P「確かめてやる……!雪歩の男性恐怖症が完治したのかを!!」
P「雪歩をプロデュースして、もう一年か……」
小鳥「プロデューサーさんと出会ったばかりの時は、大変でしたよね」
P「そうなんですよ、初めは本当に男性恐怖症が酷くて……」
P「確か、初めに会った時は5m以内に近付いたら凄い速さで穴掘って埋まろうとしたもんなぁ…」
小鳥「今の雪歩ちゃんなら、いくら近付いても大丈夫ですよね」
小鳥「もう、男性恐怖症は完全に治ったんじゃないですか?」
P「う~ん……いや、そうとは言えませんよ」
小鳥「え?」
P「まだ、俺と社長、父親以外の男性には苦手意識が少しある感じですし……」
小鳥「そうですか……じゃあ、まだ完治したというわけじゃ……」
P「……それに、雪歩の性格を知るに連れて思ったんですが……」
P「雪歩って、優しい子ですよね?」
小鳥「え?」
小鳥「まぁ、雪歩ちゃんは良い子ですけど……それが何か?」
P「……もしかして、ですけど」
P「雪歩は、本当はまだ俺の近くに居るのが嫌なのに、気を使って無理矢理我慢して平気な振りしてるんじゃないか……と」
小鳥「えぇ!?そんな事ないですよ!」
P「……いやぁ、どうでしょう」
P「今の話が事実でしたら、本人に直接聞いても」
P「また気を使われて本音を隠すと思いますし……」
P「………よし!」ガタッ
小鳥「どうしましたか?」
P「雪歩が俺に対しての男性恐怖症が治ったか、ちょっとテストします!」
小鳥「えぇ?」
P「早速、この話に関連しそうな心理学の専門書を買うぞ!」
P「というわけで、ちょっと本屋に行って来ます!」タタタ…
小鳥「あっ!ちょっ!仕事はぁ!?」
小鳥「行っちゃった……」
小鳥「……あたしも息抜きに、モンハンでもしよーっと」ピコピコ
小鳥「一狩り行こうぜ!」
律子「小鳥さん?」ゴゴゴゴ…
小鳥「一狩りされるぜ!」
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ーーーーーー
ーーー
P「さぁーて、本屋に着いたのはいいけど……」
P「思ったより、関連書が多くて迷うなぁ……」キョロキョロ
P「『男性恐怖症を治す、完治確認の本』、『異性恐怖症の治し方!』、『医療本など読むな』、『恐怖症が治ったか確認する時の本』……」
P「いっぱいあるな……えぇい、適当に取ろっと」ヒョイッ
P「よし、早く戻って雪歩にテストをしなくちゃな!」タタタ
P「これ、ください!袋に入れないでいいです!あと領収書ね!」スッ
店員「あーい、わっきゃりやしたぁー」
店員「あっ、ブックカバーは付けときますねぇー」ガサゴソ
店員「へい、お待ちぃ!」スッ
P「どうも、じゃあ!」タタタ…
店員「ありゃっしゃー、またらいおまー!(ありがとうございます、またのご来店をお待ちしてます)」
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ーーー
ガチャッ
P「ただいま戻りました!」
雪歩「あ、プロデューサー」くるっ
P「おぉ!雪歩!」
雪歩「おはようございますぅ」
雪歩「あの、さっき新しい茶葉を買ったんですけど……」
雪歩「プロデューサーも一緒に飲みませんか?」
P(やった!タイミング良く雪歩がいたぞ!)
P(早速、さっき買ったばかりのこの本を使って……)スッ
P(雪歩が俺に対しての男性恐怖症が治ったか確認するぞ!)ペラペラ……
P(えーっと……まずは……ふむふむ)ペラペラ
雪歩「……あ、あの、プロデューサー?」
雪歩「急に本を読んだりして、どうしました?」
P「………雪歩」
雪歩「は、はい?」
ポンッ
P「おはよう、雪歩」
雪歩「え……?は、はい……?」
P(………『Step1、肩を叩いて挨拶をする』)
P(『相手の反応を見て、嫌がったりしていないかを見る』)
P(……………………)ジィー
雪歩「…………え?え?」
雪歩「な、何でジッと見つめてくるんですかぁ……?///」モジモジ
P(……特に、嫌がった様子は無い様だな)
P(よし、第一段階はクリアだな!)
P(昔みたいに、極度に苦手なわけではないようだ)
P(これから徐々にレベルをあげて確認していくぞ!)
雪歩「あ…あの…///」
雪歩「そんなに、見つめられたら私……///」チラッチラッ
P(よし!第二Stepだ!)
P「雪歩!」
雪歩「えっ!?ふぁ、ふぁい!?///」ビクッ
P「ちょっと、散歩にでも行かないか?」
雪歩「……散歩、ですか?」
P「あぁ、近くの公園でもブラブラしないか?」
雪歩(……そ、それって、ちょっとした、軽いデ、デートじゃ……///)
P「……どうした?もしかして、嫌なのか?」
雪歩「い、いえ!い、行きましょう!今すぐに!」
P「そうか、じゃあ早速行こうか」
雪歩「は、はいぃ……///」ドキドキ
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ーーー
雪歩「この公園、日当たりがいいので土の堀り具合がいいんですぅ」
P「へぇ〜、砂場もなかなか広いな」
雪歩「あっ、あの子達、一緒に砂の山作ってますね!」
P「……………」
P(……そろそろ、いいかな)
P「おっ、本当だな」ギュッ
雪歩「っ!?」
雪歩(えっ!?えぇっ!?///)
P(『Step2、さりげなく手を繋ぐ』)
P(肩の次は手だ!手の方が信頼関係が近くないと、触られる時に嫌がられるぞ!)
P(さて、雪歩の反応は……?)チラッ
雪歩「えっ……あの……えぇっ……///」アタフタ
雪歩「……な、仲良しですね、子供達……///」
P(おぉっ!手の事には触れず、この状況を受け容れた!)
P(雪歩……順調に男性恐怖症が治って来てるらしいな)
P(いや、本当に完治してるのかもしれんな)
P(よーし、焦らずゆっくり確認するぞ)
P「雪歩、何か食べ物買ってベンチで食おっか」
雪歩「そ、そうですね、はいぃ……///」ドキドキ
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
P「いやぁ〜、焼き芋なんて久々に食うなぁ」
雪歩「秋と言えば、これですね」
P「うんうん……いやぁ、うまいなぁ、熱々!」モグモグ
雪歩「火傷しちゃいそうですね」フーフー
P(……あ、そうだ)
P(そろそろ、次のStepに進んでみるか)
P「なぁ、雪歩」
雪歩「むぐっ……は、はい?」ゴクンッ
P「雪歩ってさ、好きな人とかいるのか?」
雪歩「え……」
雪歩「えぇ!?///」カァァ…
雪歩「きゅ、急にどうしたんですか!?」
P「いや、ちょっと気になってさ……」
雪歩「えっと……そのぉ……///」モジモジ
雪歩「私の……えっと……好きな人は……その……///」
雪歩「……いま…s」チラッ
P「いま?」ジッ
雪歩「………あうぅ…///」
雪歩「や、やっぱり言えません〜〜〜!///」タタタ…
P「あっ!雪歩!」
P「くっ……答えてくれないか……」
P「まさか、恐怖症が完治してないのか……?」
P「えっと、本によると……」ペラペラ
『相手が答えたか、答えないかが問題ではなく、その話題を聞いてくれたかが重要』
『無視、スルー等をされた場合は要注意!』
P「……答えてはくれなかったが、話は聞いてくれたよな?」
P「じゃあ、大丈夫か」 ホッ
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
『Step4、ディナーに誘ってみる』
P「どうだ?一流のシェフが集う超高級レストランは?」
雪歩「ほ…本当にいいんですか?私がこんな凄い所に誘ってもらって……?」
P「雪歩の(確認の)為なら、これくらい安いもんさ」
雪歩「ぷ、プロデューサー……///」
P(……さてと、そろそろ)
P「……すまない、ちょっと席を外すぞ」スクッ
雪歩「あ、はい、どうぞ」
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ーーーーーー
ーーー
P(さすが……超高級レストランはトイレも綺麗だな)
P(それにしても……誘いを拒否されなくてよかった……予約取り消しでも料金発生しるからな)ホッ
P(しかし、雪歩もちゃんと誘いにのってくれたんだ)
P(もう俺に対しての男性恐怖症は大丈夫そうだな)
P(けど、一応次のStepも見ておくか)ペラペラ
P(えーっと……お?次が最終ステップか?)
P(……えっ!?)
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ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
雪歩「ここの席、夜景が綺麗だなぁ……」
雪歩「……プロデューサー、私なんかの為にこのレストランを予約してくれたんだよね」
雪歩「……えへへ、嬉しくて顔がふやけちゃうなぁ///」ニコニコ
P「……雪歩」
雪歩「みゃぁあっ!?」ビクッ
雪歩「ぷ、プロデューサー、戻ってたんですかぁ!?」アタフタ
P「たった今、トイレから戻ってきた所だよ……」
雪歩「そ、そうでしたか……///」
雪歩(うぅぅ……だらしない顔、見られちゃったかなぁ……?///)
P(……………)
P(確認の為……確認の為だ)
P「
コメント一覧
-
- 2014年12月01日 23:17
- 雪歩は淫乱(満面の笑み)
-
- 2014年12月01日 23:22
- 大事な!部分が!抜けてんだろぉが!
-
- 2014年12月01日 23:24
- ああ、舞さんやっぱりそういうことだったんですね...
-
- 2014年12月01日 23:32
- ゆきぽはかわいいなぁ
-
- 2014年12月01日 23:36
- 酒造法ってなかったけ?
-
- 2014年12月01日 23:36
- どどど童貞ちゃうわ!
-
- 2014年12月01日 23:40
- ※4
ぽえ……///
-
- 2014年12月01日 23:44
- 舞さんがこの通りやってたってことは初々しい恋愛してたのか、なんかかわいい
後酒造法で1%未満のほとんどジュースみたいな酒しか作れないのにそれでよう雪歩は超酒淫ですね!
-
- 2014年12月01日 23:46
- この書は…萩原雪歩のぽえむと言うモノですね。
-
- 2014年12月01日 23:49
- 自家製の酒ってホワイトリカー使ったリキュールだろ
それでも他人にあげたらアウトだった気がする
-
- 2014年12月01日 23:56
- わっふるわっふる
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