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前傾姿勢でのスマホ使用、頚椎の寿命を縮める可能性 - | Technity

前傾姿勢でのスマホ使用、頚椎の寿命を縮める可能性

2014年11月21日 20:40 │Comments(0)

Written by くまむん

スマートフォンやタブレットなどを眺めている時には意図せず前かがみになりがちなものですが、そういった姿勢をとっている時、首の後ろの頚椎には想像以上の負荷がかかっているようです。

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外科手術の専門誌「Surgical Technology International」に掲載されたレポートの中で、ニューヨーク在住の外科医Kenneth Hansraj氏は、手元のスマートフォンを眺めている際の前傾角度と、その際に脊椎にかかる負荷の関係を解析。

その結果、鉛直方向に起立することで脊椎が自然なカーブを描いている際には4.5〜5.4kg程度であった負荷が、15度の前傾によって12.2kgにまで増大。さらに角度の深い30度では18kgに、60度では27kgにまで負荷が増すと報告しています。

(※) 上の模式図は立位で描かれていますが、公開されているレポートのマテメソを見る限りでは立位と座位との区別はしていないようです(=座った状態でも同等の負荷がかかっている…?)。

Hansraj氏は、深い前傾姿勢でスマートフォンを眺める行為は8歳の子どもを背中に背負っているのと同等の負荷を脊椎に加えていることになるとしており、こうした姿勢を長年続けていることで脊椎の強度が弱まる可能性があるとしています。

近年、携帯端末の使用によって生じる首や肩(場合によっては頭も)の痛みなどの症状は「テキストネック(Text Neck)」として認知されてきていますが、こうして数値化された結果を見てみると、そうした現代病が発生するのも納得のいくところですね。

[Surgical Technology Internationa (PDF) via Medicaldaily] [The Atlantic]

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くまむん

くまむん

企業の研究所でR&D業務に携わっておりましたが、2013年4月をもって退職し、当サイトの専属となりました。Techinityはソース明示のポイントを押さえた解説を、Cul-Onはちょっとした小ネタ紹介的な内容にしていければと思っております。

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