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トランセンドが256GB版SDXCカード発表。MLCチップ採用、リード95MB/秒・ライト60MB/秒で289ドル - Engadget Japanese

大手メモリーメーカーである台湾トランセンドが、容量256GBのSDXCカード『TS256SDU3』を発表しました。大容量化が進むSDカードですが、256GB版ともなると日本ではSanDiskをはじめ、片手で数えられるメーカーしか発売していない容量です。また、リードが最高95MB/秒、ライトが最高60MB/秒と比較的高速なことも特徴。

日本での発売は2015年1月中旬で、価格はオープン。ただし米国では289ドルと発表されています。既発売の128GB版が109ドルで、日本での実売価格が1万2000円台であることから換算すると、実売価格は3万2000円から4万円前後ではないでしょうか。




速度面での特徴としては、使用する機器がUHS-I仕様に対応していればとの条件付きですが、リード、ライト速度が最低30MB/秒以上である点を保証するUHS-Iスピードクラス3(U3)にも対応する点も挙げられます。

U3は悪条件下でも30MB/秒の記録速度が確保できることから、連続した高ビットレートの記録が必要となる4K動画の記録にはほぼ必須ともいえる仕様。実際にトランセンド側では、容量的な余裕と合わせて、4K動画記録対応を強くアピールしています(上の写真は公式ページにあるイメージです)。

なお、UHS-I非対応の機器に対しては(半ば当然ですが)、最低リード、ライト速度が10MB/秒以上となるSDスピードクラス10に対応します。

また米国向けリリースでは、フラッシュメモリはMLC(1セルあたり2ビット記録)チップの採用が明示されている点にも注目できるでしょう。SDカードでも比較的低価格な製品では、大容量化に有利ながら速度面や信頼性では不利なTLC(1セルあたり3ビット記録)チップを採用する製品がありますが、本製品はMLCチップのため、信頼性や速度に優れるというアピールになります。


また、隠れた特徴はトランセンド製らしいコストパフォーマンス。ライバルとなりそうな大手メーカー製で店頭販売されている同容量の製品を見ると、SanDisk製品がリード最高95MB/秒、ライト最高90MB/秒と高速なものの実売10万円超え。グリーンハウスの製品は実売4万円前後ですが、速度がリード最高78MB/秒、ライト最高50MB/秒と若干遅めといった情勢です。

こうした点から、本製品は価格と速度のバランスに優れた製品となる気配は十分にありそうな気配。大容量SDXCカードの市場を広げそうな点も合わせて、注目できる製品となりそうです。
トランセンドが256GB版SDXCカード発表。MLCチップ採用、リード95MB/秒・ライト60MB/秒で289ドル

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