映画などの字幕翻訳家として有名な戸田奈津子(78才)さんが、左目を失明していたことが

わかりました。

画像:【戸田奈津子】
戸田奈津子
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141209-00000025-dal-ent.view-000

9日、情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ系)の取材で明かされたもの。

戸田さんは58才のとき、「加齢黄斑変性」という病気にかかっていると医師に診断されました。

この病気は網膜の中心にある黄斑に異常が生じ、ゆがむ・暗く見えるなどの症状が起こり、一度かかる

と治らないという病気。

70才ぐらいからはこの症状がかなり厳しくなってきたとのこと。

そして、現在は・・

片目つぶるとあなた(取材者)、真っ黒け。焦点にしているところが見えないの
「今はそんなに詰めて仕事はしていません。字が読めないのはとても不便。
距離感がないからよく階段から落ちるし…」

左目を失明してからは仕事のペースを月1本に落としながらも

「楽しい仕事だし、好きで選んだのだから」

とできる限り、仕事はし続けていくと話しました。

戸田奈津子 プロフィール
「字幕の女王」の異名を持つ。
お茶の水女子大学付属高等学校を経て、津田塾大学英文科卒業。
映画翻訳家協会元会長。第1回淀川長治賞受賞。
40才を越えてから本格的に数々の著名映画字幕を担当し、ハリウッドスターとも親交がある。

■字幕作品例(一部抜粋)
地獄の黙示録
タイタニック(1997年)
スター・ウォーズ(新3部作)
ターミネーター2(1991年)
E.T.※吹き替え翻訳も担当
ゴーストバスターズ
トッツィー
バック・トゥ・ザ・フューチャー
インディ・ジョーンズ
ダンス・ウィズ・ウルブズ
シンドラーのリスト
フォレスト・ガンプ
アルマゲドン
シカゴ
パイレーツ・オブ・カリビアン
ホーム・アローン(1990年)
シザーハンズ(1990年)
ブリジット・ジョーンズの日記(2001年)
ハリー・ポッターシリーズ(2001年~)
エアフォース・ワン(1997年)
セブン・イヤーズ・イン・チベット(1996年)
評決のとき(1996年)
ベイブ(1995年)
アポロ13(1995年)
マディソン郡の橋(1995年)
今そこにある危機(1994年)
スピード(1994年)
ジャングル・ブック(1994年)
ジュラシック・パーク(1993年)
ショート・サーキット(1986年)
ショート・サーキット2 がんばれ!ジョニー5(1988年)
M:i:III(2006年)
ワールド・トレード・センター(2006年)
ダイ・ハード4.0(2007年)
ボーン・アルティメイタム(2007年)
ナイト ミュージアム(2007年)
007 オクトパシー(1983年)~007 スカイフォール(2012年)
(※007シリーズの翻訳としては、最多10作目)
グレムリン※吹き替え翻訳も担当
アバター(2009年)
ラブリーボーン(2010年)
バトルシップ(2012年)
キャプテン・フィリップス(2013年)


片目の視力を失いながらも生涯現役を貫こうという姿勢は、本当にすごいですね。