1: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)00:59:30 ID:44i

男「ああ?なんだと?」

マミ「も、もう私には手持ちが…」

男「…はぁ?お前いつから俺に指図できるようになったの?」

マミ「…!」ビクッ

男「…あー、だれたわ」

男「ちょっとこっち来いよ」

マミ「…い、や…やめて…」

男「こいっつってんだよ!」ガシッ!

マミ「いやぁぁぁああ!!」

QB「…」




元スレ
男「おい巴、金あんだろ?」マミ「またギャンブル…?」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1417708770/


3: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:01:07 ID:44i

マミ「…」

QB「こっぴどくやられたね、マミ」

マミ「Q…B…」

QB「君はどうして魔法の力を使わないのかな?」

マミ「…ふふ…そんな、事したら、可愛い後輩たちに合わせる顔が無いでしょ…」

QB「…そうかい」

マミ「…ほんと、なんであんな人好きになっちゃったんだろ…」

QB「…」




5: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:04:09 ID:44i

QB「君は今でもあの男が好きなのかい?」

マミ「…まさか、そんなわけ無いでしょ」

QB「だったら別れればいいじゃないか」

マミ「…」

QB「どうしたんだい?」

マミ「怖いのよ」

QB「怖い?魔女と戦う君がかい?」

マミ「…もう、あの人に逆らえなくなってる」

マミ「…魔女よりも、呪いよりも、あの人が恐ろしい…」ガタガタ

ガチャッ

男「…てめぇまた独り言つぶやいてたのか」

マミ「あ、あ…」ガタガタ




7: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:06:07 ID:44i

男「てめぇがっ!そんなんだからっ!」ガスッ!ガスッ!

男「俺までっ!変な目で見られんだろっ!」ガスッ!ガスッ!

マミ「や、やべてぇ!!」

男「あぁ!?巴の癖にいっちょ前に口聞いてんじゃねぇよ!」ボゴッ!

マミ「うぶっ…!」

男「ぺっ」
 
マミ「…」

男「明日までに金を用意しとけよ」

マミ「…うぅ…」




9: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:07:58 ID:44i

QB「抵抗しないんだね」

マミ「…」

QB「しかしおかしいな」

QB「君はどうしてこの状況でも絶望しないんだい?」

QB「普通の子ならとっくに呪いに身を落としてると思うんだけど」

マミ「…」

QB「気絶したのかい」

QB「…必要とされてる、ね」

QB「その感覚、やっぱり僕にはわからない」タッ




15: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:10:37 ID:44i

つぎの日

マミ「あら、QB、いらっしゃい」

QB「やぁ、と言っても君が呼んだんだけどね」

マミ「いいじゃない、話相手が欲しいのよ」

QB「学校はいいのかい?」

マミ「…この傷じゃ、みんなに怪しまれてしまうもの」

QB(心配されるとは考えないんだね)

マミ「ふふ、何を飲む?」

QB「そうだね、マミのおすすめを貰うよ」

マミ「分かったわ」




16: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:13:32 ID:44i

QB「ふぅん…やっぱりマミの入れる紅茶は美味しいよ」

マミ「あらあら、あなた感情がないんじゃなかったの?」クスクス

QB「そうだね、だけど美味しいよ」

マミ「私の紅茶は宇宙レベルって受け取ってもいいってことかしら?」

QB「別になんと捉えようが君の勝手さ」

マミ「もう、連れないのね」

QB「…腕、痛むのかい?」

マミ「…大したことじゃないわ」

QB「…全く理解し難いよ、それこそ魔法で直してしまえばいいのに」

マミ「…」




17: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:16:08 ID:44i

マミ「そんなことしたら怪しまれちゃうでしょ」

QB「…そうかもね」

マミ「知ってる?魔法少女は人知れず活躍するものなのよ」

マミ「人に怪しまれちゃいけないの」

QB「その結果君が大変な目にあってもかい?」

マミ「大変な目にあっても、よ」

QB「僕は今まで多くの魔法少女を見てきたけどね」

QB「君ほど責任を重んじる魔法少女はいなかったよ」

マミ「あらあら、お世辞がうまいのね?」  

QB「…きゅっぷい」




18: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:18:58 ID:44i

ドガァッ!!

マミ「ひっ…!」ビクッ

男「糞がぁぁ!あのジジイ!目の敵にしやがって!」

マミ「…お、おかえ…」

男「らぁっ!!」ボゴォッ!

マミ「ぎゃぶっ…!?」

男「ムッかっつっくっんだよ!」ゴッゴッゴッゴッ!

マミ「…あ、がぁ…」

QB(…やれやれ、狩りにも女の子相手に容赦せずに顔を殴るんだね)

男「あぁぁぁ!!」ドゴォッ!!

マミ「…」ピクピク

QB「…マミ、これが君の守るべきものなのかい?」




19: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:21:03 ID:44i

QB「…もうあの男はいないよ」

マミ「…そ、そう」ビクビク

QB「やれやれだね」

マミ「…ごめんなさいね、うるさくして」

QB「別に気にしないよ」

マミ「…」

QB「…」

マミ「…紅茶、飲む?」

QB「頂くよ」

マミ「…」コポコポ

QB「…」




20: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:24:26 ID:44i

マミ「はい」

QB「…ありがとう」ズズッ

マミ「…」ズズッ

マミ「…ごめんね」

QB「え?」

マミ「ごめんね、ごめんね…」ぽろぽろ

QB「な、何がだい?マミ」

マミ「あなたが楽しみにしてくれている紅茶なのに…」

マミ「…味が変わっちゃったわね…」

QB「ま、マミ!これはこれで美味しいよ!」

QB「いつになくスパイシーだし!」

マミ「うわぁぁぁぁぁあん…」ぽろぽろ

QB「…マミ…」




21: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:26:51 ID:44i

QB「やぁ、マミ」

マミ「QB…」

QB「今日はあの男が来ない日だろ?」

QB「ゆっくり休めるじゃないか」

マミ「…うふふ、そうね」

QB「…?」
 
マミ「今日ね、鹿目さん達が来るの」

QB「…」

マミ「きっと学校をお休みした分のプリントを届けに来るのね」

マミ「…私って、同年代に友達いないから」

QB「…」




23: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:29:57 ID:44i

QB「…そっか」

マミ「…」

QB「だったら!」

マミ「…え?」

QB「だったらしっかりおもてなししなくちゃいけないね!」

マミ「…QB?」

QB「ほらほら、何をグズグズしてるんだい」

QB「さっさとケーキでも買いに行こうよ」

マミ「…」

QB「きっとさやかと杏子も来るだろうし、ほむらだって来るよ」

QB「もてなさないと杏子は特に怒るだろうね」

マミ「…QB」

QB「ほら!いくよ!」




24: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:32:36 ID:44i

マミ「ふふふ」

QB「嫌に機嫌がいいね、マミ」

マミ「あら、元気づけてくれたのは誰かしら?」

QB「…さぁね、僕は当然のことを言ったまでだよ」 

マミ「…ふふ、ありがとう」 

QB「…」

マミ「…」

QB「…マミ」

マミ「なぁに?」




25: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:34:29 ID:44i

QB「僕はね、君のあの紅茶が好きなんじゃないよ」

マミ「え?」

QB「君と一緒に飲む紅茶ならなんでも悪くないなぁって」

QB「そう思えるだけなんだ」

QB「もちろん、美味しいんだけどね」

マミ「…ふふ、今日のQBは褒め上手ね」

QB「褒めてなんかいないさ、実際マミの紅茶は美味しいよ」

マミ「…よかった」

QB「え?」




26: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:34:41 ID:x1G

QB.........




27: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:35:34 ID:I5F

きれいなQB




29: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:36:56 ID:44i

マミ「お母さんも、紅茶が好きだったの」

QB「へぇ、それは初耳だね」

マミ「あら、言ってなかったかしら」

マミ「今でもお母さんのティーセット、大事にとってるのよ?」

QB「あぁ、あの奥にしまってるヤツかい?」

マミ「そう、あれはとっても大事なもの」

マミ「今となっては、私とお母さんをつなぐ、唯一のものだから」

QB「…素敵だね」

マミ「…え?」

QB「何か変なことを言ったかい?」

マミ「…ううん、何も」クスッ




31: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:41:02 ID:44i

マミ「さ、着いたわ」

マミ「何を買おうか迷うわね」

QB「そうだね、杏子ならフルーツタルト、さやかならシュークリーム、まどかならモンブラン、ほむらならチョコケーキってところかな」

マミ「うーん、ややこしいわね」

マミ「QBは何が食べたいの?」

QB「?僕かい?」

QB「僕はなんでもいいよ」

マミ「何かないのかしら?」

QB「言っただろ、君と過ごす時間は嫌いじゃない、なんでも美味しいよ」

マミ「…そっか」クスッ

QB「変なマミだなぁ」

マミ「変なQB」ニコッ




33: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:43:12 ID:44i

QB「かなりたくさん買ったね」

マミ「多い方が選ぶ方も楽しいでしょう?」

QB「まぁ杏子はたくさん食べそうだからね、喜びそうだ」

マミ「さてと、あとは…」カチャ

QB「?そのティーセット、使うのかい?」

マミ「ええ」

QB「いいのかい?」

マミ「あら、ティーセットもたまには使って欲しいはずよ」

マミ「それにあの子達や、あなたならこのティーセットを使ってもいい…ううん」

マミ「ぜひ使って欲しいって思えたの」ニコッ

QB「…そっか」




34: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:44:43 ID:44i

ピンポーン

マミ「あ、来たわね」

人はどんな時に絶望するだろう
 
QB「食べきれるかな」

それは人それぞれだ




35: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:47:01 ID:44i

ピンポーン

マミ「あ、来たわね」

人はどんな時に絶望するだろう
 
QB「食べきれるかな」

それは人それぞれだ

マミ「大丈夫、佐倉さんならぺろりよ」

ドンドンドン!!

だけど、1つ分かることは

マミ「もう、乱暴ねぇ、今行くわよー!」

ガチャッ

男「…よぉ…鍵占めて、ケーキなんて買って、どうした…?」

マミ「…あ、あ…」ガタガタ 



都合のいい展開なんてこの世にはない




37: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:48:17 ID:cZu

マミさん(´;ω;`)




38: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:49:59 ID:44i

男「随分とたくさん買ったようだなぁ?」ガシッ!

マミ「あ、い、や…」

男「なぁ!?!?!?」ボゴォッ!!!!

マミ「あっ、がぁ!!」

男「ふざけやがって…金がねぇだと?」

男「街中でお前を見かけてみりゃ、なんだそれ?」

男「立てよコラ」ガシッ!

マミ「い、や…」

男「二度と逆らえないようにしてやるよ」

マミ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!!!!」




40: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:52:31 ID:44i

男「へぇ、なんだこれ」

マミ「や、めて…!」

QB「…!」

男「随分いいもん持ってんじゃねぇか」

マミ「それ、だけは…!」

まだ、誰にも使ってもらってないの

誇りをかぶったままなの

男「売りゃあ良い値するんじゃねえか?」ニヤッ

マミ「や、めて!それを…返してよ…!」ガシッ!

男「あぁ!?誰に掴みかかってやがる!」

マミ「返して!返してよ!」




43: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:56:18 ID:44i

男「こっ、の!クソアマ!」ボゴォッ!!!!

マミ「うぐぅっ!!」ボタボタ

男「きたねぇ血が付いちまったよ」

男「ったく、何に執着してんだか」

マミ「か、えしてよぉ…」

男「ははぁ」ニヤッ

男「二度と逆らえないようにしてやるよ、だったわ」

マミ「…え」

QB「…!!」

パリィン



『あれはとっても大事なもの』

『今となっては、私とお母さんをつなぐ唯一のものだから』

マミ「…あ、あ、…ぁ…」ガタガタ

男「あっはははははは!!!」

マミ「…ぁぁぁあぁぁぁぁぁ!!!!!」




44: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)01:59:29 ID:44i

QB(どうして未だその身を絶望に落とさないんだい)

QB(その男が君を必要としていると、本気で思っているのかい)

QB(…君は昔から嘘が下手だね)

QB(…魔女になりたくない)

QB(ただその一心で耐えているんだね)

QB(…君に敬意を表するよ、僕らにはとても、真似できない)

QB(観測しかしない僕らには、手の施しようがないんだ)

QB(…僕に君は、救えない)




45: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)02:01:44 ID:44i











「おい、答えろ、あいつの家で何が起こってやがる」

「さぁね、今流行りのデートDVってやつさ」

「あんたはそれを見てたの?」

「だって僕にはどう仕様もないじゃないか」

「…QBは、それで平気なの?」

「僕らに感情はないよ」

「流石インキュベーターね」

「…」




47: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)02:04:50 ID:44i

「助けたいって思わないのかよ」

「…僕には助けられない」

「マミさんが助けを求めないから?」

「…そうかもね」

「私たちだって同じよ、巴マミが助けを求めないなら、助けない」

「…そうかい」

「だからね、QB、本当のことを言って欲しいな」

「…」

「QBの、本心を聞きたいな」








「マミを、助けてあげてよ」

「「「「当然」」」」




53: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)02:08:49 ID:44i

男「あははは!馬鹿みたいに泣くなよ!」ボゴォッ!!!!

マミ「うぐぁ…!」

男「おいおいおいおいおい!!!」ゴッゴッゴッゴッ!ゴッゴッゴッゴッ!

マミ「も、やめ…」

男「ここからだろ!おい!」ゴッ!

マミ「…」ビクビクッ!

男「失神しても、ダメだぞぉ!!!!」ボゴォッ!!!!

マミ「…ぁ…」ガクガク!!

男「あっはははははは!!!」パシュッ

男「は?」

杏子「腕ゲット」パシッ




56: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)02:12:26 ID:44i

さやか「傷を塞いでー」パァァッ

男「あ、え?え?」

ほむら「…」ダララララララ!!!!!

男「…は、はぁぁぁあ!?!?」

ほむら「あら、ごめんなさい、狙うのが下手で全部足に当たってしまったわね?」

男「うがぁぁぁ!?い、いてええええ!!」

さやか「よいしょっと」ゴンッッッッ!!!

男「…が…!!」

さやか「マミさんを殴った分だけ魔法強化拳で殴るよー」ゴッッッ!!ゴッッッ!ゴッッッ!!ゴッッッ!ゴッッッ!!ゴッッッ!ゴッッッ!!




58: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)02:14:38 ID:44i

まどか「ていっ!」ボチャボチャ!

男「あ、あっちいいいいい!?!?」

まどか「お湯だもん」

杏子「さやか、あたしにも殴らせろよ」ゴスッッッッッッ!!!!!ゴスッッッッッッ!!!!!ゴスッッッッッッ!!!!!

男「あ、が…!」

さやか「はい、回復ー」パァァッ

ほむら「はい」ダララララララ!!!

男「ぁ、がぁぁぁぁ!!!!」バスバスバスバス!




59: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)02:14:47 ID:70D

いいねいいねボコったれ
クソ男に、オンザ制裁ッ!




63: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)02:17:31 ID:44i

マミ「…はっ!」

QB「気が付いたかい?マミ」

マミ「こ、これは…!や、止めなさい!貴方達!」

マミ「ま、魔法の力を、こ、こんな!!」

QB「もう無駄だよ」

QB「彼女達には声も届かない」

マミ「…どうして…」

QB「…あの男はそれだけの事をしたのさ」

QB「大事な先輩を傷つけられて、黙っていられる程、彼女達は穏やかじゃない」

マミ「…どうして…!どうして!!」

QB「君もわかっていたんじゃないのかい?」




65: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)02:20:39 ID:44i

QB「君は誰より強い心をもっているのに誰よりも臆病だ」

QB「助けを求めなかった理由は」

QB「断られるのが、拒絶が怖かったからだろう?」

マミ「そ、そんなこと…!」

QB「残念だったね、マミ、君の予想は外れたよ」

QB「たとえ君の願いではなかったとしても」

QB「君のために動いてくれる、そんな子達が君には付いている」

QB「…君は一人じゃないんだよ」

マミ「…っ!!!」




69: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)02:24:28 ID:44i

QB「…マミ、僕はね」

QB「君が大好きだよ」

マミ「…!」

QB「君といる時間が、君と飲む紅茶が、君と食べるお茶菓子が」

QB「君との話が、君と寝ることが、君と遊ぶことが」

QB「こんな衝撃、生まれて初めてだ」

QB「これが感情なんだね、マミ」

マミ「…私は…一人じゃないの?」

QB「断じて違うよ」

QB「君は、一人じゃない」




70: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)02:28:02 ID:44i

マミ「…」スッ

QB「どこへ行くんだい?」

マミ「ちょっとね、そろそろさよならしなきゃと思って」

QB「そうかい、好きにするといい」

マミ「もう、弱い私とはさよならしなきゃ、ね」バシュ

杏子「…おせぇよ」

さやか「マミさん、ごめんなさい」

ほむら「…」

まどか「…マミさん」

マミ「ありがとう貴方達、言いたいことは沢山あるけれど、それはまた後ね」

さやか(…好き放題やったけど…全部直したから大丈夫だよね?)

杏子(いや知らねぇよ、心は折れてんだろ絶対)




71: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)02:31:42 ID:44i

男「…ともっ、えぇぇぇ…!!!」ギロッ!

マミ「…!」ビクッ!

マミはもう、一人じゃない

マミ「…男さん」

マミ「…今までありがとう」

男「…殺す…!殺す…!」

マミ「…」ガチャッ

男「…!?」

マミ「もう、お互い関わらずに過ごしましょう?」

マミ「…今まで我慢してきたけれど、私」

マミ「そろそろ引き金を引きそうだわ?」  

男「…あ、あ…!」

マミ「…ね?」

男「」バタッ





72: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)02:32:26 ID:cZu

マミさん素敵///




74: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)02:34:53 ID:44i

マミ「正座」

さやか「えっ?」

杏子「へっ?」

マミ「暁美さん、鹿目さん、正座よ」

まどか「ウェヒッ!?」

ほむら「ど、どうして私たちが…!」

マミ「せ い ざ」

ほむら「ほむ…」スッ

マミ「一般人に魔法を使っちゃダメでしょう!?」

さやか(ぜ、絶対怒られると思った!)

杏子(おいどーすんだよ!かなり怒ってんぞ!)

マミ「あんな人でもわたし達の守る対象なのよ!」

ほむら(まどか、正座辛くない?)

まどか(大丈夫だよ!)




75: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)02:38:27 ID:44i

マミ「そもそもこれじゃあ私が耐えてきた意味が無いじゃない!」

QB「あはは、まぁ、マミそのへんで」

マミ「QB、あなたもよ」

QB「えっ?」

ほむら「QBにそそのかされましたー」

さやか「たー」

杏子「たー」

まどか「たぁー」

QB「えっ!ちょ!」

マミ「美樹さんがいなかったら怪我じゃ済まなかったのよ!?」

QB「…きゅぷぅ…」

マミ「…もう…」

マミ「…でも、ありがとう」

マミ「…これからは、頼ってもいいかな?」

マミ「みんなに頼っても、いいのかな?」




「「「「「当然!!!」」」」」




77: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)02:40:28 ID:44i

別のある日

杏子「おい!おせーぞ!さやか!」

さやか「たはは、ごめんごめん」

ほむら「まどか、寒くない?」

まどか「ウェヒヒ、大丈夫だよ、ほむらちゃん」

マミ「ふぅ、みんな揃ったわね」

QB「さっ!早く行こうよ!」

さやか「っても珍しいね、QBが買い物行こうなんて」

まどか「何を買うの?」

QB「着いてからのお楽しみだよ!」




79: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)02:46:40 ID:44i

ほむら「ここは…」

マミ「…ティーショップじゃない」

QB「マミの大事にしてたティーセットは壊れてしまったからね」

マミ「…ふふ、ありがとう、でもねQB…あれはお母さんの手作りなの」

マミ「お店には売ってないのよ」

QB「何を勘違いしてるんだい?マミ」

マミ「…えっ?」

QB「…ここにはいろんな色のティーカップがあるじゃないか」

QB「さぁ、マミの家であったかい紅茶を飲みたいだろう、皆」

QB「たくさんの色の中から好きな色を選ぶんだよ!」

杏子「んー、あたしはやっぱ赤かな」

さやか「ま、あたしは青だけどー」

まどか「ほむらちゃんは?」

ほむら「ピンクよ」

マミ「…!」

QB「作っていこうよ、新しい思い出を」

QB「忘れるんじゃなくて、受け継ごうよ」

マミ「…そうね」ニコッ

私の世界はこんなにも
あったくて、色とりどりの世界






マミ「かえってお茶にしましょう」



大好きな、世界




80: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)02:47:48 ID:44i

男クソみたいなヤツだな、俺のマミさん傷つけてんじゃねーぞ、あ?

おやすみ、早く寝たまえ




81: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)02:51:57 ID:seS






82: 名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金)02:55:15 ID:x1G

乙!
これは良いss





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