ジョジョリオン #037 『熱戦』 感想
- ローゼンベルグVS.パラワン!!
- 今回のサブタイトル『熱戦』に相応しい攻防が続くウルトラジャンプ12月号分の感想です。
また、この熱戦というタイトルは常敏のスタンド能力も引っかけて結構上手いこと表わしているタイトルです。 - 擬死攻撃
- 先月号時点では私は常敏が何らかのスタンド能力でパラワン川にだけ振動を与えているのかと思っていましたが
単にローゼンベルグの攻撃がピンポイントアタックだったようです。最も大きな問題は
ローゼンベルグの機械的なピンポイントアタックがどのようにして常敏に誘導されているかについてでした。 - 防御しなくては…
- 極小サイズのシャボン玉をクッションのように使いパラワンの右後脚をローゼンベルグの顎から守る定助。
もう、精密動作性が超スゴいってレベルじゃないのです。これでローゼンベルグに攻撃しても
いいんじゃあないだろうかとも思えるのですが、あくまでクワガタ同士の勝負であることに徹しているようです。
この時点では常敏がスタンドを使っていることは不明であり、下手に自分のスタンド能力をばらすのもNGだったのでしょう。 - ワックスを開けた穴に詰めている
- 金! 暴力! ワックス!(クワガタ目線からの感想)
金で買われ、暴力で穴を開けられ、ワックスを詰められるローゼンベルグ。途端に悲劇の戦闘員と化しました。 - テントウムシをゾンビ化して操る寄生虫
- 検索するとすぐさまテントウハラボソコマユバチという寄生蜂の解説をナショジオで発見。
テラフォーマーズでもエメラルドゴキブリバチというゾンビ操作系の寄生蜂が紹介されていました。
餌を仮死にする毒使いは珍しくないものの、相手の行動を支配するレベルは珍しいそうです。凄いね昆虫。
そこからヒントを得て、自分のクワガタに穴をあけてワックス入れるという発想をする常敏もえげつないと言いますか
外道と言いますか、虫をオモチャにする夏休みの子供のノリを大人になっても保っているヤバい男です。
「これやると20分ぐらいたつと死んじゃうけど何か問題でも?」と言い放つ兄貴に常秀もドン引き。
定助のパラワンへの処置を「修理」と言い表すなど、常敏にとってクワガタはミニ四駆みたいな物かもしれません。
こういう改造的な作業も含めてクワガタを愛しているというスタンスなのも、常敏の無邪気なのでしょうか。
「今勝てれば未来はいらない」を魔改造で強制されるローゼンベルグ、良い子は真似してはいけません。 - 直したアゴがッ! 羽根もッ! あはははッ!
- グロ注意と叫んだり、兄貴の非道にドン引きしていたにもかかわらず、パラワン解体ショーには歓喜する常秀。
今は定助憎しの感情が先立っているだけで、決して彼がグロ趣味に目覚めたわけではないこと祈りましょう。
ナットキングコールがその気になれば、のび太と分解ドライバーの悲劇が再来です。(分解趣味と言えばアナスイもいるけど) - 温度操作が常敏のスタンド能力
- 今のところ摂氏60度でしか、その温度操作を発揮していないため、どこまで温度の上下が可能かは不明です。
ホワイトスネイクのコレクションにお湯を沸かすスタンド能力なんてのもありましたが、そのお仲間でしょうか。
はたまたエシディシみたいに物を燃やすことも可能なほどなのかアヴのように鉄をも溶かすのか。
どちらにせよ、今回に限ってはワックスを溶かす能力という地味にもほどがる活躍。
常敏本人がクワガタに穴開けてワックス詰めたことの方にインパクトが食われ気味です。
あまりスタンド能力を前面に押し出した作戦は見破られりゃすかったり、能力もばれるから避けたかったのかもしれませんが。
と言っても、結局クワガタの相撲に熱中するあまり定助に自分のスタンド能力がばれるというある意味、大失態。
つるぎちゃんが言っていた常敏の弱点とはこのような性格その物だったというのが、ここに来て実感に変わります。 - 毒でも盛られたのかあッ!!
- ローゼンベルグ●ー○パラワン 決まり手:スズメバチの毒
主人公が相手に毒を盛らせて大勝利というギャグ漫画かジョジョでしか見かけないような方法で逆転決着。
穴開けられてワックス詰められてまで戦ったのに、挙句はスズメバチの毒で体内が液状化して死亡した
ローゼンベルグがあまりにも不憫。多分、この後は他のクワガタのエサにされちゃうのでしょう。
またお約束のように飛び散ったローゼンベルグの液状化肉片を顔面に浴びる常秀。毒は大丈夫なのか。 - お前ここへ何しに来た
- 勝利宣言して帰ろうとする定助を呼び止める常敏。ただ、その理由は勝負への物言いだとかではなく
定助の目的を問い詰めるためでした。クワガタ勝負の件は夏休みマインドでもうどうでもいいのでしょう、多分。
それよりも定助の目的に勘付きはじめているようです。とは言えもう既に車のキーをつるぎと康穂に渡しているわけなので
適当にのらりくらりと問答を続けて時間稼ぎをするのではないだろうかと思われます。
つるぎとの、常敏を攻撃しないという約束もあることから、ここでスタンドバトル勃発というのも無いはずです。
夏休みモードではなく、ガチの凄味を見せる常敏とそのフキダシに乗っかりながら動揺にちゃっかりメンチきってる常秀。
常秀は常敏が何を言ってるか分かんないけど取りあえず同調しとこうみたいな感じがプンプンします。
定助側も帰り際がやや挑発的だったこと、つるぎへの鍵パスが予定通りの行動っぽいことから
呼び止められることへの対策も考えていそうです。何にせよ、いくらかのフォローを行っておかないと
ランボルギーニを勝ち取ったままじゃあ、この後の家族生活ギクシャクしすぎにも程があります。
後ろから刺されかねません。マジで。
以上、とりとめのない文章ですが今月号の感想です。ありがとうございました。
2014/11/22(土) 15:48:38
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