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光太郎「おかえりなさいませ?」




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P「プロデューサーグッズ始めました…」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:01:56.44


光太郎「おいおい杏子ちゃん、一体どうしたんだよ」

杏子「うふふ! どう、光太郎さん? 似合う?」

克美「違うでしょ杏子ちゃん。ご主人様、でしょ」

杏子「あっ、そうだった! いっけな~い」

光太郎「その格好は……メイドさんかい?」


2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:04:04.25


杏子「その通りです、ご主人様」

光太郎「あはは! 似合ってるよ、杏子ちゃん」

杏子「も~う、どうして笑うの?」

克美「そりゃあ、いきなりだったら笑っちゃうわよね」

杏子「克美さんまで!……もう!」

光太郎・克美「「あはははは!」」


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:06:25.91


光太郎「それにしても、その服は一体どうしたんだい?」

杏子「これ?」

光太郎「そうさ。だって、普通の服屋じゃ売ってないだろう?」

克美「光太郎さん。女の子にそういう事を聞くもんじゃないわ」

光太郎「ふーん、そういうものなのか」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:08:59.73


光太郎「でもさ、今は開店中じゃないか。
      あんまり遊んでたら、先輩に怒られちゃうよ」

杏子「だ~いじょうぶよ!」

克美「ねえ、光太郎さん。メイド喫茶って知ってる?」

光太郎「メイド喫茶?」

杏子「まあ! 知らないの光太郎さん!
    今、すっごく流行ってるのよ!」

光太郎「そうだったのか。う~ん、知らなかったなぁ」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:11:54.69


光太郎「メイド喫茶っていうのは、どういう所なんだい?」

杏子「そりゃあ、こうやってメイドさんが接客してくれるのよ」

光太郎「杏子ちゃんはメイドさんじゃないだろう?」

克美「正確には、メイドの振りをした女の子が接客してくれる、ね」

光太郎「わからないなぁ。大体、それの何が良いんだい?」

杏子・克美「「……」」

光太郎「ど、どうしたんだよ二人とも?」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:14:48.25


杏子「う~ん、これはどうすれば良いのかしら」

克美「口で説明するのは難しいしねぇ……」

光太郎「杏子ちゃん……克美さん?」

克美「そうだわ! 実際にメイド喫茶に行ってみれば良いのよ!」

杏子「あっ、それはナイスアイディアだわ!」

光太郎「メイド喫茶にって……僕がかい?」

杏子・克美「「当然でしょ!」」

光太郎「わっ、わかりました! わかりましたよ!」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:17:33.26


・    ・    ・
秋葉原

光太郎「二人に言われてここまで来たけど……」

光太郎「しばらく見ない内に、秋葉原も変わったなぁ」

光太郎「なんだか、女の子の絵が沢山あるし、
      車やバイクにまでそういう絵が……」

光太郎「……っとと、いけないいけない」

光太郎「早くしないと、メイド喫茶が閉まっちゃうな」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:20:31.47


光太郎「メイド喫茶、メイド喫茶、っと……」

光太郎「お、あれか!」

光太郎「なんだい、店の外装は意外と普通なんだな」

光太郎「お屋敷みたいなのを想像してたから拍子抜けしちゃったよ」

光太郎「それにしても……なんだか凄い行列だなぁ」





13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:23:47.61


光太郎(見た感じだと、他のメイド喫茶は人が並んでないのに……)

光太郎(まあ、多分この店が一番凄いってことなんだろうな)

光太郎「よし、ちょっと時間はかかりそうだけど、
      この店に決めた!」

光太郎「列の最後尾は……っと」

光太郎「――よし、ここだな」

光太郎「さ~、待ってろよメイド喫茶~!」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:26:41.51


一時間後

光太郎「……それにしても時間がかかるなぁ」

光太郎「お茶一杯でこんなに時間がかかるなんて、
      思ってもいなかったよ」

光太郎「お、ようやく次は僕の番だな」

カランカラーン♪

メイド達「お帰りなさいませ、ご主人様」

光太郎「ぼっ、僕がご主人様!?
      ……ああ、そうか。メイド喫茶だからそれが普通なのか」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:29:58.30


メイドA「こちらへどうぞ、ご主人様」

光太郎「あっ、はい」

光太郎(う~ん、なんだか居心地が悪いな)

光太郎(とりあえずメニューを見てみるか)

光太郎「ええっ!? コーヒー一杯がこんなに!?」

客達「……」

光太郎「す、すみません……」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:33:23.78


・    ・    ・

ダロム「何!? 南光太郎が、もう嗅ぎ付けてきただと!?」

バラオム「おのれ……! またしても邪魔をする気が!」

ビシュム「慌てるのは早いぞ。
     むしろ、飛んで火に居る夏の虫……いや、仮面ライダー」

バラオム「ほほう、やけに自信があるようだなビシュムよ」

ビシュム「当然だ。この作戦は私が立てたものなのだからな」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:36:46.43


ビシュム「癒しを求め、メイド喫茶に通う愚かな人間共」

ダロム「その心の隙を突き、人間共を堕落させ、
     可愛い怪人達の餌にしてしまおうという作戦。……だが」

バラオム「南光太郎は現れた!」

ビシュム「慌てるのは早いと言っただろう?
     ――見ろ、あの南光太郎の姿を!」

ダロム「むっ?」

バラオム「ぬぅ?」


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:39:24.64


メイドA「申し訳ありません、ご主人様……」

光太郎「あっ、いや! さっきのは違うんだ!」

メイドA「けど、コーヒーの値段に不満があるのですよね……」

光太郎「そうじゃなくて……! そっ、そうだ!
      何か、キミのオススメのものはあるかな!?」

メイドA「私のオススメ……ですか?」

光太郎「ああ、そうさ。ひどいことを言っちゃったお詫び……
      と言っちゃなんだけどね」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:41:59.96


メイドA「それでしたら、こちらのものが」

光太郎「メイドさんの愛たっぷりのスパゲティ?
      普通のナポリタンに見えるけど……さっ、3000円……!?」

メイドA「私の愛が、た~っぷり入ってます」

光太郎「う~ん……それじゃあこの値段も仕方ない。
      よし、これにするよ!」

メイドA「かしこまりました、ご主人様」ニコリ

光太郎「うんうん」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:46:00.82


ビシュム「――ほほほほほ! さしもの南光太郎も、
     メイドの前では借りてきた猫も同然!」

ダロム「成る程。南光太郎の、人間としての優しさを突いたのだな」

バラオム「ああされては、奴も迂闊な真似を出来んな!
     ふあははは! 見ろ、あの間の抜けた顔を!」

ビシュム「ご覧になりましたかシャドームーン様!
     この計画、仮面ライダーは何の障害にもなりません」

シャドームーン「――面白い、続けてみろ」

ビシュム「ははあっ!」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:50:39.41


シャドームーン「仮面ライダー……いや、ブラック・サン」

シャドームーン「人間達が堕落していく様を
        指を咥えて眺めているが良い」

シャドームーン「この秋葉原のメイド喫茶を拠点にして、
        我がゴルゴムの帝国は築かれて行くのだ」

シャドームーン「……フフフフフ……」

一同「フハハハハハハハ!」



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:53:38.93


・    ・    ・

『ここでニュースをお伝えします』

『秋葉原で、大人気のメイド喫茶が――』

克美「へー、凄いわねぇ」

杏子「おかげで、ちっともお客さんが来ないわ」

光太郎「あれ? これは確か……この前僕が行った店だ」





24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:57:28.05


光太郎「だけど、ニュースになる程とは凄いなぁ」

杏子「ええっ? 光太郎さん、この店に行ったの?」

光太郎「うん。値段は高かったけど、
     女の子達も可愛かったし、良い店だったよ」

克美「こういったお店の食べ物の値段が高いのは、
    そんなにおかしいことじゃないのよ、光太郎さん」

光太郎「だけど、ナポリタンが3000円はビックリしちゃったな。
      まあ、愛がた~っぷりだから仕方ないけど」

杏子・克美「……」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 14:59:54.98


杏子「光太郎さん、どう考えたっておかしいわよ!」

光太郎「何がだい?」

克美「そうね……だって、その値段は変だわ」

光太郎「そんな事無いさ」

杏子「ねえ、光太郎さん。もしもこの店でナポリタンを3000円、
    ううん、2000円で出したら売れると思う?」

光太郎「……そりゃあ、難しいんじゃないかな」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 15:02:24.77


杏子「そうでしょ?」

克美「なのに、この店がここまで流行るのは異常よ」

光太郎「おいおい、まさかとは思うけど、
     この店が流行ってるのが羨ましいんじゃないのかい?」

杏子「もう! そんなんじゃないのよ!」

克美「よ~く考えて、光太郎さん。
    メイドさんの愛が詰まってるったって、調理してるのは別の人なのよ?」

光太郎「……あっ!」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 15:05:05.71


克美「光太郎さんったら、今気付いたみたいね」

光太郎「そっ、そんな事は無いさ!
      とっくにわかってたよ、うん」

克美「そういう事にしといてあげる」

杏子「でもね、大抵はその事に気付いてるはずなのよ。
    本当は、そういうのを割り切って行くのがメイド喫茶なの」

光太郎「そうだったのか……」

杏子「光太郎さんって、肝心なところが抜けてるんだから」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 15:08:52.97


光太郎「だけど、そう考えたら確かにこれは異常だ」

克美「でしょう?」

光太郎「……よし! もう一回行ってきてみるよ」

杏子「まさか、光太郎さん……」

光太郎「安心してくれ、杏子ちゃん。
      僕はちょっと様子を見てくるだけだから」

杏子「そんな事言って、また3000円のナポリタンを頼むんでしょ」

光太郎「頼みません!」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 15:12:56.46


     ・    ・    ・
秋葉原

光太郎「なんだ、この人だかりは……!?」

光太郎「前に来た時とは比べ物にならない……!」

光太郎(杏子ちゃんや克美さんの言う通り、
      あの店には確かに何かありそうだぞ)

光太郎(……よし、今度は僕だとバレないように変装をして行こう)



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 15:14:50.08


3時間後

光太郎「……」

カランカラーン♪

メイド達「お帰りなさいませ、ご主人様」

メイドA「こちらへどうぞ、ご主人様」

光太郎「……」コクリ


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 15:18:15.93


光太郎(店内には、以前と変わった所は無い……)

光太郎(しかし、何かがひっかかる)

光太郎「――ん?」

メイドB「こちらへどうぞ、ご主人様」

客「はい……」

光太郎(店の奥の方に?……行ってしまった)


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 15:22:39.53


光太郎(……よし、聞いてみるか)

光太郎(変装をしているから、僕だとバレる心配も無いしな)

メイドA「何になさいますか? ご主人様」

光太郎「注文の前に一つだけ。
      あの通路の奥に関してなんだけど――」

メイドA「……ご主人様は、あの奥に興味がおありですか?」

光太郎「あ、ああ……まあね」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 15:26:27.59


メイドA「それでは、どうぞこちらへ」

光太郎「僕も行って良いのかい?」

メイドA「はい。どうぞこちらへ……」

光太郎「ああ、わかったよ」

光太郎(この先には、何が待っているいるんだろうか)

光太郎(……この雰囲気、きっと何かがあるぞ)


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 15:31:36.07


・    ・    ・

光太郎(この通路はいつまで続くんだろうか……)

光太郎「メイドさん、一体どれ位歩けば良いんですか?」

メイドA「……」

光太郎「なあ、おい――」

メイド「――しっ! 静かに……!」

光太郎「!?」





38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 15:34:54.56


光太郎「一体何が……」

メイドA「ごめんなさい……ここまで連れてきたけれど、
      私にはもうこれ以上……! ううっ……!」

光太郎「どうして泣いてるんだい?
      僕で良ければ、訳を話してくれないか」

メイドA「……はい。この店は……前までは普通のメイド喫茶だったんです。
     でも、ある日突然現れた女の人が……」

光太郎「……」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 15:39:54.63


メイドA「はじめは、凄く綺麗な人だなぁ、って。
      でも、あれよあれよと店を……うううっ……!」

光太郎「――さぁ、このハンカチで涙を拭いて」

メイドA「……グスッ。ありがとうございます、ご主人様」

光太郎「あはは、さすがに照れるなぁ」

エイ怪人「な~にをグズグズしている!」

光太郎・メイドA「!?」


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 15:42:22.76


エイ怪人「早く、その男を地下の工場へ連れて行け!」

メイドA「私、もうこんな事出来ません!」

エイ怪人「うるさい!」

ドカッ!

メイドA「きゃああっ!」

光太郎「何をするっ!」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 15:45:34.09


エイ怪人「何だお前は」

光太郎「やっぱりゴルゴムの仕業だったか……!」

光太郎「キミ! しっかりするんだ! キミ!」

メイドA「う~ん……」

光太郎「良かった、気を失ってるだけみたいだ」

光太郎「メイド喫茶を利用し、何を企んでいる、ゴルゴムッ!」


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 15:48:26.17


エイ怪人「ええい、うるさい!」

ブオンッ!

光太郎「くっ……せあっ!」

ヒュッ、ドカッ!

エイ怪人「GYUOOOOOO!」

ドカアッ!

光太郎「うわああっ!?」


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 15:52:18.97


エイ怪人「GYUOOOOOOO!」

光太郎「くっ! とあっ!――変身!」

BLACK「――行くぞ、エイ怪人!」

エイ怪人「貴様! 仮面ライダーBLACK!」

BLACK「とうっ!」

ドカアッ!

エイ怪人「GYUOOOOOO!?」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 15:55:23.17


BLACK「ゴルゴムっ! 一体何を企んでいる!」

エイ怪人「GYUOOO……!」

「ほほほほほほ!」

BLACK「この声は……大怪人ビシュム!」

ビシュム「その通りです、仮面ライダー」

BLACK「言え! 今度は何をしようとしているんだ!」


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 15:58:05.28


ビシュム「そう簡単に言うと思うのか?」

BLACK「ならば、力ずくでも!」

ビシュム「つけあがるな!」

ビカァーッ!

BLACK「うわああっ!?」

…ドサッ!


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 16:00:50.43


メイドA「う、ううん……」

BLACK「! 気がついたか!」

メイドA「か、仮面ライダー?」

ビシュム「丁度良い。仮面ライダー、そこの裏切り者もまとめて
     あの世へ送ってくれる!」

BLACK「くっ! このままではまずい!」

BLACK「――バトルホッパー!」


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 16:02:54.18


     ・    ・    ・

バトルホッパー「PiPiPiPiPi!」

ブオオオンッ…!

     ・    ・    ・

ブオオンッ…!

バトルホッパー「PiPiPiPiPi!」

BLACK「さあ、僕の後ろに捕まるんだ!」

メイドA「はっ、はいっ!」



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 16:06:03.53


ビシュム「このまま逃がすと思うのか!」

エイ怪人「GYUOOOOOO!」

メイドA「きゃあああっ!?」

BLACK「キングストーン・フラッシュ!」

ビシュム・エイ怪人「「くっ、うううっ……!?」」

ビシュム「……ちいっ! 逃げられたか!」





51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 16:12:05.18


     ・    ・    ・

バラオム「おのれ南光太郎!」

ダロム「これで計画の一部が奴に知られてしまった!
     ビシュム、一体どうするつもりだ?」

ビシュム「あのメイドには全てが知らされていない。
     たとえ仮面ライダーといえど、気付くまでには時間がかかるはず」

シャドームーン「ビシュム」

ビシュム「シャドームーン様……」

シャドームーン「わかっているな。この計画が成功すれば、
        我らゴルゴムのための労働力が確保できることが」



54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 16:19:35.02


ビシュム「わかっております、シャドームーン様!」

バラオム「秋葉原には電気街がある。そこに居る人間達の中には、
      ゴルゴムの工場で働かせる事が出来る人間達も居る」

ダロム「使える人間は工場に……。
     使えぬ人間は怪人達の餌に……」

シャドームーン「そうだ。あのメイド喫茶は、
        その選別を行うための重要な拠点」

ビシュム「必ずや! 必ずや仮面ライダーめを倒し、」
     この計画を成功させてご覧に入れます!


56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 16:33:30.58


     ・    ・    ・
病院

メイドA「……」

光太郎「先生っ! どうしてメイドさんは目を覚まさないんですか?」

医者「静かに、ここは病院ですよ」

光太郎「……すみません」



57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 16:36:19.91


医者「どうやら、何か心に非常に強い衝撃を受けたようですね」

光太郎「それは……」

医者「その心を癒すために、今は眠っているだけです。
    心配せずとも、じきに目を覚ましますよ」

杏子「良かったぁ!」

光太郎「ああ、本当に良かった……!」

医者「それじゃ、私はこのへんで」


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 16:39:59.53


克美「でも光太郎さん、何があったの?」

光太郎「実は……彼女が勤めていたメイド喫茶は、
     裏でゴルゴムが動いていたんだ」

杏子「何ですって!?」

克美「まあ……!」

光太郎「僕は、なんだかとても嫌な予感がしてるんだ」

杏子「光太郎さん……」

光太郎(信彦……今度は一体何を企んでるんだ)


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 16:44:08.39


克美「でも、どうしてゴルゴムは秋葉原に目をつけたのかしら」

杏子「確かにそれもそうね」

克美「ただ人を集めるんなら、
    別に他の所だって良いはずだもの」

光太郎「う~ん、僕はあまり秋葉原に詳しくないからなぁ」

杏子「まあ! それなのにいきなりメイド喫茶に行ったの?」

光太郎「そうさ。初めて行った時にはビックリしちゃったよ」


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 16:47:53.62


光太郎「普通のビル街かと思ったら、
      急に女の子の絵が増えたんだからね」

杏子「前はそうでも無かったのよ。ね、克美さん」

克美「ええ。萌を前面に出してきたのは、
    本当に最近のことなの」

光太郎「へぇ、そうだったのか。全然知らなかったよ」

杏子「ちょっと前までは、電気街っていう印象が強かったわ。
    勿論、今でも電気街は有名よ」

光太郎「電気街……」


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 16:51:33.71


光太郎(電気街が有名……)

光太郎「なあ、杏子ちゃん、克美さん」

杏子「なあに?」

克美「?」

光太郎「もしかして、そこには機械に詳しい人も居るのかい?」

克美「そうねぇ。中には、プロ顔負けの人も居たり、
    コンピューター関係の仕事の人も居るみたいね」

光太郎「! それだ!」


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 16:56:08.94


光太郎「ゴルゴムは、その人達を利用しようとしているに違いない!」

杏子「! そんな事になったら大変よ!」

克美「そうね、秋葉原には外人さんもよく来てるから、
    下手をすれば国際問題になりかねないわ」

光太郎「恐らく奴らは、あのメイド喫茶を何らかの形で
      利用していたんだろう」

光太郎「だから、通路の奥の方へ……」

光太郎「このままでは、秋葉原が危ないっ!」


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 16:59:55.50


     ・    ・    ・
秋葉原 メイド喫茶前

男1「……」

男2「……」

光太郎「くっ! ちょっと離れている間に、
      行列がさっきよりも凄いことになっている!」

光太郎「皆! この店に入っちゃ駄目だ!」

男3「……」

光太郎「駄目だ……! 明らかに正気の目じゃない!」






65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 17:03:52.48


光太郎「このメイド喫茶は危険なんだ!」

男1「メイド喫茶が危険……?」

男2「ああ、メイドの可愛さは危険だよなぁ……」

男3「そうだなぁ、危険だなぁ」

光太郎「くそっ! どうにかしないと……!」

メイド長「――ご主人様、いかがなされましたか?」

光太郎「!?」


66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 17:08:16.70


男1「メイド長だ……!」

男2「ああっ……メイド長が見られるなんて……!」

男3「こんなメイド長がいるメイド喫茶に入っちゃいけない訳がない!」

メイド長「ありがとうございます、ご主人様」

男達「うへへ……!」

メイド長「ご主人様達もこう言ってくださっています。
      ――南光太郎様」

光太郎「! 僕の名前を……まさか、ゴルゴム……!」


68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 17:12:10.05


男1「名前を呼んでもらえるサービスがあったのか!」

男2「ご主人様のいいけど、それもいいなぁ」

男3「俺の名はジョー! 霞のジョーって呼んでくれ!」

光太郎「……一体何を企んでいるんだ」

メイド「企むだなんて、そんな。
     ……よろしければ、事務所の方までお越しください」

光太郎「……ああ、わかった」

光太郎(これは間違い無く罠だ。……だが、行くしかない)


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 17:17:03.78


メイド長「……」

光太郎「……」

カランカラーン♪

光太郎「――どうして中には誰も居ないんだ……!?」

光太郎「それに、内装が以前とはまるで違う!」

メイド長「それは――」

ボワァァアア……!

エイ怪人「お前を血祭りに上げるためだ、南光太郎!!」


70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 17:20:36.77


光太郎「ゴルゴム! 正体を現したな!」

エイ怪人「GYUOOOOOO!」

ブオンッ!

光太郎「ぐうっ!? せあっ!」

バキイッ!

エイ怪人「GYUOOOO!?」

エイ怪人「……出でよ、メイド達よ!」


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 17:23:07.18


光太郎「何っ!?」

メイドB「……かしこまりました、メイド長」

メイド達「……」

エイ怪人「ふはっはははは!
       南光太郎! この人間達がどうなっても良いのか!?」

光太郎「あのメイドさん達は操られているのか……!?
      おのれゴルゴム、卑怯なっ!」


73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 17:27:58.25


エイ怪人「GYUOOOOOO!」

メイド達「……かしこまりました」

…ガシッ!

光太郎「くっ、やめるんだ! やめるんだキミ達っ!?」

「ほほほほほ! 無様だな、仮面ライダー」

光太郎「ビシュム!」

ビシュム「そうなっては身動きが取れまい?
     その人間達は操られているだけなのだからな!」


74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 17:31:36.75


メイド達「……!」

ギリギリッ…!

光太郎「ぐあああっ……!?」

ビシュム「最期に教えておいてやろう。
     このメイド喫茶は、人間を選別するための場所だったのだ」

光太郎「何だと……!?」

ビシュム「怪人達の餌になるか、我らの労働力となるかのな!」

エイ怪人「GYUOOOOOOO!」


75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 17:35:51.51


光太郎「ゴルゴム……お前達は人間を何だと思ってるんだ……!」

ビシュム「そんなへらず口を叩けるのも今日限り」

エイ怪人「GYUOOOOOO!」

メイド達「……かしこまりました、メイド長」

ギリギリッ…!

光太郎「ぐああっ……!?」

ビシュム「メイド達の腕に抱かれ、死ねいっ! 仮面ライダー!」


76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 17:38:10.40


光太郎(僕は、ここで死ぬのか……?)

光太郎「ぐ……あ……!」

メイド達「……!」

ギリギリギリッ…!

光太郎(駄目だ……意識が――)

メイドA「待って皆!」

ビシュム・エイ怪人「「!?」」





78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 17:41:21.10


メイドA「思い出して! メイドが優先するのは、
     メイド長の言葉じゃなくて――」

ビシュム「ええい! エイ怪人、今のうちにトドメを刺せっ!」

エイ怪人「GYUOOOOOO!」

メイドA「ご主人様の言葉でしょう!?」

メイド達「……ご主人様……お客様……!」

光太郎「! しめた、拘束がとけたぞ!――とあっ!」

ドカアッ!

エイ怪人「GYUOOOOOOO!?」


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 17:46:17.82


光太郎「むんっ……!」

シュピンッ! ギリギリッ…!

光太郎「……!」

シュピンッ! シュピンッ!

光太郎「変――」

フォォォン…!

光太郎「――身っ!」

シュピンッ!

…キラキラキラ……!


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 17:49:48.03


ビシュム「おのれ人間め、余計な真似をっ! エイ怪人!」

エイ怪人「GYUOOOOOO!」

メイドA「きゃあああっ!?」

BLACK「――とうっ!」

メイドA「仮面ライダー!」

BLACK「大丈夫かい、メイドさん!?」

メイドA「はいっ!」


81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 17:53:47.35


BLACK「メイドさん達を利用し、人々を物のように扱うゴルゴム……許さん!」

エイ怪人「GYUOOOOOO!」

BLACK「とおっ!」

ドガッ!

エイ怪人「GYUOOOOOO!?」

BLACK「メイドさん! 今のうちに、他の子を!」

メイドA「かしこまりました!」


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 17:58:19.19


ビシュム「くっ……! エイ怪人!」

エイ怪人「GYUOOOOSYAAAAA!」

ヒュオンッ!

BLACK「ぐあああっ!?」

BLACK(な、なんて鋭い尻尾なんだ……!)

ビシュム「仮面ライダーBLACK。
     貴様をここで倒し、キングストーンをいただくぞ!」


83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:01:17.05


BLACK「奴に、何か弱点は無いのか!?」

BLACK「――マルチアイ!」

エイ怪人「GYUOOOOOO!」

BLACK「……」

BLACK「見えた! 尻尾の付け根が脆い!」


84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:03:19.51


BLACK「いくぞ、エイ怪人!」

エイ怪人「GYUOOOOOO!!」

BLACK「とうっ!」

BLACK「ライダー・パーンチ!」

ドガアアアッ!

エイ怪人「GYUUUOOOOOO!?」

バキイッ! ヨロヨロ…


85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:04:22.57


BLACK「トドメだっ!」

BLACK「ライダー・キイィック!」

ドゴアアアッ!

エイ怪人「GYAAAAA!!」

ヨロヨロ……ポワンポワンポワンポワン……ドカーン!

BLACK「……」





86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:08:35.97


     ・    ・    ・

男達「メイドさーん……メイドさーん……」

BLACK「大丈夫ですか!?」

男4「メイドさーん……メイドさーん……」

男5「可愛い可愛いメイドさーん……」

BLACK「危なかった。あと少し遅れていれば、
      この人達は怪人の餌になっていたかもしれない……!」



87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:11:45.90


BLACK「正気に戻ってください!」

BLACK「――キングストーン・フラッシュ!」

ピカーッ!

男4「……ん? こ、ここはどこだ!?」

男5「俺は一体、今まで何を……」

BLACK「ここから逃げてください!」


88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:15:02.39


・    ・    ・

男6「俺達は、一体どうなるんだ……!」

男7「ゴルゴムのために働かなくちゃいけないのか……!?」

BLACK「――とあっ!」

男達「仮面ライダー!」

BLACK「さあ、ここから早く脱出するんだ!」

ビシュム「そうはいくか!」

BLACK「!?」


90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:17:55.88


ビシュム「ふんっ!」

ビュオオオッ!

BLACK「ぐあああっ!?」

男6「ああっ!? かっ、仮面ライダーが!」

男7「もう駄目だ……俺達は98で作業するしか無いんだ」

男達「ううっ……!」


91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:21:06.92


BLACK「諦めちゃ駄目だ! ここを出れば、
     メイドさん達の淹れてくれるコーヒーが待ってる!」

男6「……そうだ」

男7「メイドさん達が、俺達の帰りを待ってるんだ……!」

男達「そうだー! 俺達は諦めない!」

BLACK「僕が時間を稼ぐから、その隙に!」

BLACK「ロードセクター!」


93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:25:05.77


     ・    ・    ・

ロードセクター「Piー!」

ブオオオオオンッ!

     ・    ・    ・

ロードセクター「PiーPiPiー!」

ドガァンッ! ブオオオオオンッ!

男6「壁を突き破って!?」

BLACK「とうっ!」



94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:27:14.21


ビシュム「ちいいっ! 仮面ライダーめ!」

BLACK「アタック・シールド!」

BLACK&ロードセクター「!」

ビシュム「ぐああああっ!?」

BLACK「――ふっ!」

…スタッ


96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:30:00.51


ビシュム「くっ……その命、次の機会まで預けておいてやる……!」

ボワァアア…

BLACK「……」

男6「助かった、のか?」

男7「やったー! 助かったんだー!」

BLACK「……」コクリ

男達「ばんざーい! ばんざーい!」


98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:33:30.57


・    ・    ・

カシャン…カシャン…

シャドームーン「失敗したようだな、ビシュム」

ビシュム「おっ、お許しくださいシャドームーン様!」

シャドームーン「――今回の失敗は予想していた」

ダロム「なんですと!?」

バラオム「シャドームーン様! それは一体どういうことですか!?」





99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:37:48.93


シャドームーン「私は改造され、次代の創世王候補たる世紀王、
        シャドームーンとして生まれ変わった」

シャドームーン「だが、秋月信彦としての記憶も残している」

シャドームーン「その記憶が、今回の作戦の失敗を予見していたのだ」

ダロム「なんと……!?」

ビシュム「シャドームーン様! その記憶は、
     何と言ってシャドームーン様にこの結末をお教えしたのですか!」

シャドームーン「……南光太郎は――メイドよりも、巫女を好むとだ」


101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:41:25.95


ビシュム「メイドよりも巫女を……!?」

バラオム「仮面ライダー……巫女とはさすがにわかっている」

シャドームーン「――ふんっ!」

ババババババッ!

バラオム「ぐぬぅおおおお!?」

ダロム「バラオム!? 一体何をなされるのです、
     シャドームーン様!?」


102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:44:35.46


バババババッ!

バラオム「ぐぅおおおああああ!?」

シャドームーン「バラオムよ、覚えておくが良い」

シャドームーン「このシャドームーンは巫女よりもメイド派……」

マーラ・カーラ「……」

シャドームーン「我がゴルゴムが世界を手中に収めた暁には、
        何かに使える者は全てメイドとなることをな」

バラオム「ぐふうっ!?……し、しかとこの胸に刻んでおきます」


104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:48:34.12


シャドームーン(仮面ライダー……いや、ブラック・サン)

シャドームーン(我々は戦う運命にある)

シャドームーン(そこからは、絶対に逃れられはしないのだ)

ビシュム「恐れながらお尋ねします。
     失敗すると分かっていながら、何故この策をお許しに……?」

シャドームーン「ビシュム、私にも考えがあってのことだ。
        口出しは無用」

ビシュム「は、ははあっ!」

シャドームーン「決着をつけるぞ、ブラック・サン」

シャドームーン「どちらの方が、より優れているかをな――」


105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:51:49.17


・    ・    ・

メイドA「おかえりなさいませ、ご主人様!」

メイド達「おかえりなさいませ!」

光太郎「ただいまー!」

杏子「まあ! 光太郎さんったら!」

克美「デレデレしちゃって、だらしないわね」

光太郎「ええっ? デレデレなんてしてたかい?」


106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:53:49.88


杏子「でも、しょうがないわよね。
    光太郎さんだって男の人なんですもの」

光太郎「おいおい杏子ちゃん。それじゃあまるで、
      僕が節操無しみたいじゃないか」

杏子「あら、違ったの?」

光太郎「違うよ! もう、ひどいなぁ」

杏子「うふふ! それじゃ、そういう事にしときましょ」

光太郎「頼むよ、本当にさ」

一同「あはははは!」


107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:57:13.03


光太郎「よーし、注文しようかな」

チリンチリーン♪

克美「あら、呼ぶときにベルを使うなんてお洒落ね」

光太郎「この店だとそうなんだ」

杏子「本格的ねぇ」

メイドA「ご注文はお決まりですか、ご主人様♪」

光太郎「それじゃあ、このメイドさんのオススメを一つ!」


108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 18:59:28.10


メイドA「かしこまりました」

克美「光太郎さんも、メイド喫茶の良さがわかったみたいね」

光太郎「う~ん、だけど僕は……」

杏子「どうしたの光太郎さん?」

光太郎「いや、なんでもないよ」

メイドB「これから、ジャンケンゲームがはじまりま~す♪」

光太郎「ジャンケンゲーム? ようし、勝つぞ~!」

杏子・克美「「頑張って、光太郎さん!」」


109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 19:02:22.55


かくして、大怪人ビシュムの計画は破られた!

だが、南光太郎がメイド好きであったらどうだったかわからない!

次々と襲い来るゴルゴムの魔の手を打ち破れ!

頑張れ、南光太郎! 負けるな、仮面ライダー!

明日へ向かって……!


つづかない


112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 19:09:39.63


マジでBLACKだったw
ディケイドにもてつを出たしBLACK人気が再燃とくるか……いやこなくていいけど。
>>1



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サトシ「シゲル、お前を殺す」