理化学研究所小保方晴子(おぼかたはるこ 31才)氏が退職することが発表されました。

画像:【小保方晴子】
小保方晴子
http://news.livedoor.com/article/image_detail/8736221/?img_id=6383303

19日に開かれた記者会見。

理研検証実験チームの相沢慎一リーダー、丹羽仁史副リーダーらが出席し、小保方氏は体調不良を理由に

欠席しました。

理研は

「小保方氏から退職願が申し出され、認めた。21日付けで退職する」
「STAP細胞の作製は確認できず、実験は打ち切る」

と明かしました。

検証実験ではごく少数の細胞で発光現象がみられただけでSTAP細胞の作製は確認できず、当初のSTAP

細胞発表論文で書かれた万能性を示す特殊なマウス=キメラマウスも生まれませんでした。

また以前、200回以上STAP細胞作製に成功したと主張していたものの、 実証実験では48回に渡って作製

を試みて、全て失敗したとのことです。

相沢リーダーは打ち切りの理由を

「STAP細胞がないからやめるのではなく、これ以上の実験は検証実験チームの範囲を超えると考えられ、実験を終了することにした」

と説明しています。

また欠席した小保方氏から、マスコミ宛てのメッセージも届けられました。

どのような状況下であっても必ず十分な結果をと思い必死に過ごした3か月でした。
予想をはるかに超えた制約の中での作業となり、細かな条件を検討できなかった事などが悔やまれますが、与えられた環境の中では魂の限界まで取り組み、今はただ疲れ切り、このような結果に留まってしまったことに大変困惑しております。

私の未熟さゆえに論文発表・撤回に際し、理化学研究所を始め多くの皆様にご迷惑をおかけしてしまったことの責任を痛感しておりお詫びの言葉もありません。
検証終了を以て退職願を提出させていただきました。
最後になりますが本検証実験にあたり検証チームの皆様はじめ、ご支援・応援してくださった方々に心より御礼申し上げます。

2014年12月19日 小保方 晴子

理研の野依良治理事長によるメッセージは次の通り。

STAP論文が公表されてからこの 10ヶ月間余り、小保方晴子氏にはさまざまな心労が重なってきたことと思います。このたび退職願が提出されましたが、これ以上心の負担が増すことを懸念し、本人の意志を尊重することとしました。

前途ある若者なので、前向きに新しい人生を歩まれることを期待しています。

退職は致し方ないことですが、上司はこの騒動で自殺していますし、何だかスッキリしないですね・・

ただこの不正問題をきっかけとして、大学教授などの論文不正調査に繋がったことは思わぬ効果でした。