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カオスな情報置場:【不定期映画レビュー】第42回 柴崎貴行監督『仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル』


2014年12月13日21:54

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『フューリー』と『インターステラー』の話していい?


『仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル』


監督:柴崎貴行
脚本:三条陸、鋼屋ジン
主演:竹内涼真、佐野岳


http://www.movie-taisen.com/
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評価
★★★★★★★☆☆☆(7/10)



●あらすじ

 ヘルヘイムの森の浸食が沢芽市を襲ってから数か月後。
 オーバーロードから「始まりの男」となった葛葉紘汰の創った星に、侵略者・メガヘクスが現れた。メガヘクスは圧倒的な力で紘汰を破り、地球の侵略へと向かう。沢芽市に降り立ったメガヘクスを食い止めるため、戦極ドライバーを手に呉島光実達は対抗を試みる。
 一方、別の街では、予告状を送り付けてから物を盗み取る怪盗・アルティメットルパンが世間を騒がせていた。
 重加速現象、通称「どんより」を駆使して警察を弄ぶルパンに、警視庁特状課の刑事・泊進ノ介は仮面ライダードライブとなって立ち向かうこととなる。
 

●レビュー


 映画は「神になった葛葉紘汰が鎧を着て鳥と戯れている」というシーンから始まる。

 なんというか、まあ、笑ってしまう。

 そんな紘汰が謎の侵略者・メガヘクスに倒され、舞台は地球・沢芽市へ。
 メガヘクスは紘汰の記憶からスキャンした情報を元に、戦極ドライバーとそれによって戦うロボットを生み出し、そして、戦極凌馬(機械化済)を復活させる。なぜ戦極凌馬が復活できたのか。それはよくわからない。なぜメカ戦極紘汰として復活したのか。それもよくわからない。
 とりあえず、戦極凌馬はメカ戦極凌馬として復活したのである。

 そして、メガヘクスとアーマードライダー達の戦いが始まる。
 メカ戦極をはじめとして笑ってしまうシーンも多いものの、葛葉紘汰なき世界でのヒーローとしての光実の活躍、光実と貴虎の共闘、本編で果たされなかった戦極と孝虎の決着、そして久々の鎧武の面々、と本編を観ていた身としてはなかなか盛り上がれるシーンが多く、なかなか楽しめた。

 一方、「ドライブ」はというと、重加速現象を操る怪盗・アルティメットルパンを泊進ノ介が追ううちに、「ベルトさん」の過去が明らかになり、それに決着をつけていくというストーリーとなっており、「鎧武」とは完全に独立していると言って良い。
 敵が現れ、一度は敗北するが、最後には勝つという非常にオーソドックスな筋書きで、個人的には「可もなく不可もなく」な印象だった。
 この独立したストーリーのエピローグにて、ルパンの一件が解決した進ノ介の前に侵略者・メガヘクスが現れ、進ノ介はその事件解決の為に紘汰と共に戦うという合流方法になっている。沢芽市ってそんなに近かったのかよ。

 映画は3分の1が「鎧武」、3分の1が「ドライブ」、3分の1が「鎧武&ドライブ」といった塩梅になっており、合流後は共闘してのアクションを見せて終わりとなっている。合流してからも、ロイミュード幹部の参戦や駆紋戒斗の活躍など色々と見せ場は多い。

 ただ、ここ数年続く仮面ライダークロスオーバー作品の宿命ともいうべきか、「合流の仕方がテキトー過ぎる」ので、その辺はやっぱり気になってしまった。

 鎧武の本編では紘汰はヒーローの役割を光実に託して地球を去るのに、その完結編となる劇場版で「(仮面ライダードライブを指して)地球はアイツが守ってくれるから大丈夫だろう」というのは、やっぱり、どうなのだろう。モヤッとするのである。


 とはいえ、「ウィザード&鎧武」の時ほどの異形のクロスオーバーでもないので、「鎧武」の外伝としてはオススメ。バロンと斬月を主人公にしたVシネが楽しみになった。

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この記事へのコメント

1. Posted by カオスな名無しさん   2014年12月13日 22:28 ID:VEQagqR20
お前ら隣町かよって位ご近所さんなのは流石にちょっと気になった
でもドライブタイプオレンジが笑えるけど格好良かったので許す
あと良い貴虎THE MOVIEだった
2. Posted by カオスな名無しさん   2014年12月13日 22:36 ID:AYGum1fs0
明日見に行ってきます

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