fcd5a585819acb433b886834ed32c624


真姫「素直になりたいの!」


【衝撃】オンラインカジノ貯金が2000万超えたけど質問ある?【PR】
月収400が稼げるサイトwwww【PR】
2日間だけで157万稼いだったwwww【PR】
ツーセレクションで貯金780万の俺くんが通りますよっとwww【PR】

千早「ひゃっ!今のバイク!?」








1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:00:35.46


@駅前カフェ

希「で…それをウチに言っても仕方ないんとちゃう?」

真姫「それは…」

真姫「そうだけど…」


希「うーん、でもウチもどちらかというと。」
希「素直というより偏屈やからな…」

希「…」


希「ここはもういっそ、ことりちゃんでどう?」

真姫「な、なんでよりによってことりなのよ!!」


2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:01:12.42


希「だって。」
希「ことりちゃん以上に素直な子、おる?」

真姫「う、それは…」


希「そ・れ・に♡」


真姫「な、なによ…?」


希「ついでにことりちゃんと笑顔の練習したらええやん♪」


真姫「顔については大きなお世話よっ!!」


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:03:20.00


@真姫's room

真姫「…とは言った物の。」
真姫「ことりに頼るしかないのかしら…」

真姫「にこちゃんや凛だと、おもしろがるし…」
真姫「海未やエリーも、なにか違うのよね…」


真姫「そもそも、こう考えた原因が…」


アイシテルーバンザーイ

真姫「電話…?」チラッ



真姫「…あのスピリチュアルバカね」

真姫「全く、人のいないとこで勝手に…」プンスカ


pi

真姫「…もしもし?」


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:08:36.66


『私は誰でしょう~?』

真姫「誰って、ナンバー出てるじゃない、ことり。」

ことり『もうちょっと、乗ってくれてもいいかな~?って。』クスクス


真姫「…で。」
真姫「希の事だから全部伝わってるんでしょ?」

ことり『うん♪』
ことり『ことりが真姫ちゃんを。』
ことり『素直ないい子に変身させちゃいまーす♪』


真姫「…」
真姫(こうやって一番ノリノリになるから嫌だったのに…)
真姫(希のやつ~)


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:12:50.80


真姫「で、まず私は何をすればいいのかしら?」

ことり『そ~ですね~。』
ことり『色々考えてはいるんだけど~。』

ことり『とりあえず今から、穂むらに来てください♪』

真姫「今から!?」
真姫「もう、夕方よ!?」


ことり『お待ちしておりま~す♪』

pi


真姫「一体…どういうことなのよ。」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:17:12.41


16:30@穂むら

ことり「それでは!」
ことり「こちらが真姫ちゃんの先生の穂乃果ちゃんです♪」

穂乃果「いや~。どうもどうも。」


真姫「いきなりだけどイミワカンナイ!!」

真姫「ことりが教えてくれるんじゃないの!?」


ことり「ことりは考えてみたのです!」
ことり「なぜ、真姫ちゃんが素直になれないのか…」

真姫「な、なぜなのよ…」

ことり「それはズバリ!」

真姫「…」ゴクッ


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:17:39.56


ことり「恥ずかしさからですっ!!」

真姫「…」

ことり「あれ?真姫ちゃん?」

真姫「そのまんまね。」

ことり「え~?もっと驚いてよ~。」ヤンヤン

真姫「だから、それをどうにかする方法を教えてほしいんでしょ?」

真姫「どうして穂むらなのよ…」

穂乃果「だからだよ!真姫ちゃん!!」

真姫「…どういうこと?」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:20:46.73


穂乃果「ここ、穂むらで接客の練習をして。」
穂乃果「その恥ずかしい気持ちを改善しちゃおう!」
穂乃果「…って、計画だよ!」

真姫「な、なにそれ…」
真姫「ほんとにそんなので効果あるの?」

穂乃果「もちろん!」
穂乃果「接客は笑顔が第一だからね!」
穂乃果「真姫ちゃんも笑顔になれば、素直になれるよ!」

真姫「ここでも、顔なのね…」

ことり「穂むらが嫌なら。」
ことり「ことりのバイト先もあるけど…?」

真姫「バッ…バカ言わないでよね!」
真姫「メイドなんて…出来るわけないじゃない!」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:23:08.23


穂乃果「そこで、穂むらだよ!」
穂乃果「来るのはおばあちゃんや主婦のひとだし!」
穂乃果「みんな優しいから、真姫ちゃんでも出来るよ!」

真姫「まあ、メイド喫茶よりはましだけど…」

穂乃果「てことで早速、笑顔の練習!」
穂乃果「はいっ!にこ~♪」

ことり「にこ~♪」

真姫「なんか、にこちゃんみたいね…」

穂乃果「真姫ちゃん!ちゃんとやらなきゃダメだよ!」

真姫「わ、分かってるけど…」

穂乃果「にこ~♪」

真姫「に、にこぉ…」ニヤッ


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:23:40.67


穂乃果「それじゃ怪しい人だよっ!」

真姫「誰が怪しいですって!!」

ことり「ふ、ふたりとも~…」

穂乃果「とりあえず真姫ちゃんは、笑顔の練習ね!」

真姫「分かったわよ…」

ことり「ことりも付き合うから、一緒に頑張ろう?」

真姫(…)

真姫「うん、やってみる。」


穂乃果「それじゃ真姫ちゃん!にこ~♪」

真姫「に、にこ~」ヒキツリ

穂乃果「もう一回!!」

真姫「に、にこ~…」






15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:26:53.67


@屋上

真姫「って事があったのよ…」

絵里「それは…災難?なのかしら。」

海未「確かに、私も笑顔は苦手ですからね…」

真姫「でしょ!?」

真姫「もう、どうしたらいいのよ…」


海未「…ふむ。真姫は、素直になりたいんですよね?」

真姫「そうだけど…?」

海未「なら、常にことりのそばにいてはどうですか?」

真姫「なっ…///」
真姫「なんでよ…」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:27:24.16


海未「いえ、そんなに難しい事ではないのですが。」
海未「ことりの雰囲気といいますか…」
海未「彼女のまとっている空気は、人を素直にさせるので。」

真姫「…本気で言ってる?」

海未「ええ、いたって真面目ですよ。」

海未「ことりはどんな話でも楽しそうに聞いてくれますからね。」
海未「私も、何でも話してしまうのです。」

海未「ですから、ことりのそばにいれば。」
海未「なにか、きっかけが掴めるかもしれません。」

絵里「確かに、ことりはいつも楽しそうね。」
絵里「真姫…試してみる価値は、あるんじゃないかしら?」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:31:46.06


真姫「でも…そんなの、なんて言えばいいのよ…」

絵里「…あながち、ことりの言ってる事は正しいのかもね。」

真姫「?」

絵里「真姫、今海未がこの話をした時。」
絵里「貴女真っ先に。」
絵里「『そんなの、恥ずかしくて頼めるワケないじゃないっ!』」
絵里「って思ったでしょう?」

海未「絵里、意外と物真似うまいですね…」

真姫「海未はだまってて!」

海未「…」シュン


真姫「でも…確かにそうね。」




真姫「いいわ…やってやろうじゃない。」
真姫「真姫ちゃん変身計画よ!!」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:32:22.48


@渡り廊下

…………………

海未「ではまず、ことりにその話をしてください。」

海未「ちゃんと伝えるのですよ?」
海未「でないと、スタートから進めませんから。」

…………………

真姫「分かってるけど…」
真姫「なんて言ったらいいのよ。」

真姫「ていうか、それが言えた時点で素直になってるじゃないの…」



真姫「…まずは、ことりを探さないとね。」

ことり「呼んだ?真姫ちゃん♪」ヒョコッ


真姫「ことり!?」

ことり「はぁーい、ことりです♪」


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:36:53.02


真姫「えっと…その…」

真姫(がんばりなさい、真姫…)
真姫(これが言えないと、ずっとこのままよ…)

真姫「ことり…あのね?」

ことり「はい!」

真姫「あの…その…」

ことり「?」


真姫「わ、私に…」


真姫(言うのよ、真姫!!)








真姫「わ、私と付き合って!!」


真姫(い、言えたわ!!……あれ?)


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:41:14.12


生徒1「ザワザワ…」
生徒2「エ、コクハク?」
生徒3「コンナトコロデ…??」


ことり「ま、真姫ちゃん!!みんなみてるよぅ~///」


真姫「え?あの、その…え!?///」


生徒4「ダ、ダイタンネ…」
生徒3「コンナトコロデ…??」


真姫「あ!あの!違うのよ!!///」アタフタ

真姫「こ、告白じゃなくって…」


ことり「え、真姫ちゃん違うの…?」ウルッ

真姫「ええ!?」

真姫「ちょ…ちょっと…」


真姫「ダレカタスケテー…」



<…チョットマッテテー


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:41:58.86


@教室

凛「かよちん、いきなり叫んでどうしたにゃ?」

花陽「あれ!?何だろう、身体が勝手に…」

………………………


@空き教室

真姫「…」

ことり「…」

真姫「…」

ことり「…」

真姫「…」


真姫(ど、どうすればいいのよ!)
真姫(こんなの、海未たちに教えてもらってない!)
真姫(っていうか、頼む事よりすごい事言っちゃったし…)

真姫(ことり…巻き込んでごめんなさい…)


真姫(いやいや!今のを声に出しなさいよ、私!)
真姫(ああ、この空気が重いわ…)


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:45:25.35


真姫(もう、誰でも良いから助けなさいよ!!)


ガラッ

にこ「にっこにっこに~♪あなたのはー…」
にこ「って!アンタ達押さないでよ!!」

凛「真姫ちゃん!真姫ちゃん!!」
凛「ことりちゃんに告白したってほんとなの!?」


真姫(ああ…分かったわ。)
真姫(私は今日、呪われてるのね…)




希「はいはーい、通して~♪」

花陽「希ちゃん!?」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:48:33.20


希「よっ!お二人さん♪」

真姫「のぞみ…」


希「なんかすごい事になってるやん?」
希「今、海未ちゃんとえりちが沈静化してくれてるから。」
希「もうちょっと待っててな…?」

真姫「希…ありがとう。」

希「んー。ウチより、ことりちゃんが…」

真姫「…え?」

希「放心状態なってるんや…」


ことり「…」コテッ…


真姫「ことり!!」


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:51:36.65


@保健室


ことり「…あれ?ことりは…」

真姫「…」

ことり「真姫ちゃん…そうだ!」ガバッ
ことり「真姫ちゃん、告白って本当なの!?」

真姫「う…。」
真姫「違うのよ…」

真姫「ことりに、お願いしたい事があって…」

ことり「お願いしたいこと?」

真姫「海未に言われたんだけど、ことりといると素直になれるって。」
真姫「だから、ことりにお願いして。」
真姫「少し、一緒にいてくれたら…なんて。」
真姫「なにか、素直になるきっかけが作れたら嬉しいし…」


ことり「それで、ことりに告白したの?」

真姫「あ、あれはその!」
真姫「なんて言おうか考えてたら口から出ちゃって!」
真姫「それで…///」






25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 05:55:11.42


ことり「ことりも、まさかいきなり告白されるとは思ってなかったので…」
ことり「ビックリしちゃいました…」

真姫「ごめんなさい…。」

ことり(…)
ことり「クスッ」

真姫「…ことり?」

ことり「真姫ちゃん、今は普通に話せてるね♪」

真姫「え!?…あ、ほんとだ…」
真姫「海未の言ってた事、合ってるのかしら…」

ことり「…」

ことり「そうだなあ~。」
ことり「じゃあ真姫ちゃん!」

真姫「な、なによ…」

ことり「ことりを恥ずかしくさせた罰として。」
ことり「今日はことりのお家にお泊まりです♪」


真姫「ええっ!?」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 06:00:52.48


19:00@ことり's house

ことり「と、いうわけで…」
ことり「真姫ちゃん、お帰りなさい♪」

真姫「!…」
真姫「た、ただいま…?///」

ことり「もうっ恥ずかしがっちゃダメだよぉ~」

真姫「いくらなんでも恥ずかしすぎよ!!」

ことり「えへへ~♪」

ことり「ではでは!ことりの部屋にどうぞ~。」

真姫「お、お邪魔します…」

ことり「もうすぐお母さん帰ってくるから。」
ことり「そうしたら、ご飯にしようねっ♪」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 06:04:18.29


……………………

ことり「そっか、にこちゃんが~♪」

真姫「ええ…。ほんとにこちゃんといると問題ばかりよ。」

ことり(…)


ガチャッ…

ことり「あ!お母さん帰ってきた♪」

真姫「あ…じゃあ、挨拶を…」

ことり「うんっ♪」






理事長「あらことり、帰ってたの。」
理事長「そちらは…西木野さんね。」

真姫「はい、お邪魔してます…」

理事長「ことりから話は聞いてるわ。」
理事長「素直になりたいんですってね♪」クスッ

真姫「!!ちょっとことり、話したの!?」

ことり「お、お母さんのばかっ!」
ことり「言わないって言ったのに~」ポカポカ

理事長「ふふっ…ごめんなさい。」

ことり「真姫ちゃん、ごめんなさぁい…」
ことり「ことりの事、嫌いになった…?」

真姫「べっ別に…嫌いじゃないわ。」カミノケクルクル

理事長「…クスッ」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 06:06:32.67


ことり's room

ことり「真姫ちゃん、まだ起きてる…?」

真姫「ええ…どうしたの?」

ことり「無理矢理付き合わせちゃったみたいで、ごめんね?」

真姫「気にしてないわ…」
真姫「それに、私も…」
真姫「た、楽しかったし?」

ことり「ふふっ。真姫ちゃん大好きっ♡」ギュッ

真姫「ちょ、ちょっとことり…///」

ことり「今日はこのままで寝ます♪」

真姫「え、ちょっと…本気?」

ことり「真姫ちゃんは、イヤ…?」ウルウル

真姫「も、もう…今日だけだからね…」

ことり「ありがとう、真姫ちゃん♪」

真姫「お、おやすみ!」

ことり「おやすみなさ~い。」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 06:12:47.60


数日後

@廊下

海未「おや、真姫。」
海未「あれから、成果はどうですか?」

真姫「そうね…」
真姫「少しずつだけど、マシにはなった…のかな。」

海未「ふふっ。ええ、そのようですね。」

海未「今日も、ことりの家ですか?」

真姫「ええ、私の練習がてら、衣装作りの手伝いね。」

海未「そうですか…」

真姫「ことりって…すごいのね。」

真姫「ちゃんと宿題もして、私にも付き合ってくれて。」
真姫「それなのに、衣装つくってバイトもして…」

真姫「あんなに頑張ってるのを見ると。」
真姫「頭があがらないわ。」

海未「ええ、そうですね…」
海未「いつも普通にしてますけど。」
海未「ことりほどの努力家はそういないですよ。」

海未「では、私はこれで失礼します。」

真姫「ええ、またね。」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 06:16:54.79


真姫「…ふふっ。」
真姫(いつのまにか、喋れるようになってきてる。)
真姫(ことりのおかげね。)

真姫(いつか、恩返ししなくっちゃ♪)
真姫(それに…)

真姫「……あれ、ことりと…穂乃果?」

………………

穂乃果「へえ~。真姫ちゃん、素直になってきたんだ!」

ことり「うん♪いま、二人で衣装作ってるんだよ♪」

穂乃果「いつの間に仲良くなって…このこのっ。」
ことり「く、くすぐったいよ穂乃果ちゃん…」

穂乃果「…でも、穂乃果の事も忘れないでね?」

ことり「もちろん♪」

穂乃果「ことりちゃん、大好きっ♡」ギューッ

ことり「穂乃果ちゃぁん…」



穂乃果「…あれっ?真姫ちゃんだ!」
穂乃果「おーい!真姫ちゃーん!!」


真姫「…」スッ


穂乃果「あれ?気づかなかったのかな?」

ことり(真姫ちゃん…?)


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 06:20:45.47


…………………………

ことり「真姫ちゃ~ん!」

真姫「!…」

ことり「さっき、穂乃果ちゃん呼んでたの気づいた?」

真姫「…いいえ。」

ことり「…真姫ちゃん?」


真姫「今日…行くのやめておくわ。」

ことり「え…?」

ことり「どうして?」
ことり「ことり、何かしちゃった…?」ウルッ

ことり「ねえ、真姫ちゃ「いい加減にして!!」

ことり「真姫ちゃん…?」

真姫「もう、練習はこれで終わり。」
真姫「今までありがとう。」


ことり「…どうして!?どうしてそんなこと言うの!?」

真姫「ことりなんて…」


真姫「ことりなんて、大っ嫌い!」タッ


ことり「まき…ちゃん…」グスッ…


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 06:24:04.23


次の日

ことり「!あ…真姫ちゃん…」


真姫「…」スッ…


海未「真姫…」


…………………

海未「真姫!」

真姫「…海未。」

海未「どうしたのですか?」

真姫「なにがよ…」

海未「ことりとの事です!!」

真姫「何だって良いでしょ…」

海未「よくありません、真姫。」

真姫「もう、ほっといてよ!!」ダッ





海未「真姫、何があったんですか…」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 06:28:43.92


ことり's house

ことり「真姫ちゃん…」ウルッ

ガチャッ…


理事長「ことり…何かあったの?」

ことり「お母さん…」

…………………

理事長「そう…そんな事が…」

ことり「ことりには、なんで真姫ちゃんが怒ったのか分からなくて…」

理事長「そうね…」
理事長「もしかしたら、ことりが悪いのかもしれない。」
理事長「西木野さんが原因かもしれないけどね。」

理事長「…でもね、ことり。」

理事長「人生の先輩として言っておくけど。」

理事長「本来素直じゃない人からしたら…」
理事長「『嫌いじゃない』は最高の愛情表現なのよ?」

ことり「お母さん…」


『べっ別に…嫌いじゃないわ。』


ことり「…!」
ことり「お母さん、ありがとう!」タタッ

理事長「ええ、頑張りなさい。」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 06:37:59.74


@真姫's room

真姫「…」

コンコン

真姫ママ「真姫、入るわよ。」

ガチャッ

真姫「ママ…なに?」

真姫ママ「最近、あんなに楽しそうだったのに…」
真姫ママ「何があったの?」

真姫「友達と…けんか。」

真姫ママ「それは、友達が悪いの?」

真姫「…」

真姫ママ「もう少し、貴女は素直に…」

真姫「素直って何よ!」
真姫「こんな性格じゃ無理よ!!」
真姫「簡単にごめんなさいなんて言える訳ないじゃない!!」
真姫「全部この性格のせいよ!!」



真姫「もう…ほっといてよ。」






38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 06:46:08.33


真姫ママ「…じゃあ、そんな貴女をμ'sのみんなは放っておいたの?」
真姫ママ「貴女がパパにスクールアイドルをやめさせられそうになった時」
真姫ママ「あの子たちは何をしてくれた?」

真姫「…」

真姫ママ「貴女のそれは、ただ逃げてるだけよ。」

真姫「…」
真姫「でも…面と向かってなんて言えないわよ。」

真姫ママ「貴女にとって、気持ちを伝える方法はそれだけ?」
真姫ママ「自分に何が出来るのか。」
真姫ママ「真姫が何をしたいのか。」
真姫ママ「もう一度、よく考えてみなさい?」

真姫「…」

真姫ママ「クスッ…今日のご飯はトマトリゾットよ。」
真姫ママ「待ってるからね。」

ガチャッ



真姫「…」

真姫「…!」


カチャッ

pipipi…


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 06:52:05.28


@ことり's room

ことり「とりあえず、真姫ちゃんにメール…」

ウワサーノチョコレートオーイシー

ことり「ひゃあっ!?」

ことり「真姫ちゃんからメール…?」



============
From:真姫ちゃん
To:ことり
------------------------
明日、放課後音楽室に来て







============

ことり「真姫ちゃん…」


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 07:00:29.10


翌日

@音楽室

ガラッ…

ことり「真姫ちゃん…」

真姫「座って?」

ことり「うん…」

真姫「…」

ことり「…」

ことり「あ、あの、真姫ちゃ「ことり…」

真姫「この間は、ごめんなさい。」
真姫「いろいろ、伝えたい事はあるのだけれど…」

真姫「今の私じゃ、素直にまだ言えないの。」
真姫「だから…この歌を、聞いてほしいの。」

ことり「うた…?」

真姫「ええ…カバーソングだけど…」

真姫「私の想いを、歌に込めたから。」


ことり「はいっ。」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 07:08:50.87


キィ…

パタン

真姫「…」

真姫「すぅ…」



僕は知ってるよ ちゃんとみてるよ
頑張ってる君のこと
ずっと守ってあげるから
君のために歌おう

当たり前と言うけど
当たり前じゃない
頑張ってる君のこと
ちゃんと分かってあげたいから
君のためのラブソング


真姫(ちゃんと…届いてくれるかしら?)
真姫(今はまだ、口では言えないけれど…)
真姫(お願い…)
真姫(ことりに、届いて…)


たまにはけんかもしちゃうけど
すぐに泣いちゃう君だけど


ことり(真姫ちゃん…)



幸せって意味を教えてくれた
君に感謝したいから
ちょっとてれくさいけれど
君のために歌おう

この広い世界で君に会えたなんて
奇跡だと思うのさ
ずっと大切にしたいから
君のためのラブソング


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 07:16:51.95


真姫(ことり…笑ってる)
真姫(私の気持ち…)
真姫(本当の気持ちを、知ってほしい)




たまには会えない日もあるけど
寂しがりやの君だけど



ことり(真姫ちゃん)
ことり(ちゃんと…伝わってるよ?)





僕は知ってるよ ちゃんとみてるよ
頑張ってる君のこと
ずっと守ってあげるから
君のために歌おう

僕も君もいつか老いていくだろう
おじいちゃんおばあちゃんになっても
ずっと守ってあげたいから
君のためのラブソング


真姫「君のために歌おう~♪」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 07:22:35.58


カタンッ…


ことり「真姫ちゃん…」

真姫「…ことり。」

真姫「私に付き合ってくれて、ありがとう。」
真姫「素直になれたかは微妙だけど…」
真姫「何よりも、あたたかい気持ちになれた。」

ことり「…」ウルッ

真姫「…」

真姫「私ね?このままの自分でもいいかなって。」
真姫「そう…思うようになったの。」

ことり「え…?」

真姫「だって、世界に一人だけ。」
真姫「私のことをちゃんと見てくれる人がいたら。」
真姫「このままでも…十分かなって。」

ことり「…」

真姫「…私には、この方が合ってる気がするわ。」

真姫「だから…これは、素直になれない私が。」
真姫「たった一つ、素直に言えること。」








真姫「アナタが好きよ、ことり。」


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 07:32:31.13


ことり「え…?」

真姫「…もともとは。」
真姫「アナタにこの想いを伝えたくて、希に相談したんだけれど。」

真姫「…まさか、伝えたい人に教えてもらうなんて。」
真姫「思ってもみなかったわ。」クスクス


真姫「…だけど、これで良かったのかもしれない。」
真姫「近くで見ることりは、思ってたよりも。」
真姫「いいえ、思ってた以上に、魅力的だったから。」
真姫「あのときの告白は予想外だったけどね。」クスッ



真姫「…大好きよ、ことり。」
真姫「手を取っては…もらえないかしら?」スッ




ことり「ことりは…」
ことり「ことりは、好きでもない人のことで悩んだりなんかしません!」
ことり「好きでもない人とくっついて寝たりしません!」

ことり「返事は…『はい』以外ありえません!!」ギュッ


真姫「ことり…」


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 07:38:59.30


ガラァッ

「うわっ、ちょっと…」

ガシャンッ…



真姫「…どういうこと?」イラッ

にこ「…に、にっこにっこにー♪」

真姫「はあ…全部聞かれてたのね…」

海未「すみません、真姫。」
海未「止めたのですが…」

絵里「何言ってるのよ、海未。」
絵里「貴女が一番そわそわしてたくせに…」

海未「え、絵里!!」


真姫「全く…これじゃあ台無しじゃない…」

ことり「えへへ…///」


凛「ねーねー真姫ちゃん!」
凛「さっきの曲、凛たちにも教えてほしいにゃー!」

穂乃果「うん!すっごい良かった!!」
穂乃果「やっぱり真姫ちゃんの歌はうまいよ!!」

真姫「穂乃果…」


希「まーまー真姫ちゃん?」
希「上手いこといったやん?」

真姫「ま、まあね…」


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 07:43:11.10


にこ「ねえ、真姫ちゃん。」

真姫「なあに、にこちゃん?」

にこ「アンタさっき、世界に一人だけ自分を分かってくれたら良いって言ってたけど…」

にこ「ここにいるみんなは、そのつもりみたいよ?」

真姫「え…」
真姫「みんな…」

穂乃果「そうだよ、真姫ちゃん!」
穂乃果「穂乃果たちみんな、真姫ちゃんのこと大好きなんだから!!」
穂乃果「ね?海未ちゃん♪」

海未「そうですね…」
海未「どうやら、そうみたいですよ、真姫?」

真姫「穂乃果…海未…」グスッ

花陽「ま、真姫ちゃん!?」

真姫「大丈夫よ、花陽…」
真姫「そうね…私も。」
真姫「みんなのことは…」



真姫「嫌いじゃないわ。」


ことり「真姫ちゃん…」クスッ

ことり(この言葉の秘密は、ことりだけの物なのです♪)
ことり(真姫ちゃん、だぁ~いすきっ♡)



おわり。


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/11/28(金) 07:48:34.22


おつ!










オンラインカジノ楽勝すぐるwwww【PR】
自宅警備員が大金を手に入れる方法www【PR】
このギャンブルを初めて人生が変わった件wwww【PR】
マジで2日で157万ってカイジの世界だなwwww【PR】

P「へー、あずささんのミルクか」