有機ELディスプレイの画面に慣れたら、液晶ディスプレイに戻れなくなっちゃう…!
動画や写真、電子書籍など様々なコンテンツを楽しむときには、タブレットというのはとても便利なものです。
しかしタブレットによく使われる液晶ディスプレイは、残像が気になったり、寝室などの暗いところで見ようとすると黒い部分が白くぼんやり浮き上がって、映像を楽しむには画質がいまひとつで、ずっと不満だったんですよ。
ところがようやく!ようやくキレのあるクッキリとした有機ELディスプレイの10.5インチWQXGAタブレット、 ARROWS Tab F-03G が誕生。
フルセグで地デジ録画までできるという、まさに動画好きのためのこのタブレット、液晶ディスプレイのタブレットとの比較を交えながら、じ〜っくりとレビューしてみました。
黒浮きのない有機ELディスプレイがとにかく美しい!
とりあえず細かなスペックは後述するとして、まず素晴らしいのが、この高コントラスト10.5インチの有機ELディスプレイ。
液晶ディスプレイのバックライト式と異なり、有機ELディスプレイは画素自体が発光するため、黒がきちんと黒で表示され、200万:1という超高コントラストを実現。また視野角も180度とかなりの視認性を実現しています。
…と、スペックだけ挙げてもピンとこないと思うので、液晶ディスプレイ代表として手持ちのiPad mini 3と比べてみました。サイズが違うのはご勘弁を。
まずは普通の室内で比べてみると…写真ではちょっとわかりづらいですが、ARROWS
Tabの有機ELディスプレイ(左)は、さすがNTSC比99%の色再現性で鮮やかな色調を売りにしているだけあって、目の覚めるようなキレの良さ。
また空気層をなくしたスーパークリアパネルのおかげか、天井の反射もかなり抑えられているようです。
そしてさらに、寝室を想定して暗闇で比較してみると…
ARROWS Tabの有機ELディスプレイ(左)は、液晶ディスプレイ(右)に比べて明るい部分はより明るく、黒は本当に光を発しない、まさに漆黒。黒が黒であるゆえに、部屋に合わせてディスプレイの明るさを暗くしても、暗い部分が潰れずにしっかりと見えるんですよ。
それに比べると液晶ディスプレイは、黒が白っぽく見える、いわゆる「黒浮き」がクッキリ。今まで使っていた液晶ディスプレイがこんなに貧相だったなんて…これは知らなかった方が幸せだったかも…!
また有機ELディスプレイは表示の応答速度が速いので、動きの速いゲームやスポーツ番組でも、液晶ディスプレイと比べてほとんど残像が残らないのも大きな特徴。
こうして比べてみると、ARROWS Tabの有機ELディスプレイはどんな映像であっても、暗闇から晴天の外までオールラウンドでキレのある映像を楽しめそうです。
また解像度もフルハイビジョンを超えたWQXGA(2560x1600)で、細部をズームしても…うーん、こりゃ肉眼じゃまず画素が見えない緻密さ…!
かつて有機ELディスプレイは、文字など細かい表示がにじむと言われてることもありましたが、アップにしてみてもにじみは確認できませんでした。
さらにホームボタンの並びには、いつでも好きな時に画面をズームできる「いつでもズーム」も搭載。
拡大に対応していないアプリでも動画再生中でもいつでも好きな場所をズームできるって、慣れるとかなりいい機能ですよ!
またディスプレイ表面にはサラサラコートが施されていて、ガラス面での指の引っ掛かりもほとんどなく、操作は快適。
さらに超硬度ガラス Corning Gorilla Glass 3の採用で傷や衝撃にも強く、あまり神経質に保護シートやケースに頼らなくていいのもグッドです。
地デジ録画機能も搭載、クレードルにはアンテナ入力端子も
そしてこれだけ美麗なディスプレイを搭載しているなら楽しみたいのが、テレビや動画。
そこはさすがARROWS Tab、しっかり地デジチューナーを搭載していて、フルセグもワンセグも視聴できるのですが…
クレードルには外部アンテナ入力端子も。おお、内蔵アンテナだと受信が不安定だけど、外部アンテナ対応なら確実に地デジを受信できるじゃないですか!
またクレードルに設置すると、テレビやYouTubeを視聴しやすいシアターモードに切り替わるなど、痒いところまで手が届いているのもいいですね。
そしてさらに、まさかの録画機能まで搭載。…タブレットでここまでできるの!?
つまりもう電源とアンテナさえあれば、寝室専用テレビやデスク専用テレビとして使える上に、録画した番組を日中持ち出すのも簡単に。
深夜番組好きなら、帰って来てクレードルに乗せておけば、翌朝出かけるときには充電も録画も終わった状態で持ち出せるんですね…いいなぁ。
またDiXiM Playerもプリインストール済みなので、DLNAやDTCP+対応の録画テレビやレコーダーの視聴や、番組のダビングにも対応。
これなら本体では対応できないBS・CSや持ち歩き中の放送も、バッチリ高画質で楽しめます。
うーん、有機ELディスプレイの目の覚めるクッキリ画質といい、充実したテレビ周りの機能といい、テレビや動画を楽しむなら、パーフェクトなタブレットと言っても過言ではなさそうです。
iPad Air 2より軽いボディ、ARROWS Tabならではの機能満載
とりあえず有機ELディスプレイのあまりの画質、そしてテレビ、動画周りの出来の良さに、思わずそこばかりのレビューになってしまいましたが、他にも特徴を挙げておくと…
・重量:約433g →10インチ以上3G/LTEタブレットにおいて
世界最軽量
・サイズ:約174(H) x 265(W) x 8.5(D) mm
・2.3GHz クアッドコアCPU 64GBフラッシュメモリ
・背面カメラ:有効画素数 約810万画素
・実使用時間:
110時間以上
・手袋タッチ対応
・防水・防塵
・NOTTV対応
・マルチコネクション(3G/LTE+Wi-Fiの同時通信)
・持ちやすい背面テクスチャー
・スマート指紋センサー
・日本語入力システム Super ATOK ULTIAS(スーパー エイトック ウルティアス)
…いやはや、これだけあればさすがにもう、ない機能を挙げる方が難しいくらい、欲しい機能はほぼ全て網羅されてると言っても過言ではないでしょう。
ネットや写真、テレビ・動画など、あらゆるコンテンツが、有機ELディスプレイの超画質で楽しめるARROWS Tab F-03G。とりあえずこの超画質は、わざわざ店頭に足を運んででも見る価値大ですよ!
そのほかの詳細なスペックや機能は、こちらの製品ページからどうぞ。