したいじわるじじいみたいな香具師が
欲望の侭にげた履いて転び捲って小判出し放題。
最後は虫のように小さくなって行方不明になってしまった…??(かなりウロ覚えでつ/汗)

あの話見てからげたが怖くなった。(笑)



181: P406 ID:7Uns5wcU
>>178さんの話を過去ログで読んだような気がします。
確か・・・小判が出てくる代わりに転んだ人の身長が少し縮む、という設定だったかと。



182: 本当にあった怖い名無し ID:apnrCSEB
>>181サマ
ありがとうございます。179です。
『猫岳の怪』を是非教えてください。よろしくお願いします。

変換した時、『猫だけの会』になりますた…orz



291: 本当にあった怖い名無し ID:ECWXoRMz
>>181
「猫岳の怪」の猫岳とは、阿蘇の根子岳の事でしょうか?

伝説によると、
むかし暴れん坊の鬼達が土を盛って、弟である根子岳は阿蘇で一番高い岳となったが、
鬼を利用した事を怒った阿蘇の大明神に岳の頭を叩かれて、兄である他の岳たちよりも
低くされてしまい、それ以来、根子岳は頭がでこぼこの崖だらけになってしまったとか。

なんでも、根子岳はその名前故か、猫に関する伝説が結構あるみたいですよ。



203: 本当にあった怖い名無し ID:ZDCZ2WsF
『怖くて悲しい日本昔ばなし』って本を借りて読んでみた。
タイトル通りの話を集めた本かと思いきや、桃太郎や浦島太郎を新解釈で「怖くて悲しい」話にしているだけだった。



204: 日本昔名無し ID:feRJ+Hn/
1番印象に残ってる話

昔々、岩茸(山地の断崖絶壁に着生するキノコ)採り名人とその弟子がいた。
岩茸は800m以上の高所にしか存在せず?、その採取方法はというと、
断崖の際に生えているような木か何かに縄をくくりつけ、それを命綱として
岩壁の茸を取っていくというような危険極まりないものだったが、
弟子は名人にならい頑張って岩茸を取っていた。

そんなある日、いつものように弟子は名人と山へ出向くのだが、なかなか茸が取れない。
そうこうして茸を探している中、ある地点へ差し掛かった時に名人が弟子にこう言った。
「ここは岩茸が沢山取れる所だが、決して下に降りてはならん」と。
そう言われ弟子が下を覗くと、確かに茸が沢山生えているが危険を感じさせるものはなく、
逆に岸壁から突き出た足場があって安全な気がした。
しかし、弟子は疑問を口にする事なく、その日は帰途についた。



205: 204 続き ID:ZYvBz4Qr
何年か経ち、名人は天寿を全うしてしまう。
次の日から弟子は一人で山に登り茸を採取しに行くのだが、名人がいた頃とは違って
なかなか思うような成果があげられず、生活にも困るようになってしまった。
そんな時、名人に注意されたスポットのことを思いだす。

早速縄を担ぎその地点に降りてみると、見事に沢山の茸が生えている。
しっかりとした足場があるため、弟子は普段は身体に括りつけて外さない命綱を
体から外し、時間も忘れて岩茸採りに没頭していった。
十分な量を採って満足した弟子が帰ろうと縄を探すのだが何処にも見当たらない。
ふと上を見上げると遥か上方に縄があるではないか。

山の乾燥した気候のせいで、縄の水分が蒸発し縮んでしまったのだ。
弟子はその縄を掴むため垂直に近い岩肌を登ろうと試みるのだが、
何度も挑戦するたびに爪は剥がれ指先からは血が滴り落ち、
終いに手が使い物にならなくなってしまう。
最後の手段として麓の村人に気付いてもらおうと大声を張り上げて叫ぶのだが
村人は「化け物が叫んでいる」と誰も山に近づこうとしなくなる。

村人の話では、数日の間は叫び声が続いていたが次第にその声は弱まり
ついにはパタリと止んでしまったという事らしい。
そんな事があってか、その山は○○山(忘れた)と呼ばれるようになったそうな。
(駄文スマソ)

この話、誰かご存知ですか?



206: 本当にあった怖い名無し ID:e0m+GuyL
日本昔話スレでよく挙げられる「吉作落とし」では?
http://nipponmukasibanasi.seesaa.net/article/383465752.html




208: 日本昔名無し ID:lwVQA9zr
>>206さんありがとうございます。
『吉作落とし』って題名だったんですね。
子供の時に見たのですが、内容のインパクトが強すぎてタイトルをすっかり忘れていました。
長年のモヤモヤが晴れた気分ですm(__)mペコリ



207: 本当にあった怖い名無し ID:e0m+GuyL
ちなみに○○山は九州の傾 山 (かたむきさん) で、吉作が立ち往生した
岩壁が吉作落としと呼ばれるようになった、という話だったと思う。



215: 本当にあった怖い名無し ID:9xjZea/k
桃太郎は鬼退治という名の侵略・虐殺だったのかも知れない。
そういう風に考えると、昔話はかなり恐い。



221: ヒマな女子職員 ID:xfVj6pmK
こんな話をご存知の方、教えて下さい。

①確か猟師の男の話。
猟師の家にある日、迷子の子猫が現れる。
この猫は、猟師が鉄砲の弾丸を作っているのを熱心に眺めている。猟師はふと「この子猫は弾丸の数を数えているのではないか」と子猫の仕草を不気味に思い、猟に出る際には弾丸一発を隠し持つことにした。
そして化け物(?)とヤマで対決。数えていた弾丸を打ちつくしたのを見透かしたように猟師を襲う。
だが猟師は隠し持っていた最後の弾丸を打ち、化け物を退治する。

②これも猟師の話。
 大ザルが出て里を荒らす。ある猟師はこの大ザルを退治しようとするが思うに任せない。だが大ザルが「信州信濃の〇〇寺、ソウタロウ(?)には知らせるな」と歌うのを聞いてしまう。
猟師はその寺に行ってみると、なんとソウタロウとはイヌ、猟犬だった。猟師はソウタロウを貸してもらい、山に帰る。
そして大ざると対決。ソウタロウはめでたく大ザルを蹴散らすが、激しい戦いがもとで命を落としてしまう。

ざっとこんな話です。しかし、詳細が知りたいんですよ、詳細が。
どなたか、教えてください。



223: ヒマな青年実業家 ID:/IWkZXMq
>>221
1つめは「汗かき鉄砲」という話ではないでしょうか。
詳しくはこのあたりに。
http://comic5.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1057097431/416-420

2つめは有名な「しっぺい太郎」ですね。ぐぐればいろいろでてきます。
http://www.komagane.com/hayataro.htm
ソウタロウでなくハヤタロウです。
「早太郎伝説」
no title



228: ヒマなP406(爆) ID:GH3OpmwT
>>223さん、(*^ー゚)b GJデス!!
私のレスだけではかなり説明不足だったので助かりました(/ω\;)ありがとうございましたm(_ _;)m



231: 本当にあった怖い名無し ID:6Q+4WKLh
ウロ覚えなんだが。誰か知らないだろうか。

ある所に仲の良い兄妹がいて、兄はいつも妹を得意のギャグで
笑わせていた(べーろべーろべ~とか言って、おどけた顔するだけなんだが)
ある日、その兄妹の家族が、兄の友人の家族で裏切られて?(何の理由だが失念)
役人にチクられ、一家全員連行。
縛られた状態で馬に乗せられて連行される兄にそのチクった友人が
「○○(兄の名前)ごめんよ~」
と涙を流してかけよるのに対し
「××(友人の名前)さらばだ。」
というセリフを言うのが印象に残ってる。

市中引き回しが終わったあと、磔にされる一家。
槍で突かれるわけだが、怖がって泣きじゃくる妹。
兄は死の間際まで、妹のためにおどけた顔をし続ける。
「お兄ちゃんおかしい」と言って泣き止み、笑ったところで
槍が刺さる。
おどけた顔のまま兄も刺される。

この兄の妹を思いやる気持ちが皆の心を捉え、
「○○飴(兄のおどけた顔をモデルにした飴、名前失念)」が作られ、後世まで
語り告げられたという・・

って話。
すごい判りづらくてスマソ
すごい印象的な話だったがウロ覚えなのが悔しい。
ちなみに兄の声はDBのゴクウの声だった。



234: 本当にあった怖い名無し ID:b+IeTK0s
>>231
ベロ出しチョンマだね
創作民話とかそんなんじゃなかったかなあ



237: 連続スマソ ID:18wgxJpl
>>231
ベロ出しちょんま、はどこかの実話で今も郷土人形として残されている、と本で読みました。

妹が全身を膿む病気にかかっていたので毎日包帯を巻いては取り替えていたのです。
それが余りに痛いので妹はその度泣くので、兄はおかしな顔を見せて笑わせていたのです。
両親は水飲み百姓で、余りの窮状を唐傘連名(丸く署名して誰が首謀者か判らなくする)で訴えたのですが
その中に幼い兄妹の名も書かれており、村人が磔の刑に処されたとき二人も捕まります。
幼い妹が一番に殺されることになり、磔にされた妹が悲鳴をあげたのをみて、兄は
「ほら、あんちゃんの顔をみてみい!」
と最後まで妹の恐怖を和らげ、妹は笑い顔のまま、兄はベロを出したまま殺され、と言う話。

後に村人はベロを出す仕掛けの人形を作り、このことを忘れないようにした、と本にありました。
日本昔話では見た覚えがないなあ。
悲惨な話。



238: ぬるp ◆FlNuRupoE2 ID:q++SJTmR
『ベロ出しチョンマ』は、斉藤隆介作の児童文学です。
同タイトルの本として、1967年初版が出版されています。

磔刑(はりつけ)に処せられながらも、
いまわの際でさえ幼い妹を笑わせようと、
ベロを出して、おどけてみせた長松という少年が主役で、
民話のように思われていますが、じつは創作童話です。

ただし、モデルとなった話があります。
佐倉宗五郎という江戸時代の義民がいました。
千葉県の北総地域=印旛地方の名主をしていましたが、
重税や不作などに苦しむ農民のため、
江戸に上り、将軍直訴を行ない、
最終的に磔刑で処刑されます(直訴は重罪)。
戯曲などでは、江戸出発直前に、妻や子どもを離縁するのですが、
最終的に同罪とされ、宗五郎一族はみんな処刑されてしまう悲劇です。

いまでも同地には「宗吾霊堂」があり、
心優しき義民の霊を祀っています。

ところが、です。
史実ではどうも、佐倉宗五郎という人物が処刑されたという記録はないのです。

なお、宗吾霊堂の付近では、
ベロ出しチョンマの民芸風人形が売られているとのことです。
斉藤氏の作品には、有名な『モチモチの木』があります。
これも、舞台は千葉県でしたね。



239: 231 ID:4AMNx2FX
皆さん情報㌧クスです。
色々思い出せてきました。
しかし、ほんと悲しい話ですよね・・



243: 本当にあった怖い名無し ID:MYB5e+CO
昔大好きだったんだけど、うろ覚えの話があるんです。
お化けは出てくるんですが、どっちかっていうと笑い話かも。

あずきとぎっていう妖怪が、
「小豆とぎましょか、人とって喰いましょか、ショキショキ」
と脅かすという噂の墓場(?)に、鈍感だか度胸自慢だかの男がやって来て、
お化けを困らせる、みたいな話です。
結局なぜか小判を貰えることになったんだけど、
何回か小判を貰った後、お化けが財政難になって
「小判の代わりに牡丹餅で勘弁してくれえ」
と、餅を送ってくる。
「小豆とぎましょか」の部分が好きでした。



244: 小豆研ぎ ID:VhaO1qdT
>>243
古寺で泊まった人が小豆研ぎの歌を聞いたのをきっかけに、
その寺が心霊スポットとなったので「あの寺で一晩すごせたら小判を出す」という話が出て、
肝試しにアンチオカルトな男が寺に泊まる。
例の歌が始まったがワンフレーズが繰り返されるだけなので、男は
「それから~?」
と天井に向かって叫ぶ。
ネタ切れの小豆研ぎはひたすら歌を繰り返すがその度男は天井に向かって
「それから~?」
と叫ぶのでいたたまれなくなった小豆研ぎが巨大な牡丹餅を落とす。
翌日男は無事帰ってきたがあまりに余裕なので、結局寺には泊まらなかったと思われ、賞金はなし。
じゃあもう一晩泊まる、とまた男は寺に連泊。毎晩落ちてくる牡丹餅。食べる男。
流石に村人も男の話を信じるようになり、ある晩大勢で牡丹餅を食いに寺に来る、



245: 小豆研ぎ続き ID:VhaO1qdT
例の歌が始まり、ビビル村人達と平然としている男。
実は男が毎晩来るので小豆研ぎも小豆不足で、牡丹餅は毎晩小さくなっていた。
それでいつまでたっても牡丹餅が落ちてこない。
「小豆研ぎどん、今夜はこれだけ友達を連れてきたのにおらに恥をかかすきかぁ?」
と逆切れする男。大弱りながらひたすら歌を繰り返す小豆研ぎ。
最後にどーんと何かが落ちてきて(肝心なところが思い出せない)
「お前が毎晩来るから小豆は尽きた。今夜はこれで満足汁。」
と小豆研ぎ初めて喋る。そして
「これがほんとの(?)じゃ」
と落としたものとネタ切れ、幕引きをひっかけた洒落を言って終わる。

と言う話だったと思いまつ。



246: 本当にあった怖い名無し ID:C0nzQ6UD
最後にどーん!と落ちてきたのはでっかい茄子の漬物で
「お前が毎晩来るから小豆が尽きた。今夜は漬物で茶ぁでも飲んでくれ。」
みたいなラストだったと思う。
「小豆が無す(なまり)」と「茄子」をかけたようだったと思う。
なにせ小学校の頃聞いたので違ったらゴメ!



250: 本当にあった怖い名無し ID:aB7vOY3I
>>246
茄子のつけものがおちてきて
「これが本当のもてナスじゃあ!」じゃなかったっけ
元ネタって落語だったりしないのかな。



255: P406 ID:taTw3mJN
確かに「もう半分」はかなり怖いですよね。
消防の時落語にハマッて(好奇の目で見られてたとです・・orz)図書館から借りまくって
読み漁ってたんですが、この話を読んだ夜は怖くてなかなか眠れなかったです。。
やばいちょっと思い出しちゃった・・・(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル



261: 本当にあった怖い名無し ID:tg104rv1
もう半分ってなに?
怖がりだけど知りたいので、ドリフバージョンで詳細希望。



262: P406 ID:z3aV803n
>>261さん、ドリフバージョンってよく分からないのであらすじだけですが・・・
だいたいこんな感じです(一応ググって出たものを参考にしました)

とある居酒屋に、店を閉める頃に限って毎晩のようにみすぼらしいお爺さんがやってきます。
そのお爺さんは必ず「湯飲みに半分下さい」と注文し、それを何度も繰り返すので、店の主人は
いつも不思議に思っていました。そんなある晩のこと。

「こんばんは。お酒を半分飲ませて下さい。(おいしそうに飲み干して)
あー、やっぱり仕事帰りのお酒はおいしいねぇ。もう半分下さい」

「前から聞こうと思っていたのですが・・・
どうしてお客さんは半分ずつお酒を飲まれるんです?
いえ、あたくしの方は量り売りなので、別に構わないんですけれどね、その・・気になったもので」
「エヘヘ。どうも、あたしは貧乏性でして、1杯ずつ3杯飲むのと、半分ずつ6回飲むのとは同じだと
分かっているんですが・・・半分ずつ飲んだ方が、何となく余計に飲めたような気がしまして」

そうこうしているうちに、すっかり酔いの回ったお爺さんは、上機嫌で家に帰るのですが、
家に帰ったところで手にしていた50両が見当たりません。この50両は、娘が身を売って得たお金。
必死になって探しますが、どこにも見当たりません。もしかしたら、さっきの居酒屋で落としたのかも
しれない、と店の中に駆け込みます。

しかし、出てきた店の奥さんが知らぬ存ぜぬの一点張り。
ご主人に会わせてほしいと言っても、外出しているとけんもほろろに言われます。


悲嘆した男は、「南無阿弥陀仏」と呟いて川に身投げしてしまいました。
(続きます)



263: P406 ID:z3aV803n
それからしばらくして、居酒屋は50両お金を元手に店を大きくし、商売も繁盛していました。
さらに嬉しいことに、奥さんが待望の妊娠。ほどなくして男の子を産みました。


ところが・・・


産後の経過が悪く、奥さんはぽっくりと亡くなってしまいました。
仕方なく店の主人は乳母を雇うのですが、2、3日すると皆、暇をもらいやめていってしまいます。

不審に思った男が、夜中、赤ちゃんの様子を障子の隙間からそっとうかがっていると・・・

丑三時を告げる鐘と共に、それまで寝ていた赤ちゃんが目を覚まし・・・
ちょこちょこと行灯の側に寄って、ぺろぺろと油をなめ始めます。

ぞっとして立ちすくむ男。

その時ふいに赤ちゃんが振り返ります。
シワだらけの、まさにあの時のお爺さんにそっくりの顔をした赤ちゃんは不気味にニヤリと笑い、

「もう半分」

(終わり)

・・これ・・・子供(小学生)向けの落語の本にまで載ってました・・・((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル



264: 本当にあった怖い名無し ID:BVEtH9Xc
これの詳しい話わかりますか?
川に毒を流し魚を漁る場所があり
ある日有名な坊さんが来てその方法をやめてくれといった
しかし言うことをきかず毒を流し執れた大きな魚の中から
昨日もてなした坊さんに食わせたものが出てきたっていう話



265: 本当にあった怖い名無し ID:LzdV6M5E
>>264「岩魚の怪」
初期の傑作。
昔ある山奥に川に毒を流して大量に魚を漁る漁師達がいた。
ある日漁の合間に一服している漁師達の前に謎の僧が現れる。漁師は空腹の僧に団子を勧め、
僧はそれを口にすると彼等の行き過ぎた殺生を咎め、二度と川に毒を流させない事を約束させて去ってゆく。
しかしその後、漁師達は僧との約束を破り再び川に毒を流してしまう。
大量に浮かび上がる魚達。その中に一匹だけ桁違いに巨大な岩魚の姿が…
大漁に湧く漁師達は早速その巨大岩魚を引き上げさばこうとするが、その裂かれた腹の中からは
あの僧が食べた筈の団子がコロリと…

以上コピペ



275: 本当にあった怖い名無し ID:kz/fPpHB
ネタ切れかなー?
私は婆さんが腐った人参握って地獄から上がっていく(?)
みたいなのが怖かった。



276: 1 ID:deNrMF1A
>>275
それってかの有名な蜘蛛の糸に似てる話だったね
うろ覚えではありますが↓

ある所に、酷くケチで欲深な婆さんがいた。それ故に村の者からも嫌われていた。
その婆さんはかなりの金を貯めていたが、ある時ぽっくり亡くなってしまう。
生きてる時に良い事をしなかったので婆さんは地獄へ落とされてしまった。
婆さんは閻魔様に「生きてるうちに貯めたこの金をやるから
極楽へ行かせてくれ」と頼む。

閻魔様は「それはできない。お前は地獄で罰を受けるのだ」
と言います。しかし婆さんは「わしは今迄一人だった。もう寂しいのは嫌だ。
心も入れ替える。だから極楽へ行かせてください。お願いします」と泣きながら懇願する。
閻魔様は「ならば生きてる時に何か一つでも良いことをしたか?申してみよ」
と婆さんに聞いてきた。
「みすぼらしい旅の坊主が腹をすかしてたので、腐った人参を一本あげました。
それだけです」と婆さんは言った。
その様子を極楽から見ていたお釈迦様は閻魔様にある事を告げる。

閻魔様は言った。「お釈迦様の御慈悲だ。よく聞け。
血の池に腐った人参を浮かべておいた。それに捕まればお前は極楽へ行けるだろう」
婆さんは途端に嬉しくなり「ありがとうございます。このご恩は忘れません」
と言い、血の池に向かって駆け出した。



277: 2 ID:deNrMF1A
極楽に行けることが余程嬉しかったのだろう。
婆さんは「極楽じゃ。極楽じゃ」と言いながら血の池へ向かっていた。
その婆さんの声を聞いた責め苦を受けていた他の亡者達は
鬼達を無視し、婆さんの後を追いかけていった。亡者達の数はかなりのものだった。

血の池に着いた婆さんは人参を拾いあげた。
すると、人参はふわりと浮き、婆さんの身体は人参に引っ張られるようにして
極楽の入り口を目指して上昇した。
しかし、婆さんの後を追ってきた亡者達が、押し合いへし合いしながら
上昇する婆さんの足をつかんだ。婆さんは初めびっくりしたが、それでも勢いを失わず
人参は極楽の入り口へ昇っていく。

だが、後から後から極楽へ行きたい亡者達がお互いに数珠繋ぎのようになり
下は数え切れない亡者達が婆さんの足にしがみついている。
婆さんはそれを見て急に不安になった。もし、これ以上亡者達がついてきてしまったら
この人参がもたなくなり、落ちてしまうのではないかと思い、焦った。
「こりゃ、お前達!この人参はわしのじゃ!放さなければ蹴落とすぞ!放せ!放せ!」
そう亡者達に言いながら婆さんは激しく足を振り、亡者達を振り落とした。
その時だった。
今迄びくともしなかった人参はバラバラになってしまったのだ。

婆さんは亡者達と共にまっさかさまに地獄へ落ちていった。
再び婆さんは地の池に落とされてしまった。手の平には人参のかけらがあったが
そのかけらだけが極楽へ昇っていった。
血の池に立ちつくした婆さんは昇っていくかけらを呆然と悲しげに眺めていた。
その一部始終を見ていた閻魔様は言った。
「やはり、悪人は悪人じゃったか…」

結構失念してることが多いので違う所が多々あるとは思いますが
こんな話だったと思います。



306: 本当にあった怖い名無し ID:i+xli3HD
昔、アニメムックみたいに小冊子×4冊にしてカバーに
入れて売ってたが、あれの20巻か21巻に載っていた
山伏石は、怖くないが印象的だった。

旅の山伏が、村人らを苦しめる、上流と下流の滝渕に
棲む鯉の化け物を退治
する話で、当時は本格昔話中心
に作られると思っていた中では意外なチョイスだった。
登場する山伏は雄鯉の調伏に成功するが、逆に魔力で
下半身を石にされてしまう。
残る雌鯉も退治せんと、山伏は村人らに担ぎ上げられ
ながら上流へ向かい、雌鯉も退治に成功する。
しかし、またも呪いで完全な石に変えられてしまう。

それまで化け物と人間の切迫した闘いを描いた話が
出てなかった事や、動的なテンポが加味され出した
作品として、強い印象が残っている。



307: 本当にあった怖い名無し ID:AgA1/H4H
絵柄で怖いのは「船幽霊」
船のデザインが変わっててコワ。
周りを飛び交う人魂もコワ。

逆にコミカルな絵柄に笑ってしまったのは「手出し峠」



310: 本当にあった怖い名無し ID:g3H6JZDe
「火の国物語」ってやつね。5周年記念の作品。
でもって10周年のときが「ごんぎつね」だった。



313: 本当にあった怖い名無し ID:pENdNAxe
ごんぎつね・・・
その言葉を聞いただけで20秒で泣ける

あ、もう涙が
我ながらパブロフの犬並み



314: 本当にあった怖い名無し ID:g3H6JZDe
ごん………

おまえだったのか…………



316: 本当にあった怖い名無し ID:hKmxbq3L
ごんぎつねはたしか小学生のとき教科書に載ってたかな、、、



318: 本当にあった怖い名無し ID:1sPRoqwv
ある家で若者がなくなり、
夜になると、その死体が歩き出すので
親父が後をつけてみると、死体は寺の中へ入っていき
部屋をのぞいてみると、死人らしき人たちがお供え物をばくばく食っているのに
自分の息子だけが何も食わず、部屋の隅にいるという話を思い出したのですが
誰か詳しく覚えている人はいますか?



319: 本当にあった怖い名無し ID:op4XO9hg
「息子の供養」ですね。



325: 本当にあった怖い名無し ID:6zsK8A7R
βびでおに録画して何度も見た話をふと思い出した。
「うたうしゃれこうべ」てなタイトルだったっと思うんだけど・・・

男が二人いて、片割れを殺して森の中に埋めてしまう。
しばらくして、森の中から歌が聞こえてくると近辺で噂になる。
怖くなった男が死体を埋めた場所に行ってみると
殺された男のしゃれこうべが歌を歌っているのだ。
しゃれこうべは「お前のことは恨んでない。それより俺を見世物にして
一儲けしよう」と殺した男に持ちかける。
「うたうしゃれこうべ」は瞬く間に有名になり、
男はとうとう殿様の目の前で「うたうしゃれこうべ」を披露することに。

ところが、殿様の目の前でしゃれこうべはうんともすんとも言わない。
怒った殿様は、男に打ち首を命じる。
こうして殺された男のしゃれこうべは自分を殺した男に
復讐をとげたのでした♪


以上、日本昔話で見たと思うんだけど・・・既出だったらスマソ
いまあんまりしゃれこうべって言葉きかないなぁ。
(頭蓋骨のことよ。と一応註釈)



326: 本当にあった怖い名無し ID:7InFG09r
その話、児童書ではまるまる一冊の半長編だったな。

野ざらしの頭→曝れこうべ→しゃれこうべ
しかし何となく神戸のセレブを思い出すのは私だけじゃあるまい



329: 本当にあった怖い名無し ID:t66Vp/Wn
幽霊滝の伝説は既出かな。

ある時、女たちが肝試しで
幽霊が出るという滝のそばの賽銭箱を取ってくるという賭をする。
ひとりの剛胆な女、お勝がその賭を受け、夜中に幽霊滝に行く。
幽霊滝に行くが幽霊は出ず、お勝は賽銭箱を取ってくる。
家に帰ると背中におぶった赤ん坊の首が無かった。

小泉八雲の原作で、
救われない話で、とても子供に語るような話じゃないが、人気はあるようだ。
最近では稲川淳二がビデオにしてる。



337: 本当にあった怖い名無し ID:6JDQWPBB
>>329
小学生の時どこだったかに遠足でそういう伝説のある川?にいった事あるぞ。
なんか馬鹿でかい石にその赤ちゃんを祭ってあるという石がポツンと置いてある。
おれがその時友達から聞いた話では、
幽霊が出るという噂のある川?へ赤ん坊背負って女が肝試しに行って帰る途中
「なんだ!?幽霊なんてどこにもいねぇじゃねぇか!」って叫んだ瞬間、さっきまで泣いていた赤ちゃんが急に泣き止んだので
どうしたんだろ?って背中から降ろしてみたら首が無くなっていた、
っていう話しだったと思う。かなり曖昧な記憶だけど、



336: 本当にあった怖い名無し ID:ch3rSgSG
なんか老婆が最後山の上で笹の葉をこう、投げては浴び、投げては浴びして、
体に浴びせ続けて自殺する話があったと思ったんだけど。
笹の葉ってちょっと切れるような感触するじゃない。
それで死ねるのか?とは思ったけど。
動機は息子がどうとかだったと思ったけど忘れた。
誰か知ってる人いませんか?



342: 本当にあった怖い名無し ID:H/I2WHuT
夕方、あのオープニング音楽・映像、語り口調・・・憂鬱になった



343: 本当にあった怖い名無し ID:rfmLKCwJ
オカルトな話が全然出てきて無い気もするけど・・・
懐かしい話ばかりで 結構嬉しい



345: 本当にあった怖い名無し ID:0CcGnbjG
「吉備津の釜」は過去スレにあったのかな?
あれは強烈。
民話とはいえ、いまだにトラウマ。



346: 本当にあった怖い名無し ID:TCvqCKgQ
私のオカルト好きは日本昔話が原点です。



349: 本当にあった怖い名無し ID:nJH56YjS
龍の淵で龍がトラウマ。
姫君と黒龍や龍の子太郎みたいな龍の話は全てダメになった。
今でも木彫りの龍や石像の龍が襲いかかってきそうな気がする。



350: 自宅にビデオあり。 ID:2XE34ILf
「河童の雨ごい」
人間の仲間に入れてもらえず、悪さばかりしている河童。
旅の坊さんから、人間に生まれ変わるにはどうしたらいいのかを聞きます。
その年の夏、日照りが続くと河童は村にやってきます。

河童が人間にボコボコにされちゃいます。それでも人間のために雨ごいをしました。
やがて雨が降ったときには河童は息絶えてました…。
ヨボヨボのおばあちゃんまで一緒に、大勢でリンチしてる人間が怖いです。



360: 本当にあった怖い名無し ID:JE8Ml/yU
「かかの首」
あるところに、若い夫婦。夫は山仕事、妻は家事。
ある日、妻が家事をしていると山婆がきて妻を食べてしまう。
山婆は明日のためにと、妻の首から上だけをたんすに入れて、腐らないように薬を塗って生きたままにして帰る。
そこへ夫帰宅。妻の姿に腰を抜かす。
妻は明日も山婆がくるから今日のうちに逃げようと言う。
夫は妻の変わり果てた姿に無念と同情を思いながらも気味が悪くて仕方がない。
妻を懐にしまい、夜のうちに家を出、途中で民家に泊めてもらおうとする。



361: 360 ID:JE8Ml/yU
「一人だか二人だかどっちだ?」
「二人だ!」
妻は自分が捨てられるのではないかととっさに叫ぶ。「二人なら帰ってくれ」
夫は黙っているよう何度も注意するが妻は不安からどうしても叫んでしまう。
「一人だが泊めてくれ!」ようやく、宿にありついた夫婦はそこで一晩過ごす。
しかし、愛しているとはいえ首から上だけしかない妻が気味悪くて仕方がない。
夫はついに夜中、宿を飛び出して逃げる。それに気付き、飛んで追い掛けてくる妻。
もうだめだと思い、草むらに伏せたところ、妻はその上をぐるぐる飛び回るだけ。



362: 本当にあった怖い名無し ID:JE8Ml/yU
「おっとぉ、しょうぶが生えてるから、オラそこにはいけねぇだ。」
夫はそのまま伏せ続ける。妻はしばらくその場を飛び回った後、涙を流して去っていく。
以降、家の先にしょうぶの葉を飾る習慣が出来たそうな。



433: 本当にあった怖い名無し ID:lvTe6lnj
話的にはあまり怖くないのだが、
「あばれ絵馬」ってのが昔怖かった。
粗筋は、あまりにも見事に書かれた絵馬の馬が
夜毎絵馬を抜け出して村を荒らすんで
絵に綱を書き足して馬を繋いだって話なんだけど、
絵が全体的にリアルな不気味さがあって
馬が暴れる所が怖かった。
小さい頃は((((;゚Д゚)))ガクガクブルブルだったよ。



434: 本当にあった怖い名無し ID:CCQehwpu
黒い馬で、なんか目が光ってたよね。



438: 本当にあった怖い名無し ID:PYjO12Sz
>>434
そうそう、それで何とも言えない怖さがあった。



435: 本当にあった怖い名無し ID:gyAxN72h
舌切り雀で、おじいさんが雀を探す途中で
馬を洗った水を桶に何杯も飲まされたり、泥団子を食わされたり・・・
今、思うとなんか拷問みたい。
おばあさんが訪ねた時は御馳走じゃなくて、蜘蛛やら虫を食べさせられるし。
読んだ絵本の絵が怖かったせいもあってか、妙に印象に残ってる。



436: 本当にあった怖い名無し ID:CCQehwpu
舌切り雀っておめかけさんのことだったらしいね。
おめかけさんを必死に思って探し出そうとするじじをみて
ばばは悲しかったのかも・・・・・・・・



440: 本当にあった怖い名無し ID:8i6s+Jt0
>>436
妾説、面白いね。そうだったら、やっぱお婆さんに同情しちゃうかも。
雀は「お爺さんが山で保護した」とか「家に遊びに来ていた」状態だけど
これは妻のいる家庭にヌケヌケと出入りしてた・・・って事になるわけでw

糊練りを頼んだが雀に全部舐められちゃったっていうのも
・・・妻が妾に夕食の買い物を頼んで財布を預けたら
   自分の欲しいブランド品に使い込んでしまいました・・・なんて感じでw
                          



441: 本当にあった怖い名無し ID:yWKpECMx
>>440
もし、そうだったら雀ってすげぇ嫌なやつだな~



437: 本当にあった怖い名無し ID:Vr+SO5Ka
435-436
へぇーそんな話だったんだ
しらなんだ



442: 本当にあった怖い名無し ID:fOxyYc3g
スレ違いだけど、今まだ気が動転してるから許して。
ばぁちゃん(80過ぎ)がボケた。
昨日の夜中に「外に行く」とあんまり騒ぐので、仕方ないから親父がついてった。
2~3分して親父が「見失った」と言って焦って帰って来た。

親父はばぁちゃんの少し後をついて歩いてたんだそうだが、
ヨボヨボのはずのばぁちゃんと普通に歩いてる親父の距離がいつの間にか
どんどん開いていって、親父は小走りになった。
ばぁちゃんが角を曲がったとこまでは確認できてたんだけど、
親父が角を曲がった時にはもうばぁちゃんの姿はどこにもなかったんだと。
で、俺と母親も一緒に探しに行った。

ばぁちゃんは親父が見失ったという角の所に立ってジーッとこちらを見ていた。
「なんだいるじゃないか」と思って近付こうとした途端にスッと角を曲がって行ってしまった。
慌てて後を追ったんだが(と言っても小走り程度だけど)何故かなかなか追いつけない。
ばぁちゃんはもちろん走ってない。走れる体じゃない。
なんというか、スーッと移動してるって感じだった。
あのヨボヨボのばぁちゃんのどこにあんなに早く歩ける力が残ってたのかと。
白髪頭で素早く移動するばぁちゃんを見てゾッとしたよ。
「やまんば」の正体ってきっとボケたお婆さんだったんだなと思ったよ。

スレ違い&長文ごめん。ばぁちゃんもごめん。ボケても大好きだよ。



443: 本当にあった怖い名無し ID:CxkSzx5o
>>442
ばぁちゃん…



444: 本当にあった怖い名無し ID:0SfjjP4Z
>>442
>「やまんば」の正体ってきっとボケたお婆さんだったんだなと思ったよ。

有り得るかも。家族のいない孤独な老婆、とかね。
一般的に普通とされる状況からちょっとだけ外れた存在の人が
怖いモノに作り変えられていった・・・・のかも。



446: 本当にあった怖い名無し ID:DPXdbdOs
>>442
で、確保できたのか?



445: 本当にあった怖い名無し ID:WsGgtywj
うちのばあちゃんもまだらボケだったんだが、
ぼけるときは目が座ってしまって、孫のオレをにらみつけたよ。
かなり怖かった。
もうあるはずのない子供時代の家に帰るといって
夜でもドアを開けて、走っていく・・・・・・
よく昔話に、山姥になって走り去った、ってあるのは徘徊して
戻れなくなってそのままってことだと思う。



447: 本当にあった怖い名無し ID:xAMpshRE
徘徊老人の歩くスピードが速いとは知っていたが
足腰が丈夫なら走ったりもするのか。すごい活力だよね



449: 本当にあった怖い名無し ID:Jmwwo80/
「姥捨て山」なんて話が有るんだから
昔は老人を山に捨ててたんだろうね

山姥で思い出したけど
山で道に迷った旅人が泊めてもらった家で、夜中に目を覚ますとお婆さんが、
「半殺しが良いか、全殺し(確かこうだったと思う)が良いか・・・」
と、お爺さんと相談していた。

旅人が、「俺は殺されるんだ・・・ なんとか逃げなきゃ」と怯えながら朝を迎えると
お爺さん、お婆さんは笑顔で朝御飯を食べさせてくれる。
おや?と思いながら「早く逃げないと!!」と旅立とうとすると、お婆さんが、
「ちょっと待ちな」と引き止める。
いよいよ殺されてしまうのかと思って走り出すと、
「おーい 待ちなさいってば~」と言いながら、お婆さんが追いかけてくる。

慣れない山道、すぐにお婆さんに追いつかれてしまった。
すると、お婆さん包みを一つ旅人に渡すと
「やっと追いついた。 気を付けて行きなさいな」と言って立ち去った。
旅人が包みを確認すると、中にはボタモチが・・・
昨日の夜に聞いた「半殺し、全殺し」はボタモチの小豆を
半分潰すか、全部潰すかという事だったとさ(笑)

ちゃんと覚えていないので、所々間違ってたらゴメンナサイ。



450: 本当にあった怖い名無し ID:0556WBWx
>>449
俺の記憶では
半殺し→もち米を全部はつぶさない(半分つぶす)→ぼたもち
全殺し→もち米を全部つぶす→お餅
だった気がする



451: 本当にあった怖い名無し ID:eOl9mEWZ
長野に姥捨ってとこあるよね



456: 本当にあった怖い名無し ID:IZWk+odx
>>451
その長野の姥捨が「姥捨山伝説」の本家本元だと思う。



466: 本当にあった怖い名無し ID:DaJ83k2U
外国か日本か、わからないんだけど
ある男が家の帰り道で猫に
「タマ(名前忘れた)に三丁目の○○が死んだと伝えてくれ」
と言われ家で妻にその話をしたところ囲炉裏の傍で寝ていた猫が飛び起き
「なに!なら早く次のボスの取り決めに出なければ」を飛び出していったていう話



505: 本当にあった怖い名無し ID:nBWiDyO60
>>466
遅レスソマソだがそれはイギリスの民話。
胸かどっかに白い模様のあるちょっと大きな黒猫は猫の妖精ケット・シーだという言い伝えがある。
イギリスのとある町の道端で猫たちが「おい聞いたか、王様が亡くなったそうだ」と話し合うのを聞いた男が
宿屋でその話をしたらわきで座っていたそこで飼っている黒猫が
「何、急がねば」と慌てて暖炉の煙突をするすると登って去っていってしまったという話。
ケット・シーの王子様だったんだって。

でも日本昔話は翻案や創作も多いから日本物にして放送したことあるのかもねー。



468: 本当にあった怖い名無し ID:o10lo+dU
怖かった昔話「幽霊街道」
ある街道に化け物が出るってんで村人が
猟師のトウジュウロウに化け物退治を依頼した。
村人数人と街道へ向かうトウジュウロウ。
さて、街道に着くと、どこのRPGのラスボスですか!?と言うような化け物が出現。

で、その化け物に あ っ さ り 飲 み 込 ま れ る トウジュウロウ

トウジュウロウを飲み込むと化け物は去って行ったので村人達は無事だった。
村人達は、トウジュウロウの妻にこの事を伝えるため、
重い足取りでトウジュウロウの家へ向かった。
家に着いたはいいものの、トウジュウロウの妻になかなか事の顛末を言えない村人達。
と、そこに、化け物に飲み込まれたはずのトウジュウロウが
何事も無かったかのように帰ってきた!
なんでも、出かける前に仏様に供えた飯を食べていたから無事だったそうな。
めでたしめでたし。ってな話。

この話、死んだはずのトウジュウロウがあっさり帰ってくるのも怖いんだが、
それより結局化け物が退治されていないってのもどうなんだよ。
なんにも解決してないんだよなぁ。



469: 本当にあった怖い名無し ID:sMo69sW/
怖かった昔話「白ごろもの坊さま」
あるところに、きこりの夫婦が住んでいた。
夫婦には12人の子ども達がいて、貧しいながらも仲良く暮らしていた。
ある日のこと、おっとうが木を切りたおしたとき、運悪く下敷きになって死んでしまう。
残されたおっかあはなんとか子ども達を養おうと一生懸命働くが、
手に入るのは少量の芋や団子ばかりだった。
もちろん子ども達の腹はいっぱいにはならないが、
子ども達はそれを分け合ってたべ、おっかあには
「こんなに食べれば十分だよ」と、心配かけまいとしていた。
冬になり、ますます食べ物が手に入りづらくなり、
おっかあは、家にあるものを何でも売ってその日その日をなんとか過ごしていた。

ある吹雪の日、夕方が過ぎ夜になってもおっかあは帰ってこなかった。
「おっかあー寒いよー」  「腹減ったよー」  「おっかあ…」
子ども達は泣きながらおっかあを呼んだ。
そのころおっかあは、家に帰る途中の雪の中で凍えて死んでいた。
そのことを知らないで泣く子ども達だったが、
ふと気が付くと家の入り口に白ごろもの坊様が立っていた。
坊様は、泣いて言う子ども達をなだめると
何処からか取り出した飯を長い箸を使って子ども達に食べさせた。
箸を子どもの口に運ぶたびに坊様は
「これはおっとうから…」 「これはおっかあから…」と、やさしく言った。
その日から、坊様が夜になると飯を食べさせにきてくれたので、
子ども達は飢え死にしなくてすんだそうだ。 めでたしめでたし


文章にしてみたらあまり怖くなかったかも。
自分的には親が帰ってこないって所や暗い家の中で子ども達が泣いている所がが怖かったよ。
ところで、このスレ人がいないっぽい。もう落としたほうがいいのか?



477: 本当にあった怖い名無し ID:2FxpWlWD
俺の親父のばあちゃんがしてた話だが
2つある

あるところに小僧がいた。その小僧が山で道に迷っていると
一人の婆さんが「小僧さん、こっちへ寄ってかんか?」と誘う。
そして干し柿やお茶をごちそうになり道を教えてもらうと
そのばあさんは3枚のお札をよこして「何かあったらそれを使えや」
と言った。夜になり困っていると寺に着く、すると中から老婆が出てきて
一晩泊めてくれるそうだ。ごちそうも食べて夜眠るが
夜中に小便をしに便所に行こうとすると台所で老婆が包丁をとぎながら
「あの小僧はうんまそうらな(旨そうだな)」と独り言を
言っている。小僧はすぐに逃げ出そうと老婆に「便所に行かせてくれえ」
と頼むと老婆は小僧に紐を結びつけて便所に行かせる



478: 477 ID:2FxpWlWD
便所で何秒か置きに老婆が「まだか?」と聞く。
そこで小僧は山でもらった札に「俺の身代わりになってくれ」
と言い紐を柱に結び付けて逃げ出す。老婆が「まだか?」と聞くと
「まだ」と返事がする老婆が扉を開けると柱から小僧の声がする
「小僧め逃げたな」老婆は妖怪に姿を変えすごい速さで小僧を追う。

小僧は札を取り出し「俺を逃がしてくれえ」と言い札を投げると
大きな川ができた。しかし妖怪は水を全て飲み干しまた小僧を追いかける
小僧はまた札を出し投げるとこんどは炎が燃え上がる。
しかし妖怪は飲んだ水を吐き出し火を消す。小僧は自分の寺に帰ると
「和尚様、ヤマンバがきたから助けてくれえ」と言い屋根に隠れると
妖怪も追いつき「和尚、小僧をどこへ隠した」と聞くが和尚は井戸を指差す。
妖怪は井戸を覗き込むと小僧が写っていた「そこにいたか」とザッブーンと飛び込むと
和尚はふたをして妖怪は死んでしまう。

もう昔聞いたときはガクブルだったよ




479: 477 ID:2FxpWlWD
別の話あるところに3代の家族がいた。
祖母・嫁・息子・弥三郎という孫のの4人だった。しかし嫁と息子は
病気で亡くなってしまう。すると祖母は悲しさのあまり
鬼婆になってしまい、毎晩吹雪になると孫をだきながら
よその家の赤子を連れさらい、食べてしまう。
それが町中に広まり「弥三郎婆がくるから表へ出てはいかん」と
子供たちに警告する。その一方で弥三郎婆は弥三郎を可愛がるが
ふと気がつくと岩の上で自分で孫の弥三郎を喰ってしまっていた。

弥三郎婆は後悔し、苦悩していると、子供の大切さに気付いた。
その瞬間に人間に戻り、寺で僧になったとさ。

自分の孫を喰っちまうなんて・・・・・



485: 本当にあった怖い名無し ID:5fVCt+tQ
まんが日本昔話以来、全くそういうものに触れていなかったので
このスレはほんとに面白い!
6才と4才の姪甥に話して聞かせると、
すごい真剣な表情で聞き入ってくれて嬉しい。



487: 本当にあった怖い名無し ID:XfRfqcYI
>>485
いいねえ



512: 511 ID:3DzDeXxh0
幽霊街道、草かり亀、よくばり和尚、大蛇ぐらの怪女、
猫山の話、影ワニ、などなど色々あるけど、タイトルが
思い出せないやつでひとつ。(これは昔ビデオも紛失)
山に入った男。日が暮れ、森で休むときに魔物を寄せつけ
ない為だったか結界を張る。(縄を木の周囲に張るだけ?)
そこに小さな白い虫が、のにのに…と這って入り込んで来る。
男はさほど気にもとめず、それを真っ暗な森の中へと放るのだが、
また戻ってくる。さきほどより大きくなったような白い虫をまた放る。
それを繰り返すうちに気づけば犬ほどの大きさになる不気味な虫。
「この化け物め!」と焚き火に放り込むのだが…これが怖かった。



516: 511 ID:ISsQSmZV0
そして夕飯の支度の為だったかな、夕刻、沢に水を汲みに行く。
ざっぱ、と水を汲み、立ち去ろうとすると、背後から水音がする。
ちゃぷん、ちゃぷん、ちゃぷん、ちゃぷん…誰かが歩いて来るような。
「だれじゃ!」男が叫ぶと音が止む。静まり返る沢。
「な、なんじゃい、沢の音か」
そして土手を上がろうとするとまたもや同じ音がし始める。
持っていた桶を放り出し「だれじゃというに!!」と怒鳴る。
ちゃぷん、ちゃぷん…と歩く音が続いたかと思うと、沢の奥の
木々の影から沢女がギョッとするような効果音と共に出てくる。(^^;
目の前まで歩いてきた女は「さむかんべ、おめえ、さむかんべ~」
と繰り返す。「お、おらぁ、寒くなんぞねぇ!」と逃げ出そうと
したところを手をつかまれる。すがるように「さむかんべ~」
抱きつかれるように倒されてしまい、男は金縛りのまま気を失う。



517: 511 ID:ISsQSmZV0
気づくと夜中。ぼんやりとしていたがハッと気づく。
「釜の火!!」
炭は全て真っ白な灰になってしまっていた。
さむかんべ、とはこのことを言っていたのか、とその場に崩れる。
大釜から溢れ出続けた白い灰がどうたらとオチがついて終わりです。
まあ命を取られるとかじゃないんですが演出が怖いんですよね。(^^

そういえばこれにも「芝山努」という名前があったと思いますが
これってドラえもんの監督さんになるのかな?



525: 峠の語り部 ◆PlbotJkCK. ID:PUhbZpd40
>「白馬岳の魔神」
若者が魔神に変わる時の顔と音楽がトラウマモノですよね。
逃げる娘をじーっと見てる魔神も恐ろしいですが。
あれって、魔神が山頂に環を連れ去ってどんなオチが
つくんでしたっけ……肝心な所がボヤけている私はもうオトシヨリ…(;´Д`)



528: 本当にあった怖い名無し ID:ElHso9np0
>>525
これ、いつも男(正体は化け物)を気にして見てしまうので
いつも話の筋が頭に入って来にくいです。これもトラウマ?(^^;;

二人が会っているときに「ここの桜草がなぜ白いのかご存知?」
とたまきが小姓姿の若者(化け物)に話すシーンがあるんです。
確か「春が来ると、あの白馬岳の白馬が、嬉しくて跳ね回ったときに
舞い散った雪が白くしてしまうんですって…」だったと思うけど曖昧。
たまきが消えた後、その桜草が赤~く染まっているんですよ…。
「おそらく飛び散った娘の血が赤く染めたのじゃろう」とナレーター。
「それから白馬岳に咲く桜草は真っ赤な色をしているそうな」オチ。
“飛び散った”って…かなりリアルなこと言ってますね~。(^^;;



529: 峠の語り部 ◆PlbotJkCK. ID:Qfpq5DYr0
>>528
あ、やっぱり桜草絡みのオチでしたか。
白馬岳に実際に残ってる伝説のまんまを
作品にしたものだったんですな。
ありがとうございまする。

私の場合は魔神が環の首に喰らいつくシーンの
インパクトが強くてそれ以降が霞んでしまったんですな、多分……
血が飛び散ってって言い方が生々しくてヤですね(;´Д`)
でも弟切草みたいな血の残り方じゃなくて
花の色止まりでまだ良かったのかも……(^^;)

絵面の恐怖といえば……「かわらけ売り」でしたっけ、
棺桶の中の死体に食いつけば娘と結婚できるとかって。
結局砂糖細工の死体だったと思うんですが、あの
死体の青白い絵面からは目を背けたくなった覚えが



534: 本当にあった怖い名無し ID:NMDcWzaz0
ある山に神木とされる木があった
その木を切るということで、きこりの一団が
盲目の老人に案内されてやってきた
老人はこの木は切らないでくれというのだが、
きこりはそんな言葉には耳を貸さず、斧を当てる
あまりに太い木なので、一日では終わらず、その日は山を下りた

次の日行ってみると、確かに削ったはずなのに、
木はまるで無傷の状態に戻っていた
不思議に思いながら作業を再開するのだが、何度やっても同じで、木は修復されてしまう
何が起こっているのかと一人のきこりが夜中に木を見張っていると、
全身を装束で覆った謎の集団が、木を囲んで、木に何かをしていた
木の削られた部分が赤く輝いており、その集団は地面に落ちた木の破片を
くっつけて木を直していた

「・・・これなら直せるから安心ですな
「・・・破片を燃やされたりしたら直しようがないですからなあ
そんな会話が聞こえた
それを親方に報告、その後は破片を処分しながら作業をするようにし、ついに木は切り倒される
その夜、木のそばできこりたちは宴会を開き(盲目の老人もそこにいた)
そのまま全員寝入る
すると深夜、あの装束をまとった集団が出現、眠っているきこりたちの
顔を赤い布でなぞっていく

しかし老人だけは白い布だった
次の朝、老人は目が見えるようになっていた
きこりたちは全員死んでいた
めでたしめでたし



536: 本当にあった怖い名無し ID:FrTmyly10
>>534
いい!



539: 本当にあった怖い名無し ID:uKnH2AF40
>>534 赤く輝く木の幹??
「下半分の三日月(切った爪みたいな)形の
木屑がふわふわ浮いていって木の幹を埋めていく」
こんな感じのかなり不気味な映像が蘇ってきた。
これしか思い出せない…。う~~~もどかしいなあ。
きこりが死ぬなんてのは思い出せない。別の話だろうか。



542: 本当にあった怖い名無し ID:g6wrNC2T0
>>534
山にまつわる~の本スレか避難小屋か忘れたけど、そっくりな話を見たことあるヨ!
あちらはかなり最近だったとおもう。
切り倒しても元に戻ったんでほっといたってヤツだった。
元が同じ所なのかそれとも何ヶ所もそういうところがあるのかな。



537: 本当にあった怖い名無し ID:Na7+fabh0
火ともしやま って話は女の執念が描かれていて怖かった。
話は、とある湖のほとりの村に恋人同士の男と女がいる。
二人はお互いに愛し合っていたが
男がやんごとなき理由で今住んでいる村から湖の向こう側に移り住まなくてはいけなくなった。
女は男と会えなくなる事をとても悲しんだのだが、いい事を思いつく。
夜に男に湖のほとりの山で火をともしてもらい、それを目印に湖ほとりを走り男に会いに行くと言うものだった。

男のほうもそれはいいと承諾し、移り住んだその日から夜になると山で火をともすようになった。
女は毎晩火を目印に男の元に走っていく。
夜の間しかあえないので、女は少しでも長く男といられるように湖のほとりを全力疾走する。
ある日、女は竹の筒をもって男の元にやってきた。

男がそれを受け取ってみると、中身は湯気が出るほど熱くなった酒であった。
なぜこのように熱い酒を持ってくることができたのかを男が女に聞いてみると
酒を入れた竹筒を胸元に入れて走ると男に早く会いたいと言う思いのせいで胸が焦がれるようになり、
それで酒が温まるのだと言う。

ある日、女はもっと早く男の元に着きたいと思うようになった。
湖をぐるりと回るのは時間がかかる。
そこで女は湖を泳いでわたることにした。
冬の寒い中だったが、女は男の火をたよりに湖を泳いでわたった。
湖から上がった女の手には魚が握られていた。



538: 本当にあった怖い名無し ID:Na7+fabh0
いつもより早く来た女に男は驚いた。
さらに、女がびしょぬれであること、とれたてぴちぴちの魚を差し出したことに男は驚いた。
この寒い中、女が湖を泳いできたと言うことが男には信じられなかったし、
もし本当にそうならこれは正気の沙汰ではないと思った男は、
次の日火をともした後に湖をじっと見ていた、すると、女は一直線に湖を泳いできていた。
その様子を見た男は背筋に冷たいものが走り、女のことが怖くなった。

次の日、女は湖のほとりで男が火をともすのを待っていたが、
いつもの時間になっても火はともされなかった。
少しでも早く男の会いたいと思っていた女は、
湖の真ん中からでも火がともされればそれを目印にすればよいと思い
雪がちらつく中湖へと入っていった。

女は湖を泳ぎながら火がともされるのを待っていたが、その日、山に火がともされることは無かった。
その日、女は湖から帰ってこなかった。
少したって、女の村にあの男がなぞの高熱で死んだと言う話が風の便りで伝わってきた。

めでたしめでたし♪



551: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/03/23(水) 01:47:42 ID:AJ6SFmFv0
うろ覚えなんだけど、ある男が米を腹いっぱい食いたいと思って隠し田を作る。
近所のじいさんがそれを知るんだけど役人に知れたら死罪なので黙っている。
男は昼間働いて夜は隠し田を作っているので段々疲れて衰弱していく。
ある日じいさんが心配して男の家を見に行くと、男は米を腹いっぱい食べて死んでた。

なんか物悲しい話だった…。



552: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/03/23(水) 14:54:50 ID:QpVCrUzY0
>>551
その話のはじめに夢の中でご飯をたくさん食べている夢を見ているシーンの
ご飯が幼心にとても美味しそうだった。



553: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/03/23(水) 22:19:59 ID:aPKWhfNZ0
タイトルもオチも忘れたけど

町にいくのが非常に不便など田舎の村があって、
ある日そこに住む老婆が入って奥に進むと、すぐ町に出れる
近道の洞窟を発見した
で、老婆は通行料をとって村人に近道を使わせることにする

洞窟の前に座り、「○○(金額)じゃぞ」
便利なので利用者も多く繁盛するのだが、
後に、これも忘れてしまったが、何かがあって、洞窟を通らなくても
町に行きやすくなる
利用者もいなくなったのに老婆は洞窟の前に座り続ける
やがて体にコケやキノコが生えてきた(・・・と思う)のだがそれでも座り続ける
雪に埋まってしまっても番を続け、その前を動物が通りかかったのを
客と思って雪の中から妖怪のようにギョロっと目を光らせて「○○じゃぞ」
動物は逃げていく

・・・ここから先は思い出せないんだけど、食事とかしなくても平気なのかよ、なんつー話だ
とか思った覚えが



554: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/03/23(水) 23:25:31 ID:RHrnD/3Y0
>>553
そのお婆さんは通行料としてお米を三合づつもらっていたので、
それを食べていたのではないかと。



555: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/03/23(水) 23:37:19 ID:aPKWhfNZ0
>>554
そうだったか
すると客が来なくなった後は・・・?



556: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/03/23(水) 23:55:32 ID:RHrnD/3Y0
>>555
1、今までの蓄えを食べて何とか命をつないでいた。
2、その辺の動物を捕まえて食べていた。
3、途中から妖怪に進化したため物をたべなくても生きていられた。
4、ずっと我慢していた。

さあ、好きなのを選んでください



557: 峠の語り部 ◆PlbotJkCK. 投稿日:2005/03/24(木) 01:46:42 ID:TFtGfVi90
>>553
「三合ばば」というお話ですね。
554さんの仰るように、通行料としてお米を三合とっていたんで
そう呼ばれてたと記憶してます。
 利用者が居なくなっても座り続けて、動物が通りかかったのか
たまたま村人が迷い込んでお婆さんの前を通りかかったのか
ちょっと失念しましたが……「三合……三合じゃぞ……」と
目を輝かせながらモゾモゾの塊の中から話しかけてきた
のは確かですね。

化け物になりかけの人間みたいな不気味なお婆さんでしたが



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