268 おさかなくわえた名無しさん [sage] Date:2011/01/21(金) 21:10:17  ID:K0OlC2p3 Be:
亡き祖父は生前、ヒキガエルに紐を付け玄関先の水瓶の中に入れていた
訪問客がカエルに気付き「へ~、よく出来てるなぁ」と近付くと飛び出て来る
その悲鳴で誰か判定し、会いたくなかったら居留守を使う
平屋だからできること
しばらくすると鍵も掛けずに出掛けてもいた
ほとんどの人はカエルに驚き逃げるし、知ってる人は
「あぁ、今は会いたくないんだな」
と察して帰るから

が、ある日、泥棒が入った
私が訪ねたら祖父が「閉めたはずなのに戸が開いてる」
と首を捻っていた
そこで「まさか・・」となり念のため警察を呼んだ
幸い何も取られていなかった
「あれじゃあ不気味過ぎて何も盗めない!!」
とは調べに家の中に入って泣いて戻って来たお巡りさんの言葉
家の中は入ってすぐが仁王立ちの熊の剥製。少し行くと祖父が中国で買って来た関帝の像
そして棚の上にはスズメバチ酒にマムシ酒
柱には何かの全身骨格が掛かっていたから

こんな祖父の職業はサラリーマン
しかもこの事実は亡くなって8年経つ最近になって家族全員が知った事実
他にも牛に紐を付けて町内を散歩したり、家族に黙ってふらりと出かけそのまま帰って来ず
「最近、おじいちゃん見ないねぇ」
と言い合っていたら一人でオーストラリア行ってたり、とエピソードは尽きない
そろそろ命日なので書かせてもらいます