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勇者「魔王!・・・くさ!!」



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P「プロデューサーグッズ始めました…」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 00:23:10.31


勇者「なんだこの部屋!?酒臭い!!」

魔王「あ、勇者だ~」

勇者「貴様が・・・・魔王か?」

魔王「いかにも・・・ヒック・・・私が偉大なる魔オオエェ!!」ゲロゲロ

勇者「あぁもう!!・・・誰かいないのか!?魔王がゲロッたぞ!!」

側近「あぁ、スミマセンうちのバカが・・・」


2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 00:24:47.81


勇者「寝室を教えてくれ、こいつを運ぶから!」

側近「でしたら、そこ曲がった所が寝室ですので」

勇者「ありがとう、後、水も持ってきてくれ!!」

側近「はいはい」

魔王「うぃ~、酒を・・・」

勇者「ほら、立て・・・オヴ、くさっ!酒とイカ臭い!!」

勇者「ったく、なぜ俺がこんなことを・・・」


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 00:26:18.37



勇者「ふ~・・・人から面倒見が良すぎると言われるが」

勇者「まさか、魔王の世話をするとはな・・・」

魔王「んがー・・・んがー・・・」

勇者「・・・女とは思えないくらい大きないびきだな・・・」



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 00:26:28.09


勇者「コノ部屋ニオウヨ!」だと思った



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 00:32:25.36


側近「あ、やっと寝ましたね」

勇者「あぁ、魔王が酔っ払いって・・・」

勇者「てか、俺は一応貴様等の敵のはずだが・・・」

勇者「?、確かにそうですが」

勇者「じゃ、もっと緊迫しろよ!何のんきに魔王の介護させてんだよ!」

側近「介抱は貴方が勝手に・・・」

勇者「そもそも、ここの城の奴等の態度はなんだ!」

側近「聞いてねぇし」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 00:40:52.59




勇者「斬れるか!あんな人当たりが良い魔物達!!」

勇者「ここまでエンカウント全くねぇよ!!」

側近「それは良いことじゃないですか」

勇者「良くねぇよ!」

魔王「う・・・う~ん」

側近「・・・とりあえず、今日は泊まって行きますか?」

勇者「無理、これ以上ここに居ると本当に魔物が斬れなくなりそうだ・・・」

魔王「う・・・ん・・・らりほー♪」

勇者「む・・・・?眠気・・・が・・・」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 00:36:22.48


一時間前 魔王城

門番「あ、勇者さん待っていました!いま門を開けますから!」

勇者「(そんなすんなり通していいのか!?)」


シェフ「勇者さん、決戦前に腹ごしらえしときますか?」

勇者「い、いや、遠慮する・・・」


雑魚「ここ転びやすいから気を付けて下さいね、勇者さん」

勇者「あ、ああ・・・・」


番犬「くぅ~ん、くぅ~ん・・・」

勇者「・・・」ナデナデ・・・

勇者「さて、そろそろ行くか」スッ

番犬「!、わん、わんわん」

勇者「・・・まだ撫でられたいのか?」

番犬「くぅ~ん、ハッハ」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 00:42:53.59


魔王「ふぁ・・・朝か・・・」

勇者「スゥー・・・スゥー・・・」

魔王「?、なんだこいつ・・・」

魔王「まぁいい、日課の朝ワイン飲むか・・・」

側近「ブルジョワか、お前は・・・」

魔王「ブルジョアではない、魔王だ」ゴクゴク

側近「勇者との決闘に酔っぱらう魔王が居ますか?」

魔王「む・・・ところで、そこにくたばってる者は?」

側近「ああ、勇者ですよ」

魔王「・・・敵の根城で眠るとは・・・迂闊な奴だな・・・」

側近「(お前が眠らせたんだけどな)」



18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 00:44:54.96


魔王「ふぅ・・・少し飲みすぎたな」

魔王「風呂に入ってくる・・・」ヨロヨロ

側近「勇者さんはどうします?」

魔王「適当に扱え」バタン

側近「はい・・・といっても、しばらく起きそうに無いな」

勇者「すぅー・・・すぅー・・・」

側近「・・・とりあえず勇者さんは放置しといて」

側近「城の掃除でもしときますかね」





19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 00:45:36.67


勇者「ん・・・あの後、結局寝てしまったのか・・・」

シャー・・・

勇者「?、なんだこの音は」

シャー・・・

勇者「こっちからするな・・・」

シャー・・・

勇者「誰だ!」バタン



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 00:47:14.05


魔王「なっ!?きゃあああああああ!!」

勇者「わああああああああ!?」

魔王「オオオオオオエエェ!!」ゲロゲロ

勇者「わああああああああ!!」

側近「どうしました・・・・!?」

魔王「み・・・見るなああああ!!ベギラマ!」ゴオォォ

勇者「わあああああああああ!!!」ゴオォォ

側近「ぎゃあああああああ!!!」ゴオォォ


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 00:49:06.52


雑魚1「へぇ・・・そんなことが・・・」

勇者「ああ、全く災難だ!」

雑魚2「おっぱい、魔王様のおっぱい!!」

雑魚1「(勇者さんも大分馴染んだなぁ)ベホイミ!」

勇者「ふぅ・・・ありがとう、楽になったよ」

雑魚2「おっぱいおっぱい!」

側近「次はこっちを頼む・・・」

雑魚1「はい、ベホイミ!」

側近「あのバカ・・・風呂が半壊してたから直しにいく」

雑魚1「側近さんも大変ですねぇ・・・」

側近「今に始まった事じゃないさ・・・」

雑魚2「おっpブヘラ!!」

雑魚1「うるせぇよ」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 00:50:29.57


魔王「はぁ・・・」

番犬「くぅん?」

魔王「男二人に裸体を見られてしまった・・・」

魔王「もう嫁に行けん・・・・」

番犬「わん!わん!」

魔王「元気出せってか・・・?」

魔王「ふふ、酒でも飲んで元気出すよ」ゴクゴク

魔王「なぁ、もし嫁に行けなくなったら貰ってくれるか?」

番犬「わんわん!」タッタッタッ

魔王「おいおい、何処へ行く?」タッタッタッタ

番犬「わんわん!」

雌犬「わん、わん」

魔王「・・・・」

魔王「う、裏切り者め!」

魔王「はぁ、酒でも飲もう・・・」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 00:52:22.96


勇者「しかし、改めて見るとこの城も大きいなぁ・・・」

魔王「む、勇者!」

勇者「あ、酔っぱらい」

魔王「酔っぱらいでは無い!魔王だ!!」

勇者「(なんで魔王が四六時中ずっと酒瓶持ってんだよ・・・)」

魔王「な・・・なんだ、その目は!?」

勇者「いや・・・お前等みたいなのが世界を崩壊させるなど
   信じ難くなってきた・・・」

魔王「?、なんだそれ?」

勇者「えっ?」

魔王「えっ?」

勇者「世界を崩壊させるんじゃ・・・?」

魔王「それは、お前達だろ!」

勇者「・・・・??」

魔王「・・・とりあえず、そちらの話を詳しく聞かせてくれ」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 00:52:38.83


もう少しペース落とさんとさる来るよ



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 00:56:08.89


>>27
気をつける

勇者「あ、ああ」

勇者「・・・私が旅立つ前の日の事だった・・・」

勇者「王都に一人の予言者がやって来てな・・・」

勇者「予言者の話では近未来、魔王とその手の者が世界を崩壊させるだろう、と」

勇者「国中がパニックになり、勇者の血を引く私が魔王討伐のためここまで来たんだ・・・」

魔王「そんなデタラメ・・・」

勇者「ああ、俺もここまで来るまでは信じて疑わなかったさ」

勇者「現に、魔物が人を襲う所を見たしな・・・」

魔王「・・・」

勇者「さて、次はお前の番だ」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 01:00:48.47


魔王「・・・こちらも似たような物だ・・・」

魔王「予言者がやって来て、近未来、人間が世界を崩壊させるだろう」

勇者「成る程・・・」

魔王「最初は私も怪しがったが・・・」

魔王「軍の好戦派に丸め込まれてな・・・」

魔王「何時の間にか、人間を攻めていた」

勇者「・・・つまり、俺が見た人間を襲ってた魔物達は・・・」

魔王「ああ、好戦派の者だろう」

勇者「・・・言動やらタイミングを考えて同一人物だよな、予言者」

魔王「うむ」

勇者「・・・目的は分からないが」

勇者「多分、黒幕は予言者だな」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 01:04:36.72


魔王「よし、では予言者を捜して潰すか・・・」

勇者「おう、俺は明日にでも出発する」

勇者「世話になったな、魔王」

魔王「?、何を言ってるんだ?」

魔王「私も行くぞ!」

勇者「え、えぇー!」

魔王「?、何を驚いてるのだ?」

勇者「いや、お前大将なんだからそんなひょいひょいと外へ出て・・・」

魔王「心配するな、こっそり出る!」

勇者「そんな問題じゃ・・・」

側近「話は聞かせてもらいました」

魔王「側近!」

勇者「いたのか・・・」





36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 01:09:18.58


側近「城のことは私に任せて、行って下さい」

勇者「だが、こいつがいなきゃ政治が」

側近「全く問題ありません」

勇者「(即答したよ・・・)」

魔王「これっぽちもか!?」

側近「それっぽちもです。むしろ邪魔です」

魔王「じゃ・・・!?」

側近「いつもいつも酒ばかりを飲んで、大体、いくら魔王に毒耐性があるからって
   調子に乗って飲みすぎです」

魔王「・・・」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 01:18:19.10



魔王「ゼェ、ゼェ、ここまで来れば・・・」

勇者「・・・勢いで飛びだしちまったけど、旅の準備とかは・・・」

魔王「それなら心配ご無用!この異次元カバンがあるのさ!」

勇者「・・・何だそりゃ・・・?」

魔王「なんでも、このカバンは城の倉庫に繋がってるらしく」

魔王「酒でも金でも取り放題なのだ!」

勇者「それは凄いな、何か出してみろ」

魔王「おう!まずは、酒を・・・あれ?」

勇者「・・・・どうした?」

魔王「これ、普通のカバンだ・・・」

勇者「・・・え?」

魔王「あ、中に何か入ってる・・・紙?」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 01:11:36.83


側近「全く、少しは自重してくれないと資金が・・・」

魔王「えぇい!うるさい!何だ、側近のバカ!アホ!」

側近「なんとでも言いなさい、貴方の陳腐な言葉では
   私を傷つけれませんよ」

魔王「スケベ!覗き魔!童貞!非処女!」

側近「・・・ちょっと待て!最後二つはどこで覚えた!?」

魔王「教えてやるもんか!行くぞ、勇者!」

勇者「えぇ!?もう?(いや、側近さん非処女って!?[アッーー!]されたのか?)」

側近「待て、コラ!」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 01:24:05.47



『魔王様へ、悪戯に使われると困るので
 すり替えときました
   
            側近より』

魔王「・・・あんの[ピー]野郎があああああ!!」

勇者「女性がそんな事言うなあああああ!!」

魔王「全く。しょうがない・・・非常用の酒で我慢するか・・・」

勇者「非常用あるのかよ・・・デカ!」

魔王「非常用だからな!」グビグビ

勇者「(どこに入ってたんだ?)」



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 01:28:07.89


勇者「ところでお前、角とか肌色とかどうすんだ?」

勇者「そろじゃ町に入れねぇよ」

魔王「あぁ、忘れてた。今変身する」ボン

勇者「!!」サッ

魔王「うん?どうした?」

勇者「(結構かわいいな)」

魔王「おいおい、いくら私がいい女だからって・・・ヒック
   顔を真っ赤にして俯いて・・・思春期の少年かw」

勇者「(前言撤回、てかもう酔ってるし!タチ悪!)」


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 01:30:19.29


付近の町

町人1「勇者さん!魔王を倒したんだね?」

町人2「いや・・・でも、魔物はまだ徘徊してたぞ・・・」

町人3「どういうことだ?魔王を倒せば、魔物は全て消滅するはずじゃ・・・」

魔王「私が魔お・・・ムガ」

勇者「え~と、魔王を倒すには『聖なる石』というのが必要でな・・・」

勇者「それを取るために戻ってきたんだよ」

魔王「~~!!~~!」

町人1「ふ~ん、で、そこの子は?此処に立ち寄る時には見なかったが」

勇者「!?い、生き別れた妹です!魔王城で会ったんだ!」

町人2「あんま似てないねぇ・・・」

町人3「なんだか、どっかの打ち切り漫画みたいな設定だな・・・」


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 01:33:34.94


勇者「じゃ、俺達はこれで・・・」

町人1「おう、頑張れよ~」

勇者「ふぅ、危なかった~」

魔王「全く、よくもあんなウソを・・・」

勇者「ははは・・・悪い・・・」

魔王「酒代で許してやろう」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 01:37:40.57


勇者「じゃ、俺は宿屋に居るからな」

魔王「え、一緒に飲まないの?」

勇者「・・・俺はまだ未成年だ!」

・・・

魔王「もっと酒もってこ~い」

マスター「お客さん、そろそろやめといたほうが・・・」

魔王「ヒック・・・まだ・・・いける・・・」

魔王「ぐがー・・・ぐがー・・・」

マスター「お客さん!?・・・寝てしまいましたか・・・」



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 01:38:58.10


宿主「勇者さん、酒屋で連れが潰れてるってよ」

勇者「やっぱりか!」

酒屋

勇者「金はここにおいとくぞ」

マスター「はい、ありがとうございました」

勇者「ほら、起きろ酔っ払い」

魔王「もう・・・のめん・・・」

勇者「飲まなくて良いよ!寝ぼけるな!起きろ!!」





50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 01:41:58.53


魔王「んぁ・・・勇者・・・」

勇者「ほら、歩けるか?」

魔王「おんぶ・・・・」

勇者「子供か!甘えるな!」

魔王「歩いたらゲロッちまいそうだぜ・・・」

勇者「それだけは勘弁・・・ほらよ」スッ

魔王「おー、わりぃね」ドカッ

勇者「うっ・・・重・・・」

魔王「・・・・」

勇者「OK、全体的に俺が悪かった、願わくばその振りかざしてる手を
   静かに下ろしては・・・グッフゥ!」



53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 01:47:51.49



勇者「おー、まだ痛ぇ・・・」

魔王「自業自得だ、乙女にあんな言葉を浴びせるから・・・ヒック」

勇者「・・・乙女?、酔っ払いの間違いじゃ・・・」

魔王「よーし、君にはサンドバックになって貰おうか」

勇者「え、ちょっと待て、冗談・・・わあああああ!!」


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 01:56:06.51


そんなこんなで予言者の元へ・・・

勇者「うわー・・・省略されたよ・・・」

魔王「これは酷い」

勇者「さて、この扉の先に予言者がいるということです」

魔王「それでは、開けますか」ギイィィ...

予言者「おや、勇者様と魔王様ではないですか、どうしました?二人揃って・・・」

魔王「貴様のウソの予言に惑わされて世界中が大変なことになってるんだぞ!」

勇者「許せたものじゃない」

予言者「・・・ククク・・・素晴らしいことじゃないですか・・・」

勇者「狂ってるな・・・」

予言者「なんとでも言いなさい」


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 02:01:34.35


予言者「ゆけ!我が最強のモンスター達よ!」

予言者はチーム呼びをした

勇者「邪魔だ!ギガブレイク!」

魔王「イオナズン!」

モンスター達「ぎゃあああああ!」

モンスター達は力つきた・・・

予言者「なっ・・・我がモンスター達が・・・」

勇者「こちらと勇者と魔王だぜ?」

魔王「今頃、雑魚に手間は取らぬ」

予言者「・・・奥の手を使いますか・・・ドラゴラム!」

予言者の姿が変わっt

魔王「えい!」パリーン

予言者「ぐっは!」バタッ

勇者「(変身してる最中に酒瓶で・・・鬼だ・・・)」


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 02:05:29.04


側近「・・・そうですか、そんなことが・・・」

魔王「ああ、その後予言者は我が魔力で銅像に封じ込めといた」

側近「へー・・・で、なんで城に帰ってきて酒飲んでるんですか?」

魔王「へ?だって、元凶は断ったし・・・」

側近「将軍さんはまだ人間と戦争してますよ?」

魔王「あっ!戦争の方忘れてた!」

雑魚2「うはwww魔王様バカスwwwうぇwwwうぇww」

魔王「・・・メラミ」

雑魚2「うぎゃああああ!!」

勇者「・・・で、将軍とは?」

魔王「ああ、軍の実権握ってる人物だよ
   私もあいつに丸め込まれたな」

勇者「ふーん、じゃ、次は将軍に会いに行くか・・・」

魔王「うむ!」


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 02:08:21.74


魔王軍 野営地

魔王「将軍はおるか?」

雑魚3「魔王様!将軍様はこの奥にいらっしゃいます!」

魔王「うむ」

勇者「・・・なんか、城の連中と随分ノリが違うな」

魔王「ここらの奴は将軍が調練してるからな」

勇者「・・・むしろ、将軍の方が魔王に向いてるんじゃね?」

魔王「いや、あいつは武人だからな、指導者である魔王には向いてないだろう」

勇者「(飲んだくれよりマシだと思うが・・・)」

将軍「おや、魔王様こんにちは」

魔王「よう、将軍」

勇者「はじめまして」

将軍「・・・そちらの方は?」

魔王「勇者だ」


66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 02:12:09.37


勇者「おい、俺はお前等の敵ってことに・・・」

魔王「大丈夫だ、将軍は話が分かるやつだ」

将軍「・・・我らが宿敵勇者・・・敵の懐にのこのことやってくるとは」チャキ

勇者「・・・なんか殺気感じるんですけど!?
   話なんて分かってくれそうにないんですけど!?」

魔王「むぅ・・・おい、将軍・・・」

将軍「加勢ならいりませんよ、魔王様」

魔王「いやそうじゃなく」

将軍「これは男同士、一対一の勝負!
   邪魔立てしないで頂けたい!」

魔王「・・・」

将軍「さぁ!勇者!いざ刃を交えy」

魔王「ヒャダルコ」

将軍「ギャーーー!!」

勇者「しょうぐーーーーーん!!!」





67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 02:14:01.79


将軍「では、あの予言はウソだったと!?」

魔王「ああ、そうだ」

将軍「なんと・・・何故あの時、予言を疑わなかったのか!?」

魔王「・・・お前はあの時、平和すぎて欲求不満だったからだろ
   しかも、私は疑ったのに、お前ときたら・・・・」

将軍「・・・こ、これからあの予言者を倒しに行きましょう!」

魔王「話逸らしたな・・・あいつはもう私と勇者で封印したよ」

将軍「なんと」

魔王「んじゃ、次は人間の方を止めに行くから」

魔王「これ以上被害出すなよ」

将軍「かしこまりました!」


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 02:16:39.50


魔王「勇者!人間の国の城へ行ったことはあるな?」

勇者「ああ、ルーラで飛ぶぞ!」

魔王「うむ!」

城下町前

門番「誰だ、用件を言え!」

勇者「勇者一行だ!国王に報告がある!」

門番「・・・よし、通れ」

魔王「・・・ここが城下町か・・・」

勇者「ああ・・・」

魔王「(皆、目が死んでる・・・)」


70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 02:18:30.06


城内

国王「成る程・・・あの予言者が」

勇者「ええ、だから早急に軍の撤退を」

国王「ならん」

魔勇「「!?」」

勇者「何故ですか!?」

国王「魔物は、人間の世に入り込みすぎた」

国王「人間と共存を望み、民主主義などを謳いだした」

国王「矛盾してないか、自分たちは魔王という指導者を持ち上げているのに」

勇者「・・・国王・・・?」

国王「魔物は、『私に』とって邪魔な存在なのだよ」

国王「だから、予言者を派遣したが・・・奴は最後まで私の事を
   言わなかったか・・・・」

勇者「・・・全て、貴方が仕組んだのか!」

国王「ああ、そうだ」


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 02:21:57.36


魔王「あんた・・・それでも王か」

魔王「王は、民のことを第一に考えろ!」

魔王「こんな奴と同格など・・・虫唾が走る」

国王「・・・誰だ、お前は・・・」

魔王「私は・・・魔王だ!」



73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 02:23:16.23


国王「・・・そうか、魔王が直々に・・・では、最高のもてなしをせねばな・・・」パンパン

ヒュッ

魔王「ぐっ・・・!?」ドス

勇者「魔王!どこから矢が・・・!」

兵士達「オオオォーーー!!!」ゾロゾロ

国王「さて、魔王には消えて貰った方が好都合だ」

勇者「なっ・・・!?魔王!しっかりしろ!」

魔王「ゆ・・・うしゃ」

勇者「魔王!待ってろ・・・ギガデイン!」ドゴン

勇者「天井に穴を開けた!これでルーラを・・・」

魔王「いつか・・・酒を飲もう・・・」

勇者「・・・え?」

魔王「ルーラ」

勇者「魔お」シュン


74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 02:26:20.43


国王「・・・自分以外の者をルーラなど、器用な事をする・・・」

魔王「・・・ベホマ」

魔王「ふん、やりたいことがあるんでな」

魔王「貴様の、抹殺だ!」

国王「取り囲め!畳みかけろ!」

兵士達「オオオォー!!」

魔王「うおおおおおお!!」ズバ

いつか・・・

兵士1「ぐあぁ・・・・」

酒を・・・


75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 02:28:07.37


シュン

勇者「う!!」

勇者「な、魔王!!」

勇者「ここは・・・魔王城か・・・」

雑魚1「勇者さん!どうしましたか!?魔王様は・・・」

勇者「雑魚1!、将軍と、側近を呼んでくれ・・・」


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 02:29:04.99


側近「そんなことが・・・」

将軍「・・・」スッ

勇者「待て将軍、どこへいく?」

将軍「魔王様の、弔いだ・・・」

勇者「落ち着け、やつは死なない」

将軍「なぜ言い切れる!貴様は人間だから良いかもしれんが」

側近「将軍さん!」

勇者「良いわけないだろ!!」

勇者「・・・すまん、取り乱した・・・とにかく奴は生きてる」

側近「・・・言っておきますが、魔王が死んだら全ての魔物が滅びる
   なんて言われてますが、あれは迷信ですからね」

側近「私達が生きてるからといって、魔王様が生きてるとは限らないのですよ」

勇者「ああ、その事は考えてなかったわ」

将軍「では、何を根拠に・・・」

勇者「約束したからな・・・」


81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 02:32:27.53


魔王「はぁ・・・はぁ・・・お前が・・・最後だぞ」

国王「・・・貴様に一つ問う」

国王「もし、民主主義を謳われたら王の席をはずすか?」

魔王「それ・・・が、民のためなら・・・喜んではずそう」

国王「ふん、欲が無い奴だ・・・」

魔王「欲なら、あるぞ・・・」

国王「何だ?」

魔王「酒を・・・たらふく飲みたい・・・死ぬまで、な」

国王「ふはは!私もそんな風になってたらな・・・殺せ」

魔王「じゃ、次はマシな人生を・・・」ドス

国王「」

魔王「ふぅ・・・・もう体力も魔力もないや・・・・」ゴロン

魔王「少し・・・寝て・・・回復を・・・」






83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 02:34:51.38


勇者「民主主義はうまく行ってるようだな」

側近「ええ、まぁ人間の方ではですが・・・」

勇者「魔物は指導者がいないとダメか・・・?」

側近「そのようですね・・・あんなのでも一応慕われてましたから」

番犬「わん、わんわん」タッタッタッタッ

勇者「どうした?番犬」

側近「珍しいですね、侵入者か雌犬が来てないのに持ち場を離れるとは」

勇者「・・・追ってみるか」タッタッタッタ

側近「ええ」タッタッタッタッ


84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 02:36:13.10


魔王「うぃ~・・・の、飲み過ぎた・・・」

魔王「この城が見えた時・・・ちょいと喜びすぎたな・・・ヒク」

番犬「わん、わんわん!ハッハ」

魔王「お~番犬、会いたかったぞ~・・・」ナデナデ

番犬「くぅ~ん」

魔王「む・・・向こうから走ってくるのは・・・」

魔王「だめだ・・・目がかすんで見えぬ・・・」

側近「魔王様!!」

勇者「魔王!・・・くさ!!」

~fin~



86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 02:38:04.72





87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 02:38:53.39



多分感動したよ
じゃあおやすみ



92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 02:49:46.87


>>1




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サトシ「シゲル、お前を殺す」