ブス「可愛くてニューゲーム……?」
- 2014年11月29日 18:10
- SS、神話・民話・不思議な話
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ブス「…本当に…人生やり直せるの…?」
ブス「可愛くなって…?」
ブス「……」ゴクッ
ブス「…やってみよう」
キィイイイ…
美少女「ふぁあ…」
母「やっと起きたのね」
美少女「んー…ん?」
美少女「わ…すご…本当に生き返って…」
美少女「そ、そうだ!鏡!」ダダダ
母「ちょ、なに慌ててんの!?」
美少女「(…か、可愛い…!!)」
美少女「ママー!私可愛くなれたんだよー!」
母「まだ夢でも見てるの?早くご飯食べなさい」
美少女「はーい♪」
美少女「(いやー嬉しいなぁー)」パクパク
美少女「…そういえば私何歳なの?」
美少女「ママ、私何歳!?」
母「なに老人みたいなこと言ってんのよ…」
母「今日から高校生なんだからしっかりしてよね」
美少女「(高校生…じゃあ15歳かぁ…)」
美少女「じゃ、行ってきまーす!」バタンッ
美少女「んー!生まれ変わった気分!」
美少女「や、生まれ変わったのか…」
美少女「…あ、そうだ」
美少女「こんなに可愛いんだから友達いっぱいできてるはず!」
美少女「多分LINEにもたくさん友達が…」
美少女「…入れてない」
美少女「アドレス帳は…」
美少女「…家族だけ」
美少女「なーにやってんのー!?バカじゃないのー!?」
通行人「ひっ!」
美少女「顔良いんだから積極的になればいいのに全く…」
美少女「ぼっち気質までは変わってないのか…」
美少女「ま、大丈夫でしょ!」
美少女「高校生からはきっとウハウハリア充生活が…ぎゅふふ」
校長「え~というわけでですね~」
美少女「……」キョロキョロ
美少女「(わー見知った顔がいっぱいだー)」
美少女「(おっ、あれはモテモテだったイケメン君!)」
美少女「(あー!唯一の友達だった女ちゃんもいるー!)」
美少女「(へへ、後で声かけにいこっと)」
先生「じゃ、皆さん仲良くしていきましょうね!」
美少女「(はぁ~懐かしい顔だらけ…)」
美少女「(みんな緊張してるなー)」
DQN「……」
美少女「(あ、DQN君だ)」
美少女「(ああいうタイプも最初の数日だけは大人しいから笑えるよね)」
先生「今日はここまでです。皆さんまた明日!」
ガヤガヤ
美少女「女ちゃんっ!」
女「へっ!?」
美少女「やーやー!久しb…あ、違うか」
美少女「こほん。初日って緊張するよねー」
女「う、うん…(可愛い人だ…)」
美少女「ね、今日一緒に帰らない?帰る方向同じなんだし」
女「え…?」
美少女「…あ」
美少女「いや、えっとね。今日来る時女ちゃ…女さん見たから!」
美少女「それで『あー一緒なんだなー』って思ってさ!」
女「あ…そうなんだ…」
美少女「そうそう、あはは…(危ない…)」
美少女「…でさ~!」スタスタ
女「あはは…」
女「(こ、この人すごく…なんか…グイグイ来るなぁ…)」
女「(ちょっと苦手…い、いやせっかくこうして声かけてくれたんだし…)」
女「(うーん…)」
美少女「その時に…ん?どしたの?」
女「え?あ、なんでもないよ…」
美少女「そう?」
女「あ!わ、私今日用事あるんだった!またね!」
美少女「へ!?あ、うん…またねー」
タッタッタ…
女「…ふう…やっぱ苦手かも…」
女「(高校生になったら何か変わるって思ってたけど…)」
女「(変わらないのかな…)」
女「(…もし私が美少女になったとしても)」
美少女「…ああ…女ちゃん…」
美少女「初々しいなー!可愛いっ!」
美少女「にしても私やればできるじゃ~ん…ふふ…」
美少女「やっぱ世の中顔だよねー!コミュ力湧いてくるー!」
美少女「これはリア充ライフ近いな。いやもう片足突っ込んでるかな」
美少女「ただいまー!」ガチャッ
母「あんた外でなに騒いでんのよ…」
美少女「ママ!私いきなり友達できたよ!」
母「えぇっ!?あんたに友達が!?」
母「このバカ娘っ!軽く嘘を吐くような人間に育てた覚えはないわよ!」
美少女「嘘じゃないよ!」
母「全く…昨日までは地味ーな感じの子だったというのに…」
母「高校デビューっていうのはうまくいかないもんよ?」
美少女「大丈夫大丈夫!」
美少女「いてきまー!!!!」ガチャッ
母「朝からうるs」
バタンッ
美少女「今日は確か自己紹介だったな…」
美少女「なんかこう、印象に残ることしないと…」
美少女「ま、私可愛いから何しても大体は許されるでしょ!」
ザワザワ…
「きょ、今日はやっぱ自己紹介かな…?」
「かなぁ…緊張するね…」
「俺もー…」
「自己紹介がもう色々決まっちゃうもんなー…」
美少女「(っっっはっ!してるしてるー!みんな緊張しまくってるー!)」
美少女「(それに比べて私のこの余裕っぷり)」
美少女「(二周目ってイイネ♪)」
先生「はーい皆さんおはようございまーす」
先生「ま、大体予想はついてると思いますが今日は自己紹介をしてもらいますよー」
「あー…やっぱり…」
「緊張するぅううう」
美少女「(キタ!予想通り!)」
美少女「(楽しみだなぁ…うふふ…)」
美少女「(…そういや私前回はどういう自己紹介したっけ?)」
ブス「あ、うぁ、えと、わっ私ブスでしゅ!」
シーン…
ブス「(ぶひぃいいいい噛んだぁああああ!!!!)」
ブス「あっあの、趣味は、しゅひ、しゅ、あ(何言おう何言おう…!)」
ブス「あ…どく、しょ…?です…はひ…」
ブス「部活とかは…ない…あ、違う。はい、入りません…」
シーン…
ブス「(不ゴォおおおお!!!!!!)」
美少女「(うわー…ひっどい…)」
美少女「(思い出すだけで吐き気してきた…)」
先生「じゃあ次、美少女さん」
美少女「あっはい!」ガタッ
美少女「えーこほん。私は美少女です!」
美少女「趣味は男狩りっ!!」
美少女「朝昼晩狩り狩り狩って狩りまくる!!!」
美少女「男惑わす現世の美魔女とは私のことでーすっ☆」キュリーンッ
美少女「なんちゃって!」
シーン…
美少女「………お゙ふっ」
美少女「(待て私っ!まだ諦めるなっ!!)」
美少女「(これはきっとアレだ!)」
芸人「~!」
シーン…
ドッwwwwwwwww
美少女「(このパターンだ!そうでしょ私知ってるぅ!!)」
シーン…
美少女「……」ニコニコ
シーン…
美少女「……」ニコ…ニコ…
美少女「はい終わりまーす」スタスタ
美少女「(さあ笑って!この切り返しの早さウケるんでしょ!?)」
シーン…
美少女「……(あぁ…そうですか…)」
先生「はい、次は女さん」
美少女「(あ…女ちゃん…)」
女「えっと、女です…」
女「こういう自己紹介とか苦手なのですごく緊張してます…ハイ…」
女「…こほんっ」
女「仲良くっしてください!!」
パチパチパチパチパチ!
美少女「(え、めちゃくちゃ拍手されてる…)」
美少女「(っていうか女ちゃん。前回よりすごくハキハキしてて自然な自己紹介してる…)」
美少女「(…ああいうのが正解だったんだ…)」
美少女「(…まあでも積極的で悪いことはないよね)」
美少女「(むしろこれ印象に残ってよかったんじゃないの!?)」
美少女「(そうだ!『愛される変人キャラ』みたいな!)」
美少女「(なーんだやるじゃーん…へへへ…)」
「なあ、今日何人かで放課後遊びに行かね?」
「いいねー行こ行こ!」
美少女「(チャーンス!)」
美少女「あ、私も行っていい!?」
「え…」
「美少女さんも…?」
美少女「うんっ!」
「おい…どうする…?」ヒソヒソ
「まあ別にいいんじゃない…?」ヒソヒソ
「じゃ、じゃあ美少女さんも…一緒に行こっか…」
美少女「やった!」
コメント一覧
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- 2014年11月29日 18:27
- とりあえずニューゲームじゃないよね
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- 2014年11月29日 18:36
- 新学年の自己紹介はトラウマだからやめてください
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- 2014年11月29日 18:38
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すげえな、見るべき部分がひとつもない
まさに駄文
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- 2014年11月29日 19:08
- 謂れなき暴力を受け入れるのび太みたいな毒々しいヤツを作者に読ませてみたい
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- 2014年11月29日 19:10
- え、オチは?
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- 2014年11月29日 19:16
- よーするに
不細工なやつがダメダメなのは性格のせいだってこと?
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- 2014年11月29日 20:20
- ブスや不幸な女が美少女、恵まれた環境で転生してリア充生活満喫!
というのは小説投稿サイトの女性向けでは今が全盛期。男も女も考えることは同じだね
出版社から出版されるのも大半がこれ系(レジーナブックスとか)
ハーレクインとはまたちょっと違うみたいね
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- 2014年11月29日 20:45
- 性格は顔に出るって聞くが細かく言えば目に出るな
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- 2014年11月29日 20:55
- ブスが性格良いってのは幻想だってわかんだね
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- 2014年11月29日 21:12
- なんにせよくずか…
なんか展開読めてつまらない
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- 2014年11月29日 21:21
- ループか