尾形光琳300年忌記念として静岡のMOA美術館で「燕子花と紅白梅 光琳アート 光琳と現代美術」が2015年2月4日(水)~3月3日(火)、根津美術館で「燕子花と紅白梅 -光琳デザインの秘密-」が2015年4月18日(土)~5月17日(日)の期間に尾形光琳の筆になる2点の国宝「燕子花図屏風」と「紅白梅図屏風」が展示されます。根津美術館蔵の国宝「燕子花屏風」とMOA美術館蔵の国宝「紅白梅図屏風」を同時に展示するということはどちらの展示も同じなのですが、周辺の展示に関してはアプローチ方法がことなります。
MOA美術館ではこの2作の他に菱田春草さん、下村観山さん、加山又造さんの光琳の芸術性を取り入れた作品や、村上隆さんや会田誠さん、杉本博司さんなどの現代美術の作品も展示することで光琳アートの系譜を概観します。会田誠さんの「美しい旗」や福田美蘭さんの「風神雷神図」が展示されます。根津美術館では光琳のデザイン性に着目し紐解くべく関連の作品が展示されます。
2つの作品が同時に展示されるのは昭和34年に根津美術館で行われた展覧会「琳派展」56年以来だそうです。是非この機会に。
期間:2015年2月4日(水)~3月3日(火)
場所:静岡のMOA美術館
期間:2015年4月18日(土)~5月17日(日)
場所:根津美術館
もっと知りたい尾形光琳―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション) 仲町 啓子 東京美術 |
光琳デザイン MOA美術館 淡交社 |