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任天堂、次のハードにドーナツ型の穴あきディスプレイ採用?シャープが自由形状液晶を供給 - Engadget Japanese


共同通信ほかの報道によると、任天堂は今後販売する新製品にシャープのフリーフォームディスプレイを採用する見込みとのこと。

シャープが今年6月に発表したフリーフォームディスプレイは、円や曲線など自由に成形できる液晶ディスプレイ。任天堂は円どころか中央に穴を開けたドーナツ型も「検討している」と伝えられています。


フリーフォームディスプレイは、従来は液晶パネルの縁に配置していた駆動回路(ゲートドライバ)を画素内に分散配置し、また信号線を内側から外側(画面の縁側)に向けて駆動することで、自由な形状を実現する液晶ディスプレイ。

シャープでは自動車のインパネ向けなどを用途として挙げていましたが、「詳しい筋」ソースによれば任天堂はフリーフォームディスプレイの最初の顧客となる見込みであり、もし事実ならば初の採用製品は任天堂製ハードウェアになる可能性があります。

ここで問題なのは、自由形状液晶ディスプレイを採用する「任天堂製品」が一体何になるのか。現在のニンテンドー3DSにかわる新ゲーム機は当然考えられるところですが、任天堂は花札時代から扱ってきた「娯楽」の新たな定義として「人々のクオリティ・オブ・ライフを楽しく向上させるもの」を掲げ、伝統的なゲーム以外の事業にも任天堂の娯楽のノウハウを拡大することを経営方針としています。

その第一弾、健康分野での取り組みとして予告済みなのは、「睡眠と疲労の見える化」製品。それも最近流行りのリストバンドなどウェアラブルデバイスではなく、身につけず、体に触れることもなく、自発的な操作も待ち時間もなく特殊な設置も不要、という「5つのNonセンシング」を実現するデバイスである、とされています。



何が何やら分かりませんが、具体的にはマイクロ波による非接触センサを使い、ベッドサイドや枕元にただ置くだけの製品になることがすでに明かされています。(ここまでの説明で「なるほどそれならドーナツ型液晶しかないな!」と納得した人がいたらぜひ理由を教えてください。)

任天堂はこのQOL向上事業について、来期(~2016年3月末)までに開始しさらに次の年に収益化する予定を示しています。一方、シャープは自由形状ディスプレイについて早期の量産化を目指すとしているものの、具体的な時期は公表しておらず、2016年開始になるとも言われています。

この場合は自由形状ディスプレイが採用されるのは、2015年中には発売になるであろう「ノンウェアラブル」ではなく、やはり新型ゲーム機になるか、あるいはさらに別のハードウェア製品になる可能性もあります。もし仮にゲーム機に採用されるならば、ニンテンドーDSの発売前にゲームファンを困惑させた「二画面......??」の再来になるかもしれません。




任天堂、次のハードにドーナツ型の穴あきディスプレイ採用?シャープが自由形状液晶を供給

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