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SS速報 : 女「私を泊めて！」

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女「私を泊めて！」

女「私を泊めて！」

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Ｐ「プロデューサーグッズ始めました…」

1：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 15:37:21.14

男「ただいま。疲れた。お袋今日は飯食べ……置き手紙があるぞ。(１ヶ月旅行に行ってきます)」

prrrrprrrr

男「……お袋から。もしもし旅行って」

母「ごめんね～。本当は男も連れてこうかと思ったんだけど行かないって言ってたじゃない」

男「そんなこと言ってないぞ」

母「あんた酔ってたからね～」

男「思い出した。……ちゃんと次の日聞き直せよ」

母「だってお父さんが～」

父「お前は家の稼ぎ手だからな。１ヶ月も仕事休んでもらっちゃ困るんだよ」

男「だから勝手に決めるなよ」

母「そういう……」プツン

男「……切れた」

2：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 15:39:00.91

その日の夜

prrrrprrrr

男「家電がなってる。珍しいな」

男「もしもし？」

女「……あ、よかった番号変わってなくて」

男「家電は変えないと思いますが……どちら様ですか？」

女「忘れちゃったの？私よ私」

男「新手の私私詐欺ですか？」

女「違うわよ中学まで一緒だった女よ」

男「なん……だど？」

3：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 15:39:49.66

男(女さんって小、中学とグラスのアイドル的存在だったあの女さん？)

女「もしもし？思い出した？」

男「ああ、ごめん久しぶりだったから」

女「成人式であったじゃない」

男「でもあの時は声かけてくれなかったからてっきり……」

女「うんあの時は恥ずかしくて」

男「なん……だど？」

4：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 15:40:33.07

女「冗談♪」

男「……」

女「と、こんな話をするために電話したんじゃなかった……お願い！何も聞かず私を１ヶ月泊めて！」

男「はい？今なんて？」

5：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 15:43:51.89

女「だから、１ヶ月の間男君の家に泊めて欲しいの」

男「いや、おんな友達の家にしてくれよ。家は無理だよ」

女「おんな友達の家だとバレちゃうし……」

男「えっ？なに？」

女「何でもない！男君しか頼める人いないの！お願い何でもするから」

男(何でもする……だど？いかんいかん相手はグラスのアイドルだったやつだぞ。でも)

男「……わかった。１ヶ月の間だけなら」

女「本当!?ありがとう男君！」

6：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 15:46:53.91

女「あ！男君両親と暮らしてたよね？大丈夫？」

男(今さらかよ)

男「実は両親は俺をおいて旅行に行っちゃったんだ。今日から１ヶ月」

女「そうなの？それじゃなおさらちょうどいいわ！」

男(いやよくないだろ！)

女「今から20分ぐらいで着くから！」

8：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 15:53:16.05

男(女さんってこんなに強引な人だったけ？)

男「そんなことは後だ掃除しなくちゃ！」

男「ゴミは燃えるゴミの日じゃないけど外に捨てて」

男「アニメDVDは……別にエロくないしこの際しょうがない！机にっと」ピンポン
男「きた！」

10：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 15:57:00.19

女「男君～」

男「どうぞ」

女「お邪魔します。本当にごめんなさい急に」

男「いいよ。困った時はお互い様って言うし」

女「ありがとう。男君って本当に優しいね」

男(俺のことちゃんと見てくれてたのか？それはないな)

女「歩いてきたから疲れちゃった。お風呂借りるね」

男「ど、どうぞ」

女「ふふ。覗かないでね」

12：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 16:06:47.93

ピンポン

男「またお客？どうぞ」

隣のおばさん「男君今一人なんだって？夕飯持ってきたわ」

男「わざわざすいません」

おばさん「お母さんも酷いわね。おいて行くなんて」

男「いえ、僕が悪いんです。あ、すいませんこれからは一人大丈夫なんで」

おばさん「そう？困ったら言ってね」

男「ありがとうございます」

15：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 16:11:19.18

女「今のは……」

男「ああ、隣のおばさん。って前、前！」

女「きゃあ！ごめんなさい！」

男(ヤバい三次元の女の裸をマジマジと見てしまった)

20：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 16:18:49.83

女「……ごめんね」タジタジ

男「いや俺こそ」

男(ネグリジェかわいい)フリフリ

男「で、やっぱり理由は教えては……」
女「……両親とカンドウしたの」

男「カンドウ？なんで？」

女「私が独り暮らししたいって言ったら父さんが駄目だって」

女「それで私ついカッとなって……家の親過保護なのよ」

女「私もう２２よ！独り暮らしくらい」

女「でも私が仕事にも就いてないから無理だって」

男「……それは無理だよ」

22：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 16:22:44.58

男(女さんって頭よかったよな？どこでも就職口あると思うけど)

女「お金ならバイトで貯めたお金があるわ！仕事だってすぐに見つかる」

女「……それなのに」

男「わかったよ。でも以外だな」

女「えっ？」

男「女さん頭よかったし、仕事なんて選ぶほどあると思ってたからさ」

女「……」

男「ごめん！この不景気じゃしょうがないよ」

23：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 16:25:29.51

女「あ！これジャンプね」

男(人の話聞いてないよこの人)

女「私ワンピース読んでるよ。こっちはマガジンね。フェアリーテイルなら読んでる。あれって絵似てるよね」

男「あれは同じさry」

女「これは……」

男「!?」

24：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 16:29:41.55

男(ヤバい絶対ドン引きしてる)

男(まぁなんかビッチって感じたしいいや。いちゃもん付けてきたら追い出せば……)

男(って俺はなに考えているだ!)

女「……私他人の趣味にはとやかく言わないわ。でも男君は〇〇は俺の嫁とか言わないよね」

男(おもいっきり差別してるじゃん)

男「い、言わないよ」

女「そっか。あ、男君もお風呂入ってきなよ。大丈夫部屋のものは弄らないから」

25：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 16:31:33.48

男(やっぱり追い出そう)

男(三次元の女なんか信用でかない)

男(しかもニートだし)

女「……♪」トントン

男「……？」

27：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 16:33:59.29

男「なにしてるの？」

女「ごめん！隣のおばさんから貰ったものだけじゃ足りないかなと思って」

男「俺は大丈夫だよ。女さんの分がないから……どうぞ」

女「ごめん」

男(夕飯食べたら帰ってもらおう)

29：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 16:36:04.08

男「ごちそうさま」

女「……」

男「じゃあ俺明日も仕事だからもう寝るから」

女「いっ……て」

男「えっ？」

女「一緒に寝てもいい？」

男「なん……だと？」

30：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 16:37:57.93

男「いやそれは……」

女「やっぱり駄目よね」

男(これは誘ってるのか？やっぱりビッチだな)

女「別にやましいことなんか！」

男「……それ俺の台詞」

31：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 16:39:54.63

男「……いいよ」

女「ありがとう」ぱぁぁ

女「へっ、変なことしないでよね！」

男(天然すぎる)

34：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/09/07(月) 16:41:22.04

チュンチュン

男(結局寝れなかった)

男(今日仕事なのに)

女「……おはよう」

男「おはよう」