御坂「あ、あんた……そのキーホルダー」食蜂「?」
- 2014年11月29日 21:40
- SS、とある魔術の禁書目録
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御坂「どこで手に入れたの?」
食蜂「こんにちは御坂さん☆」
御坂「こ、こんにちは」
食蜂「急にどうしたのぉ?」
御坂「それをどこで手に入れたか気になって……」
食蜂「ゲコ太好きな子から貰ったのよぉ、限定だからって言われてぇ。
そんなに欲しくなかったんだけど一応貰ったのぉ」
御坂「……じゃあいらないんだ?」
食蜂「ほしいの?」
御坂「へ?い、いやいやいや別に」
食蜂「あ、そう。じゃあ誰かにあげようかなぁ」
御坂「それなら私が……」
食蜂「やっぱり欲しいんだぁ」
御坂「い、いらないなら貰おうかなーって」
食蜂「ふ~ん、じゃあいらないのねぇ」
御坂「わ、私はいらなくはないわよ?でもちょうど鍵につける物が無くって」
食蜂「かばんについてるそれ付ければいいんじゃない?」
御坂「わわっ!これは!」ササッ
食蜂「既にゲコ太キーホルダーがあるのにこれが欲しいの?」
御坂「これは限定6種の内の一つで、あんたの持ってるゲコ太が中々当たらないシークレット……」
食蜂「そうだったんだぁ☆」
御坂「っていう話を聞いたのよ」
食蜂「そんなに貴重な物だなんて知らなかったわぁ、ありがと御坂さん☆」
御坂「どういたしまして……ってくれないの!?」
食蜂「え?そんなに欲しくなかったんじゃないの?」
御坂「いや……貴重だしくれるなら欲しいけど」
食蜂「その程度の気持ちなら私が持ってた方がいいわよねぇ」
御坂「う」
食蜂「ふふ☆」
御坂「ほんとはちょっと欲しいかも」
食蜂「え?ちょっと?」
御坂「結構欲しい」
食蜂「結構?」
御坂「……凄く欲しいです」
食蜂「良く言えました~☆」ナデナデ
御坂「うぅ……」
食蜂「御坂さんがそこまで下手に出るくらい貴重な物だったなんてねぇ」
御坂「オークションでも全然出てなくて……」
食蜂「オークションで調べてたんだぁ」
御坂「うっ!」ドキッ
食蜂「そんな貴重な物をくれるなんて、あの子には後でご褒美あげないとね」
御坂「……いくら出せばいいの?」
食蜂「いくら?」
御坂「とりあえず今の手持ちは……」
食蜂「ちょ、ちょっと待って御坂さん」
御坂「?」
食蜂「お金なんていらないわよぉ」
御坂「……売ってくれないって事?」
食蜂「そうねぇ、売らないわ」
御坂「……そう、わかった」シュン
食蜂「売らないとは言ったけどぉ、あげないとは言ってないわよぉ?」
御坂「!」
食蜂「はい、御坂さん。大事にしてね」ポンッ
御坂「あ、あんた……っ」
食蜂「みさきって呼んで☆」
御坂「みさき……ありがとう」ウルッ
食蜂「御坂さんが喜んでくれて私も嬉しいわぁ」
御坂「本当にありがとう!お礼はいつか……」
食蜂「……ちょっと待って御坂さぁん」
御坂「ん?」
食蜂「オークションにも出回っていない宝石のように貴重なキーホルダーをあげたのにさっさと行っちゃうのぉ?」
御坂「あ、あんたがお金いらないって……」
食蜂「確かにお金はいらないとは言ったわねぇ」
御坂「じゃあ一体何が欲しいのよ」
食蜂「そうねぇ……私が貴重な物あげたんだからぁ」
御坂「……」
食蜂「御坂さんの貴重な物が欲しいなぁ、なんて☆」
御坂「貴重って言われてもあんたが欲しい物がわからないんだけど」
食蜂「御坂さんが手放したくない物とかがいいかなぁ」
御坂「何か欲しい物があるならあげるから(ゲコ太以外)、早く……」
食蜂「どうしたのぉ?」
御坂「ちょっと待ち合わせしてるのよ、買い物付き合ってって」
食蜂「じゃあそれにするわぁ」
御坂「え?」
食蜂「御坂さんの貴重な時間と交換☆」
御坂「何言ってんの?」
食蜂「その約束はキャンセルにして私の買い物に付き合って貰うわぁ」
御坂「なんでキャンセルに……買い物なら今度付き合うから」
食蜂「持ち逃げする気ぃ?」
御坂「う」ズキッ
食蜂「次の日のニュースに載っちゃうわよぉ"御坂美琴ゲコ太キーホルダーを奪って逃亡"って☆」
御坂「乗るわけないでしょ!」
食蜂「どうかしらぁ……」
御坂「ぐっ……わかったわよ!付き合えばいいんでしょ!」
食蜂「御坂さんとのお買い物☆」
御坂「黒子に連絡入れとかないと……まったく」
食蜂「どこに行こうかしらぁ」
御坂「どこでもついていくわよ」
食蜂「じゃあ御坂さんらしくデパートでも行きましょ☆」
御坂「らしくって……まあどこでもいいけど」
──
────
御坂「あ、あんたねぇ……ッ」ゼェゼェ
食蜂「御坂さんどうしたのぉ?」
御坂「買った物くらい自分で……」
食蜂「ゲコ太キーホルダー」
御坂「……」
食蜂「御坂さんかわいい~☆」ナデナデ
御坂「あと少しの我慢……」
食蜂「荷物重いの?」
御坂「見てわかるでしょ!」バチバチッ
食蜂「やだこわ~い☆」
御坂(投げ捨ててやろうかしら……)
食蜂「私かばんくらいしか持たないからぁ、御坂さんの気持ちがわからないわぁ」
御坂「じゃあいつもの買い物はどうしてるのよ」
食蜂「ん~?他の子に持たせてるゾ」
御坂「あんた最低ね……」
食蜂「何も言わなくても持ってくれるんだからいいじゃない」
御坂「ほんとにゲスい能力ね」
食蜂「能力使わなくても持ってくれるのよぉ」
御坂「どうだか……ん?あれは」
黒子「お姉……さま?」
御坂「黒子!今日はごめんね」
黒子「かまいませんが、その方は……」
食蜂「こんにちは☆」
御坂「ちょっと色々あって」
黒子「まさか……レベル5の食蜂操祈ですの?」
食蜂「そうよぉ」
黒子「お姉さまと二人でお買い物ですの?」
御坂「ほんとにごめんね黒子、別に遊んでる訳じゃないのよ」
食蜂「二人で仲良く遊んでるのよぉ」
黒子「私より……私との約束より……」
御坂「違うのよ黒子」
食蜂「何も違わないわぁ、見ての通りよ」
御坂「ちょっと黙ってなさい!」
食蜂「所であなたと御坂さんってどういう関係なのぉ?」
黒子「私とお姉さまは愛し合ってる関係ですの!」
食蜂「へぇ~御坂さんって……へぇ~」
御坂「いや、違うから。あの子が勝手に言ってるだけ」
黒子「お姉さまぁ~……」
食蜂「御坂さんも裏ではやる事やってるのねぇ」
御坂「だから違うっての!」
食蜂「でも嬉しいわ御坂さん」
御坂「何が?」
食蜂「だって……この子より私を選んでくれたんだもん」
黒子「!」
御坂「ほぼ強制的に連れてきただけでしょ!」
食蜂「御坂さんも納得してたじゃない」
黒子「お姉さま……一体何が」
御坂「まあ弱みを握られたというか脅されてるというか」
食蜂「ひどぉい、私の大事な物あげたのにぃ……」
黒子「!?」
御坂「ぐ……」
黒子「お姉さま!本当ですの!?」
御坂「う、うん。その代わり買い物に付き合わされてるのよ」
黒子「お姉さまが……そんな」
御坂「最初はお金で済ませようと思ったんだけど……」
黒子「お姉さまが……ば、ばば……ばいしゅ……」
食蜂「御坂さんが無理やり奪ってきたのぉ」
御坂「どうしても欲しかったのよ。って無理やりじゃないでしょ!あんたがくれるって言うから」
食蜂「だって御坂さんがあんなに激しいなんて……」
御坂「(ゲコ太好きが)激しくて悪かったわね!」
黒子「これは夢ですの……」シュンッ
御坂「とにかくこの埋め合わせは……あれ?」
食蜂「あの子テレポートが使えるのねぇ」
御坂「結局誤解とけなかったじゃないの!」
食蜂「誤解ってなんのことぉ?」
御坂「あんたのせいで買い物の約束が無くなっちゃった事よ!」
食蜂「それだけじゃなくなっちゃったけどねぇ、でも私のせいだけじゃないしぃ」
御坂「あんたのせいでしょーが!」
食蜂「そうかしらぁ」
御坂「そうよ!」
食蜂「でも御坂さん、冷静に考えてみて」
御坂「何をよ」
食蜂「確かに私が時間を買うって言ったけどぉ、それは対価として貰っただけよぉ」
御坂「キャンセルさせたのはあんたでしょ」
食蜂「約束が無ければキャンセルな
コメント一覧
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- 2014年11月29日 22:05
- 仲良いなあ
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- 2014年11月29日 22:09
- ヤマもオチもないけどニヤニヤしてしまった
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- 2014年11月29日 22:10
- 何度読んでも面白いなこれ
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- 2014年11月29日 22:46
- あら^~
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- 2014年11月29日 22:51
- 黒子大敗北の文字が…
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- 2014年11月29日 23:06
- ※1
みさきちは上条さんと絡むSSが圧倒的に多いから美琴と二人でってのはあんま無いと思う
素直にレールガンの漫画見るっきゃけーな
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