また一つ、新たなタフネスフォンが世に生み落とされることになりそうです。
「タフネスフォン」(海外では「Rugged phone」)というコンセプトは、もはや昨今珍しいものではなくなったように思えます。既に多くのライバルがひしめきあう中、今回Indiegogo上にて「Sonim XP7 Extreme」なる新参が、新たに名乗りを上げることとなりました。
さて、Indiegogo上でのキャンペーンを開始した米Sonim Technology製タフネスフォン「Sonim XP7 Extreme」は、「究極のタフネスさ」を追求して開発が進められている端末とのこと。以下、主なスペックです。
OS | Android 4.4 KitKat |
ディスプレイ | 4.0インチ WVGA(800×480)ディスプレイ |
液晶保護 | Corning Gorilla Glass 2 |
SoC | Qualcomm 1.2GHz駆動 クアッドコア Snapdragon 400 |
RAM | 1GB |
内蔵メモリ | 16GB |
メインカメラ | 800万画素 |
フロントカメラ | 100万画素 |
バッテリー | 4,800mAh |
ワイヤレス | Bluetooth 4.0 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/r |
ネットワーク | 3G通信 LTE通信 |
その他 | 拡声器機能搭載 |
外形寸法 | 137(W)×72.1(D)×20.8(H) mm |
本体重量 | 290g |
スペックだけを見れば、ローエンド級とミッドレンジ級の狭間に位置するような何と言うことはない仕上がりになっていますが、このXP7 Extremeの本領はそこではありません。この端末の最大の特徴は、あらゆる過酷な環境に耐え得る強靭な耐久性にこそあります。
- 「IP68相当」の防水性能と「IP69相当」の防塵性能 ― 「水深2m」で「30分」の浸水に耐え、また高温高圧洗浄にも耐え抜く
- 耐落下/耐衝性能 ― 「高さ2m」からのコンクリートの地面への落下もクリア
- 耐重/耐振動性能 ― 瞬間的な「30G」までの荷重や、「5HZから500HZ」までの周波数の振動にも耐える
- 耐温度変化性能 ― 「-20℃」から「55℃」まで対応
- 耐荷重性能 ― 最大で「1トン」まで
- 耐破壊性能 ― 端末本体は「4J」(ジュール)、Gorilla Glass 2は「2J」までの衝撃エネルギーに耐える
- 耐油/耐薬剤性能 ― 石油や腐食性の洗浄溶剤にも耐える
基本的なスペックとは裏腹に、如何にこのXP7 Extremeが、タフネスフォンとして優秀な耐久性を誇っているかが分かることかと思われます。
また、このタフネスフォンを入手するには最低579ドル(約6万8千円)の出資を行う必要があります。そして、この579ドルの出資プランには、49ドル(約5800円)分のサービスを米Ultra Mobileから受ける権利や、2016年にSonimが発売を予定している端末に対する200ドル(約2万4千円)分の割引(下取り)などが内包されているとのこと。
ちなみに、このXP7が実際に出荷開始される時期として、2015年3月頃が予告されています。
個人的にはこの手の製品は大好きなのですが、出資プランの中に「200ドル」分もの ”姿形も分からぬ未知の端末” への下取りが内包されているのが、少々気になる所です。
その分を省いて、より低価格で提供してくれた方が嬉しいユーザーの方が多いように思えるのですが、どうでしょう。
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。
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ガラケ時代から一定の需要があるな
どこの山奥でも電波が入れば完璧
衛星通信はないんだ…
性能抑えてこの電池容量だから、駆動時間は長そうだね
強い(物理的に)
京セラのTORQUEとどっちが頑丈なんだろうか?