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フクロウなのに地面を走ったり、地下の穴に住んでいたり。一風変わったアナホリフクロウの生態に魅せられた、米カルフォルニア在住のアニメーター、マイク・ローシュは、彼らを題材に1つの作品をつくりあげた。
アニメの中では、フクロウは擬人化されており、愛するツガイが車に轢かれ、その復讐を果たす様子がコミカルに描かれているが、ナレーションにあるアナホリフクロウに関する情報は、実態に基づいたもので、彼らがどのように自然界を生き抜いているのかが楽しく学べるとても素晴らしい作品に仕上がっている。
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The Hidden Life of the Burrowing Owl
北アメリカの大草原に朝がやってきた。一見すると、静かで平和そうな光景がどこまでも広がっているように見える。しかし、ここで暮らすものなら、この場所の本当の姿を知っている。
ここに存在するのは、殺すか、殺されるか、という過酷なルールのみ。そして、そんな環境下で生き抜くために、生き物たちはさまざまなパワーを身につけてきた。
あるものは毒性の武器を持ち、あるものは雷のように素早く動ける技を身につけ、またあるものは鉄壁のような鎧を装備している。
今回の主人公であるアナホリフクロウを紹介しよう。このシャイな生き物は地下の巣穴に住んでいる。敵から身を隠すため、日中のほとんどを巣穴で過ごす。
穴から出てくるのはエサを探しに行くときだけ。しかし、外の世界では、おなかをすかせた捕食者たちが待ち構えているため、このエサ探しも気をつけないと自分がエサにされてしまう。
ムキっとした立派で長い足を持ち、ピョコピョコと地面を走り回りながら、草むらに潜んでいる昆虫などのエサを探す。巣穴では、お腹をすかせた子供たちがエサを待っている、彼らの分まで集めないといけないから大変だ。
エサを待っているのは子ども達だけではない、彼らはまた、愛するメスが満腹になるまで巣穴を行き来し、エサを運び続けるという。アナホリフクロウは一度結ばれ、つがいになると、生涯その相手のために尽くし、一緒に過ごす。
どんなに警戒していようと、ひ弱いアナホリフクロウは、コヨーテやライオン、タカなどに発見されたら終わり、あっという間に彼らの美味しい食事になってしまう。そのため、通常アナホリフクロウは安全な隠れ場の近くでしか行動しない。危険をおかして遠くに行くことは滅多にないのだ。
アナホリフクロウは、フクロウにしては珍しい昼行性で、行動範囲も狭いため、フクロウ科のなかでも最も生態解明が進んでいる種である。
夜はアナホリフクロウが一番恐れる時間帯だ。巣穴の奥にじっと潜み、天敵に見つからないように、とひたすら祈るのみ。過酷な世界に見えるかもしれないが、これは、自然界ではあたりまえの生活。彼らにとっては、毎日がサバイバル、死は特別なものではなく日常生活の一部なのだから。
via:動画翻訳:melondeau
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コメント
1. 匿名処理班
想像以上に容赦なかったwヒイィィィ!!!!(゚ロ゚ノ)ノ