春香「太陽の色はどんな色?」
朝日が昇って、お昼になって、夕暮れに沈む。そんな色。
※アイマスSSです
※時系列はアニメ、ゲームに準拠していません。ご了承ください
春香「響ちゃんてさぁ、何型?」
響「ん~、何が?」
春香「血液型」
響「A型」
春香「心配性?」
響「……う~ん、うん」
春香「律儀で義理固い?」
響「どうだろ? 春香はどう思う?」
春香「言われればそうかも」
響「ふーん……」
春香「結構小まめで、几帳面だよね」
響「そうかなぁ?」
春香「私によくメールくれるよね」
響「それは春香がメールをくれるからだよ」
春香「春香さんは響ちゃんラブだからね」
響「自分も春香ライクだよ」
春香「……意外と腹黒い?」
響「春香に言われてもなぁ」
春香「春香さんはそんなに黒くないよ!」
響「いや黒いね。証言や証拠Vはたくさんあるぞ」
春香「…………」
春香「行動力がある」
響「血液型?」
春香「うん。これは納得だね」
響「どうだろ、元気が余ってるだけかも」
春香「でも几帳面。予定とか役割分担とか、事前に決めておくタイプ」
響「ちゃんと計画を立てて突き進むタイプ?」
春香「でもたまにずぼら」
響「自分しか見ない所とかは気にしないんだよなー」
春香「なのに、自分の評価が気になる?」
響「自分は自分だけど、それを教えてくれるのは他人でもあるからね。少しでも良い自分が見えるなら、それに越したことはないよ」
春香「…………」
春香「実は他人が怖い?」
響「そうかな?」
春香「これはどうだろ。響ちゃん、寂しがり屋だし」
響「うん。自分もそう思う」
春香「……でも、実はってこともあるかもね」
響「うーん。極論、人と人は理解し合えないって思ってることもあるから、そういう面を怖がってるのかも」
春香「そうなの?」
響「普段はそんなの気にしないけどね。ふとした拍子にわからなくなると、そう考える時もあるよ」
春香「ふ~ん。じゃあ、私のこと怖い?」
響「いや? 春香は困ってる人をほっとけない奴だって分かってるから。そういう所、尊敬するぞ」
春香「……褒め上手」
響「春香はO型」
春香「えっ」
響「裏表がある。本能的な思考と理性を併せてる。実は静かに熱を込めてる。あと頭の回転が速い。でもふとした拍子に込めた熱が溢れちゃう。負けず嫌いで、周囲から期待されるとそれに応えなくちゃって考えちゃう。ポジティブシンキングで根性論、楽天的。裏表って言うのは計算高いってことで、性格面の裏表はなくて、本音で語るタイプ。だから慕われるよね、春香は」
春香「うぐぐ……」
響「頼られて悪い気はしない。それどころかやる気が出てくる。リーダー気質」
春香「……そうかも」
響「自信家でマイペース。でも計画性に欠けちゃう。それを知っているから焦る。結果慌ててこける」
春香「ぐぬぬ……響ちゃんはどうしてO型だってわかったの?」
響「事務所のプロフィールを見たから」
春香「…………」
春香「ずるいやずるいや! 響ちゃんインチキだ!」
響「ふふーん、自分完璧だからな、人間観察もバッチリさー」
春香「それ、さっき言うべき台詞じゃん!」
響「性格のことは書かれてないもーん」
春香「うー、とにかくインチキ! 罰ゲーム!」
響「やだよー。だって春香と勝負してたわけじゃないし」
春香「まぁ、そうだんだけどさ……」
響「あ、折れるんだ」
春香「でも血液型をズバリ当てられて、春香さんは胸キュンしました」
響「ビックリしただけでしょ」
春香「今、事務所には誰もいません。小鳥さんも送迎に出ています」
響「うん」
春香「事務所には私と響ちゃんの二人だけ。私は今、響ちゃんと対面して座ってます」
響「うん」
春香「響ちゃんは何をしていますか?」
響「ソファに寝転がってラノベを読んでいます」
春香「ダウト!」
響「なんで!?」
春香「〝メガネをかけている〟が入ってない!」
響「えぇ~」
春香「伊達メガネ?」
響「うん。似合う?」
春香「可愛い」
響「えへへ、ありがと」
響「今、自分は春香の持ってきたクッキーを食べます」サクッ
春香「うん」
響「もぐもぐ……食べました。さて自分は何を考えているでしょうか?」
春香「いやぁこのクッキー美味しいなぁさすがは春香だなぁ絶妙な甘さと香ばしさのバランスで丁度いい口当たりだぞ。こんなお菓子なら毎日作って欲しいさー」
響「正解」
春香「へ?」
響「ごめん嘘。この味前のと一緒のだよね」
春香「……………」
響「怒った?」
春香「……ちょっと傷ついた」
響「今度一緒にクッキー作りたいから、許して」
春香「……許す」
響「あとこの味のクッキーが好きだから、また作って欲しいぞ」
春香「……作る」
響「今何時?」
春香「そーね大体ねー……3:52」
響「うーん、まだ早い。なのに外は斜陽模様」
春香「この時季は早くなったよねー」
響「夕暮れってさ、すごい引き込まれる時ない?」
春香「うん?」
響「地平線に沈む橙色の光をずっと見てるとさ、ぼーっとしちゃうんだ。光が消えて夜が来るって考えると、いつまでも夕暮れを見ちゃってさ」
春香「あるかも。水平線から見る夕焼けが好きだなぁ。世界が広く感じて、自分はすごい小さな存在なんだって思っちゃう」
響「水平線かー。昔はよく見てたなぁ」
春香「……帰りたくなる時って、あるの?」
響「まぁね。兄貴とはほとんどケンカして出てきたような物だし、引っかかりはあるよ。一応、母さんに電話とかはしてるんだけどさ」
春香「帰らないの?」
響「まだフェアリーも駆け出しだし、もっともっと有名になってからだぞ。それまで自分は帰らない。そう決めたんだ」
春香「……結構頑固?」
響「そうかも」
響「そういえば血液型で思い出したけど、ウチって伊織だけがAB型なんだよなぁ」
春香「へ? そうなんだ」
響「AB型は分析家。物事を多角的に捉える視野と思考を持ってる。頭の回転が速くて利益になりそうなことを見出す能力があり、聞き上手で情報を引き出すのは上手い。あと一方で感激家。ただちょっとムラがあって、たびたびその行動が変わる。批判批評が鋭いから厭味に聞こえるかもしれない。面倒なことが嫌いでたまに優柔不断。分析するけど懐疑的に考えちゃう。あとは意外とマイペース」
春香「あは、それっぽい」
響「ぴよ子もAB型だって聞いたなー」
春香「んー、マイペースなところはそうかも。でも毒舌は違うかな」
響「ぴよ子は自分たちのこと良く見てるし、分析って意味でも合ってない? 毒舌は立ち場的にも言えないけど……言う姿も想像できないか」
春香「お酒とか入ったら噴出するかな?」
響「主に自己嫌悪方面に行きそう」
春香「あー……」
響「あ、あと自信家な面もあって、仕事上で上司や先輩に物怖じしたりしないって。ジュピターの翔太もABだった気がする」
春香「へ~。響ちゃんAB型?」
響「A型だって」
春香「でもよく分析してるよ~?」
響「分析してないよ。覚えてただけ」
春香「じゃあB型は?」
響「美希と貴音と亜美と真美」
春香「あ、なるほど……」
響「ふふ、予想通りって感じ?」
春香「まぁ、大体は」
響「B型は個性的。周りに合わせなくても自分に合うことに重きを置いてる。正直者で嘘とかが嫌い。はっきりした物言いで裏表がないから好感を持たれやすい。逆に誤解も受けやすい。興味のある物、そうじゃないものがはっきりしていて、向ける情熱が極端気味。行動力があって、好きなものには関心が向くけどその逆はビックリするくらい関心がない。あとはそうだな、一人でいる事を苦に感じないとか」
春香「ふむふむ……美希や貴音さんは分かるけど、亜美真美の場合は片方でもそうなのかな?いつも一緒っていうか、二人で一人みたいな所あるけど」
響「現に竜宮で活動してても平気そうだし、それぞれで自立はしてるんじゃない?二人で行動するのは双子的なサムシングでしょ」
春香「あ、そっか……」
春香「でもマイペースって誰にも当てはまったりするよね」
響「結局のところ血液型で性格が全部わかるわけないんだよね。ただ体内構造の一部が一緒だから、生活の習慣とかが似通って性格に影響するって感じなんだろうけど」
春香「どういうこと?」
響「髪が長い人は乾かす時間が長くて、大抵の髪の長い人も同じことをしてるって感じ」
春香「なるほど」
響「それに血液型って言葉を変えて同じようなことを言ってるし、引っかからなければ気にしないから当たってることだけ印象深く覚えてて、それで当たってるって思われちゃうんじゃないか?」
春香「それよく言われるけど、それでも女の子って占いとか好きだよね」
響「運命とか、神様とか、普通じゃ感じられないものに対するセンスが男の人より高いって言われたりもしてるぞ。占い好きが高じてこう言われるようになったのかもしれないけどね」
春香「運命、か。響ちゃんは信じてるの? そういうの」
響「うん。ロマンチックっていうかさ、いいよね、やっぱり」
春香「分かる」
春香「響ちゃん今日テンション低いねー」
響「オフだからなー」
春香「オフはいつもそんな感じなの?」
響「いや、最近寒
コメント一覧
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- 2014年11月18日 21:45
- 太陽の色を確かめた俺にはもう何も見えない
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- 2014年11月18日 21:57
- つプリズム
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- 2014年11月18日 22:24
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なるほど太陽のジェラシーじゃねーの
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- 2014年11月18日 22:46
- 関係ないけどKOKIAの二人の娘って曲思い出した
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- 2014年11月18日 23:04
- すごいほっこりする…
前のSSがぶっとんでたからかな?
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- 2014年11月18日 23:06
- 太陽を見たいようwwwwwwwww
なんつってwwwwww
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