佐天「結界を張る能力かあ…」
- 2014年12月16日 16:10
- SS、とある魔術の禁書目録
- 21 コメント
- Tweet
佐天「間流結界術って名前らしいよ」
初春「間流?なんですかそれ?」
佐天「うーん、私にもよくわからないんだけど…一応レベル4なんだよね」
初春「白井さんと同じですね」
佐天「まだ使い慣れてないんだけどねーあはは」
初春「何はともあれおめでとうございます」
美琴「あら、佐天さんじゃない。聞いたわよ。レベル4になったのよね?」
白井「おめでとうございますの。努力の成果ですのね」
佐天「あはは、ありがとうございます」
美琴「で、どんな能力なの?」
佐天「んーと、たしか結界を張れたりするらしいです。まだ試したことないんですけど…」
白井「結界…?というと防御系の能力になりますのね」
佐天「はい。一応結界で囲んで押し潰したりとかできるらしいんですけど」
美琴「なにか試してみてくれないかしら?」
佐天「ええー…うまくできるかわからないですけどやってみます」
佐天「まずは物体を指定。包囲!」
初春「?なにも起きてませんね」
佐天「まあまあ見ててよ。次は位置を指定。定礎!」ガガガガ
白井「まわりに四角い線が見えますの!」
佐天「よーし、いい感じ!次は結界を生成!結!」ズサァア
美琴「これ…バリアかなにかなのかしら?」
白井「透明ですわね…」
初春「佐天さんすごいです!結界の向こうの物が触れません!」
佐天さん「へっへーん。よーし最後に。滅!」ボン
白井「あ、結界と一緒に中の物が消えましたの」
佐天「消えたんじゃなくて正確には結界が押し潰したんですけどねー」
美琴「中々すごいじゃない。これなら…黒子!」
白井「はいですの。お姉様どうかなされました?」
美琴「佐天さんと一度戦ってみてはどうかしら?」
初春「御坂さん?それはいきなりすぎませんか?能力身に付いたばかりですし…」
白井「そうですのよお姉さま。仮にもわたくしにはジャッジメントという立場ですので無意味に能力を使うなんてできませんの」
美琴「いいじゃないのそんなの。能力が暴走しないように慣れといた方がいいのよ。ね、佐天さん?」
佐天「私は…色々試せるならそれは嬉しいですよ。ここのところ能力の説明とかばっかりでしたし」
美琴「はい、じゃあ決まり!さ、ここじゃ危ないから移動するわよ」
白井「お姉さま勝手すぎますの!まったくもう…」
初春「佐天さん大丈夫なんですか?白井さんと戦うなんて…」
佐天「んーなんとかなるんじゃないかな。能力の説明はちゃんと聞いたから!大丈夫大丈夫!」
初春「うっわー軽いですねーまあとにかく私たちも行きましょう」
佐天「おー!」
美琴「ここなら大丈夫そうね」
白井「それでは佐天さん、準備はよろしいですの?」
佐天「はい!いつでもどうぞ!」
白井(といってもわたくしの能力はテレポートですのでどう仕掛ければいいのか…)
佐天「とりあえず先手必勝!結!」ズサァア
白井「!囲まれましたの!でも無駄ですわよ」シュン
佐天「やっぱり脱出されたか…」
美琴「まぁそうなるわよね」
初春「佐天さん打つ手なしじゃないんですかね…」
白井「今度はこっちからいきますの!」(適当に打撃戦にもっていけば楽に勝てそうですわね)
佐天「うわ、こっちに来た」
白井「せい!」ビリ
佐天「ぐっ…いったぁ」
白井「気絶するぐらいの力を込めましたのに…」
佐天「私の能力は結界を張れるだけじゃないんですよ」
初春「佐天さんのまわりに…」
美琴「あれ、オーラかしら?」
佐天「絶界っていいます。まだ未完成ですけど単純な物理攻撃ぐらいは防げます」
白井「なるほど、だからわたくしが触れたときに弾かれる感じがしたのですね」
佐天「まあそれでも少しの衝撃はきますけど…これで接近戦は無駄ですよ」
初春「でも佐天さんも攻撃手段がないんじゃ決着はつきませんよね」
佐天「こういう使い方もできるんだよね!結!」ズサァア
白井「くっ」ドン
美琴「結界をぶつけた!?そういう使い方もできるのね…」
白井「応用性が高いですわね。さすがレベル4と認定されただけはありますの」
白井「でももうその攻撃手段は一度見ましたの。二度はくらいませんわ」シュン
佐天「結!」ズサァア
白井「なっ、囲まれましたの」
初春「白井さんの転移先に結界を張ったなんて…」
美琴「どうして黒子が現れる場所がわかったのかしら」
佐天「私の能力の系統は空間支配系能力です」
佐天「ですから白井さんの転移先なんて手に取るようにわかります。相性が悪かったですね」
白井「わたくしの負けですわ」
初春「意外とすごい能力ですね」
美琴「まって、私とも戦ってくれないかしら」
佐天「レベル5の御坂さんとはさすがに…」
美琴「でもレベル5並みの能力じゃない。空間支配なんて聞いたことないわ」
白井「たしかに強かったですわ」
佐天「まあ、そこまでいうなら頑張っちゃおうかなーなんて」
美琴「そうこなくっちゃ」
佐天「手加減はしてくださいよ」
美琴「じゃあ小手調べに!」ビリ
佐天「うわ、結」ズサァア
美琴「このぐらいは防がれるのね…」
佐天(あれ、意外といけるかも…)
佐天「御坂さん、コツが掴めてきました。もう少し強くしてもらっても大丈夫です」
初春「あまり調子にのると痛い目に合いますよ佐天さん」
佐天「だいじょーぶだいじょーぶ」
美琴「それじゃあ遠慮なくいかせてもらうわ」ビリビリビリ
白井「ちょ、佐天さん避ける気ありませんの」
初春「佐天さん!?」
佐天「いったあ…くないんだよなーえへへ」
美琴「電撃が効いてない?ってかすり抜けてる?」
佐天「空身、です。能力を無効化します。まあ、詳しくいうと能力と同調…同化するようなものなんですけどね」
美琴「無効化…。あいつと似てるわね」
初春「ほとんどチートですね」
佐天「違うよ初春。能力で生み出された力は無効化できるんだけど能力で作られたものとかは無効化できないんだ」
美琴「そういうことなら…砂鉄の剣で!」ザァァ
佐天「結!」ズサァア
白井「一度に五重もの結界が!」
佐天「多重結界ってやつですよ。これなら砂鉄でも崩せません」
佐天「ってうわわ」
美琴「甘いわ!」
佐天「くっ、結!」ズサァア
白井「横長の結界を張って砂鉄の嵐から脱出するなんて」
佐天「びっくりした~。もう怒りました。式神!」ポンポン
初春「うわ、佐天さんがいっぱいです」
美琴「分身までできるの!?」
佐天「「「へっへーん、さあいきますよ!」」」
佐天「「「結!」」」ズサァア
美琴「そんな、体が動かない!」
初春「体のある場所に結界を張って移動できなくするとか。ずるいですね。」
白井「なによりあの分身一人一人が能力を使えるなんてかなりやっかいですわ」
美琴「な、めんなあああ!!」ビリビリビリビリ
佐天「あ、式神たちが」パンパンパン
初春「消えましたね」
白井「本体にはダメージはないんですのね。」
美琴「正直見くびってたわ。中々やるじゃない。それなら私もレールガン打たせてもらうわ」
佐天(うっわー本気になっちゃったよどうしようめんどくさいなあ)
佐天「お手柔らかにお願いしますよ~」
佐天さん「結!」ズサァア
初春「今度は多重結界じゃないようですけど大丈夫なんでしょうか… 」
白井「さすがに結界一枚だけは無理があるような気がしますの」
美琴「いっけえ!レールガン!」
白井「佐天さんがいませんの」
初春「どこにいったんですか佐天さん!」
佐天「こっちですよ」
美琴「あんな遠くに…避けられた?いや、でもたしかに当たった感触が」
佐天「いやーびっくりしたー初めて使っちゃったよー」
初春「いったいなにしたんですか?」
佐天「んーわかりやすくいえば空間と空間を繋いで移動したんだよ」
白井「テレポートしたってことですの?」
佐天「結果的にはそうなりますね」
美琴「驚いたわ…まさかテレポートまでできるなんて」
佐天「制御が難しかったので予定とは違う場所に出ちゃいましたけどね」
初春「これ、もうレベル5でもいいんじゃないでしょうか」
白井「そうですわね…もう一度身体検査してみてはどうでしょうか」
佐天「いっや~それが意外と弱点があるんですよね~」
佐天「白井さんみたいに相手の場所がわからないと攻撃できませんし」
佐天「空身は相手の能力に直接か結界で触れるかしないと発動できませんし」
佐天「他にも結界張るのにも距離に限界があったり」
佐天「なにより滅は危なすぎて使えませんよ」
美琴「たしかに制限は色々あるわね」
白井「それにしても応用力の高さに驚きましたの」
佐天「まあ、とにかくもう色々と試したのでこれからどこか行きませんか?私お腹減っちゃって」
初春「私もですー朝からジャッジメントの仕事でなにも食べてません」グッタリ
美琴「そうね…じゃあファミレス行きましょうか」
白井「いいですわね!わたくしパフェが食べたいですの」
白
コメント一覧
-
- 2014年12月16日 16:33
- ぜったい誰か死ぬと思ったのに
-
- 2014年12月16日 16:44
- え?なにこれ?
-
- 2014年12月16日 16:53
- 結界師懐かしいな!
-
- 2014年12月16日 16:55
- 別に悪くないのに後ろ向きすぎるだろ・・・
-
- 2014年12月16日 17:19
- もっと続くかと思ったのに
-
- 2014年12月16日 17:59
- 人間は肉体という名の器があるから滅茶苦茶力込めないと滅せないらしいよ
-
- 2014年12月16日 18:02
- ヤッバイ森に誘われ今宵もSHOW TIME!(あやかしNIGHT!)
-
- 2014年12月16日 18:25
- 佐天SSはだいたいここからで良し悪し分かれるという印象。
ここで切るのも有りだと思う
-
- 2014年12月16日 18:43
- ※6 実体があるものは妖よりは潰しづらいけどやろうと思えば普通にやれるレベルだった気がする
-
- 2014年12月16日 18:54
- ありがちな佐天さん無双だから本スレでは叩かれたのかな
個人的に結界師ネタってだけで手放しで嬉しいんだけど
-
- 2014年12月16日 19:08
- 空身にそんな制限あったか?
-
- 2014年12月16日 19:31
- 結界を細くして突き刺すとかいう発想
-
- 2014年12月16日 19:36
- 田中イエロウが女性作家さって知った時の衝撃ったら
-
- 2014年12月16日 21:09
- ※13 mjdk
-
- 2014年12月16日 21:22
- ※13
田辺な
てかどう見ても女性作家の絵と話だろ
-
- 2014年12月16日 21:55
- ここから調子にのってバッドエンドになるのが佐天節だろうに
-
- 2014年12月16日 22:04
- あれ?一方通行にケンカ売らなくていいの?
-
- 2014年12月16日 23:06
- 結界師好きな人多くてうれC
-
- 2014年12月16日 23:49
- ここから一方通行とか倒して上条さんの出番だろうに
-
- 2014年12月16日 23:58
- 田辺イエロウは王道の少年漫画が描けないタイプの女性作家なのに
師匠が藤田和日郎というアンバランスな育成の果てに誕生したのが結界師という漫画
サンデー編集の失敗の一例だと思う。
ヒロイン一つみても編集の言いなりで作って全く人気でない上、作者も情熱注げなかった
-
- 2014年12月17日 00:02
- こっから調子乗ったり、コメディしたりするのがお約束なのに
スポンサードリンク
ウイークリーランキング
最新記事
アンテナサイト
新着コメント
QRコード
スポンサードリンク