価格競争における、真正面からの殴り合いが勃発しました。
5日(現地時間)、海外メディアPhone Arenaが伝えるところによると、中国Lenovoが新たに ”超低価格” ミッドレンジ級端末「Lenovo K3 ”Music Lemon” 」を正式に発表したとのことです。
今回Lenovoが新たに投入を開始したこの「Lenovo K3 ”Music Lemon” 」、どうやら同じ中国市場で覇権を巡って争うXiaomiの誇る人気端末「Redmi」シリーズへの対抗製品として位置づけられている模様。なんとキャリアとの契約を交わすことなく、わずか「約97ドル」(約1万2千円)という価格を実現しています。以下、このK3の主なスペックです。
OS | Android 4.4 KitKat |
ディスプレイ | 5.0インチ HD(1280×720)IPSディスプレイ |
SoC | Qualcomm 1.2GHz駆動 64-bit クアッドコア Snapdragon 410 |
RAM | 1GB |
内蔵メモリ | 16GB |
メインカメラ | 800万画素 |
フロントカメラ | 200万画素 |
バッテリー | 2,300mAh |
ネットワーク | LTE通信対応 |
オーディオ | Waves MaxxAudio |
外形寸法 | 141(W)×70.5(D)×7.9(H) mm |
このスペックで100ドルを切るとは、さすが高コストパフォーマンス大国、中国なだけはあると関心してしまいます。また、その名に冠する「Music」の文字に恥じず、イスラエルの音響技術メーカーであるWaves Audioの提供する「MaxxAudio」テクノロジーを搭載しています。
ちなみに、この「Lenovo K3 ”Music Lemon” 」は、オンラインストア経由で中国市場限定での発売となる模様ですが、近日中にも他国市場に対する提供を開始する予定とのこと。
それにしても、中国メーカーの価格競争は一体どこまで加熱するというのでしょうか。「1万円台のフラッグシップ級端末」などという今は笑い話に過ぎない製品も、ゆくゆくは現実のものとなりそうで末恐ろしい限りです。
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。
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97ドルが1万2000円だという衝撃
確かに。
これ去年出てたらまで9000円くらいか。
百円は超えてたから1万だろ
一時期は1ドル76円とかあったからなぁ…
何このiPhone+Xperia+NOKIA
無難なデザインではあるよねw
パクったのかどうしても似てしまうのか……
英語のLemonには不良品という意味もあるんだけど、知ってて付けたのかね。
記事だとLemonだけど
英語圏で売るわけではないし商品名はあくまでも柠檬
まあでも気になるよな
日本で出たら普通に欲しい。
おぉ、これはけっこう良いデザインだね