任天堂コンプリートガイド玩具編 「ファミコン誕生前夜までの任天堂の軌跡!」
山崎功氏の「任天堂コンプリートガイド -玩具編-」【AA】がアキバでは4日に発売になり、メロンブックス秋葉原1号店、アニメイト秋葉原で見かけた(正式発売日は5日)。
著者の山崎功氏は任天堂研究サイト「任天堂アーカイブプロジェクト」の代表をされている方で、今回発売になった『任天堂コンプリートガイド -玩具編-』は、ITmediaによると『任天堂が1983年に発売したゲーム機「ファミコン」よりも以前の製品を、撮り下ろしの写真付きで解説。インターネット上で検索しても名前すら出てこないような商品や、約120万個を売り上げた1966年発売「ウルトラハンド」、男女の愛情度を測ることができる「ラブテスター」、国内初のプラスチック製トランプ、「ゲーム&ウオッチ」といった人気玩具をはじめ、一般にはほとんど知られていない簡易コピー機やマーキングペンといった実用品までも収録。多数のコラムや任天堂の歴史が分かる読み物も掲載している』とのこと。
オビ謳い文句は『ファミコン誕生前夜までの任天堂の軌跡!世界屈指の任天堂コレクターが垂涎のコレクションを本邦初公開!アーケードゲームやゲーム&ウォッチも完全網羅!おもちゃ好きはもちろん、ゲーマーも読んで損なし!任天堂のDNAをその目に焼き付けろ!』になっていて、「かるたとトランプ」、「玩具とゲーム」、「ボードゲーム」、「エレクトロニクス玩具」、「実用品」、「テレビゲーム」、「アーケードゲーム」、「ゲーム&ウォッチ」の8章のほか、任天堂ヒストリー、任天堂製品リスト、任天堂沿革などを収録してる。
任天堂というワードで恐らくほとんどの人が真っ先に思い浮かべるのは、「ファミコン」「Wii」「ニンテンドーDS」などといった、コンピューターゲームではないだろうか。しかしながら、それは明治時代に創業した任天堂という企業の長い歴史の中ではほんのひと握りにすぎないのである。
本書は花札やボードゲームといった、ファミコン以前に発売された任天堂のおもちゃにスポットを当てる一冊。手掛けるのは、世界屈指の任天堂コレクターとして知られる山崎功氏。その膨大なコレクションの数々は、マニアにとって垂涎の品々であるのはもちろんのこと、歴史的価値も非常に高い。写真はもちろん新規撮り下ろし、その数は実に500点以上にもおよぶ。さらに、それぞれのおもちゃには山崎氏による詳解が添えられ、エンタテインメント業界の歴史を知る上での資料的価値も十分だ。今や日本を代表するトップ企業に上り詰めた任天堂、その躍進の歴史をしかと目に焼き付けろ! 書籍情報
なお、著者の山崎功氏はカバー折り返しコメントで『子供のころ、ファミコンやゲーム&ウォッチを遊びながら「任天堂のゲームは何故こんなに面白いのか?」と不思議に思っていた。昔から家にある花札やトランプにも任天堂と書かれている。調べると同社は明治時代に創業した、とても歴史のある会社であることが分かった。しかしそれ以上、過去に関する情報が出てこない。任天堂は日本を代表するゲームメーカーであるはずなのに、社史はおろか歴史を研究する人もいなかった。私は任天堂へ手紙を書いて聞いたが、過去のものは残っていないと丁寧なお返事をいただく。こうなれば自分で調べようと、学生時代に国立国会図書館へ足繁く通った。実際に触れてみたくなり、日本中の古いおもちゃ屋を検索した。こうして集めた資料をまとめ、1998年に任天堂の本を自費出版した。おそらく世界初の歴史本で、それなりの反響があったと思う。この本がきっかけで、任天堂に関する執筆やイベントの機会に恵まれた。そして夢だった本書を出版することができた。本書は8つの章から構成されている。かるた・トランプから始まる任天堂製品を時代ごとに追うことで、同社のルーツが見えてくると思う。任天堂の製品は独創的で楽しい。同社がこだわり続ける「遊び」の真髄を、あの頃楽しんだように今一度感じていただけたら幸いである』を書かれている。
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【関連リンク】
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「任天堂コンプリートガイド -玩具編-」書籍情報
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任天堂アーカイブプロジェクト
ファミコン以前の任天堂玩具にスポットを当てた歴史的一冊
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ちょこっと読んだけど任天堂ファン感涙