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うつ病や双極性障害など、心の病を克服した27人の海外セレブたちの言葉 : カラパイア

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 芸能人はうつ病などの精神疾患が多いとされている。常に人前にさらされる芸能人は、プライベートすらも気を抜くことができない。また、自分に対する期待や仕事に対する、プレッシャーを感じることが一般人よりも多く、その分精神疾患にかかりやすいともいわれている。

 ここでは心の病を患ったセレブたちが、その病について発言したコメントをまとめている。

 
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1. ウェイン・ブラディ

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 気持ちを整理して次に踏み出すのにしばらく時間がかかった。いいかい? 自分が不幸だと思うなら、それについて何かしなくてはならない。自分がうつなのを認めるのは大きな第一歩だ。それを認めて、大きな声でこう言うんだ。どうして自分はこんなに落ち込んでいるのか? どうして幸せを感じられないのか? このことについてなにか行動を起こさせてくれ、と。(ロビン・ウィリアムスの死後、自身のうつとの戦いについてのコメント)。


2. ニッキー・ミナージュ

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 目の前で乱暴にドアを閉ざし続けていたわ。なにもかもうまくいかないように感じて。独りで飛び出してきたけれど、もう家に帰るべきなのではと考えていたわ。袋小路に入り込んで身動きがとれない状態が次々と起こり、このまま目が覚めなかったら、どうなるんだろう?とばかり思っていたこともあった。そんな風な感じだったの。(2011年の『コスモポリタン』の記事から、初めてパフォーマーとしてスタートしたときに感じた落ち込みと、絶え間ない失望についてのコメント)


3. エレン・デジェネレス

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 恐れていたあらゆることがわたしの身に起こったの。ショーがキャンセルされ、ひどい打撃を受けた。シットコム(ホームコメディ)で大いに稼いでいた自分が、文無しへと変貌したわけ。わたしがレズビアンだという理由だけで、あまりに理不尽な扱いを受けたので、5年間必死で働いたスタジオをおさらばした。そして深い深い鬱のどん底に陥ったのよ。(1998年にABCでの彼女のショーがキャンセルされから、深いうつ状態になったと言われている。)


4. カニエ・ウェスト

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 二度と人生に見切りをつけたりしないだろう。世の中には声をあげたくてもそのチャンスがない人たちがたくさんいる。そんな彼らのためにやらなくては。(2007年の母親の死後、自殺しようと思ったそうだ)。


5. デミ・ロヴァート

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 完全に躁状態だったとき、来る仕事、来る仕事をひたすら引き受けていた。“ええ、できます。これもできます。あれもやれます”と言い続けて。自分が世界を征服していた気分だった。でも次の瞬間には突然どさりと倒れ込んで、これまでにないほどの鬱状態に陥るの。(デミは自身の双極性障害をおおっぴらにし、心の健康を推奨している。)


6. レディー・ガガ

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 この悲しみが、わたしの中のすばらしいものを押しつぶしてしまうことは決してないということを学んだわ。そのすばらしいもののところにもう一度戻って、残っているかすかな光を見つければいい。まだ消えていなかったそのわずかな輝きを見つけることができて、わたしはラッキーだった。(雑誌『ハーパーズ・バザール』で、うつとのつきあい方の難しさ、それを克服する方法をいかに学んだかを語って)。


7. マイリー・サイラス

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 みんな、わたしが自分のうつを厄介なものと考えていると思っているけれど、そうじゃない。それはどうしようもないもので、そのことで自分が孤立することはあまりない。本来の自分ではない偽りの自分を装うことはないし、本当は幸せだと思っていないのに幸せなふりをする必要はない。それをみんなにわかってもらうため、わたしにできることすべてを天は与えてくれた。見せかけの幸せを装うほど最悪なことはないのだから。(この4月に『エル』で、鬱との戦いが続いていることについて語って。)


8. ジム・キャリー

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 山もあれば、谷もある。それらは切り立っていたり、平坦だったりするが、まだそれほどの絶望ではないような気がする。答えが見つからず、もがいているとしても大丈夫だ。やっていける。職場で笑うことができる。いいかい? だがそれはたいした絶望じゃないんだ。

 以前は“ピンチをしのぐため”にプロザック(抗鬱剤)を服用していたが、今は完全にドラッグやアルコールなしの生活を送っている。コーヒーさえ飲まない。


9. ブラッド・ピット

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 ぼくはうつをすばらしい教育、または時期や学期のひとつだととらえている。うつを専攻していた学期は、眠れず、毎晩同じことを繰り返し。早く家に帰って、ひきこもりたくて待ちきれなかった。でもそんな不安がどんどん膨れ上がって、ある夜、気がついたんだ。こんなの最悪すぎると。

 俳優としてのキャリアをスタートした頃、落ち込むことがあったが、カサブランカへの旅のおかげで克服することができたという。


10. アンジェリーナ・ジョリー

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 母が亡くなったとき、しばらく頭を空っぽにするために、体を動かすことに専念した。真っ暗な場所に入り込んでしまったような気がして、朝起き上がることもできなかった。だから、なにか懸命に打ち込めるものに無理やり身を委ねたの。(2008年、悲劇が家族を襲って以降、うつに陥った。)


11. ジョン・ハム

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 短期間だったが、セラピーを受けたり、抗鬱剤を使用した。これが功を奏した。道を見失ってがんじがらめになり、ナンセンスな考えにとらわれているとき、セラピーは、別のものの見方を示してくれる。これは助けになる。(テレビシリーズ『マッドメン』の俳優は、うつ病だったときに抗鬱剤とセラピーは役に立ったと語って。)


12. ハル・ベリー

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 車の中に座って、ガスが入ってくる中、母がわたしを見つける場面を想像した。母はわたしたち子供たちのために多くを犠牲にした。わたしが自分の命を絶つことは、とんでもなく身勝手なことだと気が付いた。わたしの価値観なんてそれほど低いものだった。わたしの中のいいところを見るよう、自分を建て直さなくてはならなかった。誰かがわたしを愛してくれないからといって、それはわたしが愛されない人間だということではないのだから。(1996年の最初の離婚の後で、本気で自殺を考えたという。)


13. ピート・ウェンツ

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 うつの一番きついところは、それが中毒になってしまうことだ。落ち込んでいないと落ち着かず、幸せを感じるのはいけないことだと罪の意識を感じるようになる。(彼は今、うつとの闘いについて語り、同じようにうつに苦しんでいる人たちを助ける道を模索している。)


14. マンディ・ムーア

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 数ヶ月前、本当に落ち込んでいたわ。わけもなく悲しくてどんより暗くてたまらなかった。いつもなら、前向きで楽観的な人間なのに。誰かがわたしの中のスイッチをパチンと切り替えてしまったみたいだった。(当時のボーイフレンドのザック・ブラフが軽いうつだと認めてから、自分もそうだったと告白して。)


15. メラニー・チムズ(メル・C)

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 わかったことは、わたしたち人間の体はものすごく精密な機械で、なにかひとつ故障が出ると、ほかの何かがそれを補おうとして働きすぎてしまうということ。それなのに、“そう、もうこれ以上はダメ”と体が悲鳴を上げるまで、そんな状態でずっと生きるしかない。(元スパイス・ガールズのメンバー。過去にうつ病や摂食障害だったことを認めて)。


16. ラッセル・ブランド

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 気分が急激に変わることがわかっていて、ときに徹底的に落ち込むが、それも人生だと思っている。精神の病だとか、今日は人生に泣かされたとは思わない。異常なほどエネルギーがみなぎったり、頭の回転が速いときは、それを利用すればいい。(自分の躁鬱状態をアートにぶつけて、対処した俳優でコメディアン)。


17. キルステン・ダンスト

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 人は敏感で傷つきやすい面もあれば、妙に社交的で、みんなに愛想ががいい面ももっている。人間の奇妙な二面性で、ひとりの人間に多くが求められるゆえんだ。それは普通のことじゃない。(うつと闘う俳優であることの、感情の基準を定めることはできないということを言っている。)


18. アシュレイ・ジャッド

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 以前は不幸だったけれど、今は幸せ。今でも辛い日はあるけれど、治療前の一番良かった日よりもまし。(リハビリで、初めて自分の感情が認められた気がしたという)。


19. ウィノナ・ライダー

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 最初の破局を迎えて、初めて絶望の淵に落ち込んだ。世間にはわたしがすべてを手に入れた女優で、落ち込む理由などなにもないと思われていたから、それは大いなる皮肉だった。確かにすべてにおいて絶頂期だったけれど、わたしはまったくボロボロだった。そのときの感情をよく覚えている。“文句なんか一切言っちゃいけない。わたしはとてもラッキーなんだから。すごくラッキーな女優なんだから”(ジョニー・デップと破局してから深刻なうつになり、俳優としての成功ゆえに自分の感情などもってはいけないように感じるようになった。)


20. ミシェル・ウィリアムズ

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 神に才能を与えられた人たち、医者やセラピストなどは、あなたの癒しになるはずだと信じている。うまく彼らの助けをかりること。プロに会いに行けば、あなたの苦しみを分析してくれる。もうなにか対策を講じているならいい。うつはよくないことだけど、助けを求めにいくのはいいことなのだから。(元デスティニーズ・チャイルドのメンバー。うつに苦しみ、助けを求めているすべての人たちに手を差し伸べている。)


21. グウィネス・パルトロウ

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 まるで自分がゾンビになったみたいな感じ。自分の感情を表現することができなかった。産後鬱は来る日も来る日も泣いてばかりいて、子どもの面倒をみることもできなくなるのかと思っていたけれど、そこには違う闇とどん底があったの。(二人目の子供をもって初めて、産後うつとなった)。


22. ブルック・シールズ

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 おかしなことだけれど、産科医にわたしの極度の絶望感と自殺願望は、体のホルモン変化と密接に関係していると言われてなぜかほっとしたの。産後うつは深刻な病気の症状なのだとちゃんと認識すれば、もっと積極的に治療をするようになり、社会にも受け入れられるようになるはず。(2005年、NBCのマット・ラウアーとの会談で、シールズの産後うつの治療について批判的な発言をしたトム・クルーズに反論して。)


23. ロザンヌ・バー

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 瞑想の力や自分を励ます独り言のようなことについて、当然のことながら十分に説明することはできない。でもそれはとても心癒されることで、多くの研究もされている。わたしはそうしたヒーリング世界の全面的な支持者なのよ。(ヨガやその他スピリチュアルヒーリングを熱烈に推奨して)。


24. ドリュー・ケアリー

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 ハリウッドに住んでいると、孤立することがある。自分がまるでたったひとりであるように感じ、その思いに苛まれて閉じこもり、自分を解放したり、助けを見つけようとしなくなる。それは、誰かに打ち明けたら、自分が弱く見られるのではないか、仕事がこなくなるのではないかと恐れるからだ。(コメディアン。エンタメ業界にいると、助けを求めることがどれほど大変かについて語って)。


25. シェリル・クロウ

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 うつに苦しんでいたことがあったわ。それは20代のときのことで、悪いことに半年も続いた。その間、服を着ることも、家を出ることもできなかった。抗鬱剤とセラピーは助けになったけれど、うつは多くの人がなる可能性のある化学作用。それはいつもわたしの人生の一部になっている。(過去に自殺しようと思ったことがあると認めて)。


26. キャリー・フィッシャー

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 自らこんな状態に陥ることを選んだわけではないけれど、今渦中にあるわ。すべて本の中の話だと思うかもしれないけれど、自分が苦しみの只中に入り込むまではわからない。長い間、わたしは苦しんでいた。それは本の中の話ではなく、現実だった。(自身の双極性障害の苦しみについて語って)。


27. キャサリン・ゼダ=ジョーンズ

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 自分の個人的な問題を声高に叫ぶようなタイプではないのだけれど、わたしの双極性障害を公にして、同じ苦しみを味わっている人たちにこの病気は完全に抑え込むことができるということを知ってもらいたいのです。そして、この病気につきまとう汚名を晴らす手助けをしたい。まだ光の見えない人たちも治療は可能なのだから、助けを求めて欲しいと思います。(本当は自分の苦しみを隠しておきたかったが、今では助けを求める人たちの味方として)。

via:buzzfeed・原文翻訳:konohazuku

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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2014年11月18日 21:31
  • ID:yK.1J0ME0 #

みんなうつになったことのある者にしか分からないけど、
なったことあるものなら、まさにその通りと共感できる
コメントをしてる。

2

2. 匿名処理班

  • 2014年11月18日 21:37
  • ID:pn8qmkwA0 #

常に明るく、常に笑顔で、常に強くいなくちゃいけない人達だから、大変だろうなと思う。人気者になればなるほど当たりもきつくなるだろうし

3

3. 匿名処理班

  • 2014年11月18日 21:44
  • ID:0ndNGvW00 #

27の言葉すべてを読みましたが、
どれもが正しく、核心を突くものだと思います。

誰か一人の言葉から一文引用してコメントを書こうか
……と最初思っていたのが、
それができないぐらい全ての言葉が心の病についての真実であり、
選ぶことが軽重を付けることになると思うほどに、
本当のことばかりが書かれています。

みなさんもどうぞよく目を通してみてくださいね。

4

4. 匿名処理班

  • 2014年11月18日 21:44
  • ID:.BhhUPBd0 #

役者さんなんかは特に無理やり自分を駆り立てている感があるから、
精神削りながら仕事して、ボロボロに病んでしまうのかなーとは思う。

5

5. 匿名処理班

  • 2014年11月18日 21:45
  • ID:iis59oYa0 #

ラッパーのXzibitも息子なくしてからしばらく表舞台から消えて、最近復帰したけど笑わなくなっちゃったね。MTVでやってたPimp My Ride(車のビフォーアフターみたいな番組)がもう見られないのが残念だ。

6

6. 匿名処理班

  • 2014年11月18日 21:57
  • ID:DKc87OaT0 #

みんなひとりじゃない(;ω;)

7

7. 匿名処理班

  • 2014年11月18日 22:04
  • ID:bnFJ1muK0 #

華やかなスターに見えるけど、みんなそれぞれ苦労していたんだなと思いました

8

8.

  • 2014年11月18日 22:05
  • ID:3Ys1z65j0 #
9

9. 匿名処理班

  • 2014年11月18日 22:08
  • ID:4KTXcyBG0 #

悲しみや苦しみを知っている人の言葉は
華やかな舞台で見せる笑顔以上に優しく感じる。

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10. 匿名処理班

  • 2014年11月18日 22:20
  • ID:CeiunhD00 #

うつと双極性障害は違うのに一緒くたなのがなんか…
どちらも苦しいのはおなじだけど

11

11. 匿名処理班

  • 2014年11月18日 23:41
  • ID:ppQQvd0k0 #

こんなに華やかで容姿や仕事に恵まれている人もなるんだなー

12

12. 匿名処理班

  • 2014年11月18日 23:45
  • ID:FyavjzXs0 #

まじかよフューリーめっちゃ見るわ

13

13. 匿名処理班

  • 2014年11月18日 23:47
  • ID:RiWt.rVn0 #

和訳だからっていうのもあるけど伝え方がすごい上手いね。
わからない人にも伝えようとするたとえ話がすごい。
自分がゾンビになったよう、とか想像出来るもん。
公にするからには社会のためという観点と説得のスキルが必要なんだなあ。

鬱は甘えとかいって、本気でやばい人を雑に分断しちゃダメだね。

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