RSS速報
イタリア・ヴェンゾーネ村の人々はミイラとなった自分たちの先祖の姿を見て首を傾げている。大聖堂に眠るこの故人の遺体は、数百年という長い年月を経ても全く朽ちていないのだ。この完璧なまでのミイラ化を行う手法はつい最近まで謎だったようだが、近年やっとその技術の片鱗が見えて来たそうだ。
スポンサードリンク
数百年にわたり、ヴェンゾーネの人々は村の大聖堂に自身の死後の身体を任せていた。1647年、大聖堂のリフォームが行われたとき、村人達は最も古い40体のミイラを発見した。完璧な状態で保存されていたミイラに、村人たちは驚きを隠せなかったという。
その翌年から、ミイラは村の観光名物となった。歴史によると、かのナポレオンもこのミイラたちを見にヴェンゾーネの村に来たと言う。また、 最愛の人を失った村人は、数年おきに自身の伴侶と再会する為にミイラを見に来ていたという言い伝えもある。
これまで、なぜこの村のミイラが完璧な姿で残っているのかは謎だったが、近代科学技術により、その謎が解明されつつある。
カルプリット(Hypha tombicina)と呼ばれる菌糸がミイラに寄生し、ミイラの肉体が朽ちるよりも早い速度で、体中の水分を蒸発させる。これにより完全なミイラが出来上がるのだという。大聖堂の室温や湿度などの要因もあり、遺体を養分としてカルプリットが成長するのにちょうどよかったのだろう。
via:viralnov・原文翻訳:riki7119
die Mumien von Venzone
▼あわせて読みたい
いったいなぜ?ガラスの棺に眠る美少女ミイラ、ロザリアちゃんがまばたきをする瞬間をとらえた映像
10のミイラに隠された驚愕の真実 (閲覧注意)
天井裏から18世紀の猫のミイラが発見される(イギリス)
日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルのミイラが10年ぶりに一般公開される(インド・ミイラ注意)
LIFE誌で特集された世界の驚くべきミイラ23枚の画像
ツイートする
シェアする
この記事をシェア :
「画像」カテゴリの最新記事
「歴史・文化」カテゴリの最新記事
この記事をシェア :
人気記事
最新週間ランキング
1位 2582 points | すっきりしましたもん!サモエド犬の毛ぞりシーンを早回しで | |
2位 2313 points | ロシアの野生に生きるキツネたちを余すところなくとらえた写真 | |
3位 1815 points | パラレルワールドは実在する?量子力学が説明する新理論(米研究) | |
4位 1801 points | アメリカンヒーローたちの服装を16世紀ヨーロッパのルネッサンス調で | |
5位 1463 points | 近未来、人類を苦しめるであろうサイバーな10の病 |
スポンサードリンク
コメント
1. 匿名処理班
なぜ半裸なのか…
2. 匿名処理班
チーズみたい(?
3. 匿名処理班
アラレちゃんのよーに 棒でツンツンするんだもんな…
4. 匿名処理班
ずば抜けて背が高いミイラが気になる
5. 匿名処理班
こんな姿で残されるくらいなら、さっさと燃やして土に還して欲しいと私は願う
6. 匿名処理班
サムネというかトップの画像が
おばあちゃん「しゃんとしなさい!」
ミイラ「う、うん・・・でも」
って感じで和む
7. 匿名処理班
腰回りの布が、お風呂上がりみたい。
8. 匿名処理班
不思議と、あんまり怖い感じはしないね
9. 匿名処理班
スルメって重曹の入った水につけておくと元に戻るらしいね。
10. 匿名処理班
ヨーロッパって異常にミイラすきだよな。なんであんなに拘るのかよく分からないけど、やたらとミイラに沸き立つ。解剖ショーとか、砕いて薬にしたりとか。他の地域でもそれなりにやるけど、わざわざ輸入したりしてヤるほどではないからな。
11. 匿名処理班
スゲエ
それしか言えねえ
12. 匿名処理班
自分的には、生きてた人が遺体になったときの、生命活動のなくなった姿にはすごい喪失感を覚えたものだが(身体はここにあるが、もうその人はいなくなってしまったというような)。
それでも身体が必要な人がいるんだな……
愛おしそうに寄り添っているもんだ。