国立・群馬大学医学部の教授がパワーハラスメントを繰り返したとして、処分を
受けました。
画像:【群馬大学医学部】
http://www.med.gunma-u.ac.jp/
20日、群馬大学は医学部の40代の男性教授を懲戒解雇したと発表。
大学によると、男性教授は2012年1月~2013年8月にかけ、研究室の助教や講師の男女5人に対し、
「月曜日に仕事をするためには土日に働かなければならない」
と休日出勤を強要したり、女性研究者を
「結婚は△(三角) 出産は×(バツ)だ」
などと非難。
3人に
「ポストを空けるから、ほかの大学に応募(移籍)しろ」
などと精神的に追い込み、2人を退職させたとのこと。
大学側は2013年4月に調査委員会を設け、男性教授に被害者らとの接触を禁じる命令を出していました。
大学側に教授は
「反省しているが指導の範囲と考えているものもある」
などと説明。
群馬大学の井手孝行副学長は
「将来がある研究者の芽を摘む行為で許されない。大学を挙げてハラスメント防止に努めたい」
と話しています。
追い込まれた研究者が2人も退職してしまった後では大学側が対処するのも遅かったように感じます。