小学校の遊び場に設置された鉄棒から転倒し、死亡した女子中学生の両親が、

学校側を相手取って裁判を起こしました。

画像:【鉄棒】
鉄棒
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19日に報じられたもの。

先月18日の土曜日、女子中学生は岡山県倉敷市内の小学校に友人3人と入り込み、鉄棒の上に乗って

遊んでいたところ足を踏み外し、鉄柱から飛び出ていた約2センチのボルトに胸を強く打ち、死亡しました。

画像:【問題の鉄棒とボルト】
問題の鉄棒とボルト
NHK

この事故で両親は、学校側がボルトにゴム製キャップをするなどの安全策を講じていなかったとして、損害

賠償約1億円を求めて提訴。

両親の代理人をつとめる弁護士は

「鉄棒の支柱からボルトが飛び出ているのは危険な状態だと思う。
安全管理が本当に適切だったのか司法の判断を問いたい」

と話しています。

一方、倉敷市教育委員会は

「これまで事故もなく点検も定期的に行っていて安全管理に問題はないと考えている。
詳しいことは訴状がないのでコメントできない」

と反論しています。

中学生が小学校の敷地に入って遊んでいたり、鉄棒の上に乗るなど過失とみられる面もありますが、

飛び出たボルトと安全性の関係がどう評価されるのかがポイントです。