限定版メルティーキッスレビュー:究極の口どけ、冬チョコの女王
とろける……。
ガジェットの相棒に当たる存在と言えば、コーヒー(アメリカの一部ではベーコン)。そして、コーヒーの最愛の存在と言えばチョコレート。つまり、ガジェットとチョコレートは近からずとも遠からずという距離にあります。
ならば、レビューしようじゃないですか、チョコレートを。冬が深まるこの季節こそ、チョコレートの食べごろです。本日から大阪で期間限定販売されている「メルティーキッス スノーギフト」を一足先に試食しました。一口でいうと、これはまさに冬チョコの女王です。
これは何?
本日12月3月(水)から、大阪の阪急うめだ本店に期間限定オープンする特別店舗でのみ購入可能の特別仕様のメルティーキッス「メルティーキッス スノーギフト」。期間限定・場所限定で、明治が送り出すプレミアムチョコレート。
1992年の発売以来、22年の間冬チョコの代名詞として愛され続けてきたメルティーキッスが、今までとは違う姿に生まれ変わる。限定素材で作られたフレーヴァーは、ミルク/キャラメル/ジャンドゥーヤ/フランボワーズ/ブランデーの5つ。
特筆すべき点
「雪のような口どけ……」をキャッチフレーズにその食感と味がロングヒット、コンビニやスーパーで購入可能な通常版メルティーキッスは23℃以下で保存するように記載されている。限定版のスノーギフトは、それよりさらに3℃低い口どけ温度のようだ。この究極の口どけが最大の魅力と言える。
スノーギフトに使われているのは、香り高いベネズエラ産カカオ。各フレーヴァー以前に、まずベースとなるチョコレート自体にこだわっている。
デザイン
各フレーヴァーごとに色の違うパッケージ5色、パステルカラーに雪の結晶がデザインされている。プラスティックパッケージの中には真っ白な正方形の箱。ここにもフタに大きく雪の結晶が。エンボスデザインなのでとてもエレガントな印象だ。この箱はフレーヴァー5つ共通。白ボックスのパッケージは、iPhone 6然り、Nexus 6然り、ここ最近のトレンドと言える。
フタを開けると市松模様にならんだチョコレート。正方形の1粒1粒は、約9グラム、1辺が3センチほどの大きさ。思ったよりも大きい。通常版メルティーキッスの3倍はあるようだ。内箱にも雪の結晶があしらわれており、スノーギフトの一貫したブランド力を感じる。通常版メルティーキッスとはまったく違う「贈り物」を強く意識したデザインになっている。
5つのフレーヴァーをセットで入れることができるギフトボックスも準備されており、こちらは別売り。白い箱に雪の結晶が銀色でデザインされている。フタにも雪の結晶がデザインされているが、フタ自体はチョコレートを意識したブラウン。パッケージ5つが、立体的に収まる。
いざ、実食!
まさに究極の口どけ。まず手にとると、まずその香りを感じる。とくに、フランボワーズは甘酸っぱい香りが強く漂ってくる。次に、長い間手で持てないということがわかる。溶けはじめる温度が低いので、手でちょっと長く持っているだけで溶けてしまう。
口に入れるともう「リッチ」の1言。とにかくチョコレートが濃い。世の中には1粒300円も500円もする高級チョコレートがあるが、5粒700円(税込)のスノーギフトはすでに十分な高級感がある。コンビニで買えるメルティーキッスの高級版としては、高級すぎるほど。粒がけっこう大きいので、1粒食べるとすでに満足する。1箱を食べきるのは、数人、または数日かけてもいいと思えるほど。
個人的なお気に入りは、フランボワーズとブランデーのフレーヴァーだ。高級ブランデー「レミーマルタン」を2.4%練り込んだというだけあって、その風味が非常に贅沢な味わい。フランボワーズも、フィリングが入っているのではなく、チョコレート自体に練り込まれており、チョコレート自体が甘酸っぱくて爽やかだ。
5つのフレーヴァーすべてに共通して言えるのは、そのリッチな味わいのわりにしつこくないということ。これは、使用されているベネズエラ産カカオの特徴によるものだ。ベネズエラ産カカオは、その特徴的な華やかな香りで、口にいれた瞬間の力強い味わいのわりに、後口が実にスッキリとしているという。ねっとりと口の中でとろけつつもクリアな味わい。この後味はまさに情熱的だが凛とした冬チョコの女王のたたずまい!
食べごろは冷蔵庫から出して10分くらいたった頃。室温で放置していると、持てないくらいとろけてしまうので注意。
ベストなところ
やはり、究極の口どけ。
しかし最高のポイントは、やはり味と値段のバランス。この口溶け、このリッチさで700円ならば申し分ない。1粒の大きさもたっぷり。ロングヒットのメルティーキッスは幅広い層の人々に愛されるゆえに、このバランスはまさに多くの人が願うちょっとした贅沢に適している。認知度が高い商品の限定版ならば、話題性も高く贈り物にもいい。
残念なところ
そりゃ、大阪の阪急うめだ本店限定発売というところだろう。ここでいくら美味しさを語っても、物理的に手に入れにくい人がいるのは間違いない。
しかし一方で、スノーギフトを食べて、通常版「プレミアムショコラ」の完成度の高さも感じた。もちろん、スノーギフトのチョコ感や口どけ感には違いがあるものの、コンビニで266円(税込)で買えるというのにあの味はすごい。あらためてロングヒットの理由がわかった。スノーギフトが手に入らない人は、通常版「プレミアムショコラ」を食べ、これの倍濃くて、倍とろけるというのを想像してほしい。
買うべき?
手に入る距離に住んでいる、または期間内に大阪を訪れる人は絶対に買うべき。 ギフトボックスもあるので、プレゼントにもいいだろう。また、販売期間はヴァレンタインシーズンが過ぎる2月28日まで続く。話題性のあるメルティーキッス限定版ならば友チョコに推したい。
ただ、東京から新幹線で、福岡から飛行機で、これだけのために大阪阪急まで行くべきかと問われると、それは否。通常版メルティーキッス「プレミアムショコラ」を食べて、想像力を磨く方を勧める。それだけ「プレミアムショコラ」の完成度は高いものだ。そもそも情熱がある人間は「買うべきかな?」なんて質問することなく、すでに大阪への道中だろう。
スペック
メルティーキッス スノーギフト
販売場所:阪急うめだ本店「メルティーキッス スノーギフト」(大阪市北区角田町8-7 地下1階)
販売期間:2014年12月3日(水)から2015年2月28日(土)
フレーヴァー:ミルク/キャラメル/ジャンドゥーヤ/フランボワーズ/ブランデー
価格:1箱5粒入り、700円(税込)
ギフトボックス:100円(税込)
やはり、最大の魅力はあのメルティーキッスのプレミアム版だってことですね。口溶けが売りのメルティーキッスがさらにとろける……。明治のお菓子と言えば、広く愛されているものが数多くあります。個人的に中学生の時に食べまくった思い出のもぎもぎフルーツのプレミアム版もいつか出るといいな、と思います。
source: Meltykiss(メルティーキッス)|株式会社 明治
(そうこ)
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